しげ のすべての投稿

平常心を保って自分の走りをすることが最高の結果につながる

 

Theravada buddhism 1862177 640

冬季オリンピックの競技を見ていると、いかに平常心を保つかがとても重要なことがわかります。緊張して動きが悪くなるのも、アドレナリンが出て動けすぎるのもいけません。

「自分のジャンプ」「自分の滑り」このフレーズを何度耳にしたことでしょう。

スポーツで結果を出すならアドレナリンが出たほうが良さそうですが、冬季オリンピックの競技の多くが精細さを求められるせいか、心の状態が波打たないことが理想なように感じます。

でもそれは実はマラソンでも同じなのかもしれません。最近のマラソンはランニングシューズをいかにして履きこなすかでタイムが大きく変わるようになってきました。

Jog 595995 640

 

特にナイキのヴェイパーフライ4%は、走り方を重視するシューズですので、最後まで同じフォームで走ることが結果に繋がります。このため、ランナー同士で競い合うというよりは、自分の走りに集中することが求められます。

「それはトップランナーだけじゃないの?」そう思う人もいるかもしれませんが、マラソンで結果を出すには、最初から最後まで同じスピードで走れるのが一番です。同じスピードで走るには、集中して同じフォームを維持しなくてはいけません。

ところが、市民ランナーの半数以上がスタート時にスピードを上げすぎてしまいます。

わたしは最後尾からスタートすることが多いのですが、最後尾でキロ7分くらいで走っていると、本当に一番後ろに完全に取り残されてしまいます。キロ7分というのはフルマラソンで5時間2分24秒で完走できます。

Sky 2667455 640

ところが、ほぼ全てのランナーが、これ以上のスピードで最初の1kmを走ります。そしてこう思うのです。「今日は調子いい」と。

調子がいいわけがありません。完全に場に飲まれているだけです。マラソン大会というシチュエーションに舞い上がって、いつも以上の力を出してしまったわけです。

そして、言うまでもなく後半失速します。後半ならまだいいのですが、10kmも行かないうちに失速する人もいます。そういう人たちは、結局「自分の走り」ができていないわけです。

いや、もっと厳しいことを言えば「自分の走り」を知らない状態でマラソン大会に出ています。

Gymnast 2441554 640

もちろんどんな状態でマラソン大会に出ても構いません。自分の走りなんて知らなくても完走できますし、自己ベスト更新だってできます。でも、そういう人はいずれ記録が伸び悩みます。

全てのレースが行き当たりばったりですので、うまく調整できたときはいいのですが、そもそもどういうときが調子がいいのかも分からないため、とりあえず過去に良かったときのタイムで突っ込んでしまいます。

当たれば自己ベスト更新、はずれれば大失速。博打のようなマラソン。

若いうちはそれも経験だと思いますが、40代50代になってくるともう少し大人の走りをしたいところです。自分の狙ったペースで走り、多少の踏ん張りが合っても狙ったタイムに落とす。ベテランの走りとでも言えばいいでしょうか。

Sports watch 1823865 640

実際に、60代になってサブ3を達成するランナーもいます。わたしたちは、これくらいの年齢になって初めて自然体でスタートラインに立てるのかもしれません。

でも最初から、自分の走りを意識して練習やレースに挑めば、何も60歳になるまで待つ必要はありません。

意識するのとしないのとでは、結果が大きく変わります。意識してすぐに改善されるものではありませんが、小さなことの積み重ねが、1年後2年後に大きな差になります。

実はそういう積み重ねの差が、オリンピックに出るような人と、わたしのような凡人との大きな違いなのかもしれません。ただ漫然と1日を過ごすのか、目的意識を持って1日を過ごすのか。

Sport 2264825 640

わたしも少し前までは「努力は裏切らない」と思っていました。でも本当は「正しい努力は裏切らない」なんですよね。無駄な努力をいくら積み重ねても、あっという間に崩れてしまいます。

そして、レース本番になったら、とにかくいつもの自分でいること。緊張しないのはもちろんのこと、舞い上がって自分をコントロールできない状態を避け、自分らしさをスタートからゴールまで保つことです。

そういう意味では、今年の愛媛マラソンは21kmで変なスイッチが入って自分を見失ったのが失敗でした。

わたしもまだまだ修行の身。ただ、今回のオリンピックでは、心をフラットな状態にすることの大切さに気づけましたので、ここからワンステップくらいは上がれそうな気がします。

問題はそれを発揮する場が、今年のハルカススカイランか秋の万里の長城マラソンまでないということだけですが。


平常心のレッスン。 カナヅチでフツーのOLだったわたしがフリーダイビングで世界一になれた理由
著者:岡本美鈴
楽天ブックス:平常心のレッスン。 カナヅチでフツーのOLだったわたしがフリーダイビン [ 岡本美鈴 ]

スポンサーリンク

日光ハイウェイマラソン大会が廃止された意味を考える

Marathon 2956718 640

「日光いろは坂女子駅伝大会」と「日光ハイウェイマラソン大会」の廃止が決まったというニュースがヤフーニュースに掲載されていたので、その内容を読んだ人もいると思います。

<実行委>日光いろは坂女子駅伝を廃止 参加数伸び悩み

いろは坂駅伝は、女子版の箱根駅伝を目指して開催されましたが、強豪校の参加がなかったとのこと。ハイウェイマラソンは、まだ開催するつもりだったのかと、正直驚いている状態です。

大会の中身はともかく、それなりに大きな大会が廃止されたというのは、ランナーにとっては大きな衝撃になったかもしれません。

Snowdon 1527097 640

ランナー人口が減っているということも徐々に浸透していますので、このまま連鎖的に廃止される大会が出てくるかも。そう思っている人もいますよね。

これはあくまでもわたしの見解ですが、連鎖的に廃止される大会が出てくるというのは出てきますが、わたしたちの気づかないところでそういう大会が増えてくると考えています。

要するに人気のない小規模な大会から消えていくということです。都市マラソンは自治体の面子がありますので、簡単にはなくなりません。そもそも赤字運営を最初からしていますので、よほどひどい運営でもしなければ継続できます。

それがいいかどうかは別の問題ですが、赤字は税金をつぎ込めばいいだけですので、お役所がトップに立っている大会はどうということはありません。人が集まりやすいようにお金を掛ければ注目されて、少なくとも定員割れはしません。

Running 1301313 640

ただ、フルマラソン大会はさすがに増えすぎています。1年に日曜日は52回しかありません。半年はマラソンに適していないとすると、26回しかないマラソン日曜日に公認大会だけでも70大会以上あります。非公認を含めると100を超えると言われています。

メディアなどに取り上げられているように完全に飽和状態です。

ランナー人口は減っているだけでなく、マラソン大会志向のランナーが減っています。若い人たちは、走ることを楽しんでいますが、マラソン大会に出たいと思って走っている人はそれほど多くはありません。

出るとするなら東京マラソンや大阪マラソンのような大きな大会や、地元の大会くらいです。この数年でランナーがとても多様化しています。「健康のために走っている人や、ダイエットのために走っている人=マラソン大会に出る人」という図式がいつの間にか崩れています。

Red 2565602 640

マラソン大会に出るランナー人口は驚くべきスピードで減っています。大会数は緩やかでも増えているにも関わらずです。最初は「東京マラソン頑張るぞ!」と意気込んでいた人も10年連続で落選していれば、気持ちが続きません。

ではマラソン大会を淘汰させないようにするにはどうすればいいのか。

答えは簡単です。賞金レースにすればいいんです。1位から10位まで、年齢別も含めて賞金を出せば注目をされ、黙自然と人が集まります。できれば複数の大会が協力してジャパンツアーを組んで、ポイント制にするともっと活性化します。

そんな簡単にできない?

ではなぜ東京マラソンはそれができるのでしょう?お金があるから?スポンサーがたくさん付いているから?

Formula 1 630147 640

この国ではなぜかスポーツとお金を結びつけるのを嫌がります。特に陸上競技はプロ化する選手が出てきてはいるものの、まだまだ少数派です。プロと言ってもレースで稼げないのですから当然です。

ただ、わたしはマラソン大会を賞金レースにしろと言っているわけではありません。そうすれば淘汰されずに済むと言っているだけで、大事なのはそれくらいの思い切りが大事だと伝えたいだけです。

もっと現実的なことを提案するなら、参加賞も完走メダルも廃止すればいいんです。それだけで参加費を3000〜5000円下げられるはずです。全体の参加費が下がれば、1人が1年で出る大会の数は増えることはあっても減ることはありません。

わたしは完走メダルを飾るためのアイテムを売っている会社と仕事をしているので、完走メダルがなくなると困りますが、それとこれは話は別です。マラソン大会を横並びにする必要なんてどこにもありません。

Athletics 659284 640

3時間制限の市民マラソンがあってもいいと思います。メドックマラソンのように日本酒の酒蔵めぐりできるマラソンがあってもいいはずです。お金を出せないなら知恵を出すしかありません。

日光ハイウェイマラソン大会も高速道路を走ることが「つまらない」となり廃止に追い込まれましたが、高速道路がダメだったのではなく、高速道路をうまく使えなかったことがダメだっただけです。

横浜マラソンも首都高を走るコースの評判が悪いのですが、特色のあるエイドでなんとかお茶を濁そうとはしています。それでも思い切りがいいことはしていません。

例えば首都高で横浜にゆかりのある「ゆず」や「クレイジーケンバンド」がシークレットライブをしたらどうでしょう?絶対ありえませんが、矢沢永吉さんが高速道路で歌ってたら、翌年以降の倍率は一気にアップします。

People 1283970 640

でもそんなことは考えもしないのでしょう。「リスクが大きい」「前例がない」反対する理由はいくらでもあります。

そもそも現時点では定員割れもしていないし、危機感がほとんどないのでしょう。最終的に募集人数を超える応募がある。そういうところであぐらをかいていると、必ず痛い目にあいます。

