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何もかも上手くやることが人生における正解とは限らない

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唐突ですが、ちょっと生活を見直そうかなと。春ですし。

ただ早寝早起きにするだけなんですが。

どうやっても6時間は寝てしまうわけです。反対に7時間以上寝ることもまずありません。だったら、12時台に寝ているのをもっと早めてみたいところ。日も長いの5時に起きてももう明るいわけですから。

たまにこうやって見直すんですが、飲み会とか仕事とかが入ってうやむやになります。だからもう12時過ぎまで働いて、7時に起きるのでもいいかなとは思いますが、それでもやっぱり見直そうかと。

早寝早起きしても遅寝遅起きしても持ち時間は変わりません、生活に無駄がなくなるわけでもありません。ただ、そうしたほうがいいと感覚的に思うだけです。

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本当はそれで朝練でもするのがベストなんですが、朝練をするにはまだ少し肌寒く。鶴巻温泉はまだ桜が咲く気配すらありませんから。いったい誰が開花宣言したんでしょうか。

鶴巻温泉に引っ越してきた頃は朝も夕方も走っていましたが、あのころは月収6万円でしたから。仕事もまったくない状態で、ようするに暇だったわけです。

いまも仕事量を減らそうとはしているのですが、頼まれると断れないタイプでして。

ちょっと長めの納期で提案しても、「じゃあそれで」となるから仕事が増えていきます。ありがたい話ですが、そうやって自分の生活が不自然になっていくのは避けたいところです。

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日の出とともに起き、日没とともに眠る。そこまではいかなくても、睡眠のゴールデンタイムと言われる22時から2時のあいだは夢の世界を漂っていたいなと。

もっともこの睡眠のゴールデンタイムも実はそうではないなんて話が出てますので、何を信じていいのかまったくわからない世の中になってしまいましたが。常識が常識でなくなるスピードが早すぎて、ついていけません。

ついていく気もありませんが。

ただ、確実なのは理論や理屈ではなく、自分の体がそうしたいと言っている声を聴くことで、本能的に正しいことを選び取ることです。今回は早寝早起きスタイルという体の声が聞こえてきたわけです。

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誰かが「これが正しい」という情報なんていうのは、聞き流しておけばいいんです。ただし、その人たちは真剣に考え、研究などを重ねているわけですから、軽視するというわけではありません。

「そういう考え方もある」くらいに受け取り、頭の引き出しに入れておきましょう。

人間は自分のしていることを正しいと思い、誰かに自分のしていることを批判されるのが大嫌いです。否定や批判をされると自分の存在意義がなくなるかもしれないという恐怖心から、いつ反発してしまいます。

でも誰かが自分のことをなんと言おうが、どうでもいいことじゃないですか。

自分の人生は自分だけしか歩むことができません。

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どんなにテクノロジーが進化しても、AIが自分の人生を代わりに引き受けてくれることはありません。どんなに辛くても、どんなに逃げ出したくても、自分の人生は自分で生きなくてはいけません。

だったら、他の人がなんと言おうが関係ないという開き直りも必要です。

自分が正しいと思った選択肢を選び、自分が進むべきと思った道を進めばそれでいいわけです。大事なことは、同じ選択をしなかった人や、違う道を歩んだ人を責めたり批判したりしないこと。むしろリスペクトすることです。

自分と違う考えの人に自分のやり方を押し付けるのではなく、それはそれと認めること。

裸足ランナーならシューズを履いている人たちや、シューズを売っている人たちを非難しないこと。彼らの挑戦を尊重し理解する。「でも自分はそうしないけどね」という気持ちは心の中にあればいいことです。

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この世界に「絶対」なんてものはありません。

常に不安定で、常識に思えるものがあっという間に非常識になります。そして何もかも上手くやることが、人生における正解とは限りません。ときには失敗を経験することのほうが、意味があることだって少なくありません。

