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自分のいるコミュニティの外に飛び出す勇気を持つこと

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わたしがまだどこにでもいるような普通のランナーだったとき、美ジョガーというのはどこに存在するのか、どこに行けば出会えるのだろうかと不思議に思っていました。

最近になって分かってきたことは、美ジョガーだけでなくランナーは似た者同士がコミュニティを作り、そこからはみ出る人はあまりいないということ。

要するに普通のおっさんランナーが、美ジョガーと接点を持つことはほとんどないという絶望的な現実。美ジョガーは美ジョガーのコミュニティの中で活動し、おっさんランナーはおっさんランナーのコミュニティで活動します。

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おっさんランナーは河川敷を駆け抜け、美ジョガーは皇居ランをします。

普通にランニングと向き合っていると、砂漠マラソンとかジャングルマラソンの存在すら知りません。飯能ベアフットマラソンや万里の長城マラソンだって、普通のランナーにとっては聞いたこともない大会でしょう。

クレイジーなランナーはクレイジーなコミュニティの中で活動をします。

ですので、その閉じられたコミュニティの中で有名人になっても、他のコミュニティに行くとまったくの無名です。裸足王子の吉野剛さんは、裸足ランナーならほぼ誰もが知っていますが、シューズランナーでの認知度はかなり低いというようなことが起きます。

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何を急にそんなことを言いだしたかというと、わたしは今日、近所の山をハイキングしてきたのですが、一緒に歩いたのが、第1回大山登山マラソン女子一般の部1位と2位のランナーさんです。1位の人は富士登山マラソンでも優勝経験があります。

他に4人の女性ランナーさんと一緒に山を歩いたのですが、10年以上のラン歴で、そのような人たちとコミュニケーションを取る機会はこれまでほとんどありませんでした。しかも、みんなわたしの母親くらいの年齢です。

自分で言うのも何ですが、わたしはそれなりにマラソンにおける交流の幅が広いほうですが、それでもやはり閉じられたコミュニティの中で活動してきたのだなということがよくわかりました。

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今回一緒に歩けたのは、そのうちの1人が万里の長城マラソンに出てくれたことがきっかけなのですが、わたしが万里の長城マラソンの日本事務局をしていなかったら、まず出会うことのなかった人たちです。

しかも今日歩いた人のうち1人は、わりと近くに住んでいたため、これまでにどこかで接点があった可能性もあります。これまですれ違っていた方が、何かの縁でお近づきになる。これがマラソンの魅力ですが、誰にでも起こることではありません。

自分以外のコミュニティの人に出会うには、違うコミュニティの人がこちらのコミュニティに飛び込んでくれるか、自分が他のコミュニティに飛び込むしかありません。ほとんどの人が、違うコミュニティに飛び込めないでいます。

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「社会人になると友だちができない」なんてことをよく耳にしますが、それは飛び込むことを恐れているだけで、その気になれば新しい友だちを作ることはそんなに難しいことではありません。

もっとも知り合いが多いことが必ずしもいいことばかりではありません。

それでも、ランニングをしているというだけで、繋がれる世界が自分の周りにはいっぱいあるわけです。自分の知らなかった世界を覗き見ることができます。これは決して小さなことではありません。

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わたしのラン仲間の1人が、少し前に伴走ランナーのコミュニティに飛び込んでいきました。やりたいと思ったこと、興味を持ったことに対して、一歩踏み出す勇気は単純にかっこいいなとわたしは思います。

いま自分のいる場所というのは、それぞれみんなとても居心地のいい場所だと思います。ランナーにしてもランナー以外の人でもそうです。環境を変えることはちょっとした挑戦であり、もしかしたら理不尽に嫌な思いをするかもしれません。

裸足ランナーが裸足以外のコミュニティに出ていくと、つらい思いをしてしまうのではないかと不安になるかもしれません。でも飛び出してみると、これまでに会うことのなかった人との接点ができます。

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一歩踏み出すことで、美ジョガーやイケメンランナーに出会えるかもしれません。出会えても何も起こらないことはわたしが実証済みですが、それでも幅広いジャンルの人たちから受ける刺激は、飛び出したからこそ得られるものです。

そして、飛び出すチャンスはすべての人に用意されています。

誘われたら断らなければいい。それだけです。マラソンに限らず、誘われたら二つ返事で「行く」と言えば、新しい世界への扉は開かれます。あやしいコミュニティに誘われないように注意する必要がありますが。

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誘われた時点で、自分の向き不向きを考えて断る人がいます。ものすごくもったいないことです。継続してそこに行くかどうかは別として、1回目のお誘いにはすべて乗る。面白そうなことがあれば、参加させてもらう。

とても簡単なことです。

そこにはほんの少しも才能はいりません。必要なのは飛び出す勇気。着地に失敗しても大ケガをするわけでもありません。だったら悩んでないで飛び出せばいいんです。そこに留まっていたのでは、その先にある運命の出会いすら逃してしまいますよ。


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裸足の河童が飯能ベアフットマラソンを愛する理由

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体が壊れている。もしかしたら、そうなのかもしれない。そういう思いと、体は正しい方向に修正されているという思いがわたしの中で交錯する。腰を痛めたのがちょうど1週間前、ただし痛めたのか治ったのかはいまだにわからない。

ひとつだけはっきりしているのは、金曜日の段階で、フラットなロードを5㎞も走れなかったということ。

完走できない可能性がある。これを口に出してしまうと、それが現実となりそうな気がしたので、誰にもそれは告げなかった。誰かに話して良くなるのならまだいいが、誰かに話しても何も改善はしない。

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飯能ベアフットマラソンは走れて10㎞がいいところだろう。ただし、3周の周回のうち1周目と3周目は撮影しながらのランだから、本気で走るのは2周目のみ。たった7㎞ならなんとかなるはず。

そんな淡い期待は、スタート前に打ち砕かれる。

わたしの走りの生命線は体の背面の筋力だ。前々からわかってはいたのだが、ウルトラマラソンを走っても旅ランで100㎞以上を走っても、背中も腰も問題なかった。

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ところが、腰が弾けて以降、あっという間に背面の筋力が消耗してしまう。走りそのものは明らかに良くなっている。体全体にいいバネがあるし、何よりも立ち姿が美しい。自分で言うのもおかしな話だが、歩く姿もわたしの理想通り。

そして何よりも走っているときのキレがいい。山に入っても腰に負担がかかることなく、スイスイ上れていく。

ただし10㎞まで。

それ以降は背中全体が完全に張ってしまって、使い物にならなくなる。これがいまのわたしの体。嘘偽りのない、目をそらしたくなるような現状。

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おそらく背中が張ってしまう感覚がわからない人のほうが多いかもしれない。階段をアップダウンすると太ももがパンパンになると思うが、それと同じことがわたしの背中で起こっている。

これまで以上に動けるようになったのだが、それに筋力がついていかない。ママチャリに自動車のエンジンを積んだようなもの。一瞬にしてママチャリのフレームは崩壊していく。

本来なら、力をセーブすればいいのだが、いかんせんどれくらいセーブすれば安全なのかもわからない。今日は9㎞ほどゆっくりジョグをしてきたが、今の時点で肩甲骨周りの筋肉が限界スレスレにある。

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人間の体というのは本当に面白い。そうは思うものの、こんなタイミングでならなくてもいいじゃないかと、ランニングの神様に愚痴でもこぼしたくなる。そうは言っても走るのは自分自身。走りを止めるのも自分で決めるしかない。

体の不調を感じていたため、いつもはほとんどしないアップを念入りに行う。体の柔軟性と、背面の筋肉の確認。できることなら、背中に負担の掛からないフォームを探しながら黙々と体を温めていく。

だが、期待は不安に変わっていく。少しペースを上げただけで背面には明らかな違和感。

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そんな状態のまま、スタートの号砲に合わせて飛び出していく。いや飛び出しはしない。最後尾からデジカメとGoProを持ってののんびりスタート。念のためO.R.Sで作った経口補水液も500ml持っている。

気温が高い。湿度が低いため、こういうときには知らないうちに体内の水分が失われてしまう。

汗だくになるときはとても分かりやすい。湿度が低いと汗が流れる前に蒸発してしまう。こまめな水分補給をしないと、いつの間にか脱水状態になっていることがある。それだけは避けたかった。

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完走できない不安があるなら、準備できるところはすべて準備しておく。

1周目で背中に重さを感じるものの、とりあえず乗り切った。ほぼ最後尾に近い位置取り。本当の最後尾にいると、撮影のために何度も立ち止まることになる。それはスイーパーに迷惑がかかるので、意図的に少し前を走る。

そして2周目に入ったところで、すべての荷物を置いて一気に加速する。

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思った以上に体はキレている。自分の走りとは思えないようなスピードで、後方のランナーを抜いていく。これはもしかしたら、いい感じに走れるかもしれない。そう思ったのも4㎞くらいがいいところだろうか。

そこから一気に背面が動かなくなり、高速ランはあっという間に終了。

問題はそこからだった。もう歩くことすらまともにできない。足裏も痛いのだが、体が前に進まないつらさ。練習中に何度も味わったあの苦しみをあと10㎞近くも続けなくてはいけない。

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2周目に入るときに、リタイアしたほうがいいのではないかと思ったが、時間があるなら前に進めがマイルール。走っているのか歩いているのかわからないようなペースで一歩を踏み出す。