東京マラソンがなぜここまで上手くいっているのか。日本最大のマラソン大会にも関わらず、昨年からコースを変更した意味を他の大会主催者はよく考えてみるべきです。

ダメになってから動いたのでは、後手後手になってすぐに詰まってしまいます。ビジネスの基本中の基本ですよね。現状維持に満足したらそこから衰退が始まります。

Human 3158540 640

ランナーが多様化しているのですから、大会も多様化していくべきです。一気に変えていくことは難しくても10年後のビジョンを描いて、そこに向けてゆっくりとシフトしていけば無理はありません。

それくらいのことはどの大会もできるはずです。経験があり優秀な人たちがたくさん集まって運営をしているわけですから。そういう意味では今回の廃止の件を、わたしは楽観視しています。

むしろこれが、日本のマラソン大会が大きく変わるきっかけになってくれるのだと期待しています。


25年間「落ちこぼれチーム」を立て直し続けてわかった マネジャーとして一番大切なこと
著者:八木 昌実
楽天ブックス:25年間「落ちこぼれチーム」を立て直し続けてわかった マネジャーとして一番大切なこと [ 八木 昌実 ]

スポンサーリンク

フルマラソンを裸足で完走するための練習会開催します

IMG 4179

以前少しだけ話しをしましたが、かすみがうらマラソンを裸足で完走を目指すための練習会を開催します。もちろんかすみがうらマラソンに出ない人や、裸足ランニングに興味があるだけの人の参加もOKです。

基本的には裸足で走るときの体の使い方。それはシューズを履いたときの体の使い方とほぼ同じですので、シューズランナーにも役立つかなとは思います。練習会ではシューズを脱いでもらいますが。

やることはそれほど難しいことではありません。

裸足でフルマラソンを走るために重要なのは着地と足の抜き方です。地面を蹴らないように走らないと、後半になって水ぶくれや血豆ができてしまいます。柔らかく走るための接地の仕方。どこで接地すべきかを覚えてもらいます。

IMG 4341

走り方の基本を伝えるのと同時にしなくてはいけないのが、体の軸を作ることと、筋力アップです。

ほとんどの人が、仕事を抱えていますので毎日走ることができません。それを補うのが走れなくてもできるトレーニングが体幹トレーニングと筋トレです。

ただ、体幹トレーニングも筋トレも見よう見まねですると、無駄なトレーニングになってしまいます。インナーマッスルを鍛えているつもりで、アウターばかり使っていたということがよくあります。

練習会はかすみがうらマラソンまでの5回行いますが、それぞれにテーマを少しずつ変えていきます。最初はきれいな路面の上で行いますが、後半の3回はある程度荒れたアスファルトの上を走ります。

IMG 5411

2月24日(土):小田急鶴巻温泉駅北口
3月10日(土):小田急片瀬江ノ島駅
3月25日(日):小田急鶴巻温泉駅北口
4月1日(日):未定
4月8日(日):未定

時間:14時集合
参加費:無料

とりあえず3月中までのスケジュールだけ決めました。残りの2日は受講者の状態を見ながら決めていきます。もちろん1回だけの参加でもかまいませんが、徐々にレベルは上げていきます。

IMG 4024

正直なところ、裸足でフルマラソンを走るのはそんなに難しくありません。普通に歩かずにフルマラソンを完走できる人なら、裸足で完走することはできます。

ですので、この練習会で最も重要なのはメンタルの部分だとわたしは考えています。ここで学ぶことで、「自分ならできる」と思ってもらえるかどうかが重要です。

これはわたしにとってのチャレンジでもあります。これまで何度か個人的に走り方を教えてきましたが、裸足のフルマラソン完走に特化した練習会というのは初めてです。

これでもわたしは裸足でフルマラソンを19回完走しています。昨年は、鬼門だった万里の長城マラソンも裸足で完走しました。そこにはわたしが積み重ねてきたノウハウがあります。

IMG 2300

これまで自分が取得してきたランニングのコツと、裸足で完走してきたノウハウをミックスさせて、それを誰かに伝えるというチャレンジを行います。

わたしは理論派に見えて実はかなりの感覚派ですので、教えるのが得意ではありません。「ここの筋肉の奥側をグッと入れて」なんて言われても、それで伝わるのは同じく感覚派の相手だけです。

伝わりやすく、噛み砕いて説明をする。わたしにそれができるのか。

不安は多々ありますが、わたしが新しい境地を開くための最初の一歩。興味がある人はぜひ練習会に来てください。個人的に参加表明をしてもらってもかまいませんし、下記申込フォームからの申し込みでもかまいません。

もし申し込みをして返信がなかったら、メールアドレスの入力ミスなどが考えられます。その場合はお問い合せフォームからご連絡ください。

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

参加日(複数選択可)
2月24日(土)3月10日(土)3月25日(日)4月1日(日)4月8日(日)

メッセージ本文

スポンサーリンク

映画「エルネスト」揺さぶられる心と見果てぬ夢

Che guevara 2387496 640

映画「エルネスト」を観終えて1日が経過しても、場面の一つひとつを思い出すだけで、心を全て支配されてしまいます。グッと胸が締め付けられ、心の深いところにまで引きずり込まれます。

わたしはまだこの映画の魅力について、正しく語るだけの文章力がなく、時代背景に関する知識も不足しています。でも間違いなく言えるのは、これほど心が揺さぶられた映画はかつてなかったということです。

チェ・ゲバラのこともフィデル・カストロのことも、ほとんど知らない状態で、キューバを訪れた17年前。当時、作家の村上龍さんがキューバのことばかり語るので、「それならば自分の目で見てみよう」と思い、会社の夏休みを利用してキューバに向かいました。

いま思えばかなりもったいないことをしました。キューバの歴史も知らず、ただ興味本位で訪れた社会主義国。もっとも白紙の状態だったからこそ学べたこと、感じられたことがたくさんありましたので、後悔はしていません。

ただ、あの国の人の笑顔の裏側にある歴史を知っていれば、もう少し深くキューバの人たちに近づけたような気もします。タラレバを言っても仕方ありませんが。

Cuban 2535934 640

映画が上映され、開始して数十秒で、なぜかわたしの目頭が熱くなるのを感じました。冒頭のキューバ革命直後の写真。自由を手にした彼らの喜びの表情と、わたしが出会ったキューバ人たちの表情が重なります。

この物語は、チェ・ゲバラと共にボリビアでゲリラ戦を行い祖国で革命を成し遂げようとした、日系2世フレディ前村の生涯を描いたものです。

この映画の副題は「もう一人のゲバラ」となっているように、フレディ前村はチェ・ゲバラよりエルネストの名前を託されます。なぜ託されたのかというのは、映画で観てもらいたいところですが、おそらくもうこの映画が日本国内で上映されることはないのでしょう。

わたしも1度見逃したのですが、厚木のミニシアター系映画館で、上映最終日前日になんとか観ることができました。

Cuba 133489 640

映画の中では、いくつかの心に突き刺さる印象的なセリフがあります。「私は怒っているのだ。憎しみとは違う。憎しみから始まる戦いは、勝てない」これもその言葉のひとつです。

彼はいつも怒っていました。自分自身に対して。

キューバ革命を起こした相手はアメリカの傀儡政権で、キューバ革命後にアメリカを訪問したフィデル・カストロは、ひどい冷遇を受けることになります。

フィデル・カストロは「自分は共産主義者ではない」と伝え、アメリカと友好関係を結ぼうとしたのに、アメリカは旧キューバ政権から続く利権がらみで、フィデル・カストロを相手にしませんでした。

それに怒ったフィデル・カストロはロシアと手を結び、キューバを社会主義国家に向けて舵を切りました。アメリカは自らの愚行によりキューバを敵に回し、フィデル・カストロやチェ・ゲバラの怒りの源になりました。

Havana 222462 640

ただ、そこに憎しみはないのでしょう。怒りはあるが憎しみはない。わたしはまだ、その本当の意味を理解できていません。憎しみは怒りからくるものですが、怒りを憎しみに昇華せずに持ち続ける。そんなことが可能なのでしょうか?

でもそれを実現したからこそ、彼はキューバ革命を成功させました。

怒りとはきっと、相手に向けるものではなく、自分自身に向けるものなのかもしれません。納得のできない出来事に対して、それをなんとか出来ない自分への腹立たしさや無力感。それを受け入れるのではなく、反発しようという気持ち。それが「怒り」なのかもしれません。

彼はこうも言いました「日本人はなぜ怒らないのか」。広島の原爆資料館を見学中の言葉でした。こんなにまでされて、なぜアメリカにへつらうのか。なぜキューバと国交を結んでくれないのか。気持ちたちの心に「怒り」はないのかと。

Cuba 2031123 640

革命後に医学を学ぶためにキューバへと渡ったフレディ前村は、日本人の血が流れている日系2世らしい行動を何度も見せます。日本人の父親に厳しく育てられた影響が大きいのでしょう。曲がったことが嫌いで、純粋でまっすぐな若者。

勤勉であり、仲間を大切にするフレディ前村。

医者としてボリビアの人たちを救うためにキューバに留学したものの、軍事政権により祖国の人たちが苦しんでいるのを知り、彼はボリビアの開放のための活動に加わります。

チェ・ゲバラはまっすぐな彼の姿に、昔の自分を重ねたのかもしれません。そして自分自身の名前を彼に託しました。きっと、フレディ前村なら自分のように祖国を開放できると考えたのでしょう。

Car 2151323 640

ただ、史実にあるように、ボリビアでのゲリラ活動は失敗に終わり、ボリビアの人たちが自由を手にする前にチェ・ゲバラもフレディ前村も処刑されてしまいます。

「見果てぬ夢を見て、何が悪い!」

フレディ前村が最後に口にした言葉です。

この言葉もわたしの胸に突き刺さっています。黙ってキューバに残り、愛する人と平和に暮らす道もあったのに、彼はそれを選ばずに、あえて険しい道を選びました。

Woman 286469 640

革命は失敗しましたので、ある意味では彼の選択は間違っていたのでしょう。

でも男には見果てない夢だと分かっていても、全力で追いかけ続けなくてはいけない夢があります。それを押し殺して生きていく人生に意味はない。わたしはそんな心を持った男を愛さずにはいられません。

