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たくさんの本を読んできたならライティングという仕事をしてみるといい

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ただただ忙しい。やるべきことがいっぱいあるのに、まったく手が回らない状態。綱渡りというより、綱から完全に落ちて、その下をトボトボ歩いているような状態です。

これでも1つ大きな案件を断ったのですが、それでも新しい案件が入ってくる。ライティング業界はいったいどれだけ人手不足なのでしょう。

こういう仕事こそAIにでも任せる時代がやってくるのかもしれませんが、とにかく今は完全に人が足りていないような感じがあります。わたしの周りだけかもしれませんが。

文章を書くというのは、誰にでもできる仕事です。でも、分かりやすい文章を書くというのは、テクニックではなんともなりません。どれだけ多くの本を読んできたかで決まるとわたしは考えています。

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わたしは幸運にも、幼い頃から本を読むということに関しては不自由してきませんでした。

定期的に図書館に連れて行ってもらっていましたので、好きなだけ本を読むことができました。テレビは1日1時間までと決められていましたので(守ってませんでしたが)、本を読むくらいしかすることがありませんでした。

誕生日やクリスマスでもなければ、モノを買ってもらうこともほとんどありませんでしたが、本だけは時々買ってくれました。お気に入りは「大どろぼうホッツェンプロッツ」シリーズでした。

でも、本格的に読書をしたのは社会人になってからかもしれません。高校時代や大学時代はサッカーをすることしか頭にありませんでしたので、読書からは少し離れていました。

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社会人になったら、給料のほとんどが書籍代に消えていきました。毎週末に本屋に出かけては気になる本を片っ端から購入するという乱読時代。小説や旅行記、自己啓発本まで様々な本を読み漁りました。

それが出来たのは、小さな頃に読書をするというベースがあったからですが、わたしの文章力というのはそのときに身についたのでしょう。

読書感想文を書くのは好きな子どもでしたが、中身はいまいちだったと思います。そう思うと、中身のある文章を書けるようになったのは、間違いなくその時代があったからこそです。

乱読時代に理系の仕事をしているため、論理的思考が加わって自分らしい文体の基礎ができたのでしょう。

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ただし、その道のプロが書く文章をわたしは書くことができません。このブログを読んでいる人なら知っていると思いますが、誤字脱字も多く、いくら推敲をしてもこれは直りません。

自分で自分の文章の特徴を「わかりやすさ」と「着眼点」にあると思っています。この2つに関しては、わたしがこれから磨き続けるべき武器でもあります。文章の書き方を誰かに教わったわけではないわたしが生き残るための数少ない武器。

反対に語彙力が圧倒的に不足しています。表現力もかなり低レベルです。他の人の文章を読むと、自分の使える単語の数がいかに少ないかを痛感しますし、圧倒的な表現力の作家さんの本を読むと泣けてくるレベルで打ちのめされます。

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でも、そんなレベルの物書きでも仕事が途切れないほど人手が足りていないのが現実。

もっと多くの人が始めればいいのになとは思います。気軽にできる仕事ではないかもしれませんが、パソコンが1台あれば始めることができます。自分のペースで仕事をすることもできます。

そこそこ美味しい仕事だとは思います。わたしのように自分で発信しなければ、1日8時間労働で会社員と同じくらい稼ぐこともできますから。ボーナスはないので年収はかなり下がりますが、それと引き換えに自由があります。

いきなりしっかり稼ぐことはできないかもしれませんが、 クラウドソーシング「ランサーズ」のようなサービスを使えばそこそこ稼げるようにはなります。

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もし、これまでにたくさんの本を読んできたというのであれば、そこで培ったであろう文章力を活かしてみてはいかがでしょう。まずは会社員を続けながらのお小遣い稼ぎ程度でもいいと思います。

1文字1円で、1時間に2000文字書けば時給2000円。悪くないと思いますよ。1時間に2000文字書ければ……ですが。

クラウドソーシング「ランサーズ」

日本一緩いマラソンレポート「第1回秦野24時間裸足マラソン」

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先にお伝えしておきますが、表題にあるようなマラソン大会はありません。個人的に24時間走るにあたり、名前が欲しかったので勝手に命名しました。

ことの始まりは、毎年参加している夢の島24時間(24時間グリーンチャリティリレーマラソン in 夢の島)が、競技場の改修があって今年は豊洲開催になったことにあります。

当初は豊洲の大会に出るつもりでしたが、路面を確認しにいったところ、裸足で1時間も走ったら足裏が終わってしまうような路面だったので、出場を見送りました。

でも裸足で24時間は走りたいわけです。実は夢の島の路面もそこそこ厳しく、さらに日中の路面温度がかなり高くなることもあって、まともに走りきれた年がほとんどありません。

条件が整えば裸足でどれくらい走れるのか。それが長年抱いてきた疑問でした。

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わたしの24時間の記録はシューズで138.4kmで、裸足なら110.25kmです。24時間の記録としてはかなり平凡です。ただ、裸足でちゃんと走ったら、シューズの記録には追いつけるのではないかという思いがありました。

というわけで、1人で24時間マラソンをやってみようということになりました。

会場は毎日走っている秦野市立大根公園です。ウレタン舗装のコースがあり、かなり裸足に優しい環境です。鶴巻温泉に引っ越してきて、「いずれここで24時間の裸足マラソンをしたい」と考えていた場所でもあります。

スタートは5月18日土曜日の午前9時。早い時間にしたのは、夢の島24時間のように昼間スタートだと2回ほど地面が暑くなる時間があるためです。また、起きてすぐに走れるほうが夜間の眠気を抑えられるという考えによるもの。

実際に、この日の起床は目覚まし時計なしで7時過ぎ。7時間以上ゆっくりと眠れました。

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そこから準備をして9時のスタート。自主開催ですので食べ物や飲み物はすべて自分で用意しますが、普段の24時間マラソンでもそうしているのであまり気にはなりません。

いつもの24時間マラソンは、感覚で走っているのですが、今回は1つのルールを決めました。「50分走って10分休む」。軍隊の行軍として50分移動して10分休むというものを、何かの本で読んだのを実践しようと。

これの懸念事項はトータルで4時間が休憩時間になるというもの。24時間マラソンなのに実働が20時間。

ただ、誰かと競うわけではないので、将来の長距離ランニングのためにも試して起きたかったというわけで実行しました。これは思いの外ハマりました。11時間経過するまでは。

1周1080mのコースを50分で7〜8周するのでが、こんなにも走れるものかと驚くほどきれいに走れます。正直なところ、スタートして3時間くらいで逃げ帰ってくることも想定していました。

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レースじゃないのでリタイアする理由なんていくらでもあります。でも「50分走って10分休む」のおかげで、あれよあれよという間に11時間が経過していました。12時から13時くらいまでは路面の熱さに足裏を消耗しましたが、夢の島ほどでもなく走れます。

結局12時間で90kmという距離。

これは100マイルも行けるかもなんて思いつつも、「そんな上手い話があるわけがない」と自分に言い聞かせます。だって、わたしは24時間マラソンで140kmも走ったことがないわけですから。