苦しいのは自分だけではない。

きっと背中が痛くて前に進めないのはわたしだけかもしれないが、他の人は足裏の痛みと向き合っている。

痛みをごまかしてなんとか走れそうな場所だけでも、足を前に出す。それを繰り返すと、背中に電気が流れて息ができなくなるのだが、そうでもしないとゴールは永遠に近づいてこない。

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1周目でリタイアするのが大人の判断だったのだろう。だがここに集まるのは、大人の判断なんてできない人ばかり。裸足でトレイルを走ろうなんていう人間がまともな大人のわけがない。もちろんわたしも含めてだが。

自分を奮い立たせるため、そして大会をもっと楽しんでもらうために、すれ違うすべてのランナーに声をかけていく。同じコースを走っているランナーはスピードに違いはあってもみんな仲間。

仲間が頑張っていると思えば、自分も頑張れない理由はどこにもない。

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ただ背中は動かない。どんどん周りに抜かれていく。でも焦る気持ちはどこにもない。むしろ、3時間を超えて、まだ足が動いている仲間たちに勇気をもらう。走れないなりに背中を追い続けようという気持ちが湧いてくる。

そして表彰式を終えて抽選会が始まっていた会場に、ようやくたどり着く。最後の芝生広場は歩いてのゴールになりそうだったが、会場に残ってくれている人たちの顔を見たらすべてを絞り出すという選択肢しか頭には思い浮かばない。

動画を撮影するのも忘れて、一気に下り坂で勢いをつけて、ハイタッチをしながらのゴール。

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感動はそこにはない。ようやく終わったという安堵感と背中の激痛。そして喉の渇きだけがわたしを覆っている。やるべきことをやりきって、そして多くの人の力を借りてのゴール。

これだけの人が支えてくれているのにゴールできないわけがないのだ。

一瞬でもリタイアを思い浮かべた自分を恥じる。裸足の河童が飯能ベアフットマラソンで、リタイアするわけにはいかない。ここは裸足の聖地である飯能だ。裸足ランナーであることを誇りに思える場所。

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そしてまた1年後、わたしはここに戻ってくるのだろう。

わたしなりに裸足で走ること、飯能ベアフットマラソンに出ることに対して様々な葛藤がある。わたしが裸足ランナーであり続ける理由がここにあり、裸足の楽しさを分かち合える人たちがここにいる。

飯能ベアフットマラソンを愛する理由としてはそれで十分だろう。

飯能ベアフットマラソンに参加した人の写真の一部をクラウドに保存しています。ピントが合っていないものが多かったためボツになったものが多かったのですが、参加した人はぜひ痛みを思い出しながら下記保存先をチェックしてください。

iCloud:https://www.icloud.com/sharedalbum/ja-jp/#B0wJRveFpJHmikj


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なぜハダシストは裸足で走るのか?裸足ランの先にあるもの

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いよいよ次の日曜日は飯能ベアフットマラソン。1年に1度の裸足の祭典です。今年からはシューズの部がなくなったので、完全に裸足ランナーのための大会です。

裸足ランニングをする人は徐々にですが、年々増えているように感じます。ただ、裸足で走る人の中にもいろいろな人がいて、裸足原理主義的な人もいれば、軽いノリで裸足になっている人もいます。

わたしは、ただの裸足好き。裸足だけが理想だとは思わないですし、走りを楽しむためのひとつの方法くらいにしか考えていません。

裸足歴もここまでくると、シューズを履いてケガをするということもありません。

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わたしが裸足で走り始めたのは2010年ですから、今年で7年経過します。2010年にケガで一歩も走れなくなったことから、取り組み始めた裸足ランニング。始めたばかりのころはすぐに足に血豆ができていました。

それでも練習では10㎞くらい走っていたような気がします。

その頃はストイックに練習していたのもあって、10㎞なんてアップぐらいの距離という感覚だったかもしれません。裸足の初レースは5㎞のロードレース。20:05で完走しています。ものすごい坂道のコースでよくこんなタイムで走っているなと、ちょっと感心します。

裸足で走り始めたばかりの頃は、裸足でいかにして速く走るかばかり追求していました。こう見えて裸足でのサブ4も達成しています。24時間も110.25㎞走っています。

でも速さも距離ももはやどうでもいいという場所にいまは立っています。

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もともと人と競うことが好きではなく、闘争心もほとんどないタイプですので、頑張って努力して上達したいという思いがあまり強くありません。アスリート向きの性格ではありません。

ただ、好奇心や探究心だけは人一倍あるので、わたしの裸足の方向性はそちらに向かっていきました。いかに効率よく体を使うかということを追い求めるハダシスト。こちらに関してはそこそこ適正があったようです。

わたしは自分のことを凡人だと思っていますが、あえてひとつだけ他の人より優れているものがあるとすれば、観察力かもしれません。たくさんのランナーを観察して、人間の可能性について考えて試してみる。これの繰り返しです。

これまで裸足ランについて誰かに習ったことは一度もありません。観察して試行錯誤の繰り返し。それがいまのわたしの走りに繋がっています。

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もっとも他の人よりも圧倒的に速いわけでもなく、わたしから学ぶことなんてほとんどないかと思います。裸足での走り方をきちんと学びたいなら、裸足ランニングクラブで習うほうがいいですし、世の中には優れた裸足ランナーがたくさんいます。

観察力が優れていると思っているわたしが言うのですから間違いありません。

でも、裸足に関しては試行錯誤が面白いんじゃないかなとも思っています。基本は誰かに習うということも大事ですが、習ったことにとらわれてしまうと、新しい発想ができなくなります。

わたしはおそらく裸足ランナーの中で、数少ない後傾フォームで走りますが、こういうのは裸足ランナーからきちんと習うと絶対にたどり着かない走り方です。後傾フォームがいいかどうかは別にして。

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わたしは後傾で走っているのではなく、もっとも効率いい走り方を試行錯誤していたら、知らないうちに後傾になっていただけです。おそらくきちんと裸足ランを習ったら、真っ先に修正させられます。

でもそんな変なフォームでも裸足でフルマラソンを11回完走しています。もしこのフォームが本当におかしいなら、フルマラソンの距離を走りきることができないはずです。

結局フォームなんてどうでもいいんです。決まったフォームがあって、そこに合わせるのではなく、理想の走りを追求したら、フォームのほうがあとから付いてきます。

そして裸足で走るときに大事なことは、走りを楽しむことです。

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勝ち負けにこだわるのも素晴らしいなとは思いますが、少なくともそこはわたしの立ち位置ではありません。裸足で走ることで多くの人とコミュニケーションを取りながら走ること。たくさんの人を笑顔にするために走ること。

裸足ランナーでも方向性はみんな違います。

優勝するランナーへのリスペクトも、完走目指してギリギリのタイムで走っているランナーへのリスペクトも変わりません。みんなそれぞれに素晴らしい。レースですので順位はつきます。順位があるから向上心が高まります。

でも向上心とか成長とか、わたしにとっては本当にどうでもいいことです。

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何かを手にするということは、何かを諦めることです。速くなることばかり考えていた頃のわたしは、たくさんのことを諦めてきました。そういうところから開放してくれたのが裸足ランです。

走ることが苦痛になっているランナーに、走ることの楽しさを取り戻してもらいたい。わたしはそんなメッセージも込めて裸足で走っています。

そして次の日曜日に行われる笑顔あふれる裸足ランの祭典が飯能ベアフットマラソン。

日本中からどんなランナーが集まってくるのか、楽しみで仕方ありません。それぞれの思いを持って立つスタートライン。日本で一番笑顔が多いマラソン大会が今年もやってきます。


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中国語勉強中!アプリで華流ドラマを見ているだけですが

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最近は中国語の勉強の時間を作るために、お風呂では中国ドラマを見ています。アプリを使うと最新のドラマを見放題というのが中国のすごいところ。

ちゃんとしたアプリなので、違法ではありません。

で、今日気づいたんですが、いま見ているドラマは9話分までしかなくて、ネットで調べたら42話もあります。要するにまだ始まったばかりのドラマでした。明日9話目を見たら、1週間待たないと次を見れないわけです。

全然いいんですけどね。

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ドラマの舞台は北京。それだけでもちょっとワクワクするし、「これどこだろう?」と思うような場所だらけ。北京を知っているようでまだまだ知らないという事実。知らないということにワクワクできる自分はけっこう好きです。

ちなみに言葉は5%くらいしか聞き取れません。でも中国語の字幕があるので、なんとなくわかりますし、ドラマなので雰囲気で掴めます。

いま見ているのは「赛小花的远大前程」恋愛コメディという分類なのか。地方から出てきた同級生が何やかんやあって、一緒に暮らし始めて、そこに元同僚も加わって男女2人ずつのシェアハウス状態のマンションが舞台。

日本のドラマを見なくなってからどれくらい経つのでしょう。きっと日本のドラマのほうが出来はいいです。でもなぜか見入ってしまいます。言葉を追って集中しているからかもしれません。

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こういうドラマを見ると、自分の単語力の無さを痛感します。

語学は結局のところ語彙力です。それは日本語でも同じことが言えます。こういう物書きの仕事をしていると、自分の語彙力のなさを本当に痛いほど感じてしまいますが、外国語となるとさらにアップします。

数年後には自動翻訳がさらに精度が高まって、同時通訳でもできてしまうらしいのですが、いまの翻訳技術を見ているとあまり期待できません。しかも翻訳でできるのは会話であってコミュニケーションではありません。