成功する確率がほとんどゼロであっても、自分の心が動くならそれに従うこと。それが生きるということです。

この映画を観ると「お前は本当に自分のやりたいことをやって生きているのか」そう問われているような気持ちになります。成功するかどうかは問題ではなく、自分で選んだ道をまっすぐに生きる。

そういう生き方にわたしは美しさを感じます。

Cuba 200765 640

映画の中で、フレディ前村がフィデル・カストロに「いま勉強以外に何をすればいい?」と質問します。それに対して、フィデル・カストロは「そんなものは人に聞くものではない。心が教えてくれる」と答えます。

この映画は宝石のような強くて美しい言葉が詰め込まれています。

自分の心に従い、エルネストの名前を背負っての祖国でゲリラ活動を行ったフレディ前村。わたしにも同じような生き方ができるだろうか?いやしなくてはいけない。そんな思いに支配されています。

もちろん、今の時代に革命戦士になって戦いながら生きていくなんてことは考えられません。ただ、人生で何度もやってくる運命の分かれ道。そこで目先の利益ではなく、自分の志を優先させたフレディ前村の生き方は、わたしにとっては大きな道標になります。

Cuba 2662046 640

エルネスト。やっぱり上手にまとめることができませんでした。気持ちが昂りすぎて、冷静な言葉で大事なことをきちんと語り切ることができませんでした。ただ、本当に大切なものはわたしの心の中にしっかりと根付いています。

わたしにエルネストという名前をくれる人はいませんし、革命戦士になる未来もありません。それでも少なくとも心はエルネストであろうと思います。チェ・ゲバラのように常に怒りを持ち、フレディ前村のように真っ直ぐに立つ。

それで苦しんだり、悲しんだりすることもあるかもしれません。それでも見果てぬ夢を諦めない男でありたい。映画を観終えたときから、そんな想いが小さな種として、わたしの心に植え付けられた気がします。


チェ・ゲバラと共に戦ったある日系二世の生涯~革命に生きた侍~
著者:マリー前村=ウルタード,エクトル・ソラーレス=前村
楽天ブックス:チェ・ゲバラと共に戦ったある日系二世の生涯 革命に生きた侍 [ マリー前村ウルタード ]

スポンサーリンク

フルマラソンの疲労抜きはどれくらいの期間必要なのか

Morning girl 2715280 640

今日の夕方のランニングは軽く流しめに走っていたのですが、その途中からすっと疲労が抜けきった感がありました。フルマラソンの後10日程度しか経過していないので、そんなわけはないと思いながら、久しぶりのスピードのある走りを楽しみました。

一般的に、回復には1マイル1日と言われています。これは古い知識なので、現在はどうなっているかは分かりませんが、フルマラソンは26.2マイルですので、26日は回復にかかる計算になります。

10日ですので、まだ体の芯には疲労が残っているのでしょうが、軽く走るくらいならそれなりのスピードで走れるように戻っただけなのかもしれません。

ただ、この1週間で行った裸足ランニングと、愛媛マラソン前から摂っているアスタキサンチンサプリメントの影響もあるのかもしれません。サプリメントについてはいずれ詳しく話しますが、抗酸化作用のあるものを使っています。

Abstract 1238248 640

抗酸化物質については、すぐに記事を書こうと思ったのですが、調べれば調べるほど難解になっていき、効果もどこまであるのか、なぜそうなっているのかを理解しきれていません。

ただ、シンプルに考えれば疲労物質となっている活性酸素を取り除く効果がありますので、抗酸化物質を体内に蓄えておくと疲労しにくくなります。さらに老化防止にも効果があるといいます。

でも抗酸化物質であるポリフェノールが多く含まれているワインを飲んでいるフランス人やイタリア人がいつまでも若々しいかというとそんなこともなく、それを調べたレポートにも、顕著な効果は見られないとなっています。

まぁワインは美味しいから飲むのであって、若さを維持できるから飲むものではありませんので、ワインを好きな人が自分がお酒を飲むための正当な理由を作りたかっただけかもしれません。

Wineglass 553467 640

でもポリフェノールに抗酸化作用があるのは事実です。でも効果がないという結果。これだけでも混乱しますよね。ですので、まだ記事に出来ていない状態です。

では実際にフルマラソンの疲労抜きはどれくらいの期間行うのが理想なのでしょう?以前の知識のように1マイル1日計算でいいのでしょうか?だとすると、なぜわたしの足は10日程度で回復したのでしょう。

ネットで調べても、本人調べの情報ばかり出てきます。それどころか「フルマラソン 疲労回復 日数」で検索したら、RUNNING STREET 365のわたしの記事が出てきました。

自分の書くことの正当性を自分の記事で示しても意味がありません。

Sleeping 1353562 640

もし疲労の仕組みがきちんと分かれば、科学的に積極的回復ができるはずですが、現在じゃ酸素カプセルのようなものくらいしかありません。

疲労とひと言でいっても、実はかなり複雑です。

・筋持久力
・最大筋力
・全身持久力
・柔軟性
・集中力

疲労によってパフォーマンスが低下するのは、簡単に思いつくものだけでもこれだけあります。 フルマラソンを走ると、すべてが同じように低下して、すべてが同じ期間で回復するわけではありません。

意外と厄介なのは集中力やメンタルの部分でしょう。フルマラソンを走りきってからすぐに、またモチベーションを高めるのは容易ではありません。川内優輝さんくらいになるとまた違うのでしょうが、市民ランナーがレースでオールアウトした後、また走るモチベーションを高めるには時間がかかります。

Woman 865021 640

マラソンはメンタルのスポーツですので、いくら筋持久力や最大筋力が回復しても、気持ちが乗ってこなければ速く走ることはできません。

本来なら超回復理論を活かして、回復してきたところで練習を入れるのが理想ですが、筋肉だけでも回復のタイミングが全く違います。

様々な要素が時間差で回復していき、先に回復したものから刺激不足によるパフォーマンスの低下が始まります。一番遅い要素が回復したときには、全体でのパフォーマンスレベルは下がっていて、そこからまた体づくりを始めることになります。

それを嫌って、早めに練習を開始するから、多くの市民ランナーはケガをします。

本当はパフォーマンス低下を受け入れた上で、しっかり休むことが重要です。どれくらい休むかは、現段階では「体の声を聞いて」としか言えませんが、ほとんどの人はそこで体の声ではなく心の声を聞いて走り出してしまうのですが。

Books 918521 640

だったら、もう26日疲労抜きのためにしっかり休むのが理想です。長いランニング人生の中で26日休むことは決して遠回りではありません。

ただし26日間休むのと、26日間走らないのとは違います。この休むというのはインターバルなどのポイント練習をしないというだけです。走ることは毎日してもかまいません。むしろ毎日走るべきです。

筋肉は使わないでいると固まってしまいます。パフォーマンスの低下が一気に進みますので、それを減らすためにも、強度の低い練習は続けるべきだとわたしは思います。

働き盛りの30代から50代は、自分の健康管理のためにも、走り続けることが求められます。健康でパワフルに働き続けるには、習慣化された毎日のランニングが最適です。

Shoes 2381534 640

忙しくて走る時間がないと言っている人もいますが、忙しいからこそ無理に時間を作ってでも、体を壊さないために走らなくてはいけません。ただ、フルマラソン前のように追い込む必要はなく1日30分でいいので、軽く走り続けること。

フルマラソン後はむしろ速く走らないための自制が求められます。回復期のスピードランは百害あって一利なしです。フルマラソンから26日だけはとにかく慌てず焦らずのんびり走る。まずは自分にそう言い聞かせようと思います。


世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ
著者:仲野広倫
楽天ブックス:世界の最新医学が証明した究極の疲れないカラダ [ 仲野広倫 ]

スポンサーリンク

フットサルシューズが履けない!競技が変わればシューズも変わる?

People 2600808 640

トレーニングの一環としてフットサルを取り入れようと思って、フットサルシューズを見に行きました。フットサルシューズなんて選ぶのは何年ぶりでしょう。

ただ、お店に行く前から嫌な予感はありました。

これだけランニングシューズについて語っていると、フットサルシューズに対しても色々ケチをつける自分がいるんじゃないかと。でも結果はその予感をはるかに超えたものでした。

フットサルシューズに足が入りません。

People 3104637 640

きっとシンデレラの姉たちがガラスの靴に足が入らなかったとき、こんな気分だったのでしょう。わたしの足のサイズは実測で24.5cm。ランニングシューズは25.5cmを履いています。

フットサルシューズもそれくらいだと思うじゃないですか。高校時代は24.5cmのサッカーシューズを履いていたときもありました。そこで足を入れようとしても入らないんです。

26cmくらいならまだ入るんですが、つま先は緩めですし、足の横はパツパツです。裸足ランニングをすることで、わたしの足幅が広くなったのか、それともフットサルシューズの幅が狭くなったのか。

Rio 2359870 640

さすがにおかしいと思い、店員さんに確認したところ、ここ数年でかなりフィット感を重視するためにどんどん細身になっていたのだとか。気に入ったデザインのシューズが足に合わないので、店員さんが出してくれた幅広シューズに渋々足を入れます。

キツイやないか…

「幅広ってなにかね。」シューズの設計者を小1時間ほど問い詰めたい気分です。もちろん正座で。

わたしが買おうと思ったのはインドア用のフットサルシューズで、人工芝用はそこまで細身ではないのだとか。でもわたしが個人フットサルに行きたいのは、インドアのコートなんです。冬の寒い日に外でボール蹴るなんて若者のすることです。

ただ、ここまでシューズが細くなると、纏足ではないけど若者の足が変なふうに成長しないか、おっさんとしては心配です。

わたしが最初に足を入れようとしたフットサルシューズがこれです。ランニングシューズもそうなのですが、つま先に行くほど幅が狭くなります。なぜこうなっているかは分かりませんが、世の中のほとんどのシューズは先細です。

わたしが普段履いて走っている和紙布シューズを作ってくれている薄井さんは、型の問題だと教えてくれましたが、こんな足の形をした人が本当に実在するのでしょうか?

