しげ のすべての投稿

秋の万里の長城マラソン(できれば裸足で)完走宣言

P8250031

秋の万里の長城マラソンまであと3日。久しぶりの42.195kmの万里の長城。胸が高鳴ると言いたいところですが、今のところ不安しかありません。

twitterではつぶやきましたが、左足首痛を再発しました。

シューズでだいぶ走れるようになってたから、裸足で気持ちよく走ろうと思って、ちょっとスピードを上げたら、足首に痛み。すぐに治ると思ったら、徐々に痛みが増して前回と全く同じ。

東北・みやぎ復興マラソンは片足で走りましたが、万里の長城はそういうわけにはいきません。両足で足りなくて手を使うぐらいですから。

P5010221

とりあえず、原因はわからないけど症状を推測して、それに対して今おかしい場所をほぐすということをお風呂で1時間した結果、痛みは消えました。これだけでも前回よりも成長。ただ、わたしの推測が正しければ、ちょっと厄介です。

おそらく左足首の捻挫。それも足をくじくようなタイプではなく、足の骨がまっすぐにズレて、それで骨と骨をくっつけている筋が捻挫。これなら痛みの発生した流れも痛いところも説明できます。

で、わたしはほぐしながら、足を元の位置に戻したわけです。すると痛みがなくなったので、推定はほぼ正しいかと思います。本当はお医者さんに診てもらうべきですが、お医者さんだっていつも正しいことを言うわけではないので。

厄介というのは、根本的に治す方法がわからないということです。今回再発したことで、癖になっているのは間違いありません、ちょっとした脱臼のような感じと思ってもらえれば分かりやすいかもしれません。

P5010207

これが起こるのには何らかの理由がありますが、それを解決しなくてはいけません。それがフォームの問題なのか、オーバーワークなのか、どこかの部位の損傷なのかはわかりません。ただ、根本的に治さないと何回も起こるんだろうなと。

ただ、シューズを履いていれば大丈夫なので、おそらく走り方とオーバーワークなのでしょう。

とりあえず、万里の長城はこの状態で走りますが、念のためシューズも持っていきます。わたしにとって裸足じゃない完走に意味はありませんが、リタイヤするというのが一番悲しいこと。

人生で唯一のフルマラソンリタイアが、万里の長城マラソンのラスト裸足チャレンジでしたから、今回はあのときの借りを返さなくてはいけません。それもたくさんの利子を付けて。

P5010193

なので、まずは完走を目指します。

不安要素は日曜日の北京の最高気温が12℃ということ。最低気温は9℃まで持ち直しましたが、天気予報によっては11℃/7℃になっています。そんな基本だと裸足はそもそもNGです。

本来は土曜日が雨マークだったのですが、それが消えただけでもよしとします。

あと帰国の日が思いっきり台風が直撃している時間帯です。帰国できるのか?今回はJALなので対応がしっかりしていることだけを期待します。軽く仕事ができるなら1日くらい帰国が遅れても構いませんし。

P8250087

それはともかく万里の長城マラソンです。

わたしが知る限り、世界で一番過酷なフルマラソンです。きっともっと過酷なレースがあると思いますが、わたしの経験の中ではありません。絶望しか感じられなくなるマラソン。限界の向こう側に行かないと完走できない厳しさ。

ただ、わたしはそれを知っているからまだいいのですが、初めての挑戦の人たちにとっては未体験ゾーンです。自分のことも大事ですが、その人たちをサポートするのもわたしの仕事です。

ただ、今回は全体で20人にも満たないので、ほとんどの部分を中国本部とボランティアさんに委ねます。

P5010480

コース上でできることはしますが、基本的にはわたしも1人のランナー。間違っても優勝を狙いに行くなんてことは言えませんが、フルマラソンは8人ということなので、おそらく完走者は4〜5人くらいでしょう。

なんとかしてそこに食い込むこと。できればフルマラソンを走る5人の日本人全員がゴールにたどり着く。チーム日本として頑張ってこようと思います。

昨年に続き、今年も共産党の党大会と重なって、予定通りの開催ができなかった秋の万里の長城マラソンですが、これで完走者が少なかったら泣くに泣けません。

P5010471

わたしが完走するだけで、完走率が12.5%も上がります。上げなくてはいけません。

大体春と同じコースなんで、完走できなかったら万里の長城仲間にどんな顔されるかわかったものではありません。日本事務局のあいつは実はそこそこすごいんだという威厳を取り戻さなくてはいけません。

いや、そんな威厳最初からなかったんですが…

きっと明日はブログを更新する時間がないので、とりあえず今回の意気込みということで、這いつくばってでも完走してこようと思います。完走できなかったら?そんなことはないので考える必要もありません。

裸足の河童はやれば出来る子ですから。


無我夢中 ~72歳の7大陸マラソン挑戦記~
著者:河本三紀夫、阪本マキ
楽天ブックス:無我夢中 〜72歳の7大陸マラソン挑戦記〜 [ 河本三紀夫 ]

スポンサーリンク

完走メダルを飾るということ、お得から距離を置くということ

P2230014

いまランレコードという商品を販売している会社さんと、一緒にお仕事をしています。何度かこのブログでも紹介しましたので、なんとなく記憶にある人も多いかもしれません。

代表的な商品はメダルバインダーとメダルスタンドです。簡単に言えば、メダルを保管できるのがメダルバインダーで、メダルを飾るのがメダルスタンドです。

メダルバインダーには8個のメダルを収納でき、それを飾ることも出来ます。アルバムのようにたまに開いて、レースを思い出すというような使い方をする人もいるようです。

これをなんとか、たくさんの人に知ってもらいたいという思いで、一緒にどうすれば認知度が上がるのかということを考えています。今のところいい方向に向いています。ただ、もう少し時間がかかりそうです。

P2230023

わたしは一度完走メダルをすべて捨てています。あまりに増えすぎたのもあり、そもそも後ろを振り返らない男なので、過去のことは気にもなりません(いま、めっちゃいいこと書きました)。

冗談はともかく、収集するという習慣がなく、いま手元にある完走メダルもチャリティで集めている団体があるというので、いずれそこに譲るつもりで持っていました。そんなときにランレコードに出会ったわけです。

紹介記事を書いていくうちに、メダルを飾るのってちょっといいかもという意識に変わっています。

そもそもメダルってみんなあまり飾ってないですよね。シューズの空き箱にでも入れて保管しているという人がほとんどだと思います。東京マラソンなんかは飾るグッズがありましたが、かなり高価だったような気がします。

P7120016

そういう公式グッズもいいのですが、もっとシンプルで手軽に完走メダル飾るアイテムがあるといいな。そんな思いから作られたのがランレコードで、メダルスタンドなら1,620円で購入できます。送料は別途かかりますが。

メダルバインダーはメダルスタンド8個分とバインダー代がかかるので、16,200円とややお高いのですが、買う人は数冊まとめて買うこともあるとのこと。みんなメダルの保管に困ってるんだなぁと実感しています。

興味がある人はこちらで購入できるのでチェックしてみてください。

メダルはとりあえず飾ろうという気持ちになりましたが、困っているのはTシャツとタオルです。タオルは困らないやろうと思うかもしれませんが、うちは基本手拭いなので、冬場のお風呂を上がるときに手拭いを使ったあとの念のための水分取りくらいにしか使いません。

PA010303

なので1年に1枚か2枚あれば足ります。完走タオル、今シーズンはすでに2枚…どうすればいいのでしょう?

タオルはまだいいです(よくないけど)。参加賞Tシャツはそろそろなんとかなりませんか?アディダスのイベント取材などでももらえるんですが、つがいのハムスターかと思うくらい増殖します。

最近のはデザインが優れているのはいいんですが、ランニングシャツなんて4枚あれば事足ります。そして普段着ているのはFrank & Morrisのランニングウェアです。

参加賞Tシャツなしで500円引きにならないでしょうか。別に500円欲しいわけではありませんが、もらわないという選択肢があってもいいんじゃないかなと。Tシャツだけ受け取るというようなときは貰わなかったりしてるんですが、じゃあ余ったのはどこに行くのかという…

PA090085

万里の長城マラソンも参加賞Tシャツがあるので、あまり強くは言えませんが。

何かをもらうのはお得という考え方を、できるだけ変えていきたいところです。マラソンとは関係ありませんが、ポイントカードとか、ポイントカードとか、ポイントカードとか。

顧客の囲い込みにはとても重要な役割があるのは分かります。人がやる分には、いいんじゃないかと思います。でも個人的には可能な限りポイントカードのない状態にしたいところです。

だいたいポイントカードがあるところは、価格にそのポイント分が織り込み済みなので、全然お得じゃないということがほとんどなのに、みんな踊らされています。いえ別に、ビックカメラやヨドバシカメラの悪口は言ってません。

815ecfb8be2062886b6071eb480af2ee s

お得になることは人生において必ずしもポジティブになれることではありません。少しでも安く何かを購入したり、割安にサービスを受けられたり。目先の喜びに釣られて大切なもの見落としていませんか?

お得を選ばない。そういう生き方があってもいいと思います。その先にある豊かさにわたしは憧れます。

ただミニマリストっぽく生きようとしていた時期がありましたが、あれとは少し方向性が違います。物が少ないのはいいのですが、ミニマリストはそれが目的になっている気がして。裸足ランニングと同じで、物が少ない生活というのは、手段であって目的ではありません。

自分らしい生き方をするための手段。道具のようなものです。

PA230170

そういう意味ではランレコードのメダルスタンドも道具ですね。飾ることが目的というよりは、飾った先に何があるのかを伝えていかないと、まだまだみんなの心には響かないのかもしれません。

お気に入りのメダルがいつも目に入るところにある生活。この大会に向けて頑張ろうと思えたり。でもいま完走メダルを飾ってる熊本城マラソンは落選しましたが何か?


質素であることは、自由であること
著者:有川 真由美
楽天ブックス:質素であることは,自由であること 世界でいちばん質素なムヒカ前大統領夫人が教えてくれ [ 有川真由美 ]

スポンサーリンク

ランニングシューズのトレンドと速く走れるシューズの特徴

P9300023

ランニングシューズの話が続いてしまうので、別の日に書こうかと思いましたが、気持ちが熱いうちに書くのがマイルール。書きたいときに書かないと、忘れてしまうだけというのはここだけのヒミツ。

ランニングシューズを選ぶときに、何を基準にしていますか?フィット感?フィーリング?デザイン?