言葉というのは間というものがとても大切です。これは日本語だけではありません。間をうまく使えれば、英語の出来ないわたしでも、アメリカ人から笑いを取ることも出来ます。

どれだけ翻訳能力が上がっても、わたしが生きているうちに間を考えた翻訳機まではできないでしょう。

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翻訳でできるのは、相手が何を言いたいのかを理解すること。自分が何を言いたいのか理解してもらうということだけです。人間は言葉をリズム良くキャッチボールすることで、お互いの距離を縮めます。

そういう意味では、翻訳家の仕事は数年のうちに激減しますが、個人が外国語を学ばなくていいという時代は永遠にやってこないのではないかとわたしは考えています。

言葉は文化でもあります。知らない国の文化を学ぶためにも言語の習得は必須です。

でもわたしは中国語でペラペラに喋れるようになりたいわけではありません。むしろ聞き取りさえできればそれでいいかなと。相手が何を思って、何をしたいのかを理解すること。あとはそれに対してリアクションすればいいだけです。

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人間には2通りのタイプがあります。自らアクションを起こすタイプの人と、誰かのアクションに対して行動を起こすリアクションタイプの人。わたしは明らかに後者です。少なくとも会話のキャッチボールでわたしから球を投げることはほとんどありません。

始めての人にどんどん質問する人ってすごいなと思います。わたしは始めての人に対して、どんな質問をしていいのかまったくわかりません。「何か質問ありますか?」と言われると、いつも「多分大丈夫」と答えるタイプ。

個人に対して、興味がないわけではありませんが、どこまで聞いていいのかわかりません。失礼のないようにと思うと簡単には質問できません。

お笑いで言えばわたしはツッコミで、ボケてくれないと言葉を出せないわけです。まぁフリがないとボケもできないのでしょうが。

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わたしもボケに憧れた中学時代がありましたが、どう考えてもボケではありません。常識的なことしか思いつきませんし、何もないところでボケることも出来ません。どうも根が真面目なようで。

文章で笑いを取ることはやろうと思えばできますが、文章は瞬発力がいりません。

こう書けば相手の反応がどうなるかを考えてから、文章にすることができます。ところが会話をする場合は、そうはいきません。間を逃すと面白い言葉も面白くなくなってしまいます。

間を逃すとただの空気を読めないやつになりかねません(それはそれでいいのですが)。

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英語と中国語。少なくともこれだけは相手の要求がわかるようになっておきたいところです。完璧でなくてもいいので、頭が?マークばかりにならない程度には身につけて起きたいと思うわけです。

まだまだ先のことですけどね。

高校時代に3年で理系クラスになるまでの2年間で、英語でオール赤点を取り続けた語学力に対するセンスなさは、この歳になっても健在です。本当によく万里の長城マラソンの日本事務局をやってるなと思います。

マラソンと同じで、コツコツ続ければきっと上手になると信じています。

どこかのタイミングで北京に短期の語学留学してみたいなと考えていますが、それはまた別の機会にお話しましょう。


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腰のトラブルはいい方向へ?自分の体ではないような感覚あり

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お騒がせしましたが(してないか)、腰は悪い方には行かず、むしろ良い方に向かったようです。ちなみに上の写真は昨日撮影したわたしの腰回りの筋肉です。遠くから見ると腹筋に見えますが背筋です。

一昨日の裸足トレイル練習で、腰の筋肉が弾けたような感覚があり、思いっきり体が前方に飛ばされそうになりました。その後、目的地まで違和感を感じながら走り、力が入らないもののなぜか気持ちよく走れて、無事帰宅。

時間が経つにつれて徐々に痛みが増してきて、危ないかなと思ったけど、昨日はちょうどピラティスの日。体を整えながら悪いところを確認してきました。

腰の違和感は相変わらずあるものの、なぜか体はいつも以上にいい反応をします。

上半身が上手にリラックスしているというか、下半身からの連動が自分の思い通りにできます。体ってこんなに思い通りに動くもんだとちょっとびっくりするレベルでした。

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そのことから推測すると、もともと腰の筋肉がズレた場所にあり、そのままずっと走り続けていたのが、トレイルの下りでたまたま開放されて正しい位置に戻ったのかもしれません。

ただし、いつおかしな位置にズレていたのかはわかりません。もしかしたら子どもの頃からかもしれませんし、マラソンを始める前からかもしれません。最近でないことだけは確かです。

昨日のピラティスの影響で、背中全体が張っている状態ですが、今朝から痛みもなくとりあえず走れそうなので、今日は裸足で14㎞のトレイル練習です。

やはり体が思った以上にいい反応をします。スピードにも乗りやすいし、上り坂でもいつも以上に頑張れます。ただし、それらは裸足トレイルに慣れただけかもしれません。

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ただ、走れば走るほどにスピードを上げることができ、かなり快適に走っていました。

ところが、12㎞を過ぎたくらいに一気に減速。足裏もふくらはぎもまだ余裕があるのに、体がまったく動きません。おかしな場所を探ってみると、背中全体がパンパンになっています。

おそらく体が自由に動くようになったことで、これまで以上の可動域を使ってしまい、背中の筋肉を消耗しすぎたのでしょう。鉄の板のような硬さがあり、とてもちゃんとは走れないのでゆっくり歩きも加えて戻ってきました。

個人的には体がいい方向には向いていて、これからに期待できそうなのですが、残念ながらまだ使いこなせそうにありません。飯能ベアフットマラソンでもどこまで持つのかかなり不安です。

そんなことあるのだなと思うようなことが立て続けに起こります。

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本当に走れるようになっているのかは、金曜日に1㎞のタイムトライアルをしてみようかと思います。さすがに金曜日くらいからは疲労抜きもしなくてはいけないので、トレイルで裸足を鍛えるのは明日まで。

裸足で走り始めて、ピラティスも取り入れてから、体との対話を上手にしてきたつもりですが、いつの間にか体がおかしくなっていて、それが治っても上手な使い方がわからない。

とても面白い。

何をするにしても簡単にできたのでは面白くありません。わからないことに対して延々と悩んで、その答えを見つけたときの楽しさは、まるで数学の問題を解いているような感覚。根っからの理系脳です。

いまは集中して山に入っていますが、これも継続したいところです。

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飯能ベアフットマラソンが終わったら、きちんと練習メニューを組んで練習をしていこうと思います。いまはちょっと付け焼き刃の練習が多すぎます。もっとも飯能が終わったら24時間マラソンに向けての練習をしなくては行けないのですが。

とりあえず、目先の目標は背中全体をもっと緩めながら走るということ。いまの体に少しでも早く慣れるということ。

こんなに違うものかとびっくりするほど動きが変わっています。鏡に映る姿もどことなく自然体で美しくなっているような気がします。前はちょっと無理のあるかっこ悪い後傾でしたが、いまは自然体の後傾です。

まだ使い慣れてはいませんが、日々の動きの中では疲れにくくなっていることは練習だけでなく、仕事をしていてもわかります。元に戻すことはできませんので、いずれにしてもこの体をうまく使うしかありません。

これをいい機会と考えて、試行錯誤をして進化していこうと思います。


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飯能ベアフットマラソン完走への3つのアドバイス

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日曜日の飯能ベアフットマラソンに向けて、裸足でのトレイルの走り方について記事を書こうと思ったのですが、今日はトレイルを走っているときに、いきなり腰が弾かれるような感覚があり、ちょっとよろしくない状態。

腰の深い部分なので、腰腸肋筋か。

下り坂の途中で弾けた感じで、体全体が前に跳ねてしまったので、危うく大惨事でした。なんとかバランスを取って、その後も走り続けたのですが、明らかに違和感が残ります。

痛みはありませんが、違和感があり、動きによっては体が嫌がる感じです。

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では走れないかというと、そうでもなく、むしろ上半身に柔軟性があり、足裏の痛みなどが脳にまで伝達されません。ちょっと太めの枝などを踏んだときはかなりの痛みがありますが、脳に伝わらないので痛みが連鎖しません。

こういうのをケガの功名というのでしょうか?

腰が弾けたあとは、間違いなくその前よりもいい走りができます。でも明らかな違和感。これが吉と出るか凶と出るかはしばらく様子見です。

いずれにしても、体にちょっと負荷がかかりすぎていたのでしょう。飯能ベアフットマラソンに向けて体調が良くないことへの焦り。明日ピラティスなので体との対話をしてこようと思います。

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さて、裸足でのトレイルの走り方ですが、トレイルというよりも、飯能ベアフットマラソン21.1㎞の走り方と言ったほうが正しいかもしれません。上位を目指す人ではなく、完走が目標という人向けのアドバイスです。

1つ目のポイントは急がないこと。

レースですので、どうしても周りに引きづられてしまいます。そのときに自分のペースを守れなくなって、後半失速という人がたくさんいます。またスピードを出しすぎて痛みが抜ける前に次の痛みを加えるため、痛みが蓄積します。

1周目は様子見のペースで、2周目の途中まではペースを上げず、2周目の半分まで来て、足裏と筋肉に余裕があれば、少しだけペースを上げるようにしましょう。おそらく3周目は痛みとの戦いです。

そこは気合と根性で。

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気合と根性も大事なのですが、もう1つのポイントとして、痛みを蓄積させない方法を紹介します。考え方は簡単です。息を吐きながら走ります。ハーと長く息を吐きながら走ってください。