もっとも、欧米系は親指よりも人差し指が長い人が多いようなので、このタイプでも問題はないのでしょうが、残念ながらわたしは、親指が長いタイプですので、ジャストサイズを選ぶと親指が当たります。

親指が当たらないようにするにはもう一回り大きなサイズを選ぶしかありませんが、そうなるとつま先がぶかぶかで、横幅は必要以上に締め付けてきます。

Sand 1677743 640

きっと今の若い人たちは、細身の足をしているのかもしれません。世の中で売られているものは基本的にニーズがあるものなのですから、それにケチを付けているわたしのほうが世間からズレているわけです。

ただ、これに関しては純粋に面白いなと思います。

ランニングとフットサルでこんなにもシューズに対するアプローチの仕方、シューズのあり方が違うというのは驚きであり、興味深い事実です。

ただ、困ったのはこんなところでまたしてもシューズ難民です。選択肢は3つ。

・窮屈さを我慢して履く
・デザインが超絶にかっこ悪いけど足に合うシューズを選ぶ
・人工芝のフットサルコートで個人フットサルに出る

Sport 3122738 640

正直、個人的には究極の選択に近いものがあります。マラソン練習の一環としてフットサルをするのに、足に合わないシューズを選ぶなんて考えられません。

わたしは美しくないものを身につけるのが嫌いなので、ダサいシューズも絶対にありえません。もっとも美的センスは人それぞれなので、わたしが美しいと思ったものが、他の人にはダサく見える可能性がありますが。

とにかく足に合ってもダサいのはNGです。

そうなると人工芝のコートを選ぶしかなくなります。人工芝なら最悪ランニングシューズでプレイしてもかまいません。以前、数回ほどビブラムファイブフィンガーズでフットサルをしたこともあります。

Green 932350 640

でも、筋力をつけるにはインドアの滑りにくいコートがいいんです。人工芝じゃただの楽しいフットサルになるだけです。それでは何のためにフットサルをするのかわかりません。

とりあえず、今週からフットサルと思いましたが、いいシューズが見つかるか、インドアコートを断念するまで、フットサルはおあずけです。

早くボール蹴りたいなぁ。


一流はなぜ「シューズ」にこだわるのか (青春新書インテリジェンス)
著者:三村 仁司
楽天ブックス:一流はなぜ「シューズ」にこだわるのか (青春新書インテリジェンス) [ 三村仁司 ]

スポンサーリンク

なぜわたしたちは異質なものを受け入れることがないのか

Presents 1449683 640

普段はワイドショーなんて見ませんが、オリンピックのせいで月曜日の昼間にテレビをつけたら、ラン仲間の三州ツバ吉さんの出身校でもある泰明小学校の話題で持ちきりでした。

それを見るまでは、ここまで話題になっているとは思いませんでした。

正直な感想としては、「この人たちは暇なんだろうか?」ということです。自分が通うでもなければ、子どもが通うわけでもない小学校の方針に「公立なのに」というよく分からない錦の御旗を掲げて言いたい放題。

日本が本当に平和な証拠ですが、なぜそこまでみんなが難しい顔しているのかわたしにはわかりません。分かるのは、わたしがコメンテーターに向いていないということくらいです。

One against all 1744091 640

泰明小学校について、部外者のわたしが何かを言うつもりもありませんが、なんでこの国は多様性をここまで嫌うんだろうと不思議な気持ちになります。

ちょっと変わったことをしようとすると、あっという間に袋叩きにあうか、仲間はずれになります。仲間はずれになるから、同じようなマイノリティで固まるのですが、そのマイノリティグループもまた異質を嫌悪します。

自分と違うことや、自分の理解できない存在を認めようとしない。これは日本人の特徴のひとつなのかもしれません。そしてこの短所はどこかで長所につながっているので、否定しても意味がありません。

ただ、その異質なものを排除する姿勢が、挑戦しようとする人や革新を起こそうという人を削っていることは間違いありません。あんな報道ばかり目にしていたら、若い人が挑戦心を失って当然です。

Character 1797362 640

もちろんわたしにだって苦手なタイプの人や、関わらないようにしている人もいます。すべての人と仲良くするつもりはありませんが、そういう人たちを批判するようなことはできるだけ控えたいところです。

わたしたち人間は多様性があったからこそ生き延びることができました。人間が行きていくために多様性は必要なものなのに、なぜかそれを排除したがる人たちがいます。

得体の知れないモノに遭遇したとき、わたしたちがまずすべきことは「逃げる」か「観察する」のいずれかを選ぶべきであって、それをなかったことにしたり、自分の知っているものに置き換えることは無意味なことです。

自分に余裕がないときには逃げればいいし、好奇心をかきたてられるなら観察すればいい。相手が人間なら、なぜそういう考え方になるのか、徹底して観察して理解しようとすることがスタートラインです。

Mother 1327186 640

理解するには歩み寄ることが必要です。まずは相手の言い分が100%正しいと仮定することから始めなければ、それは見えない相手との戦いになるだけです。

でもテレビのコメンテーターはそんな面倒なことはしません。そんなことをしても誰も評価をしてくれないどころか、めんどくさいやつと思われて降板させられるだけです。

だから大変な仕事だと思います。自分の恥を電波に乗せて日本中に送られるわけです。自分が愚かな人間であることを主張して、恥を晒してお金を稼いでいるわけです。

でももっと愚かなのは、そんな人たちの耳障りのいい言葉を真に受ける人たちです。

Watch tv 301528 640

「テレビで言っていたから」これも最近は説得力が下がってきましたが、それでもテレビで言っていたことは絶対に正しいと思っている人が一定数います。テレビで有名な先生が言っていたから正しい。

もしそれが本当なら、世の中からいまだに肥満がなくならないのはなぜでしょう?◯◯ダイエットみたいなものを定期的に放送していますが、どれも偉い先生のお墨付きなのに、いつの間にか消えてなかったことにされています。

今回のアルマーニの制服だって、数年後にはきれいサッパリ忘れられています。だって、自分が身銭を切るわけではない人たちが騒いでいるだけですから。

実際に通っている保護者の方は不満に感じているかもしれませんが、それは学校内で話し合いをして決着させる話であって、公共の電波をつかって外野がどうこう言うような話ではありません。

Camera 2792230 640

泰明小学校の校長先生は、それに踏み切らなくてはいけないくらい、大きな問題を学内に抱えていたのかもしれません。でもそれも部外者が面白がって取り上げることではありません。

こういう一方的な報道を続けておきながら、「最近の若者は挑戦しない」といったダブルスタンダードを平気な顔して言うわけですから、いつまでもそれに乗せられているのもいかがなものかと思います。

もっともこのブログを読んでくれている人たちは、テレビのワイドショーなんて目もくれず、自分のやるべきことに向かってまっすぐに駆け抜けているのでしょう。だから、わたしが気にする必要もないとは思いますが。


ヒトは「いじめ」をやめられない (小学館新書)
著者:中野 信子
楽天ブックス:ヒトは「いじめ」をやめられない (小学館新書) [ 中野 信子 ]

スポンサーリンク

オリンピックで日本人選手が活躍するのは嬉しくもあり悔しくもあり

Action 3143765 640

オリンピックを見ながらでは仕事にならないため、できるだけ仕事は仕事と集中したいとこですが、やっぱり注目の選手が出てくると見てしまいます。

やっぱりスポーツを観るのが好きなんだなと気付かされます。日本人選手だけでなく、世界のトッププレイヤーが集っていますので、何をしてもハイレベルです。

彼らには緊張という気持ちがあるのかないのか。大舞台になればなるほど結果を出したり、観客を魅了したりと、自分の住んでいる世界とは違う景色が見えているのではという気がします。

自分を卑下するつもりはありませんが、オリンピックに出るというのは、わたしにとっては完全に別世界の話でした。サッカー選手になれると信じていたころにはW杯という夢は見ましたが、それこそ夢であり目標ではありませんでした。

Ice hockey 557578 640

サッカーボールを追いかけていた頃は、根拠のない自信はありましたが、自分の力を判断するくらいの冷静さは常に持っていたつもりです。そしていざというときに結果を出せない自分。

スキージャンプのスタート台に座っている選手を見ていると、その肝のすわり方に驚かされます。ノーマルヒルの1回目、ほとんどの選手がプレッシャーに負けずにいいジャンプをしています。

風の影響などで思ったよりも距離が出なかった選手もいましたが、勝負は時の運です。2本目に行けなかった選手も風次第では上位に食い込めたかもしれません。ですので結果はともかく、必要以上にオリンピックという舞台に飲み込まれていないということが素直に驚きです。

ただ、あんな真夜中にしなくてもいいのになとは思います。フィギュアスケートは普通ではありえない午前中に始まります。アメリカが放映権を持っているからという理由だそうですが、オリンピックは誰のものなんでしょう?