わたしがいつも失敗ばかりしているのは、決して意味があるからやっているわけではなく、ただ不器用なだけですが。

そして今回もいつかは元に戻ると分かっていて、早寝早起きキャンペーンを開始します。

失敗して、うまくいかないことがいっぱい積み重ねていまの自分が存在します。少なくともわたしはそんな自分が好きですから、わたしはこのやり方でいいはずです。「そんなあなたが好き」と言ってくれる人がいないという大きな問題は、気づかなかったことに。


道を継ぐ
著者:佐藤友美
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危険を察知して立ち止まることは恥ずかしいことではない

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2代目山の神の柏原竜二さんが現役引退。度重なるケガが原因ということなのですが、陸上界でトップレベルを維持しなくてはいけないということは、どれほどハードなことなのかが伝わってきます。

健康のためにマラソンをしている人からすると、信じられないくらいに自分を追い込み、体の限界を越えてまで走り込んでも結果が出ない。マラソンだけではなく陸上の難しさが伝わってきます。

マラソンに限らず、トップアスリートと呼ばれる人たちは、ほとんどがみんなどこかに故障を抱えています。賛否はあるかとは思いますが、アスリートとして生きていくというのはそういうことです。

そこまで努力しても芽が出ない人のほうが圧倒的に多く、日本で活躍できても世界ではまったく通用しないのが今のマラソンです。そのかわり短距離界では日本人アスリートが活躍しています。

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マラソンのような個人競技の場合、たった1つの才能があればまた日本の時代がやってきます。いまは単純に陸上を選ぶ人が少ないか、もしくは才能がある若者がサッカーや野球、バスケのような華のあるスポーツを選んでいるか。

陸連も含め、一生懸命に競技人口を増やそうとはしていますが、いかんせん陸上で食べていける人はほとんどおらず、実業団に入って仕事をしながら練習もするというスタイルから脱却できないでいます。

あまりにも夢がなさすぎる競技に対して、もっと才能がある若者に向いてもらいたいというのは無理があります。

そして何よりも陸上選手はケガが多すぎます。箱根駅伝でも有力な選手がケガで出られないというようなことが頻繁に起きています。そこまで頑張らないと速くなれないのに、そこまで頑張っても夢がない。

とてもアンバランスな状態にあるのがいまの日本のマラソン界です。

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ケガをなくさなくてはいけないというのは、何もトップアスリートだけの問題ではありません。普通の市民ランナーもケガの経験がないという人のほうが圧倒的に多く、何のためのマラソンだかわかりません。

そもそもフルマラソンの距離を6時間以内で走るということに人間の体の構造としての無理があります。

1日12時間かけて60km走ることは無理はありませんが、6時間で40kmは必ず体に問題を抱えます。もちろんそれが4時間でも3時間でも同じです。自分のリズムで無理なく走るのと、関門やタイムを気にして追い込むのは違います。

それでも簡単ではないから挑戦しがいがあり、完走したときの達成感が心地良いというのは事実です。

だから追い込まないようにしてほしいなんてことは言いませんし、追い込みたい人はどんどん追い込んだらいいと思います。ただ、危険を察知するということは忘れないようにしてもらいたいところです。

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有名な登山家の多くは、この危機察知能力に優れているそうです。

例えば目の前にピークがあっても、危険だと思ったら引き返すそうです。これは理屈ではなく感覚の世界で、本能的に進むことを拒否したら、どんな理由があってもそこで中断するそうです。

もちろん前に進むか、それとも戻るかで意見が割れることもあるそうですが、生きて返ってこなければ登山は成功とはいえませんので、絶対に無理はしないそうです。

そこで無理をするような人は、いずれどこかで失敗をします。たまたま上手く登頂できても、いつかは雪崩などに巻き込まれてしまうそうです。

マラソンを走る人も、これに近い感覚を持つべきなんじゃないかと思います。マラソンだけでなくトレランも同じです。走ることによる危険性をいつも考えて、いかにしてそれを回避するか。