この1年で超長距離のレベルが上ったのは事実です。階段レースのためのトレーニングが、明らかに長距離にいい効果を生み出しています。

ただし、走り方を変えてから半年しか経過していないので、やっぱり弱いところから潰れていきます。大腿四頭筋の付け根。11時間を過ぎたくらいから痛み始めました。

その後は入れ代わり立ち代わりで、いろいろな箇所が痛み始めます。もちろん足裏も。

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追い打ちをかけるように、公園は22時(13時間経過)で完全消灯します。ランニングコースの街灯も消えてしまい、足元はまったく見えません。ランニングコースとはいえ、枝や小石が落ちていますので、それをいちいち拾って悶絶。

それでもなんとか距離を積み重ねていきます。0時くらいでもまだ眠けもなく、気合だけでなんとか160kmを狙おうという意気込みではいましたが、そこから睡魔がやってきてすべてが終わってしまいました。

太陽が上ってくればなんとか回復すると思いながらも午前4時前後は1時間で4kmも進めません。それでも寝落ちしたのはトータルで15分程度しかありません。いや、しっかり1時間寝るほうが良かったのかもしれません。

太陽が上って明るくなっても、睡魔は去ってくれません。そもそも足も限界を超えているわけで、ただただ苦しい。でも、自分がやると決めたこと。止めて家に帰るということはまったく思いませんでした。

とにかく、淡々と距離を伸ばしていく。

そして22時間が経過したところで、あと9周走れば150kmを超えられると分かり、ここでスイッチが入りました。眠気が引いてくれたのもあり、着実にラップを増やして残り1時間であと4周。

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スパートをかけるのが早すぎて、この4周がかなり苦しかったのですが、なんとかクリアで151.3kmで完走しました。裸足の自己ベストを40kmも更新し、24時間マラソンそのもののベストも13km更新しています。

大会でもないのに24時間走ることがすごいと言ってくれる人がいますが、わたしは大会よりも単独走のほうが向いているのかもしれません。旅ランなども基本は1人でコツコツ走っていますし。

ですので、決してすごいのではなく相性がいいだけだと思います。でも、結果には満足していません。裸足にはもっと可能性があります。裸足の100マイルも達成できそうな気がします。

というわけで、きっと来年も開催するのでしょう。

ただし、きちんとトレーニングしないとまた11時間で失速するのは明らかです。これを13時間まで伸ばして、プラス9kmを稼ぎ出すこと。そのために、またトレーニングに励むとしましょう。


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著者:岩本 能史
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体幹を整えるということを理解するのに10年かかった

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ピラティスを習い始めたのは10年前。月に1〜2回程度のペースでほとんど同じ先生に教わってきました。いろいろあって、しばらくきちんとしたレッスンを受けれていませんが、ここにきてようやく「体幹」の意味が分かってきました。

ここまで来るのに10年。これが長いのか短いのかは分かりません。でも、ここまで何も分かっていなかったわけです。その自覚がなかったわけではありません。

体幹を整えても走りにはそれほど影響しない。これまではそう思っていたところがありました。ピラティスを習ったことで得られたのは、体の声を聞けるようになったのと、自分のイメージ通りの動きができるようになったくらい。

少し前に「背筋を使って走る」という考え方に気づいたときに、「これが体幹を使うということか」となったものの、いま思えばただの勘違いでした。

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でも、その先に今があるわけですから、まったくの見当違いというわけでもありません。

体幹を整えるときに、やっぱり重要になってくるのは背筋です。背中を軽く反るようにして、その状態で腹筋を軽く持ち上げる。これが体幹が整った状態のような気がします。

ものすごく安定感がありますし、「整った」感覚があります。走るときにも無理な力が入っていないので、思った以上にスピードが出ます。ジョグで走っているのに、5分20秒/kmくらいが簡単に出ています。

ただし、まだこの姿勢を維持するための筋肉が鍛えられていないので、本格的に走りに活きてくるのはこれからでしょう。

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いつも言っていることではありますが、これを他の人が真似てもわたしと同じ感覚が得られるわけではありません。おそらくほとんどの人が「走りにくい」を感じることでしょう。

わたしも、背筋を使って走るようになってから、まだそれほど長くありませんが、今回気づいたのは背筋も一定量ないと思うどおりには動かせないということです。

無い袖は振れないと言いますが、無い筋肉は使えないわけです。

そして、この筋肉を手に入れるまでかなり時間がかかりました。マラソンで走れる体を作るのに3年かかると言われていますが、まさに3年かかって、ようやく理想とする筋肉を手に入れたわけです。

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ランナーは手っ取り早く、速く走れるようになる方法を欲します。だから、フォアフットがいいと聞けばフォアフットの走りを取り入れたりしますが、そんなうまい話はありません。

マラソンは足し算のスポーツです。一つひとつ積み重ねることで成長できます。そのベースになる部分をコロコロと取り替えていたのでは、いつまで経っても成長できません。

効率のいい走り方というのはもちろんあります。でも、それを自分のものにするのにも時間がかかります。

自分が「これでいい」と思えたものをどこまで突き詰めていけるか。ランナーにとって、本当に大切な部分はそこにあるような気がします。何もマラソンに限ったことではありませんが。

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最近は何でも効率化とスピードが求められるようになりましたが、人間はそんな簡単に変わることはできません。精神的にも肉体的にも変化には時間がかかります。

体幹が整った状態がどういうものなのか理解するのに10年もかかるわけです。それはわたしが鈍いだけかもしれませんが、わたしなりには手順を踏んでいますし、かかるべくしてかかったのだと思います。

もしかしたら、ここがゴールではない可能性もあります。10年後に「あのときはまだ分かっていなかった」と言っている可能性もあります。体幹を理解できたのはスタートラインに立っただけですから。

大事なのはここから結果に繋げるということ。どうなれば結果が出たと言えるのかは分かりませんが、とりあえず週末の1人裸足24時間マラソンでどこまで走れるのか試してみようとは思います。

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もちろんすぐに結果が出るわけではないので、今回のタイムがベースとなり1年後、2年後に違いとなって現れる。そういうものだというのは理解しています。ただ、今回はかなり自分自身に期待しています。

過去の自分を軽く超えていける。根拠はありませんが。


速くなる体幹トレーニング BCT 《増補版》
著者:原 健介
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「おいしくなーれ」の魔法を使えるという幸せ

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下手の横好きと言いますが、わたしは料理をするのが好きだったりします。モノづくりが好きで、料理もそのひとつなんだと思っています。上手に作れると嬉しいですし、残念な味になったらリベンジします。

もっとも複雑なものは作らないので、失敗することもほとんどないのですが。

そんなわたしがこだわって使っている調理器具が2つあります。ひとつは羽釜で、もうひとつが鉄製フライパン。どちらもあまり使わない人が多いかと思います。

炊飯器があれば羽釜なんて必要ありませんが、わたしは炊飯器の内釜のコーティングが剥がれてしまうのが嫌いで、あと玄米を炊飯器で炊いたときの匂いも嫌い。なので、毎日羽釜でご飯を炊いています。