Ski race 2240476 640

世界のトッププレイヤーが集まって、誰が一番優れているのかを競う大会。それを世界中の人が期待しているのに、テレビ放送の都合で選手に都合の悪い時間に滑るわけです。

世界最高の演技を見るために時間をずらしたら、思ったよりもクオリティが上がらない。いったいこれは何をしているのでしょう?アメリカ人も、そんなクオリティが下がったオリンピックを見たいわけではないはずです。

それとは別に、明らかにそのトップレベルに加われない人たちもいます。オリンピックは参加することに意義があると言われますが、ここまでメダル第一主義になってしまったら、その他大勢はどのようなモチベーションで競技に挑むのでしょう。

まだ冬のオリンピックは、根本的に選手を出さない国、出せない国がありますので、それほど格差はひどくありませんが、夏のオリンピックはトップと下位で大きな差があります。

Snow 2401429 640

このベースにあるのが国という考え方です。もし1つの競技で世界ランク1位から10位が全員日本人だったとしても、オリンピックに出られるのは3〜4人くらいですよね。まさか全員出られるわけはありません。

そうなると、これはもう世界一を競う大会ではありません。

もっとも中国人ばかりの卓球(すでに元中国人だらけですが)や、ケニア人だらけのマラソンになっても面白みはありません。いや、面白いと思えないことがすでにおかしいのかもしれません。

オリンピックを観るときはいつも日本人を追いかけたくなりますが、もし日本人がメダルを取っても、それはその人がすごいだけで、わたしにはまったく関係のないことです。

Bobsled 671235 640

同じ日本人として誇らしい?

口が裂けてもそんなことは言えません。同じ日本人として、同じような華やかな場に立てていないことを悔しいと思うことはあっても、それを誇りに思うことはわたしにはできません。

日本人が金メダルを取った瞬間は「やった!」とは思うものの、表彰式くらいには、嫉妬だったり悔しさだったり、ちょっと複雑な気持ちになります。あの人たちに較べて、わたしは何をしているのだろうと。

自分は本当にここまで努力をしてきたのか。サッカーやマラソンとちゃんと向き合ってきたのか。そう思うと逃げ出したくなるくらい胸が締め付けられます。

それでも観てしまうし、日本人選手を追ってしまうのがオリンピック。気が気じゃないので早く終わってほしいという思いと、この素晴らしい祭典が終わらないで欲しいという相反する思いを持って、明日からもちょっとずついいところだけ観てしますんでしょうね。


オリンピック秘史: 120年の覇権と利権
著者:ジュールズ ボイコフ
楽天ブックス:オリンピック秘史 120年の覇権と利権 [ ジュールズ・ボイコフ ]

スポンサーリンク

自分ができる形で台湾への復興支援をすればいい

The urban landscape 1698274 640

みなさんのご存知のように台湾で大きな地震がありました。facebookでもtwitterでも東日本大震災の恩返しということで、募金をしようという動きがありました。

「お前も台湾が好きなら募金しただろ?」

そう思うかもしれませんが、わたしはいまのところ1円も募金をできていません。もちろん募金をすることは素晴らしいことですし、困っている人を助けようとするのは正しい行動です。

じゃあ何でできてないのか?

Taiwan 2300573 640

それは単純にわたしが募金が苦手だからです。完全に個人的な得意苦手の話でしかありません。ユニセフに毎月募金している形にはなっていますが、あれはわたしにとって募金ではなく還元です。

自分が稼いだお金の一部を社会に還元しているだけで、募金の意識はまったくありません。

なぜ自分が募金をするのが苦手なのかよく分かりません。目の前に困っている人がいて、自分に余裕があるなら、当然助けるべきだとは頭では分かっているのですが、42年間ずっと募金とは距離を置いてきたような気がします。

もしかしたら、お金というものをそれほど信用していないからかもしれません。わたしが信用するのはお金ではなく人間です。お金は何かをするための道具でしかありません。

Landscape 1897362 640

とはいえ、お世話になっている台湾に対して何もしないというのでは筋が通りません。いい思いだけさせてもらって、自分は何も返さないというのはいい大人としてあるべき姿ではありません。

じゃあ自分は何をすべきなのか。自分に何ができるのか。

それはもう何度も台湾に遊びに行く。何度も台湾を走りに行く。そして台湾の魅力を文章にして、1人でも多くの人に興味を持ってもらうことだと思います。

もちろん、わたしが何かをしなくても、今はもうたくさんの人が台湾を好きになって、LCCのセールを取れないくらい人気の観光地にもなっています。

Fern 3016113 640

わたしが伝えなくてはいけないのは、どのお店が美味しいとか、どこの景色が美しいということではなく、台湾の歴史や日本との関係です。台湾の歴史はとても複雑です。その複雑さの原因のひとつが日本にあります。

台湾の元号は光緒の次が明治です。明治・大正・昭和と続き、民国になります。光緒は清朝ですが、ここらへんで普通の人は頭がまったくついてきません。学校では教えてくれないので当然です。

日本では近代史をほとんど時間をかけません。中華人民共和国と中華民国の違い、清朝がどうやって中華民国、中華人民共和国になったのか。その裏で日本が何をしていたのか。

そういう歴史背景を中心に台湾とは何なのかを伝えていくことが、わたしなりの台湾に対する恩返しなのではないかと考えています。

Taiwan 1877392 640

そしてやっぱりお金を出すのではなく、自分で訪台するのがわたしのスタイルかなとは思います。これは人それぞれに支援の形があると思います。人が流れればそこに活気が生まれます。景気というのはお金の動きだけで作られるわけではありません。

もちろん、今すぐわたしが行って何かを出来るわけではありません。花蓮に行っても邪魔をするだけですので、とりあえずは、今年の12月に花蓮太平洋縦谷マラソンが開催されるなら、台北マラソンではなくそちらに出ようかと思います。

開催されない場合は、もちろん台北マラソンに出場するつもりですが、いずれにしても12月には台湾です。来月も南横ウルトラマラソンのために訪台します。

今のスケジュールなら、6月か7月にも行けるのではないかと企んでいます。

Taiwan kotetsu 2003550 640

6月か7月は走る予定もありませんので、1日20km以上歩かされる覚悟がある人は、ぜひ声かけてください。あと念願の豆腐の街に行くつもりなので、臭豆腐の洗礼を受けることになると思いますのであしからず。

こんな風に、みんながそれぞれの支援を形にできれば、様々な角度から恩返しが出来るんじゃないかなと思います。しつこいようですが、募金が良くないと言っているわけではなく、違う形もあるよと伝えたいだけです。

きっと世の中にはわたしのように、理由はわからないけど募金が苦手という人もいると思います。でも何かできることを行動に移したい。そういう思いがあるなら、ぜひ台湾を訪れて、肌で台湾を感じてみてください。

現地で何も出来なくても、行ったことに意味があります。1年に1回でも10年続ければ、10回の訪台です。その過程できっと台湾の人たちとのコミュニケーションも増えていくはずです。

友だちを作ること、友だちの輪を広げること。それもきっと復興支援のひとつの形だと、わたしは思っています。



スポンサーリンク

マラソン大会の運営を「みんなで決める」では失敗する理由

Conference 2705706 640

愛媛マラソンに夢中になっている間に、千葉マリンマラソンの誘導ミスについての報告が出ていました。詳細については実際に読んでいただければと思います。

『ハーフの部コース誘導ミスについての経緯報告』

簡単に言えば、現場の責任者が勘違いをした結果ということです。しっくりきませんが、そういう報告ですから事実なのでしょう。それをどうこう言っても始まりません。

さらに、別の箇所で誤ったアナウンスをした走路員がいたとのことですが、そこで声を出してアナウンスをしていたのはQちゃんとわたしだけです。現場にはスタッフもいましたが、彼らはひと言も発していません。

「ゴールは設置していたのに、誤ったアナウンスをした人がいたから混乱した」と。もう千葉マリンマラソンには近づかないようにしようかと思います。

Chess 1215079 640

順序が違います。ランナーが混乱した状態にあり、そこにレース終了の立て看板が出ていたから、高橋尚子さんが混乱を防ぐために、変な形で終わらせたくないからそこに仮のゴールを作りました。

それに対して、「余計なことをした」と言わんばかりのこの報告…

まぁ好きにすればいいかと思います。再発防止のために改善をするようですから。どう改善されたかをわたしが見ることもないでしょうし、今回の件で納得できない人がこれから走らなければいいだけのことです。

ちなみに、今回暫定完走になった人たちは、今年の12月の大会に無料で参加できるそうです。これに関しては公式アナウンスはありません。どっかのなんとか協会のように内々で…という雰囲気しか感じられません。

Action 2277292 640

臭いものには蓋をするというのが、日本の組織のこれまでのスタンダードでした。これは何も千葉マリンマラソンだけの話ではなく、どこの会社でも、どこの組織でもあることです。

「該当者にはきちんと伝わってるから良いじゃないか」そんな開き直りの声が聞こえてきそうですが。

わたしは、途中で止められた人たちに対して、次回も無料にするのはいい判断だと思いますし、そうして当然だと思います。映画を観に行って、映画館の勘違いで話の途中で終了させられたら、「金返せ」もしくは「続きを見せろ」ですよね。

マラソン大会は返金できませんので、続きを見せるしかありません。

Checklist 2313804 640

ただ、こんな判断は当日のうちにできることです。いや、当日のうちにしなくてはいけないことです。即断・即決・即実行。ビジネスの基本中の基本です。

みんなで話し合って、みんなで決める。わたしはこのスタンスが嫌いです。物事を判断するのはいつだって、トップの1人であるべきです。船頭多くても船は山を登るだけです。

トップの1人がすべての責任を持って判断する。こういうスタンスの組織でないと、成長も変化もありません。議論はみんなですればいいのですが、決断するのはトップ1人であるべきです。

人にはそれぞれ役割というものがあります。トップがいて、それを支える人がいて、トップが暴走しないように監視する人や、苦言を呈する人がいる。そういう役割に合わせた組織でないと、判断が常に後手後手になります。

Asia 1782430 640

しつこいようですが、これは千葉マリンマラソンだけのことを言っているのではなく、世の中のあらゆる組織に対してわたしが思うことです。

ただ、そういうワンマンの経営者やトップは組織が大きくなる過程で、どうしても淘汰されてしまいます。組織が何十年も継続すると、ワンマン体制は自然と崩れてしまいます。そして図体だけが大きくて、まともに動くことができない組織ができあがります。