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普段の練習で道路を走る場合は、横から車が出てくる可能性をいつも想定しなくてはいけませんし、体がアスファルトから受けるダメージの蓄積も想定する必要もあります。

最悪の事態を常に考えて行動する。また登山家の話になりますが、彼らは「滑る」前提で1歩を踏み出すそうです。次の一歩が石の上だった場合、そこが滑ることをイメージして前に進みます。

そうすることで、想定外に滑ってしまうよりも被害を小さくすることができます。

この考え方は別にマラソンや登山に限ったことではなく、日々の生活でも活かすことができます。常に最悪を想定してトラブルが発生しても戸惑うことなく対応します。

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これとは別に、なんに対しても「なんとかなるさ」というケセラセラの気持ちで向き合う人もいます。どちらがいいということはありませんが、天才肌の人に多く、成功するときには大成功するのですが、失敗するときは大失敗をします。

世界で活躍するような人は後者が多く、安定して力を発揮するような人は前者が多いように感じます。

柏原竜二さんが、どちらのタイプなのかがわかりませんが、山の神と呼ばれるくらいですから、感覚を大事にするタイプなのかもしれません。無理をしても「まだ大丈夫」と追い込んでしまうからケガをしてしまう。

「これは危ない」と思ってケガをする前に立ち止まる。市民ランナーはそういう感覚を大切にしてもらいたいなと、わたしは思います。自己ベストを更新したことを誇るのと同じくらい、毎日ケガなく気持ちよく走れることを誇る。

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60代、70代になっても走る意欲が衰えないことを誇れる。それが市民ランナーのひとつの形ではないかと思います。

目の前に起こる危険を察知し、自分の体に起こる危険を察知すること。大きなトラブルになる前に立ち止まること。それは決して恥ずかしいことではありません。止まる勇気、スピードを落とす勇気。

今日の1秒を縮めることよりも、明日の1歩を大切にする。

全力をつくすことを否定はしません。どちらかと言えばわたしもそちら側の人間です。ただ、それだけが正解ではないということを知っておいてください。全力で明日の1歩を守るという生き方だって恥ずかしいことではありません。


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17kmになったハセツネ30Kと不測の事態への向き合い方

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ハセツネ30Kの自主取材に行ってきました。RUNNING STREET 365の記事にも書きましたが、今年のハセツネ30Kは法面の崩落と、コース上の積雪により17kmに短縮されました。

そのレース展開などはリンク先の記事を読んでもらえばわかると思いますが、この記事を書くときにかなり悩みました。「どうなれば正解だったのか」その答えがなく、会場にあるのは参加したランナーたちのもやもやした思いに満たされた空気でした。

誰が悪いということは絶対になく、誰がどう考えても不測の事態です。コースの安全を考えれば、崩落をした場所は使えなくするのが当然ですし、かといって前日にコース変更もできません。

これはもう災害のようなもので、そこにあるのは誰も幸せになれない負のオーラだけです。

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トレイルランナーにしてみれば「またか」という思いがあるのでしょう。昨年、一昨年のUTMFと、大きな大会で続くコースの短縮。しかも大きな大会でハセツネ本戦の出場権がかかっていますから、全国からランナーが集まります。

九州から参戦したという人もいましたし、万里の長城マラソンにも出てくれているランナーさんは関西から夜行バスでやってきて、会場に来てから「17kmへの変更」を聞いて愕然としたそうです。

繰り返しますが、誰が悪いということではありません。運営になんとかして欲しいなんて言える状態ではありません。どんな形でも開催にこぎつけただけでもすごいことです。

ただ、参加したランナーたちの気持ち。なんとかできないものかと思うわけです。

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もちろんわたしは当事者ではありませんので、横から口出しをするべきではありません。もし万里の長城マラソンで同じことがあったらどうするか。というよりも実際に発生しました。昨年の春は距離が短く、秋はコース変更。