その基準は人それぞれですが、実際に走ってみて選んでいるというのはおそらく少数派です。だって、走れる機会なんてそうあるものじゃないですから。クリールのシューズトライアルだって年に1回です。

あとはランステのレンタルシューズを履くしかありません。ランステなんて皇居周りか、大阪城周りくらいにしかありませんよね。

IMG 3399

いきなり話はそれますが、ラフィネランニングスタイル日比谷店では、現在ナイキの大人気シューズ「ズーム フライ」を借りることができます。かなり厳重な扱いをしていますが、他のシューズと同様に110円で借りれます。

ズームフライって16,200円するんですよ。それが110円で借りられるって…100回も履いてもまだまだレンタルのほうがお得です。ラフィネランニングスタイル日比谷店を利用する人はぜひ借りてみてください。

話を戻します。

シューズを選ぶときは結局、勘なんですよね。「これならちゃんと走れそう」っていう。もちろん細身が根本的に合わないとかそういうのはあると思います。つま先が当たるというのも。

でも正しいフィッテイングの仕方を知っている人は、100人いたら1人いるかどうかです。シューズは正しいフィッテイングをすることで本当の力を発揮しますが、ほとんどの人がフィッテイングできません。

ショップでもちゃんとフィッテイングしてくれる人なんて本当に限られています。ですので「合ってる」という感覚のほとんどが幻想です。実際に走ってみたら違和感しかないという経験のある人いると思います。

P9300037

だからシューズ選びは勘なんです。そして勘に影響するのが立ったときの安定性です。履いてみて立ったときに安定している。どことなく落ち着く。そういうシューズはだいたい走れないシューズです。

ランニングシューズにおいて安定性とスピードはトレードオフです。速さを求めると、いらないものはどんどん削っていくしかありません。そうなると走っているときに安定していることが重要になります。

立っているときのことなんて考えません。だから履いた瞬間に気持ち悪さを感じます。アディゼロのsenやブルックスのハイペリオン、ナイキのペガサス。どれもスピードを出せるシューズですが、立ったときのバランスの悪さは驚異的です。

ペガサスはまだ違和感ぐらいですが、おそらくズームフライやヴェイパーフライ4%はもっと気持ち悪いはずです。でも、1kmを4分を切るようなスピードで走れば安定します。アディゼロのsenくらいになると1kmを3分30秒よりも速く走らないと安定しません。

P9300058

そんなシューズで1kmを4分半〜5分くらいで走るとどうなるか。ヒザに変な負荷がかかりケガをします。これもランナーが膝をケガする理由のひとつです。アスリート向けのシューズを履いてゆっくり走るのは危険。

誰もそんなこと言いませんが、これに関しては確信しています。

上記のシューズはそのようなスピードで走ることを想定していませんので、その状態でシューズが不安定になろうと知ったことではないんです。無駄を限界まで削って最適化するというのはそういうことです。

だからトップアスリートでもスピードでシューズを使い分けます。シューズを使い分ける意味をあまり理解していない人がいますが、スピードに合ったシューズというものがあります。

P5210028

わたしはずっとシューズは薄くて軽いほうがいいと思っていました。いまでもその考えには変わりませんが、じゃあものすごい軽いアディゼロのsenを履いて走りたいかというと、それはありません。

1kmを3分というスピードで走り続けられませんから。アディダスのトライアルイベントで履いて走りましたが、そのあとの膝がものすごいひどい状態でした。これはシューズが悪いのではなく、わたしの筋力不足、スピード不足が原因です。

でもきっとそれでケガをする人は「シューズが悪い」と言います。正しく言うべきです。「このシューズは自分には合っていない」というのが正しい表現です。

本当はこういうことをメーカーが言って欲しいのですが、メーカーはそんなことは言いません。シューズを売らなくてはいけないから。この点だけがわたしはシューズメーカーの功罪だと思います。

IMG 0401

サブ3モデルとか、サブ4モデルとかいう分類をするのはいいですが、なぜサブ3モデルなのか、それをゆっくり走る人が履いたらどうなるかをきちんとアナウンスすべきですが、メーカーがそういうことを言うことはありません。

優秀なスポーツショップの店員さんが、シューズを提案するときに、そういうことを伝えるということはありますが、それもランニングオタクくらいの人でないときっと期待できません。

ここまで話しましたので、もうひとつ加えておきます。シューズのクッションについてです。

いま、ランニングシューズのトレンドはハイクッションです。すべてはナイキのせいです。ナイキがBREAKING2.0でものすごいパフォーマンスをしたときに履いていたシューズがハイクッションです。

IMG 0517

その影響で、いまアメリカではハイクッションのニーズがものすごく高まっています。おそらく陸王の影響でこれから薄いシューズが流行るであろう日本とはまったく違う方向に向かっています。

このクッションが膝のケガに繋がると言われていた時代がありました。実際にクッションがヒザのブレに影響していた時代もありましたが、昨年までの「安定性ブーム」のおかげもあり、いまのブームは安定性のあるクッションです。

クッションはありますが、膝はブレません。ただしロスはあります。そのロスを補うのがヴェイパーフライのカーボンプレートというわけです。ロスはありますが足全体にかかる疲労は減少します。後半になっても力が残る仕組みです。

でもきっと日本ではこれから「クッション=悪」みたいに語られます。

IMG 2300

もっとも走力のないランナーはクッションありのモデルを好みますので、幸か不幸か最新のクッションの恩恵を受けることになります。ただし、日本のメーカーのアシックスやミズノがそのトレンドに乗っかっていくのはどうかは分かりません。

日本のメーカーの動きが遅いのはスマホ業界を見ていてもわかると思います。わたしはいろいろなシューズを履く機会がありますが、なぜかアシックスとミズノには縁がありません。なのでその2社についてはノーコメント。

日本のメーカーは知りませんが、今はクッション性があっても、そのロスを補うだけの推進力を作れるようになっています。そしてシューズによっては安定性も兼ね備えています。これが2017年現在でのシューズの進化です。

ただ、ひとつ。裸足ランナーとして言っておきたいのは、そういうシューズの力だけに頼っていると足がダメになるよということです。別に裸足になる必要はありませんが、筋トレはするべきですし、シューズで楽できるなら練習はもっと追い込まなくてはいけません。

P5210117 2

本当は裸足になって体の基礎づくりをしてもらいたいところですが、安易に裸足がいいよとは言えないのが現実です。裸足ランニングクラブで裸足の基本を習える環境がある。もしくは裸足の熟練者が身近にいればそこで教えてもらえばいいんですが、独学はとても遠回りです。

さらに独学にするとわたしのような変わり者になります。軽い社会不適合者になってもいいのなら独学をおすすめしますが。でも、裸足で走ることは手段であって目的ではありません。習ったほうが早いです。

シューズの機能に頼らずに走れるようになることで、シューズの機能を最大限に活かして走れるようになる。矛盾しているようですがそれが真実です。

たくさんのことを詰め込んだので、もう頭がパンクしているかもしれませんが、わたしは優しいので最後にまとめておきます。

・立ったときに不安定なシューズほど速く走れる
・そのシューズでスピードを落として走るとケガにつながる
・シューズはスピードで使い分ける必要がある
・最新のシューズならクッションでケガをするということはない
・クッションは足を楽にするけどロスが発生する
・クッションはロスを補うだけの推進力が兼ね備わっている
・シューズの機能を活かすには、走れる足を作る必要がある

はい、見事にまとまっていません…明日からもっとすっきりしたブログを書けるように気をつけます。寝たら忘れますが。 


話を3分以内にまとめる技術
著者:高井 伸夫
楽天ブックス:話を3分以内にまとめる技術 (中経の文庫) [ 高井伸夫 ]

スポンサーリンク

「シューズでかかと着地をするとケガをする」という間違い

P5210110 2

わたしの周りには裸足系ランナーが多いため、facebookのタイムラインには昨日放送された「陸王」に関する完走のコメントで溢れていました。ドラマでビブラムファイブフィンガーズが出てきたそうで、検索数が増えた結果、このブログのアクセス数もいつもよりも多くなっていました。

「出てきたそうで」というのは、わたしはドラマを見ていないためです。「陸王」の原作も読んでいません。池井戸潤さんの小説はこれまでに一度も手にしたことがありません。

本はいつだって必要なときになって手元にやってくると思っているので、まだ池井戸潤さんの本を読むという時期ではないのでしょう。ドラマくらい見ればいいじゃないかと思うかもしれませんが、わたしはもう何十年も連続ドラマを見ていません。

理由は簡単です。最初から最後まで見続けることができないからです。うちではiPadでテレビを見れますが、録画のためのHDDなどを用意していないので、録画はできません。陸王の放送だって昨日は見ようと思えば見れましたが、来週は北京にいるので見れません。

P7110007

実はドラマを見続けられないというのは今に始まったことではなく、高校時代からそうでした。アルバイトをしていたこともあり、決まった時間に家にいるということがもう20年以上もありません。そうなると自然とテレビもドラマも見なくなります。

iPadでテレビを見れるようにしているのは、震災のようなことが起きたときのためです。あとは芸能人感謝祭で森脇健児さんの走りを見るくらいです。以前はサッカーの日本代表戦も見ていましたが、最近は忘れていることのほうが多いかもしれません。

前置きが長くなりましたが、わたしは陸王を見ていません。でもなんとなくみんなの投稿からどんなものなのかは分かります。そして1つのことに憤りを感じています。

いまだにランニングのケガがシューズのせいにされているということです。知らない人もいると思いますので先に言っておきますが、わたしは裸足ランナーです。フルマラソンは18回裸足で完走しています。

P6040008

でも、ランニングシューズが大好きです。この数年のシューズの開発の進化は驚異的と言えるものがあるのを、何十足も履いて感じています。ドラマや原作では「シューズでかかと着地をするとケガをする」というようなことを言われているようですが、何年前の話なんだろうと思います。

しかも裸足系ランナーの中ではこれはもう定説となっているようです。言い方は悪いですが、こうやって人は時代の流れに置いていかれるんだなと思います。もっとも時代の流れについていく必要なんてまったくないのですが。

「シューズでかかと着地をするとケガをする」という考えの人は、きっとカルフのシューズもヨネックスのランニングシューズも履いたことがないのでしょう。最近のシューズのトレンドもきっと理解していないかと思います。

ランニングシューズは2年くらい前から、着地時の安定性というものを重視し始めました。着地したときの膝のブレをなくす工夫がされています。その最たるものがヨネックスのランニングシューズです。

P6040039

さらに大手メーカーではナイキのペガサスが、これぞ技術の粋というような完成度で、膝を守るような構造になっています。そういうシューズはゆっくり走る人向けでしょ?と言うかもしれませんが、ナイキのペガサスは、日本を代表するランナーの大迫選手や、先日来日したトラック長距離界のキング、ファラー選手も練習で履いています。

一部のシューズを除き、「シューズでかかと着地をするとケガをする」というシューズはとっくに淘汰されています。

もちろん、過去のシューズの多くがケガをしやすいものでした。でも、それはシューズのせいだけではなく、ランナーの筋力不足や、体の声を聞かずにオーバーワークしたというのも理由に挙げられます。

なぜシューズだけが悪玉に仕立て上げられなくてはいけないのでしょう。自分がケガをするのはシューズのせい?本当にそうなのでしょうか?