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鉄製フライパンを使っているのも、テフロン加工の効果が無くなったら買い換えなくてはいけないのが嫌いだからです。なぜかわからないのですが、わたしは調理器具を使い捨てにするのが苦手です。

鉄製フライパンに変えたのがいつだったのか忘れましたが、きっと一生モノなんだろうなとは思います。取っ手の部分が劣化するかもしれませんが、いまのところそのような傾向もなく、長く使っています。

これに雪平鍋の3点セットがわたしの普段遣いする調理器具です。他にも無水鍋も持っていますし、ミルクパンもあります。でもいつも使うのはこの3つだけ。

これだけはどこに引っ越しても持っていくと思います。

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料理をするようになったのは、一人暮らしを始めてからです。実家にいる頃は作ってもインスタントラーメンくらい。料理なんてほとんどしたことがありませんでした。

1人暮らしを始めたときには、料理本を買ってきて色々作ったりもしました。初心者にありがちな、冷蔵庫に一杯の調味料状態になったときもあります。今は「しせそ+酒」くらいしか使っていません(砂糖とお酢は使いません)。

作るものもシンプルになりましたし、自分で食べるものを作るのにレシピを確認することもありません。なんとなく味をイメージして調理すれば、それなりのものに仕上がりますので。

以前、何も考えずに適当に調味していったら回鍋肉が完成していたことがありました。回鍋肉を作ろうとしたのではなくて、材料から「こんな味付けにしたら美味しいかな」と思って、作ってみたら回鍋肉だったという。

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こんな風に、想像力を使って調理するのも好きですが、やっぱり誰かに食べてもらうのが1番楽しかったりします。久しく誰かに作っていないような気がしますが、やっぱり料理を作って「美味しい」と言ってもらえるのが嬉しい。

作るときには「口に合わなかったらどうしよう?」とドキドキしますが、作ったものがあっという間になくなったとき、心の底から良かったと思うわけです。

料理の腕は食べさせる誰かがいることで上達します。もちろん味覚も大事ですし、ある程度はセンスや手際の良さというのも求められるのかもしれません。でも、やっぱり大事なのは「喜んでもらいたい」という気持ち。

でも、世の中のお母さんたちは、毎日のことだからそんなこと考える余裕もなくなるのかもしれません。とにかく作ることが最優先されるし、頑張って作っても「美味しい」のひと言がもらえない。

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そうなるとモチベーションも下がりますよね。料理というよりも作業になってしまう。

「おいしくなーれ」の魔法を使わなくなったとき、料理は楽しみではなく苦痛になる。それはとっても悲しいことです。だから、美味しいと思ったときには素直に「美味しい」と伝えるようにしたいものです。

少なくとも自分がそうしてもらったら嬉しいわけですから。美味しくなかったら……まぁそこは大人の対応を。でもね、美味しくないものを「美味しい」と褒めるのはなしです。それはそれで傷つきますから。

美味しいか美味しくないかはやっぱり自分が1番分かっています。

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自分が満足できる料理を「美味しい」と言ってもらえる。そういう幸せもありますよね。わたしはどこかに置き忘れてきたようですが、またそれを取り戻すチャンスはやってくるのでしょうか。

とりあえずは、自分のために美味しいものを作ることで、気持ちを満たしておくとします。


イノダアキオさんのコーヒーがおいしい理由
著者:猪田彰郎
楽天ブックス:イノダアキオさんのコーヒーがおいしい理由 [ 猪田彰郎 ]

形だけの気遣いやおもてなしで疲弊するのはもうやめたほうがいい

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日本人の文化に「おもてなし」というものがあります。いや日本以外にもあるのですが、おそらく「おもてなし」という言葉を適切に表す外国語はないかと思います。

ただ、最近の「おもてなし」は英語の「hospitality」に近いものがあるかなと感じています。でも実際にはホスピタリティとおもてなしは違います。

おもてなしは気遣いがベースにあります。そしてその気遣いは、相手に悟られるようなものであってはいけません。「よくわからないけど、なぜか心地いい状態」に導くのが、わたしにとってのおもてなしだと思っています。

例えば、重たいキャリーケースを持って、階段を上がろうとしている人がいたとします。明らかに無理をしているようであれば、「大丈夫ですか」や「手伝いますよ」と声をかけると同時に手を貸し、階段を上がったらそのまま去るのがおもてなし。

(長いな……)

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たぶん多くの人は「手伝いましょうか?」と聞くと思います。いや、ほとんどの人は見て見ぬふりをするのでしょうが、ホスピタリティがある人はきっと「手伝いましょうか?」となるはずです。

おもてなしは、相手の行動に対して先回りをします。手伝うかどうかを確認せず、手伝うことを前提に話しかけて、行動に移すわけです。もちろん、手伝いが必要であることを確信し、それでいて不審がられないことが求められますが。

ここで大事なのは実際には荷物を運ぶかどうかということではなく、目の前にいる人に対して、その人が助かるであろうことを先回りして行うということです。

「May I help you」では、おもてなしにはなりません。

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まぁ基本的には不審がられるので、わたしの真似はしないほうがいいとは思いますが。これを実際に行うには、行動や言葉だけでは足りません。何が必要なのかを言葉にするのがとても難しいのですが、最適な言葉があるとすれば「真心」でしょうか。

わたしのようなふざけた生き方をしている人間が安易に使っていい言葉ではないとは思いますが、要するに形だけのおもてなしになっていたら、それはやっぱり気持ち悪いものになってしまいます。

どんな行動でも意識して動いているうちはまだまだ本物ではありません。ランニングフォームと同じで、トレーニングでしっかりと意識付けを行い、無意識にできるようになっていく。

偉そうなことを書いてはいますが、わたしだってまだ無意識の領域にはまったく届いていませんし、おもてなしをしたいという気持ちはありません。あるのは「喜んでもらいたい」ということだけ。

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自分の行動によって誰かが喜んでくれることが、ただただ嬉しい。

なぜそのようになったのかは分かりません。きっとそういう環境で育てられたからで、なおかつそうやって周りの人たちが支えてきてくれたからなのでしょう。

こんなことをなんで書いているのか。

最近「May I help you」な人が増えてきて、それだと言われた方も言う方も疲れるだろうなと思ったことが重なったから、ちょっと文章にしておこうかなと。

真心のない気遣いは自分を苦しめることになります。これ、意外とみんな気づいてない大事なことです。一生懸命気遣いしているのに、相手がそれによって動いてくれない。何も返してくれない。

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それに対して「自分はこんなにもしてるのに」となります。そうやって心が壊れそうになった人を何人も見てきました。

気遣いは大事です。おもてなしだって受け継いでいくべきことだと思います。でも、それが表面的になっていて、真心が入っていなかったら、相手は心から喜んでくれませんし、下手するとただのうざい人になってしまいます。

じゃあどうすれば真心を込めることができるのか?