吸うときは一瞬です。ハーーーーーーーーーースッ、ハーーーーーーーーーースッくらいの感覚です(だいぶ抽象的ですみません)。

痛みを呼吸で吐き出す感覚です。

注意するのは肩甲骨と肩甲骨の間の筋肉を、弛緩させるということ。いきなりやれと言われても分からないかもしれませんが、とにかく背中全体を緊張させないようにしてください。

呼吸と弛緩に関してはちょっと荒れたアスファルトで試してみてください。普通どおりに走るのと、吐きながら呼吸をするのとどちらが痛みを感じやすいわかると思います。

違いがわからない場合は、もうどっちでもいいです。

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最後にもう1つやっておきたいのが、痛みに慣れておくことです。今週中、できれば2回ほど荒れたアスファルトの上を1㎞でもいいので走っておいてください。これだけで感じる痛みが小さくなります。

足裏の防御力は何も練習していない人の場合ほぼゼロです。100を最大とすると、走る距離にもよりますが1回荒れたアスファルトを走っておけば30くらい耐性が上がります。2回目はおそらく15くらい上がるので合わせて45。

すべて感覚的な話ですみません。

痛みに関してはまったく無防備な状態はとても弱いのですが、痛みに慣れやすい状態です。無防備なまま飯能に乗り込むか、痛みを覚えさせておいて飯能に乗り込むか。好みの問題ですが、完走目的ならぜひ試してください。

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1.スピードを出しすぎない
2.息を吐きながら走る
3.痛みに慣れさせておく

この3つだけ頭に入れて練習をしておけば、21.1㎞くらいの完走は問題なはずです。あとは河童に抜かれないように気をつけてください。もっともその河童は腰の状態次第で、1周目か2周目でいなくなる可能性がありますが。 

あとカメラの前では最高の笑顔でお願いします。笑顔が何よりも痛みを軽減させてくれます。痛みの感情が勝つか、楽しいという感情が勝つかの勝負。

楽しんだ人ほど速く走ることができます。しかめっ面をせずに、最高の笑顔で21.1㎞を駆け抜けてください。


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豊かさはお金で決まるのではなくどんな経験をしたかで決まる

自分の視野の狭さを気づかせてもらえる。自分以外の人と一緒にいるといつもそう感じています。

今日は大山の麓の山を裸足練習の流れで、地元のラン仲間さんにこれまで行ったことのない大山のルートを紹介してもらいました。

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最近は鶴巻温泉から大山までのルートも、トレランをする人に知られ始めて、かなり足場もしっかりしてきたのですが、そのルートはほとんどの人が入り込まない脇道でした。

裸足だったのでスピードは出せませんでしたが、トレイルの美しさに驚き、さらにたどり着いた先の絶景に開いた口が塞がりません。関東平野を一望できる大絶景です。

昨日の雨のせいか、遠くは房総半島まで見ることができ、伊豆大島はもちろんのこと、スカイツリーさえも視認することができます。黙ってたら1時間はその景色を眺めていたかもしれません。

鶴巻温泉に1年半以上暮らしていて、何度も大山に上ったにも関わらず、その脇道に入ったことはなく、そんな絶景がこんなにも身近にあるだなんてまったく知りませんでした。

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大山の下社からの景色がミシュランの二つ星だと言うのなら、ここからの景色は3つ星でもまだ星が足りません。

昼間の景色でしたが、冬の夜であれば想像を絶する夜景を見ることができるはずです。こういうものを教えてもらえる。これが自分以外の人との時間を積極的に持ちたい最大の理由です。

どういうわけか、わたしは誰かにおすすめの場所やお店を教えることが多いのですが、教える側はそれはそれで楽しのですが、今回のような新鮮な驚きほど生きていて嬉しく感じることはそうありません。

すぐにでも誰かを連れて来たくなる。そんな景色がそこにありました。

これほどの絶景になることは珍しいと教えてもらいましたが、天候次第ではきっとこれからも見ることができるはずです。最高のトレイルと最高の景色。この景色を見るためだけに走る価値があります。

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知らないことを知る。これこそが人間が生きている証のようなものです。

この国にはまだまだ知らないところがいっぱいあります。この星となると、その一部を見て回ることすら難しいかもしれません。わたしは北京で円明園に行って、その美しさに目頭が熱くなりましたが、そういう場所を一つひとつ訪れてみたい。これがわたしの欲望のひとつです。

どれだけ美しい景色を知っているか、どれだけ美味しいものを知っているか。

この2つは人生を豊かにするポイントです。美しいものを知り、美味しいものをどこで食べることができるかを知っていれば、人生の半分は間違いなく満たされます。

辛いことがあっても、あの景色をもう一度見るために頑張ろうと思えますし、あの美味しいお店にもう一度行くために踏ん張ることができたりします。

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いくらお金を持っていてもなかなか本物に出会うことはありません。もちろんお金さえあれば、美味しいものを食べることはできます。でもお金がある人は、マイナス30℃の気温の中で食べる肉まんの美味しさを知ることはきっとありません。

そしてわたしが見た絶景を訪れることもまずないでしょう。

感動はプライスレスと言いますが、本物の感動はお金だけでは手に入れることはできません。お金はそれのサポートはできても、実際に感動を得るために行動に移すのは自分自身です。

ビル・ゲイツだって自分の足で進まなければm万里の長城を駆け抜ける厳しさと楽しさを、自分の言葉で語ることはできません。

ビル・ゲイツは間違いなくわたしよりも美味しいものも、美しいものも知っていると思いますが。

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どれだけたくさんの経験をできるか。人生を満たしてくれるのはきっとそれだけ。もちろん感動するような経験だけが全てじゃない。眼の前にいる赤ちゃんに変顔をして笑ってもらうようなどうでもいい経験も大事。

どんな経験をするにしてもやるべきことはただ一つだけ。

動き出すこと。

めんどくさい、忙しい、疲れている。いくらでも動かない理由は作れます。一歩を踏み出さないための理由を考えるなら天才的になれる人がいっぱいいます。

たくさんの経験をするために、いろいろな人に出会うこと。自分の知らない世界に引き込まれたらホイホイついていくこと(きっといつかわたしは痛い目に合う)。そうやって「無理」を一つひとつなくしていけば、毎日がもっとたのしくなるはずです。


金閣寺・銀閣寺の住職が教える 人生は引き算で豊かになる
著者:有馬 賴底
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表面的に真似をするのではなく本質を掴んで消化すること

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わたしは影響を受けやすいタイプです。特に読んだ本から受けている影響は多大です。IWGPシリーズを読んでいると、気分は都会のトラブルシューターで、岳飛伝や楊令伝を読んでいるときは志のある軍人。

そのとき次第で、自分らしさなんて言うものは簡単に変わります。

なので、自分のことを影響力のある人間だとは思っていないのですが、情報発信をしている以上、なんらかの影響を与える存在なのかなとも思います。自慢しているのではなく、不思議なものだと感じているだけです。

わたしよりも華のある人をいっぱい知っていますし、周りにたくさんいます。でもその人たちが必ずしも影響力があるというわけではありません。

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その人がいるだけで、その場の空気が一気に明るくなるような人がいます。わたしにはそういう力がありませんので、正直なところ羨ましいなとは思います。もちろんそれはその人の一面でしかなく、どんな人だっていつもひまわりのように明るくいられるわけではないことくらい知っています。

そういう華やかな人でも、それほど影響力があるわけではなく、一見すると華やかさがまったくないのに、その世界では言葉の一つひとつがとても重く、誰もが注目している人もいます。

その人のファッションだけでなくライフスタイルや、生き方そのものまで憧れの対象になるような人。最近の言葉で言えばインフルエンサーと呼ばれる人たち。

いったいどんな人がインフルエンサーになるのでしょう?

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それはカリスマ性のように、持って生まれたものがすべてなのか、それとも後天的に得られるものなのでしょうか。自分らしさを貫いていても、それはただ孤立するだけですが、自分らしさのない人はインフルエンサーにはなれません。

わたし自身も個性を意図的に出していくことで、この世界での立ち位置を確立しようとしていますが、少なくともわたしのスタイルを真似ようという人には出会ったことがありません。

真似ようとしたり、一目を置かれたりすると困惑するだけなので、いまの生暖かく見守ってくれるくらいの環境がわたしにとってはちょうどいいのですが、もしこのままわたしが自分らしさを10年貫けばわたしも影響力を持つのでしょうか。

ちょっとそんな未来は想像もできません。

そもそもわたしがいつも伝えていることは、自分で考えることの大切さですし、誰かと同じになることで安心するのではなく、誰かと同じになることに対して焦りを感じてもらいたいということです。

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違う考え方の人がお互いを尊重しあえたら、もっと毎日が楽しくなるはずです。

世の中には色んな人がいてもいいのだということを、伝えることがわたしの役割です。ただ世の中には色んな人がいるという考え方に対して影響を与えているではないかという矛盾も含みますが。

わたしが言葉にしたことをそのまま鵜呑みにするのではなく、自分なりに消化して、「自分はこう考える」「ある部分は賛成できるけど、ある部分は賛成できない」と言ってくれるような影響の与え方ができればベストです。

わたしの言葉は自分で考えるためのきっかけに過ぎず、わたしの言葉が正しいなんて、絶対に思わないで欲しいわけです。

これはずっと言い続けていることで、これからも言い続けますが、人は考え方が違うから一緒にいて面白いわけで、馴れ合いや同じ考え方の人ばかり集まってもそこからは何も生まれません。