P8090126

裸足やビブラムファイブフィンガーズを履けばケガをせずに走れる。足袋シューズらな自分本来の走りができるようになる。そんなわけはありません。走るのはシューズではなく人間です。まずはそこをしっかりしなくては、何を履いてもケガをします。

裸足になった結果、アキレス腱を断裂させて裸足ランニングを止めてしまったという人に会ったことがあります。きっとそれは氷山の一角です。そこまでいかなくても真面目なランナーほど裸足系シューズではケガをします。

いろいろな考え方があると思いますが、頑張らないことが裸足ランニングの魅力だと思っています。地球の上を走っているのだという感覚や、シューズよりもゆっくりになるから見える景色。そういうものを大事にしています。

そして、裸足と出会ったからこそ、体の声を聞くということの意味を知りました。わたしにとっての裸足は体づくりの要素がとても大きく、裸足で速く走ろうというつもりはありません。

P8280104

今はどんなシューズであってもほとんど履きこなせるようになっています。500mも走れば、大体のシューズの走り方や、コンセプトなども感じ取れます。1kmも走ればシューズのスイートスポットもわかります。

すべては裸足があったからこそですが、裸足が万能だとは思いません。短い距離ならシューズよりも裸足のほうが速く走れると思いますが。

「シューズでかかと着地をするとケガをする」という思考停止状態で物を語ると、前回のビブラムファイブフィンガーズブームのように、時間が過ぎればこの流れは消えて、きっと皇居でつま先走りするランナーが増えるだけです。

ある程度裸足に精通した人は、もっと科学的に「シューズでかかと着地をするとケガをする」を説明したほうがいいような気がします。「自分もケガしなくなった」みたいな経験談ではなく、体の仕組みに基づいた説明。

IMG 1873

「ランニングでケガをしたくなければ、ソールの薄いシューズを履いてフォアフット着地しろ」というのは、「幸せになりたければこの壺を買って毎日磨け」と言っているのと大差ありません。

なぜ?という問いに対してきちんと答えられる人はどれくらいいるのでしょう。そして、そういう人はカルフやヨネックスのシューズについてどう説明するのでしょう。

もう何年も裸足ランニングは思考が止まっているように感じるのは、わたしだけでしょうか。

自分の体で試行錯誤した情報と理論的な裏付けで語るのではなく、どこかから情報を持ってきて「ほらやっぱり裸足はすごい」というのはちょっと違うかなと思います。

もちろん理論的に説明できる人もいますし、自分の言葉で語れる人もいます。

IMG 1667

陸王をドラマとして楽しむのは個人のことなので、いいんじゃないかと思います。かなり評判もいいようですから、大きなブームになるかもしれません。でもドラマで語られることが本当なのかと考える姿勢は忘れないで欲しい。

誰かが言ってたから正しいのではなく、自分で感じて自分で判断して正しいと感じたことが正しいんです。誰かが言っていたことが気づきのきっかけになることはあっても、後ろ盾にするべきものではありません。

ランニングシューズを脱ぎ捨てた人は、自分で考えるというのが得意な人たちだと思います。世の中の常識にとらわれない魅力的な人たちです。そうじゃなければ裸足になんてならないですよね。

だからそこで立ち止まらずに、一歩前に踏み出して自分の世界をどんどん開拓して欲しいんです。

P6280211

裸足ランニングは、わたしたちの世代ではすべてを知ることができないくらい奥が深く、無限の可能性のあるものです。昨日の常識が今日には非常識に鳴っている世界。もっと足を踏み入れてどんどん新しい発見、新しい驚きに触れてみませんか。

ランニングシューズは開発者たちの努力により常に進化を続けていること。ケガをするのはシューズのせいだけではないということ。考えることを再開すれば、きっとこのことに気づき、そしてランニングシューズで走ることも楽しめるようになるはずです。

シューズを履かないで走るなんて、糖質制限してるからお米は食べないって言ってるようなものです。そういう生き方も否定はしませんが、目の前につやつやの白いご飯と出汁の効いたお味噌汁があっても食べないなんてもったいないじゃないですか。

目の前に技術の粋を集めたシューズがあるのに、それを楽しまないなんてもったいないじゃないですか。せっかく裸足になって、それらを履きこなす力がついているのに。


陸王 著者:池井戸 潤
楽天ブックス:陸王 [ 池井戸潤 ]

スポンサーリンク

オクトーバーラン途中経過発表!ハダシストの走行距離

IMG 4183

この週末は仕事だけ。昨日はそこそこ走りましたが、今日は体が休めと言うのでノーランで、仕事とやらなきゃ行けない作業を進めていました。ノーランなのはこの1ヶ月の2日目かもしれません。

今日は15日というわけで、オクトーバーランの半分が過ぎたところです。

とりあえず途中経過を報告しておきます。オクトーバーランのためには1度も走っていませんが、足首のケガがあったのでジョグしか出来ない時期が2週間続いたので、距離はいつもより長めです。

インターバルや坂道練習などをメニューに入れるとどうしても距離が短くなります。

ケガしてるんだから走るなよと言われるかもしれませんが、少なくともフルマラソンを走れるだけの状態ではあるので、日々の5kmや10kmくらいはなんとかなります。

前置きはそれくらいにしましょう。

IMG 4280

15日までの走行距離は173.42kmでした。これを走っていると言うべきか、全然足りないと言うべきかは分かりません。ちなみに今日の段階で全国ランキングは459位です。参加者は20,878人ですので、上位2.2%に入っています。

わたしが真面目に走るときは、レースで上位5%くらいに入ります。ですので距離が全てではないですが、走った距離が裏切らないというのはそこそこ妥当性があるかなとは思います。

ただし、まだ半分です。ここからマラソンシーズンに入りますので、毎週のように走行距離を伸ばす人も出てくるでしょう。そして何よりもわたし自身が飽きてしまわないか心配です。

今週末から万里の長城マラソンのために北京に行きます。いつも通り朝と夜に走ることはできません。朝はできるだけ走ろうと思いますが。

IMG 3563

問題は終わった後です。中国政府の事情でコースが春大会と同じ場所になりました。とんでもないアップダウンをするコースで、急勾配をアップダウンします。完走できても足が動く気がしません。

しかも万里の長城のフルマラソンに挑むのは2年半ぶりです。かなりのブランクがあります。

おそらく数日は歩くことすらままならない状態になります。そのうえで、29日には金沢マラソンです。正直なところオクトーバーランどころではありません。

ちょっと言い訳がましいですが、トータルで300km行けばいいんじゃないかなと思います。

IMG 4179

そもそもブログ名からも分かるように、月間走行距離なんて気にもしないというのが、わたしのスタイルです。記録を残したりするのに興味がないので、自分のペースで今月だけは計測を続けようと思います。

月間走行距離はどうでもいいのですが、背中の筋肉の使い方を替えてから走りが楽しくて仕方ありません。今までモチベーションが上がらないときは、1kmを6分〜7分で走っていました。

朝のジョギングなどはその典型的なもので、以前は調子がいいときには1kmが5分40秒くらいで走っていました。それでも寝起きですのでそれなりに速く走っているつもりでした。

それが背中の使い方を替えてから、1kmを4分40秒くらいで走っています。頑張っているわけではなく、軽く流している感覚なのにこのスピードが出ます。

IMG 4270

この感覚は夕方のジョギングでも続いています。軽く流して1kmで5分を切るスピード。足首に不安があるので、スピードを上げすぎないように注意しなくてはいけないくらいです。

この状態でタイムトライアルをするとどれくらいで走れるのか気になりますが、単純に考えれば自己ベストは出せるような気がしますが、ここでケガはしたくないので北京から帰ってきてからにします。

いずれにしても、とにかく走るのが楽しくて仕方がない毎日。

ランニング人生で初めて走るのが楽しいという感覚を知りました。みんなこんな良い思いをしていたんだと、ちょっとショックでもありました。わたしの11年の苦しみはなんだったのでしょう。

IMG 4029

それが走り方が変わったからなのか、他に理由があるかは分かりません。ただ、いまはこの状態が永遠に続けばと思うだけです。

さて、明日は1日ぶりのランニング…と思ったら、明日は1日雨のようです。しかも最高気温が14℃。今日明日は、しっかりと体のケアに充てるとします。


40代から最短で速くなるマラソン上達法 (SB新書)
著者:本間 俊之
楽天ブックス:40代から最短で速くなるマラソン上達法 (SB新書) [ 本間 俊之 ]

スポンサーリンク

根なし草に根が生える?3年目の鶴巻温泉で感じた自分の変化

Sun 2297961 640

今朝の朝イチで明治大学とアディダスの記事を書いたこともあり、今朝は箱根駅伝の予選会をiPadで観ていました。実は予選会を観るのは初めてです。わたしはマラソンが好きなのであって、陸上競技はそれほど興味なく。

1kmを3分で走る人たちの走りなんて、何の参考にもなりませんし。

でも明治大学の記事を書いたから、少し気持ちが入ります。そもそも予選を突破してくれないと、書いた記事がマヌケなことになってしまいます。でもスタート前の情報で、エースが体調不良でメンバーから外れたとのこと。

10kmで他のメンバーよりも1分速い選手なので、かなりの痛手です。そういうときチームが一丸となるのか、それとも動揺が走るのか。それがチーム力というものなのでしょう。

Battle 1846807 640

結果論からいえば、明治大学の選手は動揺してしまったのでしょう。2分近いアドンバンテージを失ったわけですから、それぞれが12秒ずつ速く走らなくてはいけません。いや、そう考えてしまったのでしょう。

準エースとなる1人が給水時に転倒して、ケガをしてしまいリタイアになりました。日本人のトップグループにいるはずの仲間がいないのを目にした明治大学のメンバーはさらに焦ることになります。

何も考えずに、自分たちのベストを尽くす走りに徹していれば、結果は違ったのかもしれません。それはタラレバになるので、スポーツでは禁句ですが。

つくづくランニングはメンタルだなと感じました。1kmを3分で走り続ければ20kmを60分で走れます。でもそれができなくなってしまうのがレースです。焦りや不安、そういうものが選手たちを飲み込んでいったのでしょう。

Friend 2727307 640

今回わたしは、明治大学に注目して観ていましたが、きっとそういうドラマがすべてのチームにあるのでしょう。明治大学とともに本戦出場を逃した日本大学と創価大学。そして昨年のまさかの敗退からの復活を見せた中央大学。

若いっていいですね。計算だけではうまくいかないことに何度も遭遇できる。学生という二度と戻ることのない時代の中で全力で向き合うことがある。それだけでウルッときてしまいます。

それぞれのチームが勝ちにこだわりますが、勝ち負けを超えた何かがある。人間の最高に美しい瞬間だと思います。

そして、母校を応援する人の気持ちが初めて分かったような気がします。

Team 1928848 640

わたしの高校は野球部がないため、甲子園をかけた母校への思いがありません。大学も陸上部がないため(いやあったような気もする…)少なくとも箱根駅伝の予選会に出ることはありません。

母校を応援するという機会がこれまでにほとんどなかったので、純粋に競技を楽しみながら観ていました。ただ、今回は完全に明治大学びいきです。記事で名前を出した選手が走っているわけですから、気持ちが入ります。