わたしにできることは謝るくらいしかできませんでした。

今日の閉会式かその前に、進行役の方が「短い分、いつもと違うスピードで力を出し切れて、これはこれでよかったかもしれません」というニュアンスの発言をしました。

言いたいことは分かりますし、立場的にもそう言わざるを得ないのだということも理解します。

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でもきっと納得した人はほとんどいなかったと思います。そしてそれを言葉にしていいのは主催者側ではないんじゃないかという違和感がありました。

ランナーは言いたいことをぐっと飲み込むか、仲間内だけの会話に留めているわけです。言っても仕方がない。でもスッキリはしない。その思いをぐっと飲み込んでいるところに、「これはこれでよかったかも」と言われると、ランナーはどんな気持ちになるのでしょうか。

じゃあどうすればよかったのか。無責任ですが、わたしにはまだその答えが見つかりません。

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30kmのつもりで会場に来てみたら17kmに変更になり、スタートから10kmは上りのロード。いざトレイルに入ろうと思ったら20分近い行列。それがトレランで嫌なら走らなければいい。そういう考え方もあります。

だからわたしはトレランのレースには出ていません。

わたしは16km地点のトレイルの中でランナーを応援していました。そこは下りのトレイルで、スピードを出しすぎて、足を滑らせて、鈍い音とともに木に衝突するランナーがいて、危機一髪で木を避けるランナーが続出した場所でした。

応援の声とともに「足もと気をつけて」の声を出し、少しでも事故にならないようにと、余計なお世話とはわかっていましたが、居ても立ってもいられず。

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その場所でランナーたちの顔を見ていると、やっぱりどこか楽しそうではありませんでした。山を走ることはもっと楽しいことで、自然と笑顔が溢れてくるものなのに、ほとんどのランナーの表情は喜びよりもやるせなさを感じました。

それでも(わたしの知る限り)誰ひとりとして文句を言うわけではなく、仕方がないと受け入れていました。

そういうランナーたちにかけるべき言葉はなんだろうか。レースが終わってから、ずっと悩んでいます。ハセツネのためではなく、自分が運営するすべてのイベントで同じことが起きたときのために。

少なくとも「これはこれでよかった」ではないことくらいはわかります。

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全然よくないんです。よくないけどみんな受け入れてくれている。いや、よかったと思っている人もいるかもしれません。一人ひとり確認できたわけでもありませんし、わたしの主観でしかありません。

もっともハセツネくらい大きな大会になれば、そんな参加者全員の顔なんて見ている余裕なんてないですし、そんなことをしていたら運営なんてとてもできません。

言い方は悪いですが、割り切りと妥協がなければ、これほどまでに大きな大会はできません。

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だからハセツネの出した答えが「これはこれでよかった」だったとしても、それはそれで仕方のないことです。わたしが同じような発言や納得の仕方をしないようにする。ただそれだけのことです。

そして、こんなときにどんな言葉をかけるべきかについて考え続けることです。

最後にひとつだけ宣伝を。ハセツネ30Kで満足できなかったランナーさん。5月1日万里の長城マラソンの参加者を、4月14日まで募集しています。ハセツネ30K以上の苦しさが万里の長城マラソンにはありますよ。

万里の長城マラソン:http://greatwallrun.com

あとハセツネ30Kよりもトラブルも次々と発生するんですが……


リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間
著者:高野 登
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春なので山解禁……のはずが雪山トレラン?でも楽しい!

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いろいろありすぎた3月を乗り切って、今日は4月1日エイプリルフール。嘘をつく暇もないくらい、春の大山を堪能してきました。大山阿夫利神社の下社で遭難するレベルの吹雪に遭いましたが。

やっぱり山を走るのは楽しい。山に入るのがほぼ半年ぶりくらいで、びっくりするくらい走れませんでしたが、それも含めて山は楽しい。きついけど、苦しいけど楽しい。

この苦しさを今年の万里の長城マラソンで味わえないのが残念。今年は事務局専念ですので、コース上でのサポートはしますが、追い込むまで走ることはありません。

今日は万里の長城マラソンの練習会という名目でしたが、集まった2人は万里の長城マラソンとは関係ないラン仲間。まったく問題ありません。山を一緒に走ることができればそれでOKです。

