2014年春、反日後の北京はどうなった?

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「士別三日 即更刮目相待」日本語に訳すと「男子三日会わざれば、刮目して見よ」になる。この1年で北京にいったい何が起こったのだろう。目に入ってくる景色は変わらないが、聞こえて来る音や、そこにいる人たちがまったく違って見える。そんなことが本当にあるのだろうか。

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しかし、現実にあきらかな変化を感じている。目に見える部分で言えば、ファッションとメイクに変化がある。原色好きで派手さを好む北京の人たちが、もっと落ち着いた色に包まれている。人によっては日本人かと思うような雰囲気すらある。

もうひとつあきらかに違うのは彼らの表情だ。とにかくよく笑う。わたしが中国に行くようになった数年前は入国審査官の表情があまりに冷たくて、毎回緊張して、通過していたのに、いまでは「よぷこそ北京へ」という感じすらする。

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万里の長城マラソンでいえば、これまでは道を防ぐ形になってもなかなか道を譲ってくれなかった人たちが、道を譲ってくれる。ただ、なかなか気付かないのは相変わらず。それでもランナーに気づけば、道を開けてくれるし、周りの人にも道を開けてと言ってくれる。

さらには「謝謝」と言えば「不客気(どういたしまして)」と言うのだ。そういう言葉があるのは知っていたが、一般の人が使うのをほとんど聞いたことがなかった。あってもお店の店員さんぐらいだと思っていたが、いまの北京では珍しくもないのかもしれない。

それとは逆に何度か「小鬼子」という言葉を耳にした。これも実はいままで聞いたことがなかった言葉の一つで、あまり良い言葉ではない。日本人を蔑視した言葉だと思ってもらえればいい。中国人の中でも日本を歓迎する人もいれば半日感情を持ち続けている人もいる。それが現状のように感じる。

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わたしが感じたの全員の意思統一が効かなくなっているのではないかということだ。これまで見えない形ではあれ抑圧されてきた人たちが自由な意思を持って行動し始めている。その結果がわたしの感じた大きな変化なのかもしれない。できることなら、中国国民がこのままうまく政府と衝突せずにゆっくりと自由を手にし、北京がさらに魅力的になることを願わずにはいられない。

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