それはわたしには分かりません。どこかの偉いお坊さんにでも聞いたら教えてくれるかもしれません。わたしのような天下の凡人にはよく分からない世界ですが、形だけの気遣いはやめたほうがいいということだけは分かります。

形だけの気遣いをやめればずいぶんと楽になるはずです。人に親切にするのはいいことですが、「親切にするのがいいことだから親切にする」では疲弊していくだけですよ。


JALファーストクラスのチーフCAを務めた「おもてなし達人」が教える “心づかい”の極意
著者:江上 いずみ
楽天ブックス:“心づかい”の極意 JALファーストクラスのチーフCAを務めた「おもてなし達人」が教える [ 江上 いずみ ]

第1回秦野裸足24時間マラソンは5月18日・19日で開催

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天気次第でまだ変わるかもしれませんが、5月18日19日で「第1回秦野裸足24時間マラソン」をやることにしました。もちろん参加者はわたし1人だけですが。

19日に飯能ベアフットマラソンが開催されるので、なんか感じ悪いかなとは思いましたが、どう考えてもその日しか走れそうにないですし、自分が出ないと決めた大会に気を使う必要もないかなと。

そんなに気になるなら飯能ベアフットマラソンにエントリーすべきでしたし。

裸足の聖地ともいえる飯能で開催される大会に出ない理由については、深く語るつもりはありません。行きたくないから行かないそれだけです。

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わたしは何をするにしても執着心というものがありませんし、どこかの所属するという感覚があまり得意ではありません。だからどこにいても、ある一定の距離を取ろうとしてしまいます。

そんな距離を上手に詰めてきてくれる人もいるので、わたしは孤立せずに済んでいますが、基本的には人見知りですし、積極的に繋がりを持とうとしません。

裸足で走るということは好きですし、これまでは心のどこかで裸足ランナーが増えればいいなと思っていました。少なくともそう思っている人に協力したいとは思っていましたが、いまはその感情が1ミリもありません。

わたしが何かをしなくても裸足ランニングをする人は一定数増えていくでしょうから。

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裸足で24時間をやろうと思ったのは、単純に自分が裸足でどれだけ走れるか知りたかったから。これまで何回も夢の島の24時間マラソンで裸足ランしてきましたが、あそこはコースが悪い。

外周はかなり荒れた路面ですので裸足には適していません。そして、6月開催ということもあり路面が尋常ではない温度になってしまいます。昨年は4時間程度走れなかったような気がします。

もっと、足裏に優しいコースで裸足を試してみたい。そして、自分としてはこの1年で成長したと感じている超長距離のスキルが本物なのかを知りたいと思ったわけです。

距離はどれくらい走れるかは分かりません。数時間で逃げ帰る可能性だってあります。

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でも、それは大きな問題ではありません。やりたいと思ったことを自分でやるというスタンス。別にマラソン大会に出なくてもなんでも挑戦できるということをお伝えできればと思うわけです。

もちろん、マラソン大会にしかない魅力というものがあります。競い合うことで引き出される何かがありますし、声援が力になるのも間違いありません。ただ、大会でないと頑張れない自分にはなりたくない。

むしろ大会では頑張らない自分でありたい。

必死になりすぎて周りが見えなくなる自分は嫌ですし、声をかけてくれる人には笑顔で応えたい。わたしにとってマラソン大会は遊びです(愛媛マラソンを除く)。だから日常を頑張りたい。

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24時間マラソンというのは必ずしも裸足に優しい路面で開催されるわけではありません。裸足で走りやすい季節に、裸足で走りやすい路面。条件を整えたらやっぱりこの日しかありません。

スタートは9時からの予定ですが、1人ですのであまり細かいことは考えず。開催場所は秦野市立大根公園のランニングコース。拠点をどこにするかは検討中。

計測はSTRAVAを使ってやります。問題は24時間も計測できるのかということ。

他にも不安要素はたくさんありますが、楽しみながら24時間をコツコツ積み重ねますよ。目標は決めません。でも、自分でやりきったと思えるくらいには走りたいところです。



東京オリンピックのチケット申し込みが始まって浮かれる

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東京オリンピックの観戦申込みが始まりました。斜に構えることの多いわたしでも、さすがにこれを逃す気にはなりません。何でもいいから1競技だけでも観戦したいと浮かれているところです。

ただ、こういうのは次世代の子どもたちにこそ、現地で見てもらうべきなんだろうなとも思います。わたしがオリンピックを観戦したところで、そこから何かが生まれるわけではありませんし。

もちろんここは大人気なく抽選に申込みますが。むしろ抽選する側がそんなことは忖度してくれると信じていますし。競技ごとに、学生への特別枠を用意しているかもしれません。

でも、いざ何を観るかとなると難しいところです。

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陸上競技を観るほど陸上LOVEではありません。サッカーはもちろん第1候補ですが、対戦カードも決まっていませんし、そもそもサッカーはオリンピック競技っぽくありません。

暑い中での観戦は大変そうだから体操とかもよさそうですが、暑い中でビールを飲みながらの観戦も楽しそうだなと思ったり。そうなると野球か陸上競技がいいのかもしれません。

中学時代にハンドボールをしていたこともあり、久しぶりにハンドボールを観るというのも楽しそうです。ラグビーは今年W杯がありますので、オリンピックが盛り上がるのも間違いありません。

逆に、これはないなと思うのは結構あります。馬術なんて見ても分かりませんし、ゴルフなんかもテレビで十分です。スケードボードやサーフィン、セーリング、格闘技系などもテレビ向きです。

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そんな感じで絞っていくと、結果的に倍率の高いものばかり選ぶことになるのでしょう。くじ運の悪いわたしからすると、1つも当たらないという未来しか見えません。

どうせ当たりにくいなら、やっぱり興味あるものに絞るとしましょう。

・陸上競技
・サッカー
・ハンドボール

この3種目だけでいいでしょう。野球やソフトボールも興味がありますが、日本以外のチームの試合が当たって楽しめる自信がありません。

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ちなみに、チケット価格を見てみたのですが、水泳決勝のA席が108,000円とあります。陸上競技の午後決勝もA席130,000円です。バスケットボールの決勝もA席108,000円。

サッカーの決勝A席が67,500円で安いと思ってしまいましたが、完全に錯覚です。

ただ1番いい席でなければ、そこそこリーズナブルです。卓球も予選C席なら3,500円です。もっと高額になるのかと思っていましたが、入場料での稼ぎなんて、放映権料収入に比べるとたかが知れているのかもしれません。

こういう申し込みが始まると「いよいよだな」という気分になってきます。これから各競技での選考も始まるわけです。自国開催でのオリンピック出場というのは、アスリートにとっても人生に1度あるかないかのチャンスです。

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選考にかける意気込みも違ってくるはずです。

物書きとしては、そこから学ぶこともあるはずです。わたしの視点で伝えられることもあるはずです。選考が始まってからオリンピックが終わるまで、このブログはずっと競技に関するコラムになるかもしれません。

この期間だけテレビを買ってしまおうかと思うくらいワクワクしています。

1ヶ月間、仕事をできるだけ受けないようにしたいところですが……まぁそれはそのとき考えましょう。取らぬ狸のなんとやらです。何かの間違いで、オリンピックに関わる可能性だってゼロではありませんし。


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著者:カルロス矢吹
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旅ランこそランナーが向かうべきところ……だといいな