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下手するとただの傷を舐め合うだけのこと。

そうやっておかしくなっていったグループや、影響力が狂ってしまった人をこれまでたくさん見てきました。異質なものを受け入れなくなった途端、人は成長することをやめてしまいます。

異質なものを一度受け入れるからこそ、これまでになかった発想が生まれてきます。

わたしが本を読むのも、自分とはまったく考え方の違う何かに触れることができるからです。自分の知らない世界に足を踏み入れて、固くなっている自分の頭の中をほぐしていきます。

誰かの影響を受けるというのは決して悪いことではありませんが、大事なのは表面的に真似をするのではなく、その本質を掴んで、自分なりに消化していくことです。

10代や20代前半なら真似することから始めてもいいですが。


どんなときも絶対折れない自分になる 自信の秘密50
著者:リチャード・ニュージェント
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ランニングウェアに新風を吹き込むFRANK&MORRIS

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マラソン大会の参加賞のTシャツがかっこ悪い。そう思ったことのある人はどれくらいるのだろう?誤解を恐れずに言えば、わたしは1年に1枚くらいしか着ようと思える参加賞Tシャツがない。

10レース以上に出て1枚くらい。残りはチャリティなどがあるときに、新品Tシャツとして出そうかと思って取ってあるくらいで、そのほとんどは一度も着ることなくゴミ箱へ。盛大な資源の無駄遣い。

だったら着ればいいじゃないかと思うかもしれないが、美しくないものは認めない。それがハダシストのポリシー。美しさに妥協すると自分のセンスが濁ってしまう。ただ、河童の被り物が美しいかどうかという話だけはしないでほしい。

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黙っていても物が増えていく家賃2万円のアパート。着るつもりもないデザインのTシャツに開けておけるスペースなどない。まだましだと思えるデザインのものを数枚を練習のときに着るくらい。

だったらデザインのいいものを買うのかというと、そんなことをしない。正直なところ市販品でさえ、わたしの感覚で美しいと思えるものがほとんどないという現実。

レディースモデルはメンズモデルと違って華やかで可愛らしい物が多いことを考えると、男はいつだって迫害される立場。駅前のショッピングビルを見て欲しい、1階から最上階まで全部レディースというビルだって珍しくない。

そう思っていたのはわたしだけではない。それどころか、好みのものがないならば作ってしまえばいい。そんな想いで今年の5月1日にネットショップを立ち上げたブランドがある。

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この名前くらいは覚えておいたほうがいい。淘汰の激しいランニングウェアの分野で、彼らが生き残っていけるかどうか。Rouge ou Noir、成功するには才能だけでなく運も必要。

ただ、はっきりしているのは、ファッション性の高いランニングウェアは、今後の大きなトレンドになるということ。いや、正確に言えば普段着とランニングウェアの境目がなくなる。

ファッションに詳しい人なら当然知っていると思うが、アスレジャーが今年の注目のトレンドだ。どういうものかって?ファッションに疎い人に聞く質問ではない。わたしが知っているのはアスレチックとレジャーの組み合わせて作られた造語だってことくらいだ。

これまでは日本に限らず、世界中でTPOを大切にしてきた。ランニングをする時とカフェでお茶をするときのウェアが同じであってはいけない。これは日本以上に世界のほうが厳しかもしれない。

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ただ、その流れがかわりつつある。街着でもトレーニングでも使えるウェア。これが今年の流れで、しばらくはこの流れは続くと考えられている。アディダスのシューズなどはアスレジャーを狙ったものが次々と発売されている。

ユニクロが目指しているのもこのアスレジャーの流れ。

一般人は気が付かない間にトレンドに乗せられてしまう。ただトレンドというものは意図的に作られているようで、実は世の中を大きく反映したもの。時代の流れが読んだうえでトレンドは作られる。

トレンドを読んだのか、それとも偶然かどうかはわからないが、FRANK&MORRISはこのタイミングで産声を上げた。これは決して偶然ではない。FRANK&MORRISの誕生こそが、アスレジャーというトレンドを証明する。

ランニングウェアに、もっとストリートファッションの文化を取り入れたい。FRANK&MORRISを立ち上げた、古木さんと森さんはそう語る。

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2人の専門はデザイン。デザインをやってきたからこそ、いまのイケてない参加賞Tシャツを受け入れることができなかった。自分たちならもっといいものが作れる。その情熱はいまの日本人に一番足りないものかもしれない。

走ることをもっとお手軽にして、ファッションだってもっと自由でいいじゃないか。走りたいときに走り出す。いつだって目の前の景色がランナーにとってのフィールドになる。

FRANK&MORRISのランニングウェアを着てみると本当にそう思えてくる。

誰が普段着とランニングウェアの間に壁を作ったのだろう。ランニングで着て快適なものは普段着で使っても快適なはず。ところがランニングウェアは機能性ばかりを追求した結果、スポーティになりすぎて、運動以外で使いづらい。

そして秋冬になると膨大な数の廃棄物を生み出す。

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もうそんな流れから抜け出すべきじゃないだろうか。参加賞Tシャツではなく、もっとセンスのいい記念Tシャツを欲しい人だけが買えばいい。参加費どうこうの問題ではなく、タンスの肥やしをこれ以上増やすのは意味のないこと。

そして、すべてのランナーに伝えたい。

もっと本物を身に着けてみないか?FRANK&MORRISのランニングウェアは最も高価なもので、1着9450円もする。ただ、いい生地を使い、メイドインジャパンで作り上げればそれでも安いくらいだ。

わたしたちはデフレの世界に飼いならされ過ぎている。

もちろんわたしもある程度稼げるようになるまではユニクロにもお世話になったし、いまでもお世話になっている。でも、やはり本物を身に着けたい。そういう想いで、清水の舞台から飛び降りてsousouスタイルに戻している。

本物を身につけると心地よさが違う。心と体が喜んでくれるのだ。

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ランニングウェアもそうあるべきじゃないだろうか。参加賞Tシャツや、割引価格で売られている売れ残り商品、ファストファッションのランニングウェア。それらを完全に否定するつもりはないが、安ければいいという思考回路から抜け出さなければ、一生お金の奴隷として行きていくことになる。

言うまでもないが、高ければいいと言っているわけではない。手間がかかるものはどうやっても高価になる。それにみあう価値を感じられるなら、自分が本当にいいと思えるものを身に着けたほうがいい。

自分のセンスに一致するなら、9450円のランニングウェアだって、決して高いとは思わない。そういう感覚をそろそろ取り戻してもいいんじゃないかと、わたしは思っている。

誤解のないように伝えておくが、FRANK&MORRISにはもっとリーズナブルな価格のウェアも揃っている。問題は価格ではない。自分が納得できるものを自分で選ぶということだ。

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自分らしさとFRANK&MORRISのセンスが一致するなら、これまでの常識なんてぶち壊してしまえばいい。

3年後、5年後にFRANK&MORRISがどのようになっているかはわからない。ただ、純粋にその未来を見続けたい。わたしにできることはなんでもしたい。2人の話を聞いていたら、自然とそんな思いが湧いてきた。

いかんせん、わたしは普段着でTシャツを着ないという大きな問題があるのだが、練習着などには積極的にFRANK&MORRISのウェアを使っていこうと思う。

FRANK&MORRISのストリートスタイルは思いのほか裸足と相性がいい。

FRANK&MORRISストア:https://frankandmorris.stores.jp


超・起業思考―会社に縛られずに稼ぎ続ける
著者:船ヶ山 哲
楽天ブックス:超・起業思考 [ 船ケ山哲 ]

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facebookやSNSの利用者が減っていくことについて語ってみる

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1年前くらいにも書いたと思うのですが、facebookの利用者がずいぶんと減っています。見ているだけという人もいるかもしれませんが、そういう人たちも自然と減っていくのでしょう。

人間は情報を発信する人と情報を受信する人に分かれます。

ほとんどの人が情報を受信する側で、テレビでいえば視聴者になるわけです。ところがSNSができたことで、誰もが情報発信できる時代になり、それぞれが思い思いに情報発信を始めました。

とても貴重な情報発信もあれば、今日何を食べたというような内容の情報発信もあります。

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みんな初めてのことで楽しんでやっていたわけですが、あるとき気づくわけです。他の人の発信も別に面白くないし、いいねを押すのも面倒に感じたときに、もしかしたら自分の発信もそうなのではないかということに。

わたしは情報発信なんていうのは誰でもできることで、もっと気軽にやればいいのになとは思うのですが、上手に文章を伝えられるかどうかというのは、誰にでもできることではありません。

本や文章を読むことが好きで、たくさんの活字に触れてきた人でなければ、上手に情報を伝えることができません。

もっと言えば、「この表現では伝わらないかもしれない、誤解されるかもしれない」と思いながら文章を書けるかどうかも重要です。これは上手な文章を書くことに加えて、相手の立場になって考えることができなければいけません。

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これはもう本当に手間のかかる作業です。それなりに書ける人でもfacebookで何かを伝えるというのは大変です。

わたしがfacebookでつながっている人の数を見てみました。知らないうちに494人にもなっています。本来であればタイムラインはあっという間に流れていくものですが、残念ながらそうでもありません。

毎日習慣のように投稿している人が決まって投稿しているだけです。

過去にこまめに投稿していた人たちも、いつの間にかいなくなっています。facebookがそのあり方を根本から見直さないかぎり、そう遠くないうちにfacebookは完全に廃れてしまうでしょう。