みんなこういう感覚だったんだなと、ほんの少しだけその世界に触れることができたことに、少し喜びを感じています。他の大学などとも何かの形で絡むことがあれば、感情移入してしまうんでしょうね。

でもわたしはマラソンランナーですが、陸上競技者ではないので、ここが交わることはきっとないのでしょう。それもまぁ人生です。

Crowd 464571 640

母校という意味では、オリンピックや世界選手権、ワールドカップなどではやはり日本人選手を追ってしまいます。テレビ中継がそうなっているからというのもありますが、日本人が勝つと嬉しくなる自分がいます。

ただ、そうなったのは割りと最近のことです。サッカーの世界に身を置いていたというのもその理由のひとつです。ワールドカップで純粋に日本を応援するということが簡単ではありませんでした。

どうあがいても日本が優勝争いに絡むことがないという事実。絶望的なまでに見せつけられる壁の高さ。なので日本の応援をしつつも、もう一方で世界のトップレベルのぶつかり合いのほうを楽しんでいました。それはまるで別の大会を観ているような感覚でした。

そういう背景があり、オリンピックでも気になるのは日本人ではなく、優勝争いをするような特殊な選手たちでした。オリンピックは国と国との争うと言われていますが、国別のメダルの数を数える意味が分かりませんでした。

Rugby 596762 640

その点に関しては、正直今でも変わりません。日本が何個メダルをとったのかは、個人的にはどうでもいいことです。ただ、一人ひとりが最高のパフォーマンスを見せてくれるということには心が動かされます。

ちょっと深いところに触れると、国ってなんなんだろうなと思います。わたしは日本が好きですが、愛国心があるかと言われると、きっとそれほどはないんだと思います。大切な人のためなら頑張れますが、日本のために頑張れるかと聞かれると、即答はできません。

国ってなんだろうというのは、北方謙三さんの水滸伝シリーズを読んでいるといつも考えさせられることです。国とは何なのか、それは母国の選手を応援したくなる気持ちの先に答えがありそうですが、見えそうで見えません。

きっとその理由のひとつとして、自分の出身地と呼べる場所、地元と呼べる場所がないというのも影響しているのかもしれません。

Travel 1934330 640

わたしは徳島で生まれ、神戸と大阪で育ち、大学から神奈川に出てきました。神戸が出身地と言えるほどの記憶も思い入れはなく、大阪は神戸からやってきた余所者感が拭えません。でも神奈川に来たら、大阪から来た人になるわけです。

神奈川は人生で一番長く過ごしている場所ですが、幼馴染と呼べる人がいるわけでもなく、通った幼稚園も小学校もありません。(幼馴染はいろいろあってすぐに会えるところにいるのですが)

ここで育ったという気持ちがないまま生きてくると、こんな風に根なし草になってしまうのでしょうか?それとも根なし草なのは、わたし自身の問題でしょうか。

ただ、最近日本人が活躍すると嬉しく感じるのは、わたしの中でゆっくりと変革が起こっているからではないかとも思います。鶴巻温泉に引っ越して、ここで戦うと決めたときから、わたしの根はゆっくりと深くこの地を掴んでいるような気がします。

そのことが気持ちの変化につながっているのだとすると、それは少しも嫌なことではありません。

自分のすべてが変わるわけではありませんが、きっと2年前の自分と今の自分は同じではありません。考え方も感じ方も。そういう変化を喜べる自分に戸惑いながらも、きっとこれはいい変化だと思っています。


〈愛国心〉に気をつけろ!
著者:鈴木 邦男
楽天ブックス:〈愛国心〉に気をつけろ! (岩波ブックレット) [ 鈴木邦男 ]

スポンサーリンク

どこに目線を置くかでたどり着ける場所や見える景色が違う

Success 846055 640

浅田真央さんがフルマラソンに挑戦するということが記事になっていました。目標は4時間30分。それって挑戦になるんだろうかと多くのランナーの頭に「?」が浮かんだかもしれません。

真央ちゃんくらいの体つきと運動能力なら、3時間台どころかサブ3くらいで初めて挑戦となるような気がするのですが、いったい誰がアドバイザーについているのでしょう?

でもここでマラソンを始めることで、かなり焦っている人たちがいるはずです。

それはゲストランナーとして呼ばれているランナーたちです。高橋尚子さん、千葉真子さん、猫ひろしさんくらいはまだ安泰かもしれませんが、そのクラスでも真央ちゃんにその座を奪われる可能性があります。

Woodland 656969 640

真央ちゃんと一緒に走りたい。そういう人がマラソンを始めることも期待できます。そういう意味ではやっぱりスターなんだなと思います。

当たり前ですが、わたしにはそういうスター性はありません。実力もないので、いまの立場にいることで十分なのですが、世の中はなにかと不公平にできています。

ちなみに真央ちゃんのフルマラソンチャレンジに合わせたわけじゃないと思いますが、こんなイベントも開催されます。

浅田真央さん、浅田舞さんと走ろう!「プレミアム“カラダ”フライデー RUN」

この記事を書いたときにはなんで真央ちゃんなんだろうと思いましたが、きっともうかなり前から走り込みはしていたんでしょうね。でも4時間半って…ね。

Runners 752493 640

イベントはまだ募集中なので、仲間を誘ってエントリーしてみてください。プレミアムフライデーイベントですので、金曜日の午後の開催です。きっと参加者の半数以上は有給を取っての参加なんでしょうね。

本末転倒ですが、それくらいプレミアムフライデーが実体のないものなので仕方ありません。

一般の人からすると、フルマラソンを走るというのはいまだにとても難しいことというイメージがあるのかもしれません。わたしが走るのを始めた10年前であれば、まだマラソンブームが始まったばかりで、フルマラソンは挑戦すべき対象でした。

でも東京マラソンのような都市マラソンのおかげで、きちんと練習すれば誰でも完走できるというのが定着してきたと思っていたのですが、それはわたしの幻想に過ぎなかったようです。

Silhouette 1159234 640

でもいまは普通のOLさんが、フルマラソンどころかウルトラマラソンを走ってしまう時代です。マラソンはもはや挑戦するものから脱却してもおかしくないのですが、走らない人とのギャップは埋まりそうでなかなか埋まりません。

話は少し変わりますが、選挙のせいで出水マラソンが中止になりました。全国的に有名な大会ですし、陸連の公認コースですのでこれを目標に頑張ってきた人もいると思います。

この話についてはまた記事にしようと思いますが、ランナーにとっては「マラソン>選挙」なんだと思います。いや、誰にとっても選挙ってプライオリティが低いですよね。でも、一般の人からすれば「マラソン<選挙」です。

ランナーだけでなく、わたしたちはどうしたって自分の視点だけで物事を考えてしまいます。

Landscape 78058 640

だから「選挙ごときのためにマラソン大会を中止にするとは何事だ」となるわけですが、冷静に考えれば言っていることが無茶苦茶だということが分かるかと思います。もちろん怒れるランナーの気持ちもわかりますが。

何を言いたいかというと、わたしたちはみんな自分という立ち位置でしか物事を見ることができないということです。当然だと思うかもしれませんが、これは思ったよりもかなり深い話です。

物事は見る方向が違うと、全く違ったものに見えてきます。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という言葉がありますが、嫌いという立ち位置から見ると、どんな素晴らしものでも悪いものにしか見えなくなります。

その反対に「あばたもえくぼ」という言葉があります。好きになってしまえば、良くないところまでよく見えます。

Concert 768722 640

マラソンというスポーツに対して、ランナーという立ち位置から見るのと、走ったことのない人の立場から見るのとでは、まったく違ったものが見えてきます。

ランナーでも陸上競技系の人と、ファンランの人ではやはり見えてくるものは違います。

自分が見えているものは氷山の一角でしかないということを自覚できるかどうか。これはとても重要なことです。わたしはできるだけ視野を広く、目に見えているものだけが真実ではないと考えるようにはしていますが、それでもやはり限界があります。

フェイスラインがたるんでいる人を見ると「走ればいいのに」と思ったりもします。走るのも走らないのも個人の勝手なのに、ことあるごとに「走ればいいのに」と思うわけです。

Woman jogger 1678716 640

なのに真央ちゃんが走ると言い出したら「目標が低いんじゃないか」なんて言ったりするわけです。

本当に目標が低いとは思いますが、真央ちゃんは自分でフルマラソンを走ったことがないわけですから、アドバイスをくれる人の意見に左右されるわけです。信頼しているトレーナーが「4時間半くらいが目標じゃないかな」なんていえば、そうかと思うわけです。

これ、マラソンに限った話ではありません。何かを始めるときにいつも関係ある話です。最初の目線をどこに置くのか。右も左も分からないときにどこに目線を置くのかで、その後の人生は大きく変わります。

わたしは、ドヘタにも関わらずサッカー選手になることに目線を置き、そしてマラソンをするときには「1kmを3分で走れば2時間6分で走れる」というところに目線を置きました。

Climbing to the top 2125148 640その結果、サブ3にちょっと届かないという結果でしたが、いまでもその目線はずらしていません。できるかどうかは別として、練習をするときの目線は1km3分という数字です。

だから、こんなにも走ることにのめり込み、そして体の使い方などを探求していくわけです。これが「フルマラソンを完走できればいい」という目線だったら、おそらく今ごろ普通の会社員として、何者でもない自分でいたはずです。

もちろんそれはそれで楽し人生だったかもしれません。どっちがいいという話ではなく、目線の置き方で人生は変わるという話です。こういうことはなぜか学校では教えてくれません。

今の自分で満足できていないという人がいれば、ちょっと目線の置く場所を変えてみてください。周りに馬鹿にされるくらい滑稽な場所に目線を置くくらいでちょうどいいと思います。あとはそれを実現するためにどうするかを考えて行動をする。

それだけで、毎日見える景色が変わります。わたしはもっと足元も見ろと叱られそうですが。


バナナを逆からむいてみたら ー 人生の視点を変えるレッスン
著者:アーチャン・ブラーム
楽天ブックス:バナナを逆からむいてみたら [ アーチャン・ブラーム ]

スポンサーリンク

肩甲骨は真横から寄せるのではなく巻き込むように寄せて走る

Athletics 659285 640

以前のブログに肩甲骨を寄せるようにして走ると書きましたが、訂正します。背中の筋肉を使って走るときは、肩甲骨を寄せるのではなく、肩甲骨を巻き込みます。

お前は何を言っているのだと言われそうなので写真で説明します。まずはこれまで言っていた方法です。いい写真がなかったのでこれで伝わりにくいかと思いますが、これが肩甲骨を寄せるイメージです。

002

これでもそこそこ背中の筋肉を使えます。でも疲れます。あと呼吸も浅くなります。肩甲骨を寄せることで胸が開いてしまうので、その結果として肺が圧縮されてしまいます。

理想は腕の位置を変えずに肩甲骨を寄せられたらいいのですが、おそらくそれは無理です。ではどうするか。

001

肩甲骨を巻き込むようにして寄せます。横から押して寄せるのではなく、絞るように内側に寄せるというのがポイントです。ただし、実際には巻き込みませんし寄せません。いや、正確には寄せます。