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人はなぜ長い距離を走りたくなるのでしょう。514kmを走る川の道フットレースのサポートを終えて感じたこと。いや、あなたもたいがい走っているじゃないかと思うかもしれませんが、自分でもなぜ長い距離を走りたくなるのか分かりません。

毎年24時間マラソンを走ってきましたし、五街道もすべて走っています。年に1〜2回はレース以外で100kmを超える距離を走っています。でも、なぜ走るのかという結論は見つかりません。

ウルトラマラソンを走るとき、多くのランナーが達成感を得ることができます。でも、わたしには達成感というものがありません。これまでの人生で1度も味わったことがないので、正直なところ達成感が何なのかすら分かりません。

だから、きっとわたしは達成感を得るために走っているわけではなさそうです。

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何かに挑戦しているという意識もありません。いつも書いていることですが、基本的にはわたしは自分ができると思ったことしかしません。難しいことを乗り切るというよりは、やり切れる自信があるから実行します。

そこでしかできない経験がある。これは理解できます。何百kmも走っていると、これまで見たことのない景色が飛び込んできますし、体験したことのない状況に追いこまれることもあります。

長距離ランは非日常が詰まっているため、旅と同じような魅力があります。

長い距離を走るということ自体は、いくらでもシミュレーションできますが、そこで何が待っているのかは旅に出てみなければ分かりません。そして、必ず想定していない何かに出会えます。

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24時間マラソンのように同じ場所を回り続けるランニングですら、非日常の世界です。見える景色はいつも同じですが、状況は刻一刻と変わっていきます。

日常が退屈だとは思いません。ただ、日常の中では想定外のことはなかなか起きません。同じことをずっと続けていると、どこかで必ず膿んでしまいます。少なくともわたしの場合は。

その状況を変えるためにわたしは長い距離を走り、知らない土地を旅しているのかもしれません。

わたしは変化を好みます。それがいいとか悪いとかいうわけではなく、単純に同じ場所に留まることが苦手なだけ。小さな頃にUFOにでも捕まって、回遊魚か渡り鳥のDNAでも組み込まれたのかもしれません。

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もしくは、同じ場所に留まれないのは人間の本能なのか。

江戸時代の人も、伊勢参りや大山詣など、何かに理由を付けて旅をしています。江戸時代には旅の指南書がいくつも出版されています。そもそも人は旅をするようにできているのかもしれません。

ところが現代では交通網が発達したことで、人はほとんど歩かなくなりました。そして、歩いて旅をするということを忘れてしまったのかもしれません。ほとんどの人が42.195kmの距離でさえ「とんでもない」と思います。

でも、本能的には自分の足で旅することを望んでいる。だから、長い距離を走れるようになったランナーたちは、どれだけ遠くても自分の足で移動しようとするというのは、少し強引すぎる説かもしれませんが、あながち間違っていないような気もします。

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長い距離のランニングには中毒性もあります。

生理学的にどうなっているのかは分かりませんが、きっと快感を得られるホルモンが出ていたりするのでしょう。その仮説があっているなら、人間は旅するようにできているという説も信憑性が出ますが、それは専門家に任せましょう。

ただ、レース以外で長い距離を走って旅をしている人は圧倒的に少数派です。

会社勤めですとそんなに長い時間を確保できないというのもありますが、土日や3連休を使えば色々なところを走ることができます。そもそも旅ランという発想そのものがないのかもしれません。

どこかでブームになるような気がするのですが、わたしは時代を先取りしすぎたのか。

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川の道フットレースを見ていると、レースでしか味わうことのない一体感というのもあることが分かりました。制限時間があるからこそ限界の向こう側へ行けます。

でも関門のない旅ランにだって魅力はたくさんあります。わたしがそれをうまく伝えていないのがダメなのか。2019年からはレースだけでなく、旅ランもひとつのテーマにしてみようかと思います。

「それって面白そう」と思ってもらい、実際に走り出してもらうためにも。いつか何人かのラン仲間と走ったり歩いたりしながら旅をするのがわたしの目標。

満天の星空を眺めながら旅ができたら楽しいだろうな、なんて妄想しています。


旅のアイデアノート (わたしの旅ブックス)
著者:森井 ユカ
楽天ブックス:旅のアイデアノート (わたしの旅ブックス 9) [ 森井 ユカ ]

頼りにされるのは好きだけど依存されるのは嫌い

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GW10連休でほとんどブログを書ける状態になく、ようやく落ち着いて自宅での仕事を再開しました。ただし、無理に詰め込んだ案件があり、「時間がない、時間がない」と慌てて駆け去る不思議の国の白ウサギのごとく。

知っての通り、わたしは万里の長城マラソン日本事務局を行っていますので、毎年5月1日は万里の長城マラソンのために北京におり、そして今年は帰国後すぐにクレイジーランナーの三州ツバ吉さんの川の道フットレースのサポート。

ということは、この連休はほぼ誰かのために時間を使っていたということになります。これは、自分にとってはとても嬉しいことだったりします。わたしは主人公タイプではなく、どちらかというと人をサポートする側の人間です。

子どもの頃に読んだ三国志で憧れたのは軍師である諸葛亮孔明でした。ですので、サポートするといっても仕えるというよりは対等な立場であることを好みます。

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サポートすることが好きですが、誰かに主事するということが昔から苦手でした。だから、基本的には単独行動を好みます。でも、助けてほしいと頼まれれば、ふたつ返事で了承してしまいます。

万里の長城マラソンの日本事務局も断る理由が何もなかったから引き受けたところ、100人を超える日本人に走ってもらうことができる大会にまでなりました。

今回の川の道フットレースのサポートも、最初は難しいかなとは思いましたが、後半だけでもいいと言われて「だったらなんとか」ということで、他のラン仲間とともにサポートを行いました。

人に頼られるというのは、自分がどうにもならない人間ではないということの確認になります。役に立つかどうかは別として、少しは信頼されているわけですので、小さくても自信にはなります。

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世の中にはまったく頼りにされない人もいるわけですから。もちろん、頼りにされるのが嫌いな人もいるでしょうし、どちらが幸せかなのかは分かりません。

ただわたしは、頼りにされたいタイプの人間だというだけのこと。

わたしが自分のことを面倒な人間だと思うのは、頼りにされたいくせに依存されるのが嫌いということ。わたしが手を差し伸べたくなるのは、自力でなんとかしようともがいているけど、どうにもならないから側面から支えて欲しいという人。

何かに向かって全力を尽くしている人は無条件で協力したくなりますが、わたしを利用したいだけという人とは距離をおきます。これは昔からの習性みたいなものです。

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こう書くと、どうも自分が傲慢な人間に思えてきました。

頼りにされたいなら、誰にでも等しく手を差し伸べるべきなのかもしれません。でも、わたしは聖人君子ではありませんし、神様でも仏様でもありません。自分が好きな人だけ助けられればいいと思っています。

書けば書くほど傲慢さがにじみ出てくるので、なんか損した気分です。でも、それが重松貴志だから仕方ありません。世のため人のために頑張るというのは、そういうのが好きな人におまかせします。