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前は「だからみんな気軽に投稿しようよ」と言っていましたが、すでにそんな段階は過ぎ去っています。facebookはもう消えていくのを待つばかりの状態です。

facebookがなんらかの手を打てば、これまでとは違うプラットフォームのひとつとして残る可能性もありますが、いまのところは何も感じられません。

もっともfacebookがなくなっても何も困ることなんてありません。LINEもtwitterもあります。

ただ、SNSそのものがもっと違う形になっていくのかなとは思います。Instagramのように有名人のアカウントを追うだけの、新しい形のメディアとなるのが最終的な落ち着きどころな気がします。

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いずれにしれも5年後10年後には新しい時代がやってきているはずです。それがどんな時代かはわかりませんが、案外以前のようにブログ全盛期の時代がもう一度やってくるかもしれません。

どんな時代になっても情報発信がなくなるということはありません。人に好奇心や向上心があるかぎり、知らないことを知りたいと思い、本能的に刺激としての情報を求め続けます。

facebookがすぐに消えてなくならないのは、そのような欲求を満たす新しいものがまだ生まれていないからに過ぎません。新しいプラットフォームが出てくれば、mixiのように忘れられた存在になるはずです。

もちろんそれでも一部の人は使い続けるのでしょうが。

情報発信をして生活をしているものの端くれとして、新しいプラットフォームについては常に気にはしているものの、とりあえず悩んでも仕方ないから、少しでも質の高い記事を作り続けるしかないかなと開き直りつつあります。

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誰もが情報発信をする必要もなく、誰もがSNSにハマらなくてもいい。情報発信は情熱を燃やし続けられなければいつか燃え尽きてしまいます。

ほとんど動いていないfacebookアカウントはその燃え尽きた一つひとつです。

わたしよりも面白い情報発信をしていた人はいっぱいいました。わたしよりも為になる情報発信をしていた人もたくさんいました。でも多くの人が燃え尽きてしまいました。

飽きっぽい性格のわたしはなぜか情報発信とランニングだけは続いています。

こういうのはもう向き不向きの問題か、絶望的な言い方をすれば才能があるかないかの問題です。才能がないのにそこに留まり続けなくてはいけないということほど残酷なことはありません。

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SNSに向いていなくたって人生は面白おかしくできますし、何も問題はありません。

正直なところ、面倒だなと思ったらスパッとSNSをやめてみるのもひとつの選択肢です。これまで背負っていた見えない荷物がなくなって気持ちが楽になるかもしれませんよ。

人間に与えられた1日はみんな等しく24時間です。そして限られた寿命があり、使える時間は有限です。その有限な時間を何に使うのか。何をしているときに自分が一番心地よさを感じるのか。

SNSにかけている時間をそこに費やしたほうが、人生はきっと充実した物になります。

facebook利用者が減っていくこと。情報発信をする側からすると若干寂しいことですが、世の中の総和としてはいい方向を向いているのではないかと思います。


絆ストレス 「つながりたい」という病
著者:香山 リカ
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ART SPORTSの破産とランニング業界のこれから

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ランナーの間では今朝からちょっとした話題だったのではないでしょうか。ART SPORTSの破産はほとんどのランナーにとって「まさか」の出来事だったかと思います。

わたし個人としてはART SPORTSにラン仲間が勤めているため、アートスポーツについてあれこれと書くつもりはありません、今回の件に関してはもっと広くランニング業界のあり方についても、考えなくてはいけないような気がします。

アートスポーツの破産はともかく、皇居周りのランステはその多くが経営的に厳しいものがあり、実際に撤退したランステがいくつもあります。ランニング人口は伸び悩んでいるとはいえ、東京マラソンは相変わらず10倍を超える倍率です。

ランナーがランニンググッズを買わないかというと、そういうわけでもありません。ランニングシューズは消耗品ですので、1年に2足くらいは買っているのではないでしょうか。

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そういうわたしはランニングショップにほとんど足を運びません。

まずシューズを買いません。マラソン用のジェルも買いません。裸足が基本ですからソックスも1年に1足買うかどうかですし、Tシャツにいたってはマラソン大会でもらえるものを着ないものから捨てているくらいです。

そういう意味では、ランナーの多くが買い物はするものの、それは年に数回のことなのかもしれません。

もう1990年代のように、雑誌に広告を出せば新製品が売れる時代ではなくなりました。そして何よりもランナーはお金をランニングにつぎ込まない人が多いように感じます。

言葉は悪いかもしれませんが、ランナーは基本的にケチです。

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何に対してもお金を使わないというよりは、ランニンググッズに対してあまりお金を使おうとしません。そのうえ、世の中にはアウトレットショップなどがあり、ランニンググッズを定価に近い価格で買おうという人があまりいません。

わたしは日本が世界で一番安くランニングシューズを買うことができる国だと思っています。

型遅れしたシューズは半額以下で販売されることがあたり前で、1万円以上するはずのシューズが3980円などで売られています。ウェアだって、シーズンが終われば格安で売られます。

さらに最近ではユニクロがスポーツウェアに力を入れ、低価格でシンプルなデザインのウェアを次々に発表しています。ほとんどの人にとって、ランニングウェアはユニクロで十分です。

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ランナーはそういうとことでランニンググッズを購入し、浮いたお金でマラソン大会に出たり、ランニング後の打ち上げ費に回します。

要するに、ART SPORTSに限らず小売店にとってはとても厳しい状態になっているわけです。

ところが、今回の破産の話で、twitterやfacebookでは「よく使っていた」「なくなると困る」といった声をいくつも目にしています。それほどランナーに重宝されていたショップの経営が厳しいという現実。

はっきりしているのは、ランナー人口は多いものの、ランニングと向き合うように取り組んでいる人というのは本当にごく一部だということです。

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わたしは曲がりなりにもランニングの世界に身を置いています。ですので、facebookやtwitterでつながっている人たちの多くがランナーです。だから勘違いしそうになるのですが、「NO RUN, NO LIFE」な世の中にランナーなんてあまりいません。

でもマラソン大会は盛り上がります。何万人ものランナーが参加します。

このことがランニング業界での大きな錯覚を生み出しているのではないかと、わたしは思います。アディダスやナイキがどんどんプロモーションをしていますが、そのプロモーションに合った規模のランナーが存在しないわけです。

しかもランナー人口はいま右肩下がりです。2012年の1009万人をピークに、2016年は893万人にまで減少しています。

十分な人口がいるじゃないかと思うかもしれませんが、これは1年に1回以上のジョギングをする18歳以上の人口です。現実にランナーと言えるのはこの1/10もいないかもしれません。

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ランナーが減ったり、ランニンググッズの売上げが下がるとどうなるか?

メーカーの予算が小さくなり、マラソン大会などのスポンサー料が減ります。そうなると開催を続けることができなくなる大会が増えます。大会の数が減ると、ランニング人口も減ります。

日本のランニング業界は、いまそのようなスパイラルに入ろうとしています。そのひとつの象徴がART SPORTSの破産なのかもしれません。

ただ、ランニングの世界はこんなブームが来る前からあり、規模が小さくなったとしてもこれからも続いていきます。そんな中でランナー自身はどうランニングと向き合っていくのか。

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わたしはそろそろ速さだけ求めるランニングには限界が来ているように感じています。多くのランナーがウルトラマラソンやトレランに移行しているのがその証拠ですし、万里の長城マラソンのようなクレイジーなレースを心から楽しんでくれている状況もその現れです。

これからランナーがどのような方向に向かっていくのか。ランニングショップはそれを見極めて、独自の色を出しつつ利益を出すという難題と向き合っていかなくてはいけません。

マラソン大会の運営者も、スポンサーありきの運営に限界が来る前に次の一手を打たなくてはいけません。

そして、ランナーは……できればもっとランニンググッズを買ってもらいたいところですが、どう考えても大量消費の時代ではなくなりましたし、それを期待するのはちょっと無理があります。

ですので、ランナーにはマラソン大会以外の走る楽しさを早めに見つけてもらいたいと思います。

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走ることが目的ではなく、走ることを手段にする。これがランニングを長く続けていくためのひとつのポイントです。仲間と打ち上げをするために走るのでもかまいません。

ブームの消滅とともに走るのを辞めてしまわないために、ランナーそれぞれができることを今のうちに始めてみませんか?街道ランやグルメラン、旅ランのようにできることはいくつもあります。

ランニング業界に身を置く1人として、今回の出来事はとても危機感を持たされました。

わたし自身も走ることでできる楽しさをもっと情報発信して、ランニング業界が少しでも盛り上がるように、微力ながらできることをしっかりやらねばと感じています。


そうだ、星を売ろう 「売れない時代」の新しいビジネスモデル
著者:永井孝尚
楽天ブックス:そうだ、星を売ろう 「売れない時代」の新しいビジネスモデル [ 永井孝尚 ]

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自分だけが正しいという考え方を手放してもっと笑顔になる

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自分が正しいと思っていることは、自分の中でだけ正しい。

自分が正しいと思っていることに対して、同意してくれる人もいれば、同意してくれない人もいます。それは自分以外の人の正しさでも同じことが言えます。他の誰かが正しいと思っていることが自分にとって正しくないということが往々にしてあります。

世の中の大勢の人たちは、できるだけ他人との衝突を避けるために、ときに自分の正しさを捻じ曲げてでも、その場をうまく取り繕うとします。それは決して嘆くことではなく、人間としての知恵のひとつです。