これはもう、本当に繊細なところで意識だけ巻き込むようにするというのが正解です。そうすることで、肩甲骨がほんの少しだけ巻き込まれて寄ります。動くのはほんの数ミリだけで、見た目はそれほど変わらないかもしれません。

意識としては腕の位置は変えないでください。

これでも少し胸が開いてしまいますので、次に腹筋を使って開いた分を戻します。意識としてはおへそを肩甲骨に向けて引き上げる感じです。これも意識だけです。間違ってもギュッと力を入れないようにしてください。

これだけで、足の運びがとてもスムーズになります。

Athletics 2481008 640

ちなみにすでに速い人はあまり効果が期待できません。速く走れる人はすでに足はスムーズに出ている人がほとんどですので、意識していなくてもこの動きができているはずです。

一番ダメなのが、肩が視界に入るくらいまで前にいってる状態です。俗にいう猫背の状態です。背中も腹筋も使えていません。こうなると足の力だけで走るしかありません。10kmくらいまでならなんとかなりますが、フルマラソンの後半では一気に失速します。

後傾にするために背中を意識しすぎて、胸が開くのもNGです。先程説明しましたように、胸が開くと呼吸が浅くなります。これでは十分な量の酸素を筋肉に送り出すことができません。

じゃあ、もう普通に前傾でいいじゃないかと思うかもしれませんが、それで走れる人は、別にわたしのように後傾にする必要はありません。わたしはただ前傾は走りにくいと思うから後傾にしているだけです。

Athletics 659292 640

前傾で走るには足首の可動域がかなり狭くなります。蹴り出して走るならそれでもいいのですが、蹴り出さずに走るには、足首はもっと自由であるべきだと思います。ただ、これは本当に些細な事です。

マイケル・ジョンソンが後傾の走りで世界記録を作ったように、自分に合ってさえいれば走り方なんてどうでもいいんです。ランニングのフォームに正解なんてありません。

ただ、ほとんどのランナーは背中の筋肉が弱すぎるという事実は改善すべきだと思います。それを改善するための練習方法としての後傾での走りは必要だとわたしは思います。

そして、その背中の筋肉を意識するときには、肩甲骨を寄せるのではなく巻き込む。それも意識レベルだけで、実際には動いているのかどうかわからないレベルで巻き込んでください。

Action 1837158 640

きちんとできれば、びっくりするくらい軽い力でスピードに乗れます。

足のブレがなくなるからというほが、そのひとつの理由だと現段階では考えていますが、もう少し考察してみなければ、実際のところはわかりません。目に見えて違うのが足のブレがなくなったということです。

もっとスピードに乗って試したいのですが、いかんせん足首のケガを抱えていますので、すべては万里の長城マラソンから帰ってきてからということで。

とりあえず、この肩甲骨を巻き込む意識というのは誰でも簡単に試せますので、ぜひ試してみて、もっと詳しく知りたいという人は、鶴巻温泉まで来てくれるか、毎月第2第4金曜日19時から品川でやっている練習会に来てもらえれば教えます。

たぶん、文章だけで伝わるのは一部の人だけだと思いますので。

Kiev 2571823 640

肩甲骨を巻き込んでも胸は開かない。腹筋をしっかり入れることも忘れないでください。本当はそのときに骨盤底筋群も使うのですが、まず普通の人は骨盤底筋群も理解不能だと思いますので、とりあえずは腹筋のみ意識してください。

あれもこれも意識ですね。でも走りというのはこういう小さな意識を変えるだけで、大きく変わります。トレイルの上り坂で骨盤を立てると気持ちよく上れるのも、骨盤を曲げないという意識だけの話です。

ただ、意識した通りに筋肉を動かすのは簡単ではありません。時間をかけて何度も意識して体に覚えさせる。そのためにはピラティスが有効です。もしかしたらヨガなんかも向いているかもしれませんが、ヨガはしたことがないのであえて触れません。

足首のケガでちょっと焦りかけていましたが、きっとこの体の使い方に気づくためのケガだったのでしょう。絵に描いたようなケガの功名です。万里の長城マラソンが終わったら、愛媛マラソンに向けてこの走り方を無意識でもできるようにしっかりとトレーニングを積みたいと思います。


40歳からは股関節と肩甲骨を鍛えなさい!
著者:中野ジェームズ修一
楽天ブックス:40歳からは股関節と肩甲骨を鍛えなさい! 太らない!疲れない!若返る! [ 中野ジェームズ修一 ]

スポンサーリンク

人と対立しないで生きてく〜ハダシストの頭の中〜

Cemetery 1655378 640

自分の子どもに対して、ちょっとキレ気味に「〜しなさい」と言うお母さんを立て続けに見ました。「〜しなさい」ならまだいいのですが、「〜しろや」くらいの口調の人もいて、ああいうのはどうなんだろうと疑問に感じています。

機能は散歩中のおじさんが、自転車が入っていけないエリアに乗り入れていた中学生くらいの男の子に「降りろ!」と命令口調で言っていました。

なんで、そういう言い方をするのだろう。いつも不思議に思っています。

自分の子どもに対して、きつい口調になるのは、まぁわからなくはありません。賛同はしませんが。毎日毎日思い通りに動いてくれなくてイライラする。子育てで疲弊している状態で優しく接するのは難しいことなのでしょう。

Baby 2416718 640

でもそういう接し方をするから、子どもはもっと言うことをきかなくなります。わたしなんかは毎日叩かれて育ったので、そこにあったのは恐怖でしかありませんでしたが、痛いのは叩かれたときよりも、心のない言葉をぶつけられたときだということを知っています。

正直言えば、まだ叩かれているほうがマシです。言葉による圧力、言葉による暴力。そこからは何も生まれません。

なぜ人は自分の立場を上にして、相手を屈服させようとするのでしょう。立場なんて上でも下でもいいんじゃないかと思うわたしの考え方はあまり一般的ではないのでしょうか?

もっとも、わたしの場合は上も下もなく、基本的にフラットな関係しか築いていません。生まれたばかりの赤ちゃんも、わたしの倍以上生きている人もみんな同じ場に立っています。相手が総理大臣やどこかの国の大統領であってもです。

Sunset 2512518 640

人間の能力に優劣はあっても、人間としての目線に優劣はありません。わたしたちは同じように人生でもがいて、人生を楽しみ、そして死んでいきます。

ただ、わたしはフラットなつもりでいても、いつも半歩引いて立つようにはしています。上や前に立たれると腹を立てる人がいるというのも事実ですし、何よりも他人はいつも自分よりも優れているので、そこには尊敬する気持ちがあるからです。

わたしはいつだって学ぶ側です。相手が小さな子どもであってもです。

こういう考え方をするようになってから、わたしの尖った部分はいつの間にか消えてしまいました。20代はそこそこ切れ味のいい刃をつけていましたが、今はただのなまくら刀です。

Sunset 2525181 640

いや、なまくら刀どころか二本差しをどこかに置いてきたようです。

刀は差していませんが、心はサムライ。いや、そんないいものではないですね。ただ、刀を差していないというのはいろいろと利点があります。まず誰も刀を抜いて来ないということです。

戦う気のない人にケンカを売ってくる人はいません。ときどき変わった人もいるので気はつけていますが。

じゃあどうやって自分の意見を通しているのか?

簡単な話が、他人に自分の意見を通そうなんて思わなければいいんです。そこはもう根本的な考え方の間違いです。自分の意見によって人を動かす。思い上がりも甚だしいというわけです。

Architecture 2565796 640

こんなわたしでも、ときどき意見を求められますが、基本的には自分ならどうするかということと、世の中の原理原則に沿ったことしか言いません。それでも相談してきた人が、実現に向けて前を向けるためのことしか言いません。

きっとわたしが「止めておいたほうがいい」と言ったのを聞いたことのある人、ほとんどいないと思います。

みんなどうにかして自分の想いを形にしたい。だったら、それに向けてできること、やるべきことが何かを述べ、その中で自分にできることを提示する。それだけです。

わたしには「絶対」という考え方がありません。「絶対にやってはいけないこと」「絶対に守らなければいけないこと」そんなものはひとつもありません。認めないことはそこそこたくさんありますが、それはわたしが認めないというだけのことで、そこに存在するのは好きにすればいいということです。

Outdoor 2206196 640

絶対がなければ、自分の意見を無理に通す理由がありません。

その場その場で、最善の行動を取ることがわたしの理想で、昨日の常識は今日の非常識になっていることもありますし、誰かのひと言で、物の見え方が180°変わることだってあります。

そういうときに変われる自分でありたいとは常に思っています。そのためには「自分」なんてものはないほうがいい。それがわたしのスタイルです。

とはいえ、自分をしっかり持っている人はカッコイイなとは思います。嫌いではないですし、憧れの対象になることだってあります。ただ、わたしがそれではないというだけのこと。

Woman 1045464 640

自分を持っていないから、他の人から見ればきっとカッコ悪い生き方です。

それでも誰かに媚びを売るような生き方はしませんし、自分の進むべき道は自分で決めています。それだけは自分に対して誇ることができる唯一のことかもしれません。

周りからみてカッコ悪くても、自分が胸を張って生きられればそれで十分です。そんな男に惚れてくれる人が1人居てくれれば、十二分に満たされるんですが、それはなかなか難しいようで。


戦わない生き方
著者:横山 信治
楽天ブックス:戦わない生き方 [ 横山信治 ]

スポンサーリンク

きれいに立ててる?トップアスリートに共通する立ち姿

PA050077

先日、アシックスのイベントで初めて桐生祥秀さんを見ました。日本人初の9秒台を出した自信と、まだ通過点でしかないという奢りなき向上心。とても20代前半とは思えないオーラを出していました。

その隣には女優の土屋太鳳さんがいたのですが、わたしの目はずっと桐生さんに釘付けです。

何が素晴らしいって、その立ち姿の美しさです。背中の筋肉が徹底して鍛えられているのが分かる立ち方です。足の爪先が開いて、背中の軸に筋肉がギュッと引き寄せられています。

ぜひ写真にあるような立ち方を真似てみてください。おそらく1分も立ってられないのではないでしょうか。わたしがずっといい続けている、背中の筋肉を付けることというのは、こういうことです。

その数日後に見た、陸上トラック長距離世界最速の男、モー・ファラー選手も立ち姿がきれいです。ただ、桐生さんほどは筋肉がなく、むしろ柔軟性を感じます。ただし、基本的な立ち方は同じです。

IMG 4259

そして土曜日に開催された、オールスター感謝祭赤坂ミニマラソンで、ファラーをもう一歩のところまで追い込んだ、和田正人さんも背中側の筋肉を使った立ち方をします。

上記写真の一番右が和田正人で、左の赤いシューズがファラー選手です。ファラー選手の隣が青学の原監督ですが、ほとんどのランナーはこのような筋力の足りていない緩んだ立ち方になります。