わたしは世界を変えるなんて大きな野望もありませんから。もちろん有名になりたいわけでもありませんし、成功者になりたいわけでもありません。

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ただ、このGWにしたように大切な人を支えられる自分でいようとは思います。そのためには現状維持で満足しないこと。できるだけ高く跳び、期待に応えられる自分を目指す。これがわたしのモチベーション。

いつか誰にも頼られなくなる日が来るのでしょうが、そうなったら静かに余生を送ることにしましょう。その日がやってくるまでは自分らしく全力疾走で。


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万里の長城マラソン日本事務局が目指すべきところと現在地

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今年も理想からはほど遠い事務局運営になってしまいましたが、万里の長城マラソン仲間のサポートがあったおかげで、「楽しかった」の声をいくつもいただきました。

万里の長城マラソン日本事務局をしているのは、1人でも多くの人に北京の今を感じてもらいたいため。今回130人の参加者があり、その役割を少しは果たせたかなという思いはあります。

そして、今の自分では130人というのは完全にキャパオーバーだということも痛感しました。

1人1人と向き合いたいという想いと、物理的に時間に制限があるということ。1人にしっかり向き合っていると、残り129人に背を向けることにもなるということ。

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今回は大会翌日のツアーも30人近い参加者があり、仲間からは「そんなんじゃだめ」と叱られるほどテンパってしまいました。4〜5人のイベントには慣れていますが、30人となると別世界でした。

これも経験なのでしょうが、わたし自身はあまりにも無力。

なんでもかんでも自分で背負う必要はないのでしょうし、頼ることも大事なのかもしれません。でもそれは、あくまでも十分な準備をした上で、補ってもらうべき。少なくともわたしは主催者側の人間ですから。

でも、この人数がゴールだとは思っていません。何千人も集めることはできませんが、誰もが1度は走ってみたい大会になること。万里の長城マラソンの知名度をアップさせることが目標です。

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そうなったときには200人、300人という規模だって考えられるわけです。

そうしたときには、やっぱり日本事務局が1人体制というのは無理があります。でも、誰にでもお願いできることではありません。責任も出てきますし、胃が痛くなるくらいのプレッシャーにも耐えてもらわないといけません。

それを誰かにお願いする勇気が湧きません。これはわたしにとっての永遠の課題。

やらなくてはいけないこと、そして変えていきたいこと。大会が終わった直後はモチベーションが高いのですが、これを維持するのが難しいというのも課題です。

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もっと本気で宣伝をしていけば、もっと多くの人に知ってもらえるはずです。

ただ、まずやらなくてはいけないとはっきりしたのが地盤づくりです。100人の日本人参加者を目標にしてきた万里の長城マラソンですが、その目標を達成したところで見えてきた足元の弱さ。

頂に到達したからこそ見える景色というものがありますが、頂かと思っていた場所の先にはもっと大きなピークがありました。そして、そのピークを上るだけの体力も装備もない現実に気付かされたわけです。

勢いと気持ちだけではどうにもならないことがあります。

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たぶんしばらくは、このモヤモヤに悩まされるのかとは思いますが、それも成長していく過程できっと大切なこと。成長はいつだって痛みが伴うものです。43歳にもなって成長しようというのならなおさらです。

それでも、痛みをともなう成長ができる立場にあることに感謝の気持ちしかありません。誰もができるような経験ではないわけです。だからこそもっと上を目指したい。

今回はGW10連休というのもあったので130人もの参加者がありましたが、おそらく来年は多くても100人がいいところ。今年よりは余裕をもって対応できるかと思います。だからこそ、理想の運営に向けて全力で取り組むこと。

やるべきことはたくさんありますが、まずは一つひとつ丁寧に。


万里の長城は月から見えるの?
著者:武田 雅哉
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メールが必ずしも届くわけではないという事実

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万里の長城マラソン日本事務局の仕事で、多くの人に受付票などをメールしているのですが、日本事務局からのメールがhotmailやoutlookメールで受け取れないことが多々あることが分かりました。

迷惑メールに引っかかっているのではなく、根本的に届いていないという。

どうやらこれは昔からある問題らしく「そんなことあるわけがない」と思っていましたが、そんなわけがあったわけです。迷惑メール対策のようですが、送ったメールが届かないとなると、そもそもメールの役割を果たしていないわけで。

もうメールで個人間のやりとりをする時代でもなく、広告ばっかり送られてくるわけですから、きっと大会の連絡などもメール以外の方法も考えなくてはいけないかもしれません。

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きっと5年後にはメールはチャットツールにとって変わられているかと思います。大事な連絡が届かない可能性があるわけですので。今回はiCloudでもGmailでも届かないというのもあり、ずっとメールに振り回された感じがあります。

LINEでの申込みや、やり取りができるようになったほうがいいのかなと思ったり。

対策はいくらでもあります。でもどれも手間がかかります。とはいえ来年以降も同じことが起こるわけです。きっと、喉元過ぎて忘れてしまうのでしょうが。

問題なのは、多くの人が「メールは届くものだ」と思い込んでいるということです。でも、現実は届かないメールがあります。そして、送った側は届いたと思っているわけです。

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仕事でGmailやhotmailのようなフリーメールを使っている人はいないかと思いますが、今回は会社のアドレスにすら届かないということも。

すべては世の中に増えているスパムメールが悪いんですが、スパムメールは自分で自分の居場所を失うようなことをしているわけで、それもちょっとおかしなことになっています。

便利なものでも悪用する人がいる以上、こうやって廃れていくのかもしれません。そして、わたしはきっとこれまでに何通ものメールを受信できていなかったりするのでしょう。

いつの間にか縁遠くなった、あの人もメールが届いていない可能性もあるわけで……クリスマスイブにデートの約束をすっぽかされたのも、きっとメールが届いて……いやなんでもない。

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届かないメールでショートストーリーがひとつ作れそうな気がします。

でも、やっぱりもうメールの時代ではないので、若い人はピンと来ないでしょうね。とはいえ、物書きの端くれとしては「届かないメールもあるよ」というのは伝えなきゃいけないような気もしています。

キャリアメールはほとんど使われてない状態ですし、時代はどんどん変わっていくんですね。

万里の長城マラソンも新しい流れに乗るべきなのか。それとも使いづらいことを分かっていて、この場に留まり続けるべきか。ここまで面倒だと、受付票を郵送したほうがいいような気もしてきました。

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どんどん時代に逆行する流れ。

そうは言ってもhotmailにメールを送れないという事実は動きません。「受付票が届いてないんですけど!」という連絡にビクビクしなくても済む方法をあれこれ考えてみようと思います。

もうスマホの時代なのだから、スマホチケットみたいな感じになればいいのかな。でも、そのチケットを受け取るための連絡をメールでしなくてはいけないわけで…あぁ泥沼。

とりあえず、これを読んだ方は「メールは届かないこともある」と覚えておいてください。ただ、デートの返事が来ないときは……察してください。


気のきいた短いメールが書ける本――そのまま使える! 短くても失礼のないメール術
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名伯楽・小出義雄さんが遺したもの

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1939年4月15日に千葉県に農家の子として生まれる。この年の9月に第二次世界大戦が勃発している。日本が真珠湾攻撃をするにはその2年後のことですが、世界はすでにきな臭い空気が漂う時代。