マラソン大会で、トップがはっきりしていない大会は、いつもグダグダな運営になってしまいます。わたしがスポーツ新聞が冠になっている大会を避けているのも、ワンマンの運営ではなく、民主主義的な「みんなで決めよう」という雰囲気が漂っているためです。

要するに誰も責任を取りたくないわけです。「俺に任せておけ」という上司は、もはや天然記念物的な存在ではないでしょうか。みんな失敗を恐れて会議ですら言葉を発しません。

Leadership 913043 640

わたしが毎年走っている24時間マラソンでも、ウェルネスの坂本さんが現場のトップにいるときはきちんとしているのに、坂本さんがいないときには「なんでそうなるかな」というような判断ミスを繰り返していた時期がありました。

最近はだいぶ改善されてきましたが、ワンマンのボスがいるかいないかで、大会の締り具合が違います。

ワンマンと言うと独裁者をイメージするのか、この国ではあまり評価がよくありませんが、少なくともマラソン大会では、強烈な個性を持った1人が全責任を負って判断をする。それが理想だとわたしは思います。

でもきっと千葉マリンマラソンは、もっと「みんなで話し合っていく」方向に向かうのでしょう。もしかしたら、それで最高の運営ができる可能性もありますし、少なくとも彼らはそう信じているわけですから、その道を突き進めばいいのだと思います。

ただ、個人的にはきっとまた何らかのトラブルが起きるのではないかと危惧しています。それが考えすぎであることを願ってはいますが。


チームの心を一つにする技術
著者:村田 祐造
楽天ブックス:チームの心を一つにする技術 “常勝リーダー”だけが知っている [ 村田祐造 ]

スポンサーリンク

愛媛マラソンのあとに財布を落としてしまった話

The dollar 3125419 640

愛媛マラソンのアスリート枠確保に浮かれていたわたしに、思わぬ不幸が舞い降りてきました。会場近くでの打ち上げを終えて、実家に戻って母も含めて一緒に走ったなべくんと2次会に行こうとしたら……

財布がない。

いや、ないわけがないんです。戻ってくるバスの中で両替をしたのですから。でもどこを探しても出てきません。「いやいや、そんなわけないやん」という思いと「人生に絶対はない」という思い。

とはいえ、どうあがいたところで財布はすぐには見つかりそうもありません。とりあえず、バス停まで歩いてみて、途中で落としていないかをチェックしてみました。

Road 3134874 640

悪あがき……見つかるわけもありません。

そういえば、四国遍路をしていたときも、大事なお遍路道具を松山でなくしました。高知かどこかで区切った後だったと思います。JR松山駅前で荷物の整理をして実家に向かおうとしたときに、大事な山谷袋をそこに置きっぱなしに。

すぐに気づいて戻ったところ、目の前にあった交番に届けられていて、事なきを得ました。

iPhoneを飛行機内で無くしたのは、2年前の愛媛マラソンでした。なぜか知りませんが、伊予の国の神様はわたしの持ち物を奪っていくのが好きなようです。お墓参りもちゃんとしているのになんででしょう。

Wood 1284077 640

とにかく財布はありません。もちろん2次会は母の財布をあてにします。その直前に「2人で行っておいで」と言った母を説得して連れ出したのは隠れたファインプレーか。

42歳にもなって母にあれこれ払ってもらうのはなんだか不思議な気分ですが、きっと何歳になっても子どもは子どもなんでしょう。鶴巻温泉まで遊びに来てくれたら、元湯陣屋にくらい連れて行ってあげないと罰が当たりそうです。

元湯陣屋1泊1人3万5千円から…日帰り温泉プランで許してもらおう。

Bar 209148 640

なべくんと母の3人で行ったお店は、最近できた問屋町バルズ。いくつもの食べ物屋さんが入っていて、あれもこれも頼める楽しいお店なのですが、それぞれのお店に行って注文しなくてはいけません。

12月1日オープン!問屋町のオシャレな横丁「BALZ」の歩き方♪|DO?GO!愛媛

えぇ好きなものを自分で頼むのに母がいないとできないわけです。小学生にでも戻った気分です。わたしは食べ物に関しては食いしん坊すぎて優柔不断ですが、この日ばかりは迷っている場合ではありません。

自分の財布がないというのがこんなにも不便なものだとは……

P2040064

それでも問屋町バルズはかなり面白く、美味しい料理がいっぱいです。来年愛媛マラソンで実家に泊まってくれる人がいれば、一緒に問屋町バルズで打ち上げしましょう。

その問屋町バルズで1リットルビールで気持ちよく酔ってきたときに、「あそこにいる諭吉さんはどうするのが正解でしょう」と、なべくんのひと言。視線の先にはなんと1万円札が落ちています。

向かいのお店のレジの下に、持ち主不明の福沢諭吉。

「これもらっておけば損失が5千円くらいで済むんじゃね?」
わたしの中の悪魔がささやきます。

「そっと回収すれば誰も気づかんって」
わたしの中のビリケンさんが煽ります。

「しれっと持っていけよ」
わたしの中のブラックみきゃんが耳打ちします。

どうやらわたしの中には天使はいないようです。 ただ、どう考えたって持っていけるわけがありません。「1万円落ちてました」と店員さんに手渡す正直者のわたし。

Axe 674841 640

時代が時代なら、そこでわたしは金の斧も銀の斧ももらえたでしょう。もちろんわたしには1円も入りません。神様がくれたチャンスをみすみす逃すことになりましたが、人生なんてそんなもの。

金は天下の周りものと言いますが、それとこれは違います。きっと1万円札が持ち主のところに戻ることはないのでしょうが、じゃあわたしがもらっていいはいう道理はありません。

というわけで、懐は寂しくとも心もお腹もいっぱいになって愛媛マラソンの夜を終えました。

そこからRUNNING STREET 365の「日本一早いマラソンレポート」を書いたのは言うまでもありませんが、実は頭の中は、財布にの中に入っていた運転免許証の再取得がめんどくさいということでいっぱいでした。

Wallet 1081310 640

ちなみに財布にの中には運転免許証のほかSUICAとランステの会員証、少量の領収書しか入っていません。財布を札入れと小銭入れ、カード入れに分けているため札入れをなくしても被害は最小限で収まります。

わたしは海外を旅することが多いので、普段からこういうリスクヘッジをしています。1つを失うと全てを失うというのは旅人にとっては考えられません。分散して所持しておけば海外で強盗にあって財布を出しても、カードまでは渡さずに済みます。

ですので、財布を落としても実はちょっと損したなという気分と、運転免許証を再発行するのは面倒だなと思う程度の被害しかありませんでした。SUICAには少しチャージされていましたが、カードがボロボロなので新しいのに変えられるとポジティブに考えるくらいの余裕があります。

ただ、紛失は紛失です。とりあえず、翌朝にバス会社に電話してみます。あのタイミングでバスの中に落とすとは考えられませんが、そういえば両替中に後ろの人に強くぶつかられました。その拍子に落としてたら……と淡い期待。

Toy car 431356 640

念のためと思ってダメ元で電話をしたら「ありますよ」との返事。

さすが日本と言わざるをえません。落とした財布がきちんと返ってくる国です。日本で落とした財布が交番に届けられて、持ち主に戻る確率は72%もあるそうです。まぁコンビニに置いたビニール傘が、高確率でなくなる国でもありますが。

いずれにしても、財布が手元に戻ってきました。

母曰く「問屋町バルズで1万円をポケットに入れなかったのを神様が見ていた」と。

もっとも正しい行いというのは、神様が見ていようが見ていまいが関係なくすべきこと。それで馬鹿を見たって痛くも痒くもありません。胸を張れない行いをして、それを一生背負って生きるよりは100倍ましです。

Angel 2915827 640

財布をバスの運転手に渡した人も、きっとそういう思いだったはずです。そういう気持ちの連鎖で、この国はちょっとずつ良くなっていきます。見返りは期待しませんが、善い行いはいつだって巡り巡って自分に戻ってきます。

反対に、悪い行いは巡り巡ってやはり自分に戻ってきます。

だから良い行いをしましょうなんて短絡的なことは言いませんが、何かうまく回ってないなと思ったら自分の行動を見つめ直してみるのもいいかもしれません。そしてちょっとだけ良い行動を増やしていく。知らない間にいろいろなことがうまく回るようになるはずです。

そうならなかったら?

それもまた風流と笑い飛ばせばいいだけです。


新しい道徳 「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか (幻冬舎文庫)
著者:北野武
楽天ブックス:新しい道徳 「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか (幻冬舎文庫) [ 北野武 ]

スポンサーリンク

ハダシスト2018−2019シーズンのマラソン大会スケジュール検討

Marathon 1797898 640

どんな頑張りも1回寝ればすべて過去のこと。そしてわたしは過去には興味のない男。決してカッコつけているのではなく、頭のメモリが少ないから覚えてられないだけです。

昨年からずっと頭では理解しながら実行できていない案件がひとつ。それが「遠征は月に1回にする」ということです。昨年の10月と11月、どれくらい遠征してしまったのでしょう。

というわけで、来年のシーズンオフまでの予定をなんとなく決めてしまおうかなと。まずは何も考えずに出たいレースをピックアップしました。

2018年
3月 鹿児島マラソン/南横ウルトラマラソン/大山登山マラソン/彩湖リレーマラソン
4月 かすみがうらマラソン
5月 万里の長城マラソン/いわて奥州きらめきマラソン
6月 夢の島24時間
7月
8月 中山道ラン
9月 平塚24時間/網走マラソン
10月 万里の長城マラソン秋/新潟シティマラソン/富山マラソン
11月 天童ハーフマラソン/ハルカススカイラン/米俵マラソン/岡山マラソン
12月 台北マラソン
2019年
1月 旅ラン
2月 愛媛マラソン/北九州マラソン/高知龍馬マラソン
3月 岡の里名水マラソン/静岡マラソン
4月 四万十川桜マラソン

※太文字が遠征

ざっと見ただけでも、10月11月がえらいことになっています。10月の万里の長城は外せませんが、新潟シティマラソンは絶対に走りたいところ。ここは富山マラソンを断念といったろころでしょうか。

天童ハーフマラソンとハルカススカイランも外せないとなると、米俵マラソンは無理なのか…。2月は愛媛に北九州マラソンか高知龍馬マラソンを組み合わせます。下手すると約2週間実家にいるという状態に。

3月は岡の里名水マラソンか静岡マラソンか。ここは岡の里名水マラソンかな。静岡はやっぱりいつでも走れるという意識になってしまいます。静岡は日帰り&ガチランという手もあります。

Marathon 2956718 640

思った以上に出られるレースは少ないようです。この感じなら4月6月7月に海外に行けそうな気がします。まずは4月に香港でしょうか。

6月にまた台湾に行くとするなら、7月はまだ行ったことのない国がいいのですが、久しぶりにタイなんかもいいかなと思ったりしています。無難なのはゴールドコーストですが、リオデジャネイロ国際マラソンも気になります。

柄ではないのは知っていますが、サンクトペテルブルクマラソンも7月です。タイならパタヤマラソンが7月です。そんな時期に走れるのでしょうか?