わたしは自分の正しさを捻じ曲げることができなくなってしまったため、普通の会社員として働くことを諦めました。そのときに決めたことは、自分の正しさを捻じ曲げないけど、他の人の正しさも捻じ曲げないということ。

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わたしが誰かと話をしているときに、その人の考え方が自分の考え方と違っても「そうじゃないと思う」というような否定をすることをやめました。あえて言うなら「わたしならこう考える」くらいです。

なぜそうするかというと、自分の正しさや自分の考え方を捻じ曲げられることが嫌だから、自分がされたくないことは他の人もされたくないだろうと思うからです。

これっておそらく小学生くらいで学ぶことか、それぞれの家庭で親から学ぶようなことだとは思うのですが、思ったよりも多くの人が、自分がされたくないことを他人に対して行います。

ちょっと前に「バカの壁」という本が流行りました。

内容はあまり覚えていないのですが、人間は自分の知りたいこと以外には知ろうとはしない。自分が正しいと思うことだけを正しいと思いこんでしまうのが人間だというような内容だったように記憶しています。

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そのため、人に指図されると反発したくなるのが人間です。自分の正しさと曲げられそうになると嫌な気分になるわけです。

この本が出版されたのが2003年ですので、もう14年経過していることになります。

この14年の間に世の中は加速度をつけて大きく変化していきました。その結果、自分の正しさ曲げられるのが嫌というだけでなく、自分の正しさと違うことを他人がすることすら嫌だと感じるようになっている気がします。

どういうことかわかりませんが、他人も自分と同じ価値観を持っていないと納得できない。そういう人が増えています。

あたり前ですが、同じ価値観の人間なんてどこにもいません。

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AさんとBさんがいたとして、AさんはBさんの価値観を認められません。BさんもAさんの価値観を認められません。さて、この2人はこれから一緒に何かを成し遂げられるでしょうか?

相手の価値観を認めるということは、自分の価値観を曲げるということではありません。

わたしはいつも「強い人間になりたい」と考えています。強い人間というのは自分の価値観を周りに押し付けるのではなく、自分の価値観が周りに認められなくても、ブレることなく自信を持って立つ人間です。

自分に自信があるから、他の人が自分の正しさと違うことをしても、そういう考え方もあるかとそこから学ぶこともできます。軸がしっかりしているから、他の人が正しいと思うことをちょっと試してみることもできます。

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ところが、現実の世の中は、自分の正しさに自信を持てないから、自分の価値観と違う人たちを叩こうとします。インターネットの炎上というのがその最たる例です。

一方で、世の中のほとんどの人が「いじめはダメ」というようなことを口にします。

もちろんいじめはダメですが、ほとんどの人が意識的なのか無意識なのかはわかりませんが、社会の中でいじめと同じようなことをしています。同じ価値観でない人を排除しようと一生懸命になります。

なぜ、人間は自分の価値観と違う人たちのことを排除しようとするのでしょう?なぜ人間は自分の考え方だけが正しいと思いこんでしまうのでしょう。

世の中には多様な人たちがいます。

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わたしだってまったく考え方の合わない人、生理的に受付けられない人だって世の中にはいます。だからこそ人生は面白いわけで、違う価値観に出会えるから、わたしは旅することを続けています。

価値観が違うからこそいろいろな人との交流が楽しいわけです。

もう少しだけそれぞれに余裕があると、世の中はもっと楽しくなるように思えるのですが、余裕を持つことも難しい時代なのかもしれませんね。みんな自分を守るので精いっぱい。

だったら守ることをやめればいいのに。

どんどん自分をさらけ出して、いっぱい恥かいて、いっぱい笑われて。守るべきものがなくなれば、争う必要もなくなります。笑ってもイライラしても流れていく時間は同じです。

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限られた時間の中で生きていくのですから、少しでも笑顔でいられる道を選びませんか。そのためには、価値観の違う人の考え方を批判しない。きちんと理解して受け入れる。

言葉にするのは簡単ですが、実践するのは難しい。でもそれを諦めないことが大切です。


バカの壁
著者:養老 孟司
楽天ブックス:バカの壁 [ 養老孟司 ]

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万里の長城マラソンと北京取材で見えてきたわたしの方向性

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万里の長城マラソンと北京の取材から昨夜帰ってきて、昨夜は定宿となっている羽田空港国際線到着ロビーにチェックイン。GWといういこともあって横になれるまでしばらくかかりましたが、そこそこしっかり眠れました。

北京滞在中はとてもブログを更新できるような気持ちの状態でなく、今朝から仕事を再開してようやくいつもの自分を取り戻しつつあります。文章も1週間書かないと下手になるようで、今日の仕事はまったく捗らず。

現在進行形で仕事を進めながらも、万里の長城マラソンの後処理と溜めていった仕事を一つひとつ片付けていきます。明日からはフル稼働しなきゃですが、物理的な時間がまったく足りず。

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しかも北京のガイド本を作るための取材をしながら、余計なことを考えてしまいました。

やっぱり、基本となるウェブサイトは必要だなと。ガイド本そのものは北京を旅するための指南書という位置づけで作りますが、それとは別に情報をすぐに更新できるサイトも作っておきたいなと。

ブログのように何度も更新するものではなく、どっしりと構えて、これから北京に行くという人にとって参考になるようなサイトを作っておきたいと感じています。

わたしは毎年のように北京を訪問していますが、今回の万里の長城マラソンで参加者のツアーガイドをしたことで、自分があたり前に感じていることが、他の人には新鮮なんだということに気づきました。

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例えば后海なんかはわたしにとっては、何もない静かな散策コースなのですが、その美しさを喜んでくれたり、南鑼鼓巷の賑やかさを楽しんでもらったり。普通の北京の朝ごはんを満喫したり。

もっと基本的なところで言えば、地下鉄に乗るということも人によっては新鮮だったようで、これにバスも加われば北京をもっと楽しんでもらえるはずです。

北京空港から北京市街地までのアクセスなど、初めての人やまだあまり来ていない人には「どうしていいかわからない」ことがいっぱいあります。そういう悩みを解消するためのサイトとガイド本。

どうせならそれの台北版も作ろうかなと。

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いや、全然時間がないし台北の情報なんて世の中にいっぱいあるので、いまさらわたしがやる必要はないと思ってたのですが、例えば台湾の歴史なんかはあまり語られないことであり、知ってもらいたいことです。

北京にしても台北にしても行く前に知っていることで、見える景色がまったく変わってきます。

北京に行く前に蒼穹の昴を読んでいるかどうかで、故宮や胡同歩きで感じられるものがかなり変わってきます。そういう一つひとつを紹介していくのがわたしの役割です。

わたししか持っていない知識というものはひとつもありませんが、わたしだけが伝えられることがあります。

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だとしたら、そういうものをひとつの形にして、まとめておくことは重要なのではないかと思うわけです。万里の長城マラソンのサイトもそうやって始まり、いまでは多くの日本人が万里の長城マラソンに参加するようになりました。

困っている人がいるからなんとかしたい。本来のメディアのあるべき姿はそこにあります。物を売りたいから流行を作り出すというおかしなことになっている現在のメディア。

少なくともわたしがすべきことはそんなことではありません。

もっと気軽に北京に遊びに行ける環境を整えること。肩肘張らずに軽い気持ちで北京旅行をする人が増えてくれるようにすること。その環境を整えるのがわたしの役割で、あと実際に行くかどうかは個人の問題です。

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ですから、当然わたしがこれからすることが無駄骨になる可能性だってあります。

反対に、わたしが北京観光のスペシャリストになれる可能性もあります。どっちに転ぶかは運次第ですが、何もしなければ何も生まれません。行動を起こしたということがわたしの血となり肉となります。

文章をかけるということはわたしの持つひとつのキラーカードです。万里の長城マラソンというのもわたしのキラーカード。裸足ランニングというキラーカードもあります。

ここに北京や台北に詳しい人というキラーカードが増えれば、それぞれの作用がとても大きなものになります。わたしは何も考えていないようで、実はそこそこ考えています。

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ひとつのことをするときに、いかにして他のことと絡めていくか。

個人の行うひとつの行動なんてとても小さなことですが、あれもこれも絡めていくと思った以上に大きな流れが生み出されます。そしてわたし自身が唯一無二の存在になります。

問題はわたしが唯一無二の存在になることにはまったく興味がないということですが。

わたしは自分の器の大きさくらい把握しているつもりですし、華のあるキャラクターではないことも理解しています。だから、わたしが時代の表舞台に立つことはまずないでしょう。

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でも北京や台北に関して、困ったときはあいつに聞けばいいという存在くらいになっているのは、決して悪いことではありません。「北京に行くけど美味しいお店教えて」と言われてすぐに答えられるくらいの存在がわたしの狙い位置。

万里の長城マラソンでも日本事務局をしていますが、参加者との関係は常にフラットであり、参加してくれる人すべては仲間でありたいと考えています。間違っても雲の上の存在になんてなろうとしてはいけません。

明治時代の西郷隆盛さんはどんなに偉くなっても、みんなの西郷どんでした。

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わたしも1人でも多くの人の役に立って、その結果として重松貴志という存在が広まっていくことを避けようとは思いませんが、例えばいま身近にいて一緒にお酒を呑んでワイワイできる人たちとの関係は大切にしていきたい。