戦争が終わったのは6歳の夏。どんな幼少時代を過ごしたのかは知りませんが、今のように何でもある時代でなかったのは間違いありません。そんな環境で出会った陸上競技。

1度は実家の農業に従事するものの、22歳で順天堂大学に入学し、箱根駅伝も3度走っています。フルマラソンのベストタイムは1965年の別府大分毎日マラソンで記録した2時間26分46秒。

1965年は福岡大学の重松森雄さんが、2時間12分0秒で世界記録を更新した年。その1年前にアベベ・ビキラが東京オリンピックで世界記録の快走。日本中がマラソンに盛り上がっていた時代だったことは容易に想像できます。

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そして日本が戦後で最も勢いが合った時代でもあります。

オロナミンCが発売され、プルタブ式の缶ビールが誕生した年でもあります。きっと今の時代の若い人たちは、プルタブがよくわからないかもしれません。酒豪の小出義雄さんもきっとプルタブに指を通してビールを飲んでいたのでしょう。

ただ、小出義雄さんは陸上選手ではなく指導者の道を選び、千葉県の公立高校教員になります。

世間的に注目を浴びたのは、1986年に全国高校駅伝で市立船橋高校を当時の高校記録で優勝に導いたとき。もちろん、それまでにも知る人ぞ知る存在。

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この優勝が小出義雄さんの人生を大きく変えることになったのは間違いないでしょう。誰もがそのまま高校生の指導者として定年まで教員を続けると思っていたところ、1988年にリクルートランニングクラブに就任します。

ずっと型破りな人だったような気がします。

その後は有森裕子さんや鈴木博美さん、高橋尚子さんといった世界で戦えるランナーを多く育てたのはわたしが紹介するまでもないでしょう。

とても明るいキャラクターで、ときには高橋尚子さんよりも注目されることもありましたが、競技に対しては真摯に向き合い、そして多くの市民ランナーに走る喜びを伝え続けてきました。

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わたしですら、マラソンを始めたときには、小出義雄さんの言葉に影響を受けています。直接指導を受けることはありませんでしたが、ストイックになるだけがランニングではないということを教わった気がしています。

わたしのラン仲間には、小出義雄さんが市民ランナーにマラソンの指導を行った小出道場の門下生がいますが、それぞれに個性があり、しっかりとした走りをします(速さは人それぞれなので……)。

そうやって直接指導を受けた人もいれば、わたしのように文章や映像で影響を受けた人も大勢います。小出義雄さんが指導した選手から間接的にその襷を受け継いだ人もいるでしょう。

そう考えると、名伯楽が遺したものは決して小さくありません。

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影響力が強いからこそ、わたしの想像をはるかに超えた苦労もされたことでしょう。プライバシーもあってないようなもの。でも、人前では常に笑顔でいるわけです。

わたしは速く走ることはできませんし、誰かに影響を与えるような人間でもありません。ただ、小出義雄さんのように笑顔で人を惹きつけるような生き方をしたいものです。

ちなみに、大人気のマラソン大会である東京マラソンは、もともと小出義雄さんが夢だと語っていた「銀座マラソン」が始まりです。市民ランナーに楽しんでもらいたいという、たった1人の情熱から始まった東京マラソン。

人を動かすのはいつだって笑顔と情熱だということを教えてくれた名伯楽。引き継ぐなんておこがましいことは言えませんが、わたしなりに笑顔と情熱という襷を受け取ったつもりで、これからも迷うことなく1歩ずつ前へ。


ゴールへ駆けたガキ大将 女子マラソンに賭けた夢
著者:小出義雄
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変化は分からないけどグルテンフリーも腸内環境向上も続けていく

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グルテンフリーを始めて、そこそこ日数が経ちましたが、目に見えて変化というものはありません。太ももの肌荒れは改善されましたが、湿度が上がったからなのかグルテンフリーだからなのかは分かりません。

でも、小麦粉のない生活が普通になってきました。始めた当初はパンを食べられないというのが厳しかったのですが、最近は油揚げやはんぺんをベースにピザもどきを作って楽しんでいます。

食生活は大きく変わりました。1日1食だったご飯を3食にしています。お米の消費量が3倍になっていますが、これまでが食べなさすぎただけ。炭水化物が増えたので体重が増えるかなと思いましたが、基本的には変動なし。

むしろ体重が必要以上に上下しなくなったような気がします。

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毎日続けているのは1日2回のキムチ納豆を食べていること。納豆2パックと粗くみじん切りにした玉ねぎ1/4にキムチを適量入れて混ぜたものを寝かして、2回に分けて食べています。

納豆とキムチを混ぜて寝かせると腸にいい細菌が増えるとか。美容効果があるとは聞いていますが、美容は意識したことがないのでよく分かりません。きっと久しぶりの人が見たら「イケメンになった」と褒めてくれることでしょう。

イケメンに見えなかった人は眼鏡を作りに行くことをおすすめします。

それはともかく、グルテンフリーに合わせて腸内環境を整えるということもしているので、正直なところ何が何に効いているのかがさっぱり分かりません。でも調子は悪くありません。

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ここ数日は決定的に睡眠不足ですが、万里の長城マラソンが終わるまでは仕方ありません。好きでやっていることでし、誰もが経験できるプレッシャーではありません。ある意味、わたしだけに与えられた特権。

ただ、比較的穏やかな気分でいられるのは、いろいろなものが整っているからのような気がします。小麦粉をできるだけ摂らないようにして、腸内環境も向上させて、十分な運動をしている。

それで健康にならないほうがどうかしています。

でも、同じことを誰かにおすすめしたいかというと、そうでもありません。たぶん3食玄米というのは耐えられない人もいるでしょうし、小麦粉のない生活なんて考えられないという人もいると思います。納豆が嫌いな人もいますよね。

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毎朝30分、夕方1時間のランニングができる人なんて限られています。

わたしがこの生活を続けられているのは、すべてが自分に合っているからです。洗濯機や電子レンジのない生活も、それが自分のスタイルに合っているから続けられます。

無理して頑張ったことは絶対に長続きしません。自分の意志でやるべきことを選び、そして自分の判断で継続していく。いかにして主体を自分に持ってくるか。他の誰かに依存しないかということをわたしは重視しています。

頼ることはあっても依存しないこと。

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自分の言動の責任はすべて自分にある。あたり前のことだと思いますが、それをあたり前だと思わない人もいます。「お前がいいと言うからやってみたら痛い目にあった」そんなことを真顔で言う人が世の中にはいます。

自分がうまくできなかった理由を自分以外に求める。それはとても楽なことです。だって、そう思えば自分が劣っているという現実から目を背けることができるのですから。

それはともかく、グルテンフリーと腸内環境向上。

おそらく、これからも何かが劇的に変わるということはなさそうですので、おそらくこれからネタにすることもないかと思います。でもこれはしばらく続けられるような気がします。パン職人の恋人でもできない限り。

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もっとも、誰かと外食をするときにはグルテンフリーも腸内環境向上も一切考えませんけどね。