役作りのために、青山学院大学の原監督に指導を受けたということですから、徹底して体幹トレーニングを受けたのでしょう。そもそも箱根を走るようなランナーですので、赤坂ミニマラソンでの結果は当然といえば当然です。

話は少し脱線しますが、オールスター感謝祭赤坂ミニマラソン、今年は陸王の宣伝だけのためにあったようで、ちょっと興ざめなところがありました。

陸王チームの佐野岳さんや、和田正人さんが芸能界アスリートよりもハンディが大きいというのは、明らかにそこを勝たせたいという意図しか見えません。そういうことをするからみんながテレビを見なくなるということに、テレビ局はいい加減気づくべきです。

一生懸命走っている芸能人にも、わざわざ来日してくれたファラーにも、そして視聴者に対しても失礼です。

ファラーが勝ったから丸く収まったように見えますが、奮闘した小島よしおは、ほとんど映らないまま4位でフィニッシュしています。きっとこの4位は誰の記憶にも残らないでしょう。

Man 2631267 1920

話を戻します。

背中側の筋肉を使った立ち方をするのは、トップランナーだけではありません。代表的なアスリートとしては、相撲取りが同じような立ち方をします。内股の力士はいませんよね。足先を開いて背中側の筋肉をギュッと寄せる。いや、自然と寄ってくるため、立ち姿がとても美しくなります。

サッカー日本代表の長友佑都さんや、メジャーリーガーのイチローさんもも、やはり美しい立ち方をします。

必ずしもこれが完璧な立ち姿とは言いませんが、少なくともわたしが理想とする体の使い方をしている人は、みんなこのような感じの立ち方をします。

この立ち方ができない。続けられないという人は、筋力がまったく足りていない人です。もちろん人それぞれ骨格が違いますし、男女で考えると、このような立ち方のできる女性は少ないかもしれません。

Sunset 2082291 640

学生のランナーの場合は、どっしりと立っている人よりも、体重がないかのように柔らかいタッチですっと立っている人のほうが多いような気がします。何が正しいのかはまだわかりません。

そして大切なのは、この立ち方が美しいからといって、立ち方だけを真似てもまったく意味が無いということです。必要な筋肉を鍛えた結果、このような立ち方になっているのであって、筋肉を鍛えてなければ、それはただのモノマネです。

もちろん、真似ることによって、その筋肉を刺激するため、長い目で見ればしっかりとした筋肉をつけることも可能です。ただ、それよりもきちんとトレーニングをして背面側の筋肉を付けたほうが効率的です。

たかが立ち方なのですが、自然体となったときに自分の体の強いとことや弱いところがはっきりと出ます。自然な感じで鏡の前で立ってみてください。

その姿は美しいですか?

Man 2590814 640

理想とする立ち方というのは鍛え方を間違えなければ、誰にだって身につけることができます。少なくともわたしは、トレーニングによって猫背を直しました。いろいろなアスリートの立ち方を気にして見るようにすると、様々な発見があります。

ぜひ「この人みたいになりたい」という立ち姿の美しいアスリートを見つけて、どの筋肉を鍛えれば同じように立てるのかを考えて、そこを重点的に鍛えてみてください。


「あの人すてき! 」と思わせる 美人な姿勢図鑑
著者:彩希子
楽天ブックス:「あの人すてき!」と思わせる美人な姿勢図鑑 [ 彩希子 ]

スポンサーリンク

突然やってきた3年目のブレイクスルー

Lost places 2306832 640

会社を辞めて独立したのが、2年前の9月16日です。そのときは3年間は我慢の時と決めていましたが、3年目に入り環境が徐々に変わりつつあります。

たった1人のランニング情報発信。言ってみれば個人の趣味の範囲内でやってきたことですが、最近になって大手スポーツメーカーのイベントにプレスとして呼ばれることが増えてきました。

これまで壁の向こう側だった人たちがいる世界。触れるまではいっていませんが、かするくらいの位置にはいます。すごいだろうと言いたいわけではなく、誰でもこれくらいのことはできるというだけのことです。

Stairs 2733598 640

やるかやらないか。

結局のところそれに尽きます。わたしは会社員でいることに耐えられなくなって、サラリーマンという生き方から逃げ出しましたが、辞めたときの方向性だけはしっかりしていました。

どうやって稼ぐかという方針だけがなかっただけで。

今はまだランニングの情報発信だけで、食べていけているわけではありません。そこまで到達するのにはあと数年かかるとは思いますが、2年間の時間をかけて個人の趣味の域は抜けたように感じます。

PA060233

昨日、ナイキのイベントを取材したのですが、そこで「ブレイクスルー」という言葉がテーマになりました。アスリートが懸命に練習をしても、どうしても現状から抜け出せない。

でもある日突然、ブレイクスルーがやってきて、自分を超えていけることがあるそうです。

残念ながら、マラソンでそのブレイクスルーを感じたことはありません。ブレイクスルーを感じられるほど、日々の記録が安定していないという問題もあるのですが。

でもサッカーなら何度もブレイクスルーを感じています。

Fountain pen 1854169 640

そして、いまランニングの情報発信という部分で、障害となっていたものが目の前から消えていったように感じます。石の上にも三年と言いますが、世の中のスピードが早くなっても、その3年というのは変わらないようです。

最近は若い人たちが会社に入って3ヶ月くらいで辞めてしまうようですが、なぜ3年間耐えないのかと疑問に感じます。もちろん、本当にまずい会社ならすぐにでも辞めるべきです。

でも大卒の1年目の離職率は10%以上あるそうです。10人いれば1人は辞めるという計算です。

でもこれを見て「いまの若い人は」というのは間違いです。平成元年でも1年目の離職率は10.7%もありますので、そもそも日本人の離職率はそれくらいあるということです。

Monument 2549150 640

仮に会社に残ったとしても、そこで自分を研鑽しているのはどれくらいいるのでしょう。何もせずに過ごす3年と、命がけで過ごす3年間では得られるものが全く違うのは言うまでもありません。

それは何も仕事に限ったことではなく、あらゆるものに通じることです。

ではわたしが死ぬ気でやってきたのかどうか。残念ながらこれは客観的には判断できません。結果がついてき始めたということは、ただ流されるような時間の過ごし方はしてこなかったのだと思いたいところです。

Stone cross 2533880 640

でも、この2年間を必死のパッチでやってきて、いろいろなものを手放してきたなということも実感し始めました。

会わなくなった友もいますし、ゆとりある生活もありません。何をするにしてもほとんど仕事と絡みます。生きていることがすべてネタになりますから、ずっと慌ただしい状態です。

考えなくてはいけないことは山ほどあり、行動しなくてはいけないこともいっぱいあります。

でも、全部自分で選んだ道です。大変だと思うことは毎日のようにありますが、それから逃げ出したいと思うことはひとつもありません。生きているということをいつも感じています。

Tartan track 2678544 640

とはいえ、今ここはまだプレスとしてのスタートラインに立てたに過ぎません。周りを見渡しても知らない人ばかりですし、周りの人たちはとっくにスタートラインから出発をしています。

そこに追いつくには、これから何度もブレイクスルーを繰り返していかなくてはいけません。

そこで認められることが目的ではありませんが、トップレベルで情報発信をしている人たちに存在を認められるというのは、自分の文章がそれなりのものである証でもあります。そこをひとつの通過点にしなければ、その先は望めません。

Hokkaido 2244242 640

とりあえず今はこれまでと同じように、いや、これまで以上に自分のすべてを出して走り抜けるしかありません。もちろん自分らしさを維持しながら。難しいからこそ挑みがいがあります。

3年目が終わったときに、どの位置にいられるのでしょう。はっきりしているのは、この1年が勝負の年だということです。もちろん毎日が勝負の1日です。


ブレイクスルーへの思考: 東大先端研が実践する発想のマネジメント
著者:東京大学先端科学技術研究センター
楽天ブックス:ブレイクスルーへの思考 東大先端研が実践する発想のマネジメント [ 東京大学先端科学技術研究センター ]

スポンサーリンク

東北・みやぎ復興マラソンの業務用パソコンの紛失に思うこと

Padlock 597495 640

今日、東北・みやぎ復興マラソンから、仙台放送の社員が大会参加者の個人情報が入ったノートパソコンを紛失させたと連絡がありました。

青天の霹靂というべきか踏んだり蹴ったりというべきか。すでにわたしの中では大会は過去のことで、来年以降の開催は大変だろうなと思っていたところに追い打ちをかけるような事態が発生しました。

パソコンにはパスワードがかかっているため、ただちに個人情報が流出することはないとしていますが、それはあまりにも認識が甘すぎるように感じます。

これは断言しますが、意図的に盗まれたものなら、パスワードを解析してログインすることはそれほど難しいことではありません。

Key 2508940 640

もっとも、まだ盗まれたと決まったわけではありません。あくまでも紛失ですので、どこかに置き忘れた可能性もあります。そして、個人情報の中にはクレジットカード情報は含まれていません。

このため、情報を盗まれたとしても個人の住所や電話番号、メールアドレスくらいです。こんなものはすでにネットで買物をしていれば、世の中にすでにストックされています。迷惑メールが無限にやってくることからも、分かるかと思います。

仙台放送は従業員の教育・指導を徹底して行うということですが、これもあまり意味がありません。人間はミスをするものです。これだけの規模の大会になると、こういうことがあってもおかしくはありません。

そして起きてしまったことは仕方ありません。大事なのはこのあとどう対応するかということです。問題なのは、仙台放送が「起きないようにできる」と思っていることです。

Startup 593327 640

こういう問題は、紛失が発生する前提で考えなくては本当のリスク管理はできません。いくら防衛戦を突破されないようにしても、そこを突破されると手も足も出なくなります。リスク管理は常に最悪の状態を想定して、行わなくてはいけません。

何よりも大きいのは、今回起きたことは、来年以降の開催についても影響を与えるということです。現段階でのRUNNETでの評価は76.7点です。これはフルマラソンとしてはやや低い評価です。

ただし、20点分くらいは「復興マラソン」だという嵩上げがあります。今年走った人で、また来年も走りたいと思った人は少ないような気がします。もちろんまったくいないとは言いませんが。

そんな状況で、1万5千人もの情報を流出させてしまったかもしれないという事実。

Notebook 1971495 640

自分の情報が流出されるかもしれない大会に、積極的に出たい人はどれくらいいるのでしょう。わたしなんかは、個人情報がダダ漏れな状態で生きていますので、それほど気にしませんが、女性ランナーは「絶対に走りたくない」と感じた人も多いかもしれません。

大体のことは復興という御旗のもとに許される雰囲気がありましたが、今回ばかりはさすがに苦しいかと思います。復興は大事でも、わたしを含めてみんな自分のことのほうが大事ですから。