もっとも海外マラソンを組み合わせる必要はなく、ただ観光で行けばいいだけですが。6月ならワールドカップという選択肢もあります。予算的に無理ですが。

Marathon 2965004 640

いずれ日本全国をフルマラソンで走りたいのですが、まだまだ地図埋めがまったくできていません。どうしても同じ大会に出たくなるというのがその最大の理由ですが、来シーズンは愛媛マラソンと万里の長城マラソン、ハルカススカイラン以外は初挑戦にしたいところです。

ちなみに、今年は平塚の24時間に久しぶりにカンバックしようかと思います。シューズを履いて24時間を走ったらどれくらい出来る子なのか確認したいだけです。もうひとつ理由がありますが、それはまだ秘密で。

1ヶ月に遠征は1回だけというのはやっぱり難しそうですが、それでもなんとか2018−2019シーズンのスケジュールが見えてきました。自分がいかに無謀なことをしようとしているかということも。

Running 1301394 640

単純計算で年間に12回のフルマラソン…半分仕事とはいえちょっとやり過ぎです。

もう少し頑張って、「ぜひ取材に来てください」と呼ばれるくらいの認知度にはなりたいところです。ただ、呼ばれて取材に行くと悪い点をあまり強くかけませんので、そこは難しいところです。

今は好きな大会に好きなように出て、好きなように書いているだけです。そこには自由があります。

商品の紹介記事でも、やっぱりしがらみなしで書くのが理想です。自分が感じたものを感じたままに伝える。だからRUNNING STREET 365もこのブログにも人が来てくれます。

Photographer 2959776 640

もっとも「来てください」なんて言われるなんて、かなりの影響力のあるメディアでもなければありえません。そう言う意味ではまだまだメディアとしても小さすぎる存在。

ランナーなら誰でも知っている。そんなメディアにまでなれるように、頑張っていこうと思います。そうすれば、いずれ毎週のように遠征できるようになっているはずです。千里の道も1歩から。今できることをしっかりやって、あとは果報がやってくるのを寝て待つだけです。


日本の路地を旅する (文春文庫)
著者:上原 善広
楽天ブックス:日本の路地を旅する (文春文庫) [ 上原善広 ]

スポンサーリンク

愛媛マラソンレポート〜アスリート枠獲得への道〜

IMG 5373

約3倍の倍率の中から選んでもらえた愛媛マラソン。アスリート枠が途切れたのが1年前。男子は3時間30分で完走すれば、翌年から数年間は優先的にエントリーできます。ところが4年連続で3時間30分を切れないという失態。

4年前は大雪で前日に陸路で現地入り、3年前は胃潰瘍でファンランに切り替え、2年前と1年前は本気で走ったのに届かず。

いつも「今年こそは」の思いで挑んだ愛媛マラソン。でも、今年は本当にラストチャンス。タイムや自分の納得できる走りとかそういうのを全て無視して、結果を出すことを重視します。

12月は筋トレ月間で体をいじめて、1月はスピード重視。体重は思ったよりも減らなかったけど、2週間前のハーフマラソンでは、そこそこの走りが出来るまで仕上がっていました。

P2040021

あとはコンディションを整えるだけ。そこまできていたのに、前週の火曜日あたりから風邪気味の体調。ギリギリ熱は出ないし、喉も痛くないけど、簡単に崖の向こう側に転げ落ちそうな状態です。

そこからはとにかく悪化させないこと。風邪を引けばこれまでやってきたことが全てゼロになる。ビタミンを多めに摂りながらの綱渡りが始まります。

それと同時に精神的なストレスも出来ないように「まぁいいか」の繰り返しです。病は気から。反抗する気持ちの全ては、ウイルスに向けて毎日を過ごします。とはいえ確実に削られていく体力。

大会当日の朝、気温は1.5度。

IMG 5361

少しの緊張感はあるものの、とりあえず風邪の気配は身を潜めてくれました。ただし、今度は強い西風が体温と体力を奪います。軽く足に刺激を入れて、スタート前の整列。ラン仲間と一緒だったので、いつものように必要以上にトイレに行きたくなることもなく、スタートラインに移動します。

午前10時の号砲とともに、ゆっくりとスタートします。Bブロックの後方でしたので、スタートロスは1分20秒。3時間28分40秒でゴールすれば、アスリート枠を獲得できます。

最初の1.5キロは渋滞しますが、周りもそこそこ早いので気にしません。大通りに入ってから、周りのスピードも上がり、それに合わせて設定タイムの4:30/kmまで持っていこうとしましたが、スピードに乗れません。

無理に出せばできないこともないのですが、きっと今日はそういう日。思った以上にコンディションが悪そうです。とはいえ、スピードが出ないなら、それはそれで構いません。4:45/kmを設定タイムに切り替えます。これでも十分に3時間30分以内に走れます。

P2040045

ただし後半の大失速は許されません。出来るだけ体力を温存して、上りはスピードダウン、下りは柔らかい着地を心がけます。とにかく前半は頑張らないことです。マラソンで大事なのは完走タイムであって、途中でのタイムではありません。

気温は低いものの、体はじんわりと温まります。防寒用に着ていたビニール袋は5キロを過ぎたところで、応援に来てくれた母に渡しました。

ところが体は寒さを感じなくても、寒さのため足の裏と指の感覚はほとんどありません。ただし、これは愛媛マラソンではいつものこと。指の先まで血が流れるまで我慢します。

あらゆる意味で我慢の前半です。それでも、集中力を失わないようにリズムを刻みます。出来るだけ頭で考えないこと。タイムがどれくらいか、つい計算したくなりますが、これが脳を疲れさせます。基本は何も考えないことです。

P2040049

愛媛マラソンのコースは走りやすいのですが、緩やかなアップダウンが続きます。この一つひとつに神経をとがらせると、気持ちが最後まで持ちません。

12キロくらいからハムストリングに疲労感が出てきます。「予定より早い」焦りそうになりますが、少しだけペースを落とします。まずは余裕を持って半分まで行きたいところ。レースはいつだって残り1/3からが勝負です。

国道から離れて19キロ、20キロくらいで疲労がピークを迎えます。「今回もダメだったのか」そういう気持ちになりかけます。ずっと並走していたラン仲間が少し前に出たのですがついていけません。

ところが、21キロを通過したところで、なぜかココロのスイッチが入ります。「ここからハーフマラソンのスタート」なぜか頭がそう思い込んでくれました。ここまではアップみたいなもの、ここがスタートラインだと思った瞬間にギアが一段上がります。

P2040038

潰れるわけがない。どこからその自信がやってきたのかはわかりませんが、その後の2キロでベストラップが続きます。いつもはグダグダな走りになっている25キロ地点でも余裕があります。ただスピードはやや落ちています。

とはいえ、25キロ地点は頭の中でハーフマラソンの4キロ地点。こんなところで大失速するわけがありません。2週間前のハーフマラソンを思い出し、その時の景色と重ね合わせます。

国道に戻ってきて、28キロ通過。残り1/3ですので、ここからが勝負という気持ちが湧きそうになりますが、「いやいや、まだハーフマラソンの7キロ」と冷静さも残っています。とはいえ、筋力は明らかに低下していますので、道路の白線を選んで走ります。

ほとんどのランナーはあまり意識していませんが、アスファルトよりも白線のほうがしっかりとシューズが路面を掴んでグリップします。感覚的には5%くらいは楽に走れるので、余力を残して1キロ1キロを刻んでいけます。

P2040061

36キロの平田の坂、最後の上りの途中で右足ふくらはぎが悲鳴をあげそうになりましたが、とっさに姿勢を変えてことなきを得ます。ただ、そこからは無理は禁物。いつどこで足が攣ってしまうかわかりません。

慎重に坂を下り、残り5キロ。

計算上は残りを6:00/kmで走っても3時間30分でゴールできそうですが、スピードは緩めません。もっともすでに前半の走りからはだいぶ遅れています。出来るだけ減速幅を減らすために、こんな状態も想定して選んだアディゼロジャパンのBOOSTフォームを利用して、推進力を生み出す走りに切り替えました。

残り3キロで再び母の応援。ここでようやく、例年もまた走れるという安堵感がやってきます。あとは、どうやってもゴールできるはず。もちろん、集中力はそれまで以上に高めます。万が一でもトラブルが発生すると、手のひらからアスリート枠がするりと逃げてしまいます。

マラソンの神様はいつだって残酷です。ゴール前で足攣ってしまうランナーを何人も見てきました。全力で駆け抜けたい衝動を抑えて、大人の走りに徹します。

残り1キロ。

P2040025

最終の曲がり角が走っても走っても近づいてきません。自分に「焦るな」と言い聞かせます。一歩を踏み出せば、一歩だけゴールに近づいてくる。これだけは全てのランナーに平等に与えられた権利です。マラソンの神様がどんないたずらをしても、それだけは変わりません。