何かと向き合うときにはそれくらいの緩さが必要です。張りつめた糸は簡単に切れてしまいます。いつも柳のようにしなやかな自分でいること。何に対して向き合うときもそうでありたい。

グルテンフリーも腸内環境の向上も、きっと今のわたしに必要なもの。1年後には別の何かが必要になるかもしれません。そうやって変化していくことも自分らしさのひとつです。


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美味しものが好きなのはきっとあの人のせい

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美味しいものが好き。そういう自分を卑しいなと思うこともありますが、美味しいものを食べることがわたしの原動力になっていることは、どうやっても否定することはできません。

わたしが1年に何度も台湾に行くのは紛れもなく、台湾の料理を楽しみたいから。花蓮が気に入ったのは、とにかく美味しいものばかりに囲まれていたから。

マラソン遠征だって、やっぱり食べることがメインです。

でも、美味しいものを食べたいというのは傲慢だなと感じますし、人に自慢するようなことでもありません。むしろ恥ずかしいことで、とても個人的なことでもあります。

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人の味覚はそれぞれに違います。だから、自分が美味しいと思うものが他の人に同意してもらえるわけではありません。反対に誰かが評価したお店が必ずしも自分の好みとも限りません。

だから、美味しいという感覚はとてもパーソナルなものです。

そして、世界には毎日食べるだけで精いっぱいという人たちがいます。そういう人のことを考えて食べるべきだなんて思いませんが、そういう人がいるのに、食べ物に「美味しい」「好みではない」なんて評価するのは恥ずかしいこと。

頭では分かってはいるものの、美味しいものはやっぱり美味しいわけです。ついつい笑顔になることもあれば、美味しすぎて無言のまま箸を動かし続けることもあります。

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いったい「美味しい」というのはどういうことなのでしょう?人間にはなぜ食べ物に好き嫌いがあって、なぜ美味しいと思う感覚があるのでしょう。

美味しくないとか好みではないというのは分かります。自分の体に必要でないものを摂取しないための感覚の延長線にあるのでしょう。わたしは小さなころにエビを食べられませんでしたが、きっとあの頃のわたしの体には危険な食べ物だったのでしょう。

でも、美味しいという感覚は食欲が増しすぎて肥満に繋がります。人間にとってはマイナスな感覚のような気がします。

それでは美味しいという感覚がなくなった世の中はどうなるのでしょう?きっと飲み会のようなものはなくなるのでしょう。ヴィダーinゼリーやカロリーメイトしか出ない飲み会はどう考えても盛り上がりに欠けます。

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もしかしたら、美味しいという感覚はコミュニケーションに関係しているのかもしれません。美味しいという感覚があるから、それを大切な人に分け与えたくなる。そして与えたものを美味しいと言ってもらえることが喜びになる。

それは買ってきたお惣菜やケーキなどでもそうですし、自分で作ったものになるとなおさら喜びは大きくなります。手作りの場合には、作ってもらった人も、自分のために作ってくれたことを喜びに感じます。

「美味しい」はわたしが思っていた以上にパーソナルなものではなく、オープンなものなのかもしれません。

そして、わたしは自分が思っている以上に、誰かとコミュニケーションを取りたいと望んでいるのでしょう。そういえば、美味しいものを思い浮かべるときに「あの人に食べてもらいたいな」と思うこともよくあります。

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「あの人」が固定の誰かを示しているわけではないのであしからず。

ただ、「あの人」はたいてい食いしん坊です。そういうときには美味しいものを食べることが好きな人しか思い浮かびません。正確には自分の美味しいと思うものを、美味しいと感じてくれる人ですね。

美味しいものを食べているときも幸せですが、わたしはそれを共有できることにもっと大きな幸せを感じているのかもしれない。最近になってそう思います。

万里の長城マラソン日本事務局のモチベーションも、みんなと美味しいものを食べられるところにあったりします。そう考えると食いしん坊も悪いものではありません。

人に誇るようなこともでもありませんが。


おいしい時間をあの人へ
著者:伊藤まさこ
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自分の限界がどこまでかを知るために僕は生きている

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自分が思っている「頑張った」は、あまり当てにならないのではないかと思い始めています。普段のトレーニングにおいても日常生活においても。

ポイント練習をするとき、いつもこれ以上はないくらい追い込んでいるつもりですが、1回山に走りに行く方がよっぽど疲労がたまります。ポイント練習はそのときに疲労感はあるものの、回復にそれほど時間はかかりません。

もちろんトレイルと筋トレではトレーニングの質が違います。でも、トレイルでは回復したらまた負荷をかけるということを何度も繰り返します。ポイント練習は動けなくなったらそこで終わり。

それで頑張ったと思っていたから。でも、本当の頑張りではないとしたら、ただの手抜き練習です。それで成長するわけがありません。

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練習量を増やせばいいわけでないのは理解してます。でも、練習せずに成長できる年齢でもありませんし、才能もまったく足りていません。凡人が高く飛びたいなら、練習量も質も上げなくてはいけません。

別に誰かに勝ちたいわけでもありませんし、サブ3を達成したいわけでもありません。あくまでも、自分の可能性を知りたいだけ。

「自分の限界がどこまでかを知るために僕は生きている訳じゃない」と昔の歌手が歌いました。

「いや、知りたいだろう」とわたしは思うわけです。自分の100を引き出すことができないまま、老いるのをただ待つなんてことわたしにはできません。他の人がどうなのかは知りません。わたしがそう思うというだけのこと。

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うまく出来ないことを恐れはしません。やらない自分が許せないだけ。

自分がベストを尽くしたと思ってたことが、実は大したことなかったかもしれないと気づいたとき、なんともやるせない気持ちになりました。これまで無駄に時間を過ごしてきたのではないかという恐怖。

ただ、そこには希望もあります。

気づいたならやればいいだけのこと。疲労と向き合い、追い込めるところまでしっかり追い込む。自分の感じた限界ではなく、体が耐えられるギリギリのところまで。それなしに、壁を超えていくことはできません。

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これはマラソンに限ったことではありません。あらゆることにどこかで妥協していた自分がいるわけです。「よく頑張った」「それ以上はやりすぎだ」言い訳の理由をつけてきました。でも、それで自分を超えていけるのかって話です。

自分が自分の可能性を殺してる。

ないのは才能ではなく、自分を信じてやり抜く力。許されないのは、やりきっていないのにやりきったと決めつけていたということ。

こう書くと根性論のように感じるかもしれません。でも人間は弱いもので、どうしても楽な方に流されます。

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流されないようにするには根性も必要です。ただ、無闇に負荷の高いトレーニングをするというわけではありません。そういう練習に耐えるということでもありません。

きちんと、自分の限界を見極めて、適切な量の負荷をかけるということ。ケガは根性で解決するほど甘くはありませんから。

そういう冷静さも持ちながら、情熱的にトレーニングを行えるかどうか。来シーズンに過去の自分を超えていくには、かなり重要なポイントになってくるはずです。

ただ、気づいたならやるだけ。言葉だけではなく行動で示します。


限界の正体 自分の見えない檻から抜け出す法
著者:為末 大
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