ただ、今回の件はすべてのマラソン大会において、対岸の火事とは言ってられません。目の前に広がる大火のような出来事で、それぞれが個人情報をどう扱うのかについて、しっかりと考えなくてはいけません。

デジタルデータというのはとても便利なのですが、デジタルデータは常に拡散されるリスクがあります。だから管理を徹底しなくてはいけません。これは参加者との信頼関係の問題です。

Writing 828911 1920

個人情報が入ったパソコンを大会関係者の1人が持ち歩ける。危機感の欠如と言われてもおかしくありません。

今回の件で、東北・みやぎ復興マラソンと主催である仙台放送がどのような対応をするのか。ただ謝ってあとは北風が止むのをただ待つだけなのか。それともこのピンチをチャンスに変えることができるのか。

来年以降の存続にも関わる問題ですので、慎重かつ守りに入らない姿勢を期待したいところです。

東北・みやぎ復興マラソンは、宮城県がもう一度元気を取り戻すために、小さくない役割を果たした大会で、これからも継続していかなくてはいけない大会です。

Friendship 2156174 640

一時が万事ではありませんが、このような杜撰な管理が、大会の評価がいまいちになっていることにつながっているとわたしは思います。「これくらいで大丈夫」この感覚が、会場内でのアナウンス不足ガイド不足につながっています。

素晴らしい大会のほとんどが、「これがうまく伝わらなかったらどうしよう」という感覚を持っています。失敗するかもしれないことを常に想定して、様々な準備をしています。

もちろん東北・みやぎ復興マラソンは今回が1回目です、すべてを完璧に行うことはできません。

でも少しだけ、力を入れるところを間違っているんじゃないかなと感じるところが所々で見られます。主催者の理屈ではなく、ランナー目線に立てるかどうか。参加者の気持ちを汲み取れる運営ができるのか。

Legs 1031653 640

第1回大会を終えたばかりのところで、いきなり大きな試練がやってきました。

わたしの立場から言えるのはひとつだけ。失った信用を取り戻すには10年間は地面を這いつくばる思いで、誠意を持って地道に改善していく。これしかありません。

東北・みやぎ復興マラソンの事務局や仙台放送にその覚悟があるのか。ここから来年の開催に向けて、その点に注目して見ていこうと思います。


あなたのセキュリティ対応間違っています
著者:辻 伸弘
楽天ブックス:あなたのセキュリティ対応間違っています [ 辻 伸弘 ]

スポンサーリンク

裸足ランナーが選ぶ「おすすめランニングシューズベスト5(2017年度版)」

今年もランニングマガジン・クリールのシューズトライアルに行ってきました。年々規模が小さくなっているような気がして、さらに参加者も減っているように感じます。正直なぜみんながこのイベントに来ないのかさっぱりわかりません。

シューズを選ぶのに、実際に履いて走ってみないと本当に自分に合う1足を見つけることはできません。スポーツ店で足を入れて「いい感じ」で選ぶのは、本当のシューズ選びではありません。

ただ、クリールのシューズトライアルには大手メーカーが出店していません。アディダスやアシックス、ナイキなどが参加していないシューズトライアルに意味を感じない人も多いかもしれません。

でも、大手メーカーが入っていないから、個性豊かなシューズを試すことができます。わたしは今回、ロードシューズ21足すべてを履いて、自分なりにシューズの特性を楽しみました。

その中から、今年気に入った5足のシューズを紹介します。ランキングを付けていますが、どのシューズが優れているというのではなく、わたしが「これ欲しい」と純粋に感じた順位だと考えてください。

5位 サロモン SONIC PRO 2

シューズトライアルには個性豊かなシューズが集まっているため、正統派といえるシューズがむしろ希少価値があります。サロモンのSONIC PRO 2はまさにそんなシューズで、とにかくまっすぐに走るためだけに作られたシューズです。

無駄なものは何もありませんが、ミニマムではなくしっかりとした作りに仕上がっているのはさすがサロモンです。人によっては全体を「硬い」と感じるかもしれませんが、その硬さがまっすぐに走るチカラになります。

走りが全くブレることなく、すべての力が推進力に変わっていくのを感じながら走ることができます。ただし、走力がない場合にはそこまで推進力を感じられないかもしれません。少なくとも1kmを4分前後で走ることができれば、この独特の感じを実感できるはずです。

サロモンのシューズというと、どうしてもトレランシューズをイメージしてしまうかもしれませんが、このシューズはトレランを主戦場にしている人の、ロードでの練習用にも適しています。

質実剛健。そんなシューズを履きたいというランナーにおすすめの1足です。


サロモン SONIC PRO 2
楽天市場で探す

4位 on クラウドフラッシュ

わたしはonがあまり好きではなく、昨年のシューズトライアルでは1足も履きませんでした。今年は時間が合ったので、onのシューズをひと通り試してみました。以前のような強引な反発力が薄れて、クッション性を高めているモデルが目立ちます。

その中でもクラウドフラッシュは柔らかく、ソールを潰しながら走る感覚はあるものの、きちんとスピードに乗ることができます。クッションと反発力のバランスが絶妙で、しかも嫌味がほとんどありません。

1kmを4分以内で走ることができるなら、とても気持ちよく駆け抜けることができます。

ただし、シューズを見てもらえばわかるように、チューブ状のソールを潰すため、足裏全体がクッションを感じるのではなく、柔らかい場所とそうでない場所があるため、若干気持ち悪さが残ります。

onらしいシューズが欲しいならクラウドがおすすめですが、速く走ることに気持ちよさを感じるなら、クラウドフラッシュのほうがおすすめです。


on クラウドフラッシュ
楽天市場で探す

3位 カルフ FLOW(フロウ)

昨年はカルフのFLUIDを1位にランクインさせましたが、そのときには時間がなくFLOWを試すことができませんでした。そしてようやく今年履いて走ることができたのですが、やはり驚きの推進力です。

これを履いた時点では、前日にケガをした左足首がかなり悪い状態だったのですが、それでも無理なくスピードを出せるシューズです。1kmを4分前後を簡単に出すことができます。

ただし、このシューズはフォアフットランナーには向いていません。フラットよりもやや踵から着地することで、テコの原理を使って推進力を生み出します。このため、「ランニングはフォアフット着地」と決めつけている人は、このシューズの素晴らしさを感じられないかと思います。

効率よく足を動かすことができるため、レース後半になっても力を落とすことなく走ることができる1足です。ただし、FLOWを履きこなそうと思うと、かなりの筋力が必要だという説明でした。

デザインから女性が好むシューズですが、かなり走り込んでいる女性でないと、ただ疲れるだけのシューズになりかねません。足の筋力に自信がないなら、FLUIDがおすすめです。


カルフ FLOW(フロウ)
楽天市場で探す

2位 アンダーアーマー スレッドボーン フォーティス

いまランニングシューズで最も挑戦的で魅力的な1足を作っているのがアンダーアーマーです。昨年もスピードフォームスリングライドを3位にしましたが、今年はスレッドボーン フォーティスが2位です。

実際に会場に行った人なら「チャージドバンディット3じゃないの?」「もしかしたらチャージドバンディット3が1位?」そう思うかもしれませんが、わたしはスレッドボーン フォーティスをチャージドバンディットよりも高く評価しています。

確かにバランスの良さ、総合力でいえば明らかにチャージドバンディットがおすすめです。でも、アンダーアーマーならこれくらいのシューズは作れて当然という思いがありますので、そこに驚きはありませんでした。

スレッドボーン フォーティスは初心者から中級者向けシューズということらしいのですが、このシューズもカルフのFLUIDと同じように、踵着地をすることで、とてつもない推進力が生まれます。

今時のシューズにしては珍しく、ソールがとても硬いため、キレイにまっすぐ走ることができます。まっすぐ走るだけならサロモンのSONIC PRO 2のほうが優れていますが、スレッドボーン フォーティスにはアンダーアーマーらしいフィット感があります。

これでフルマラソンを走りきるのは難しいかもしれませんが、ハーフマラソンまでならかなりのハイスピードで走ることができます。勝ちに行くときに履きたい1足、それがスレッドボーン フォーティスです。


アンダーアーマー スレッドボーン フォーティス
楽天市場で探す

1位 アルトラ Escalante

驚愕。まさにそんな言葉が最もしっくり来るシューズがアルトラのEscalanteです。アルトラのシューズは前足部に余裕を持たせているため、しっかりと固定したいわたしの好みではありませんでした。

ただ、その部分を除けば良いシューズだと思っていました。Escalanteは最近のトレンドであるニット素材をアッパーに採用したことで、シューズ内で指先が自由に動くのを防いでくれます。

裸足ランナーだから指は自由に動いたほうがいいんじゃないの?そう思うかもしれませんが、少なくともわたしはランニングシューズを履くときには、指は動きすぎないようにすべきだと考えています。シューズと裸足はあるべき姿が違います。

もちろんまったく指が動かないというわけでもありません。ニット素材ですので、コンマ数ミリは動かすことができます。わたしはそれで十分に自由度を感じることができ、それよりも肌に吸い付くような心地いいフィット感のほうが重要です。

初めてナイキがフライニットと出したときに、発売日に買いに行ったくだいニット素材好きですが、アルトラのEscalanteのニット素材は本当に気持ち良く、いつまでも履いていたい1足です。


アルトラ Escalante
楽天市場で探す

スポンサーリンク

東北・みやぎ復興マラソン2017レポート〜冷静と情熱のあいだ〜

PA010313

土曜日の夕方、ランニングマガジン・クリールのシューズトライアルを終えて仙台についたときには、左足を引きずっている状態。金曜日の練習中に傷めた左足は、朝起きたときには痛みが引いていたにも関わらず、シューズトライアルで痛みが再発。

そして仙台の街をびっこを引いてホテルを目指します。

シューズトライアルで走った距離は17km。痛みが再発したのが12kmくらいなので、東北・みやぎ復興マラソンでもおそらく、そのあたりが限界。30kmも痛みに耐えながら走るのは意味のないこと。

でもスタートラインに並ばないという選択肢はありません。このマラソン大会は、東日本大震災からの復興がテーマになっている大会。復興なんてもうずっと前に終わっていると思っているかもしれませんが、現実は、ようやくインフラが整ったというところです。

PA010111

人の生活が始まるのはこれから。そういう意味ではここからが本当の復興が始まります。

その第一歩に立ち会いたい。完走できるかどうかは問題ではなく、そこに自分がいることがわたしにとっては重要なのです。ランナーとしてできることがある。それならば走れるところまで走るというのはわたしの使命。

ただし、撃沈するつもりはありません。

シューズトライアルを走りながら気づいたのは、筋肉を収縮させなければ痛みが発生しないということ。そう考えると靭帯が損傷している可能性があるが、ようするに筋肉を収縮させなければ、この足でも走れるはず。