最後の曲がり角を直角に曲がり、残り200メートル。スパートはせずに噛みしめるように一歩一歩を踏み出します。このゴールは42.195キロのゴールであり、過去に失敗した4回分のゴールでもあります。

感極まることはありませんが、「長かった」という思いと、「3時間30分以内に走るのが、こんなに苦しいものなのか」という思いが交錯します。

3時間23分58秒 無事フィニッシュラインを通過。

IMG 5380

こうして、わたしのアスリート枠獲得への挑戦は幕を下ろしました。

21kmまで並走状態で支えてくれた仲間や、笑顔で「がんばって」と送り出してくれた人。そして、アスリート枠を取り戻すまでに一緒に走ったたくさんの人たち。その一人ひとりの顔が浮かんできます。

走ったのは自分の力だけど、その力を与えてくれた人たちがいます。沿道からの声援も本当に支えになりました。もちろん寒さに耐えてくれたボランティアさんたちもいます。

そのひとつでも欠けていたら、わたしはアスリート枠を獲得できなかったでしょう。

IMG 5384

おかげでまた伊予路を駆け抜けることができます。来年は久しぶりに取材も兼ねて全エイド制覇のグルメランをする予定です。速く走るのとは違った愛媛マラソンの楽しみを、みなさんにお伝えできればと思います。

ただ文章で伝えられることには限界があります。来年はぜひわたしと一緒にスタートラインに並んでくれませんか?愛媛マラソン、走って後悔することは絶対にありません。それだけはわたしが責任を持って保証します。


それからの僕にはマラソンがあった
著者:松浦 弥太郎
楽天ブックス:それからの僕にはマラソンがあった (単行本) [ 松浦 弥太郎 ]

スポンサーリンク

わたしたちはもっと凸凹してていい!人の魅力は短所にある

Meditate 2105143 640

実家に来ていますので、年に1度ですがお墓参りに行ってきました。お寺さんの中にお墓があるのですが、1年ぶりに行ったお寺とその周辺には「マンション建設反対」の旗が立っていました。

別に反対することに関与するつもりも、意見をするつもりもないのですが、お寺にそういうものが立っているのはどうも気持ちよくありません。

わたしの感覚では、お坊さんというのは悟りを開くために修行をした人たちであり、人生を達観しているという勝手な印象をもっています。ですので、どんなことが起きても「それも風流」と笑い飛ばせる人たちだと思っていますが、現実のお坊さんはそういうものではないのでしょう。

宗教も一種のビジネスになっていて、住職になるとお寺を経営していかなくてはいけません。だから「まぁいいか」と笑い飛ばすことも出来ず、時には自分を主張しなくてはいけません。

Sunset 2434750 640

そもそもこの国では平安時代から僧侶が僧兵として、ひとつの武力集団になっていました。かの有名な武蔵坊弁慶もお坊さんです。お坊さんが当たり前のように殺生する時代があったわけで、この国の仏教は悟りのようなものとは程遠いところにあるのかもしれません。

別にそれはそれでいいと思います。僧侶が肉や魚を食べて何が悪い。僧侶が金儲けして何が悪い。そう開き直るお坊さんがいてもまぁいいじゃないないですか。

これではどっちがお坊さんか分かりませんが、少なくとも現代のお坊さんは特別な存在でもなく、言い方は悪いですがただの俗人です。もちろんすぐれたお坊さんもいるのでしょうが、法力を使えるわけでもありません。

じゃあ、いったい誰が禅の心や、仏教の本当のあり方を引き継いでいくのでしょう?

Theravada buddhism 1853673 640

お坊さんの頭のなかにだけある悟りの世界。現実的なお坊さんはきっと「悟りなんてあるわけがない」と「幽霊なんていないから」と同じような感覚で言うのでしょう。

でもわたしたちには「お坊さんはすごい人」というような思い込みがあります。それは30年前にあった「学校の先生はすごい人」というような感覚に似ているかもしれません。それはただの幻想なのですが、学校の先生と違ってその幻想がなかなか消えることはありません。

ただ、わたしたちの世代やその下の人になると、お寺との関わりも少なくなっていき、お坊さんであるというだけで尊敬される時代も終わってしまうのでしょう。

この国から父親の威厳がなくなり、先生の威厳がなくなり、お坊さんの威厳がなくなっていく。時代の流れなのかもしれませんが、寂しさもあります。

Accessory 1822478 640

わたしはいつも「男は男らしく」「女は女らしく」と時代錯誤のようなことを言いますが、父親は父親らしく、先生は先生らしく、そしてお坊さんはお坊さんらしくあって欲しいとも思っています。

世の中がどんどんフラットになっていく。

わたしたちはもっと凸凹してていいと思います。出っ張りがあって凹みがあるから魅力を感じられます。足りないものがあるからお互いに補い合おうとします。みんながフラットになっていくから、パズルのピースのようにしっくりとつながり合うことがありません。

夫婦や恋人同士で、パートナーの短所をしきりに直させようとする光景をよく目にします。短所がなくなったら長所もなくなるのになといつも思うのですが、なぜか人は短所だけをなくせると思っています。

Children 480114 640

大事なのは自分の短所を自分でどこまで理解できているかということです。そして、その短所で誰かを傷つけたりしないような配慮は必要ですが、その短所が原因でミスをしてもそれは仕方のないことです。

完璧なんて目指してもろくなことありません。

うまくいかないことも含めて人生です。それを笑い飛ばすには、完璧でない自分を受け入れるだけでいいんです。なんか本当にお坊さんの説教みたいになってきました。

わたしのように欲の塊のような人間がお坊さんのようなことを語り、欲を手放したはずのお坊さんが利益を重視する時代。見方を変えれば面白い時代で、いい時代でもあります。

そんな時代をもっと楽しむために、もっと自分の短所を愛せる自分でありたいところです。


「ぼうず丸もうけ」のカラクリ
著者:ショーエンK
楽天ブックス:「ぼうず丸もうけ」のカラクリ [ ショーエンK ]

スポンサーリンク

覚悟を持って愛媛マラソンのスタートに立つ

 Childhood 2483894 640

愛媛マラソン前に、実家であれこれするために水曜日の夜から松山入りしています。かなり余裕を持って来たつもりが、結局仕事を持ってきているので実家に来ても慌ただしく。

肝心の愛媛マラソンは10mの強風が約束されているらしく、近年まれに見る荒れた大会になるという話です。言い訳ではないですが、おそらく前半向かい風ですのでレース展開を変更しなくてはいけません。

仕事をしながらもそんなことを考えていると、1日があっという間に過ぎています。昨日は母が初スマホにするというので楽天モバイルへのMNPも含めてあれこれしていたのもありますが。

実家ではあるものの、わたしは松山で育ったわけでもありません。父の地元が松山というだけで、わたしは徳島生まれの神戸・大阪育ち。関東に出てきたのは大学時代からですが、松山はいつもおばあちゃんのいる所でした。

 F53f59f0e7ff8c40cbc80502d171e52d s

愛媛マラソンに初めて出たのが2010年です。2011年と2012年は出ていませんが、2013年からは毎年走っています。実家があるから愛媛マラソンを走るのか、愛媛マラソンを走れるから実家に帰るのか。

昨年までは愛媛マラソンのアスリート枠で、優先的に出場できていましたが、今年は一般枠で抽選です。幸運にも参加できましたが、もし抽選でハズレたらどうしていたのでしょう。

愛媛県にはいくつもの魅力的なマラソン大会があります。そのほとんどがハーフマラソンで、なかなか重い腰が上がらないのですが、愛媛マラソンでアスリート枠を取れなくなったら、そちらにシフトするかもしれません。

もちろん、今回は確実に取りに行けるつもりですが、60歳になって3時間30分で走れる自信はありません。いや、自信はないというか、そんな見えないところで悩んでも仕方ありません。

Hiker 1607078 640 

ただ、いつか今のようには走れなくなる日がやってきます。

わたしはすでにサブ3という目標は手放しましたが、速く走ることを諦めたわけではありません。反対にサブ3という目に見えない壁を取り払うことで、その先のゾーンに足を踏み入れたいという想いがあります。

でも、それが永遠に続くわけではありません。そうなったときに、わたしはどうやって実家に来るのでしょう。抽選に当たったときだけ?それはさすがにご先祖様に失礼です。

自分が育った場所ではありませんが、やはり松山は特別な場所です。わたしの未来がある北京や台北とは違い、わたしのルーツここにはあります。

 Flower 2372997 640

ここだけではなく島根にもルーツがありますが、神様が集まる出雲の国はどうもわたしには近寄りがたく。きっとわたしの前世は因幡の白兎…それは鳥取か。

こういう仕事をしているので、実家に来ようと思えばいくらでも来れるのですが、結局仕事をしてしまうので、やっぱりマラソンでもないとなかなか足が向きません。

もし松山で暮らしている時期があれば少しは違うのでしょうが、こればっかりは仕方ありません。

松山には幼なじみはいませんが、ラン仲間がいます。関東のラン仲間にも愛媛マラソンにまでやってきてくれる人もいます。そういう環境はわたしだけのものですから、それを楽しめばいいだけのこと。

 Airport 2373727 640

その中できっと逆らうことのできない大きな流れがやってきて、たどり着ける場所に流されていくことになるのでしょう。未来は誰にも見えません。大きな流れはそれに乗ってしまえばいい。そうやって42年生きてきたわけですから。

だから、来年も愛媛マラソンを走るつもりですが、スタートラインでは「これが最後になるかもしれない」という想いを忘れずに、いい意味で覚悟を持って立っていようと思います。

まずは向かい風10mを想定して、レースプランを変更することから始めるとしましょう。厳しいレースになっても走りきれるだけの練習はしてきたつもりです。


覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰
著者:池田貴将
楽天ブックス:覚悟の磨き方 超訳吉田松陰 (Sanctuary books) [ 吉田松陰 ]

スポンサーリンク