その気持を忘れずに、北京と台北に関する情報発信もしていくことにします。

とりあえず目指すところは、毎月どちらかには取材に行けるくらいにはなりたいところです。そのためにどういう仕掛けをしていくかは現在進行形で検討中です。

プラットフォームができれば、ちょっと面白いことできそうな気がします。

これまでの人生で積み重ねてきたものを一度まとめるような作業。集大成のつもりでひとつの形にしていこうと思います。


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ナイキのサブ2プロジェクト「BREAKING2」が導く未来

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ナイキによるフルマラソンの距離を2時間以内で走りきるプロジェクト「BREAKING2」が、イタリアのモンツァで5月6日に開催されました。

非公開イベントではあるものの、twitterやfacebookなどでの配信を行った結果、多くのランナーが注目するイベントとなり、世界レベルで盛り上がっていました。

タイムとしてはエリウド・キプチョゲが2時間25秒というタイムで、惜しくも2時間切りは達成できませんでした。

レースとしてはペースカーと風よけとなるペースランナーがいて、至れり尽くせりの環境でしたので、どんな手を使ってでも2時間切りを達成させるというナイキの想いが伝わってきました。

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そして話題となったのがカーボン入りのシューズです。ルール違反ではないかと思う人もいるかもしれませんが、シューズはある程度の曖昧な規定はあるものの、カーボンを入れてはいけないという規定はありません。

すでに多くの公式大会でも使われているますので賛否はあるでしょうが、使用が認められたシューズであることには間違いありません。

このブログを読んでいる人の多くが裸足ランニングに興味のある人かと思います。そのためアディダスのBOOSTや今回のナイキのシューズに対して、否定的な意見の人も多いのでしょう。

でもわたしは、シューズの進化というのはありだと考えています。モーターでも仕込んであるならともかく、走りに使っているのはあくまでも自分の筋力であり、シューズはその力を最大限に活かすために存在します。

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走ることは結局のところ、いかに効率よく重心移動するかということに尽きます。これはシューズでも裸足でも同じことです。ロスを減らして重心移動を行えば、速く長く走ることができます。

もちろん今回使用したシューズ「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」の存在なしに、2時間25秒という記録は達成することは考えられません。そういう意味ではドーピングシューズと表現されても仕方ないところもあります。

どんなものでも革新的なものが現れたときには反対派がその革新の邪魔をします。

それは自分の立場を危ういものにすることに対する危機感であったり、これまでに考え方や知識が覆されることへの理不尽さであったり。でもわたしの感覚からすればそんなものはすべて保身でしかありません。

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「あんなシューズは反則だ」と言うのは自由です。

ただ、自分の考え方に合わないものをすべて排除するような生き方や考え方を、少なくともこのブログを読んでいる人は持たないようにして欲しいなとは思います。

そうは言うものの、正直な感想としては「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」がもう少しチューニングをしっかりできていれば、2時間切りも可能だったのではないかとわたしは感じています。

35㎞くらいまでは、このシューズの反発力を活かしながら走っていたのですが、それ以降はほとんど反発力を活かせない走りになっていました。

簡単な話として、カーボンの反発力を生み出すには、カーボンに対して一定の力を加えて変形を起こさせなくてはいけません。疲労がないときにはそれが可能だったのですが、後半になって力がなくなってきた結果、シューズは反発力を失っていました。

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実験として42.195㎞での筋力の変化などを確認できなかったことが、チューニングが完全でなかった最大の理由ですが、感覚的にはもう少しカーボンが薄くても良かったのではないかと、結果論としては感じています。

それもやってみたから分かったことでしかありません。

twitterのつぶやきでは「自分のあのシューズを履けば速く走れるかも」なんてコメントをしている人がいましたが、もし市販品のチューニングが今回と同じようになっているなら、1㎞を3分ちょっとのペースで走らなければ、「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」の反発力を活かすことができません。

そして、35㎞以降も筋力が落ちないというだけの鍛え方をする必要もあります。

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ただし、人間はどうしても35㎞以降も同じ力で走りきることはできません。マラソン大会の後半になってもタイムがほとんど落ちない人もいますが、それはテクニックと精神力でなんとかなっているだけで、現実的なパワーは不足しています。

わたしはシューズの反発力を活かすという走り方には、どこかに限界があるだろうなとは考えています。それが2時間の壁の向こう側であることは今回のイベントで多くの人が感じたのではないでしょうか。

今回の企画の本質は実はそこにあります。

環境が整いさえすれば、人間は2時間の壁の向こう側に行けるかもしれない。多くのランナーがそう感じたことで、精神的な壁として立ちはだかっていた2時間の壁が大きく揺らぎました。

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「人間の限界として超えることが出来ない壁」だったのが、「もしかしたら超えられるかも」という意識に変わることで、誰かが2時間の壁を超えてくれる。このイベントはそのきっかけにすぎません。

少なくとも2時間0分台には数年のうちに他のランナーも到達するはずです。

そしてその中の誰かがきっと2時間以内に走りきることになるでしょう。そうなったとき「BREAKING2」が大きな試金石となったということは間違いありません。

今回のプロジェクトで重要なことは、サポート体制やシューズの賛否なんてことではありません。人間の体としてフルマラソンを2時間以内に完走できる可能性を感じられたこと。これに尽きます。

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広告という意味もあるのでしょうが、スポーツメーカーのこうした挑戦はとても素晴らしいことだとわたしは感じています。

そして25秒足りなかったとはいえ、全力を出し切って走ったエリウド・キプチョゲ。レリサ・デシサ、ゼルセナイ・タデッセも気持ちのいい走りを見せてくれました。

できれば現場でそのチャレンジを目にしたかったところですが、インターネットでの視聴だからこそ気づけたことも多々ありました。まだ見ていないという人は最大1週間facebookで視聴ができますので、ぜひチェックしてください。

ナイキのBreaking2のフェイスブックページ

サブ2の達成にはなりませんでしたが、このチャレンジが間違いなくマラソン界に大きな影響を与えるはずです。さて、日本のマラソン界はどう対応するのか。2時間10分の壁で苦しんでいる日本人ランナーに未来はあるのか。

いろいろと興味を持たずにはいられません。もっともわたしが超えるべきは2時間の壁ではなく3時間の壁なんですが。


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著者:ヘスス・スアレス+小宮良之
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万里の長城マラソン事務局として自分のあり方

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両方の手のひらを上に向けて、自分が持つべき責任の重さを想像してみる。

少なくとも万里の長城マラソン日本事務局からエントリーをしてもらった人たちが、嫌な思いをしないようにしなくてはいけない。決して安くない参加費に見合っただけのいい思いをしてもらわなくてはいけない。

その思いはわたしにとって目に見えない重圧として、両方の手のひらにずっしりとのしかかります。頭ではやるべきことをやるだけと分かっていても、70人もの参加者全員を喜ばせるには明らかな力不足。

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本当は1人1人としっかり向き合いたいのに、人数が増える分だけそれぞれとの関係が希薄になっていくことを感じます。

マラソン大会を大きくするのはそういうことだと分かっていても、わたしの気持ちは「仕方ないか」では済みません。参加者が100人になっても1人対1人×100人。これがわたしの理想です。

ところが現実は70人分の思いを支えきれないわたしの両手。

それを嘆いても意味がないことは重々承知。そのうえで自分ができることをしっかりやればいい。でも、それだけでいいとは思えない自分がいます。

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とはいえ、今年の万里の長城マラソンは小さなトラブルはありながらも、これまでの開催での数々の失敗に対する対策がここにきてようやく花が開いたような気がします。

でもそれは決してわたしの力ではなく、代表の朱さんや、常連ランナーさんたちのサポート、そしてボランティアスタッフの力があってのこと。

万里の長城マラソンでは本当に驚くべきほどの人たちがわたしを助けてくれます。わたし自身では何も出来ませんが、陰でわたしを支えてくれる人がいるから、こんな拙い運営でもなんとやっていけます。

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万里の長城という世界最高と言ってもいい舞台があり、世界で一番苦しいコースがここにあるのに、まだ70人の日本人しか集められていない自分。そして70人でもいっぱいいっぱいになっている自分。

これから100人200人と日本人参加者を増やしていきたいという想いがあります。ただ、今のわたしではまだまだ力不足です。中国語も英語もきちんと勉強をしなきゃいけませんし、人間的にももっと成長しなくてはいけません。

わたし1人では何も出来ませんが、それでも毎年のように北京に集まってくれる人たちがいて、それぞれが大会を楽しみ、盛り上げてくれます。こんな苦しいマラソンはないと笑顔で言ってくれる人たちがいます。

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その環がゆっくりと広がっていき、万里の長城マラソンという大会を多くの人に知ってもらえるという、いい循環ができつつあります。

今年は例年以上に「また走りたい」「来年こそは」の声を聞かせてもらいました。

その声にきちんと応えられるように。来年も参加してくれた人たちが、去年よりもさらに良くなったと言ってもらえるように、しっかりと気持ちを入れて1年間の準備を開始します。

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来年に向けてやることは山積み。一つひとつをきちんと積み重ねて、自分自身も万里の長城マラソンも成長させていきます。

来年の目標は100人の日本人ランナーに参加してもらうこと。そして100人のランナーときちんと向き合っていくこと。他のマラソン大会にはない万里の長城マラソンならではの魅力を伝えていこうと思います。

そのための第一歩は北京の旅を楽しむための本作り。今日から3日間、しっかり取材をして北京の魅力を伝えられるように街を歩き回ってきます。


中国全図/世界遺産マップ
著者:地球の歩き方
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