PA010115

左足は置いてくるだけ。推進力は右足と背筋だけを使って作り出せれば、左足は棒でもそれなりに走れます。

細かいテクニックを書いても誰の役にも立たないので割愛しますが、左足が軸になるので体がどうしても旋回するのを腹筋と背筋でコントロールして走ります。

言葉にするのは簡単ですが、ものすごい集中力と繊細な反応が求められます。スタート地点で、「千葉真子さんと目が合った」と、はしゃいだ後は気持ちを切り替えて集中力を高めて走り出します。

スタートブロックの目の前には芸能人のLiLiCoさんと林家たい平さん。すぐ後ろには鳥居みゆきさん。おかしな位置に入ってしまいました。

PA010125

最初は一緒に行った仲間とLiLiCoさんを追いかける感じで1kmを7分切るくらいのペースで入ります。2kmも行かないくらいで、このペースでは無理だと判断し離脱。いま思えばこのときの判断で正解でした。

15kmくらいまではなんとかなる気がしたけど、気持ちとしては30kmまでは痛みも感じずに走りたいところです。

気温はやや高めで、脱水症状に出る人が多そうな気配です。わたしは、序盤からポカリスエットをエイドで補給。エイドのドリンクはすべて常温です。そういうところでもう夏マラソンではないのだなと感じます。

序盤はスピードを落としたものの、そのままのペースで走り続けると、ラン仲間とLiLiCoさんに追いつく。でもエイドに入っている間に追い抜かれて、なぜか抜きつ抜かれつの関係が続きます。

PA010131

ただ、わたしがやっているのは勝負ではありません。なんとかして無事ゴールすることしか頭にありません。

東北・みやぎ復興マラソンももちろん裸足で走っています。愛媛マラソンを除いて、よほど寒かったり暑かったりしない限り、わたしは裸足で走ります。

スタートからはしばらく新しくできた道路だったので、超快適な裸足ランでした。ところが途中からは荒れた路面がところどころ出てきます。さらに気温の上昇とともに路面温度も上がります。

気温があと2℃上がってたらまずかったかもしれません。この日の最高気温は24℃。日差しがあったので、これくらいの気温でも実は路面温度は容赦なく上がっていきます。

PA010142

路面温度が上昇すると、さすがに気持ちが焦りそうになりますが、それでもスピードは上げません。この日ばっかりは冷静な自分のままゴールに向かうしか完走への道は見えません。

ただし、スピードを出さないと決めているため、エイドのグルメを存分に楽しめます。まるごと1個のトマトや、歯につまるホタテの浜焼き、美味しいフルーツなどなど、本当に美味しいものが勢揃いしています。

しかも、コース上の震災前に集落だった場所には地元の人たちが戻ってきて、ボランティアでエイドをしてくれています。「頑張って」と「ありがとう」という言葉が胸に刺さります。

あの日から6年半が経過して、仙台のような大きな街はとっくに復旧しているように思えますが、あのときの出来事はいまだに仙台や東北の人たちの心のなかに消えない傷として残っています。

PA010151

仙台駅前にいくと、空き室の多いビルが目に入ります。

彼らの傷はきっと時間が解決してくれることはないでしょう。一生背負っていく消えない記憶。それでもマラソンだからとランナーに声援を送り続けてくれます。

そんな声に応えるには、自分史上最高の走りをするしかありませんが、残念ながらそんな余裕はわたしにはありません。30kmを過ぎるまでは精神的にも余裕は全くない状態です。

途中、海岸線を走るエリアがあるのですが、その地域はすべて防波堤が設置されて、海側を見ることができません。せっかくの景色が台なしと言いたいところですが、地元の人たちにしてみれば、命がかかっている防波堤。

PA010197

わたし個人としては、海が見えないというのは走りやすくはありました。コース途中で何度か海を見ることができるのですが、その度に複雑な心境になります。この海が多くの人の命を奪い取ったのだと思うと、正直直視できません。

そして、テレビで見たあの場所を、こうして走っているという現実。本当に心がどうにかしそうでおっかなびっくりでのランニングです。

裸足の河童で走っていると、どの大会に行っても女性ランナーに「いつもブログ読んでます」と声をかけてもらえるのですが、今回はなぜか声をかけてくれるのは男性が多く、女性もいましたがやや少なめです。

もしかしたら、自分の文章によって、東北・みやぎ復興マラソンに参加した人もいるのかなと思うと、ちょっと不思議な気持ちになります。圧倒的な存在感はありませんが、ちょっとしたインフルエンサー。

PA010167

そういう意味ではやはりリタイアしている場合ではありません。這ってでもゴールを目指さなくてはという気にさせられます。いつどこで誰かに見られているか分かりません。「あいつ裸足でリタイアしよった」とは思われたくないものです。

30km地点まで走ってきたところで、ようやく完走する姿が見えてきました。それでもまだあと12km。

しかも北端まで走って折り返したところで、強い風に足を取られそうになります。真正面から吹いてくるやや冷たい向かい風。残り10kmを気持ちよく駆け抜けようと思っていたのですが、これは完全に牛歩です。

それでも、応援をもらえると勇気が湧いてきます。もう少しスピードを落とそうかなと思ったときに「頑張ってください」と言われると、とりあえずもう1km頑張ってみようという気持ちになります。

PA010170

何度も何度も沿道の声援に応え、さらにはハイタッチをしていると、知らないうちに目に涙が浮かんできます。先週の網走マラソンでも涙がこぼれそうになりましたが、あのときは気持ちが昂りすぎての涙です。

今回は、あの日の映像が何度も脳内でフラッシュバックします。

その場所をいまたくさんのランナーとともに走っています。震災がなければ、マラソンを走っていなければ、きっと交わることのなかったランナーたちとの無言の励まし合い。

こういう大会には涙よりも笑顔が似合うはず。

PA010275

 

残り2kmからは感情に走りを乱されないように、「まだ行ける!」「頑張っていこう!」と周りのランナーに声をかけながら走りました。

そして残り1km。

足の状態を考えれば、よく走ったと自分で自分を褒めたいところ。でも、心に湧いてきたのは「まだまだ走っていたい」という想いでした。この心地よさを終わらせたくない。これが正直な気持ちです。

でもどんなマラソンでも必ずゴールしなければいけません。

PA010297

きちんとフィニッシュラインを超えることで、初めてマラソンという作品が完成します。名残惜しい気持ちと、なんとか負担をかけずに走りきれた安堵感。そんな感情が複雑に絡み合いながらも、5時間29分38秒(ネットタイム:5時間25分22秒)でわたしの東北・みやぎ復興マラソンが終わりました。

被災地で中途半端な走りしかできなかったことは心残りですが、多くの人に裸足でフルマラソンを走る姿を見てもらい、何かを感じてもらえたのであれば、わたしはそれで十分です。

記録よりも記憶に残る大会。それはわたしにとっての東北・みやぎ復興マラソンでした。

また数年後にはここに戻ってきて、また違った感情で、そして完治した足で、湧き上がった情熱をすべて注ぎ込んだ走りをしようと思います。


東日本大震災 復興が日本を変える-行政・企業・NPOの未来のかたち
著者:岡本全勝(復興庁事務次官)、藤沢烈、青柳光昌
楽天ブックス:東日本大震災復興が日本を変える 行政・企業・NPOの未来のかたち [ 岡本全勝 ]

スポンサーリンク

月間走行距離は気にしないけれどもオクトーバーランに参戦!

233c32abda8169e6862fe2cc61df7f43 s

このブログのタイトルは「月間走行距離なんて知りません」ですが、ちょっとこの10月だけオクトーバーランに乗っかってみようかなと思います。

ランニングを始めて一度もやろうと思ったこともないどころか、これまで微かにその言葉を聞いたことのあるだけのイベントが、なぜかここ数ヶ月で立て続けに視界に入ってくるので、これは意味があるのかなと。

わたしは運命という言葉はあまり好きではありませんが、必要なものはいつだって引き寄せ合うというのは信じています。人と人とも必要なときに引き寄せ合います。万有引力の法則というやつです。

なぜ、わたしの運命の人と引き寄せ合わないのだけが謎ですが。

726271fd4d37c17f84006ea61078b383 s

それはともかく、オクトーバーランです。これだけ目の前に現れるということは、きっと意味があり、今やるべきなんだと思います。

そもそも「月間走行距離なんて知りません」というのは、1日10km毎日走ってれば300kmになるし、その程度のことは誇ることでもなんでもない。大事なのは練習の距離ではなく質だということ、そして距離を追うことばかりがマラソンの楽しさではないという想いが込められています。

実際にわたしは自分が1ヶ月にどれくらい走っているのか知りません。

B38169d0d961dfcc5e487d4a66ab4bdf s

それでも聞かれることがあるんです。「知らない」と答えると怪訝な顔をされるので、「300kmは走ってると思いますよ」と濁すのですが、「やっぱりそんなにも走ってるんですね」というようなことを言われます。

わたしが1日10km走っているのにはちゃんと意味があります。ライターという職業柄、ランニングに出ないと1日の歩数が100歩にも届きません。そんな状態では健康を維持することもできません。

個人事業主は健康が全てです。病気で働けなくなったら収入が止まります。収入が止まると命も止まります。ですので、わたしは雨や槍が降ってこない限り毎日走ります。9月になってからは朝も5km弱走っています。

C5e3b108f03793b7c3b8154a75747679 s

ちゃんと走れば最低でも毎月450kmです。これにレースや練習会を入れると500km近くになります。

個人的にはすごいことではありません。みんなはその代わりに毎日満員電車の揺られて通勤しています。わたしにしてみればそっちのほうが100倍すごいことです。

じゃあ500kmくらい走る人は全国にどれくらいいるのでしょう?

ちょっと知りたいわけです。それを知るにはやっぱり自分も走らないのはフェアではありません。走らずにランキングだけを見るという方法もありますが、それはネットから情報を集めてそのまま記事にしているWEBライターと同じ。

02429f65fdef924dd9c7fb5507e0690b s

そこに何の魅力もありません。何事も自分で経験するのがわたしのスタンスです。そして経験するからこそ見えてくることがあります。

ただし、ランキングを上げるために走るということは1歩たりともするつもりはありません。いつも通りに走って、どれくらいになるのかを知りたいだけ。どうせなら、毎日その結果をアップしていこうかなと。

前日の練習は毎日twitterでアップしていますが、それのブログ版を。ただ、個人的なことすぎるので、facebookとは連携させません。

そして、何よりも気になるのが昨日傷めた左足首です。多分10月の前半は走行距離が伸びません。そこで凹まないようにメンタルをきちんと整えることもやらなくてはいけません。

62510b8f95ad5a37b3fd8b21f9a26c8c s

後は万里の長城マラソンを終えて、モチベーションを維持できるのかという…

いずれにしても、やると決めたからには最後までやり抜きます。自分もやるよという人がいれば、ぜひ河童に負けないように走り込んでください。

オクトーバーランHP:http://octoberrun.jp


山縣亮太100メートル9秒台への挑戦
著者:仲田 健
楽天ブックス:山縣亮太100メートル9秒台への挑戦 トレーナー仲田健の改革 (学研スポーツブックス) [ 仲田 健 ]

スポンサーリンク