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山との対話を楽しむなら1人が一番ですが、今日の大山は「俺は忙しい」オーラに満ちていたので、そっと走ってそっと戻ってくるのがベスト。山頂周辺では山の神様が一生懸命雪を降らせていました。

おかげで山頂までは行けずに、途中で下社までのコースに切り替えましたが、こちらもそこそこの大雪。路面はぎりぎり滑らないレベルだったのが唯一の救いでした。

途中からは動かない体を強引に前に進めます。

追い込んで足がパンパンになったところで、さらに走る。これが山への順応というか、わたしにとってのトレーニングのひとつです。筋力アップが今年のテーマですから。

おかげで明日は間違いなく筋肉痛。

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それでもやっぱり走ることで、自分らしさを取り戻せつつありますし。わたしは走っているときが一番自分らしくいられる。だから走り続けるし、これからも走り続けます。

走りながら、あまりに走り方がおかしいので、あるトレイルランナーの走りをイメージして走ってみました。ものすごい選手なのですが、実際に走っているのを見たのはほとんどありません。

でもなぜかうまくイメージすることができて、そのイメージときれいにシンクロしたときは、見事に走れるという不思議な経験。いかんせんわたしの走力が足りないため、長くは続けられませんが、山をスピード出して走るのも、いつもと違う楽しさがあるなということを知りました。

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そしてその人がとても楽しそうに走る理由が、ほんの少しだけわかった気がします。

これからもトレランの大会に出るつもりはありませんが、もう少し多くのランナーを見てみよう。そして、その人になった気持ちで走ってみる。走りをシンクロさせてみる。

そうすれば、これまで見えなかった景色や、山との向き合い方に来づけるような気がします。

ここ数年でそういうことがかなり上手くなった気がします。ちょっと見たらそれをコピーできる。マンガの敵役がよく持っているあれ。いまサッカーとか野球やったら上手くできるのかな。

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体のどの部分に意識を持っていき、どのように筋肉を反応させるか。

ロードだとあまりそういうことしないですが、トレランだとテクニカルに体を動かすので、真似できる体の動きはいくつもあります。そういう一つひとつを吸収して成長していく面白さ。

やっぱり山は楽しい。

昨日の自分とは違う自分に出会うことができます。これから秋まで何度山に行けるかな。1日でも多く山に入って、新しい自分に出会おうと思います。

来週も万里の長城マラソン練習会兼トレラン練習会。興味がある人はぜひ一緒に走りましょう。来週も雪っぽい天気予報でしたが……


低山トラベル とっておき低山30座の山旅ガイド
著者:大内 征
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裸足の季節がやって来た!目標は24時間マラソン100km

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どうでもいいことですが、缶ぽっくりはマラソン的にはNGなのかなと、ほんとどうでもいいことを思い浮かんでしまったハダシストです。もちろん裸足で履くわけですが。

いや、そんなことしませんけど、シューズの定義ってなんだろうかなと。

そんなわたしもそろそろ裸足のシーズンを迎えます。裸足でマラソン走っててなかった?いや、あれはレースだからしただけで、お祭りだからはしゃいだのと同じ感覚。冬場の普段は裸足になんてなりません。

目先にある大会は、飯能ベアフットマラソンと裸足で走る夢の島24時間マラソン。

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飯能のほうはお祭り気分ですが、夢の島24時間は記録はともかく気持ちはお祭りではありません。思った以上に真剣勝負の気持ちで挑んでいます。路面が熱くなったら休憩してますが……

しかも今回は10回目の夢の島24時間です。もう10年も24時間マラソンを走っています。その間、一向に成長せずですが、今年は久しぶりに裸足で100kmを超えておこうかなと。

問題は競技場外周の荒れた路面だけです。走力的にはまったく問題はないのですが、あの痛みに耐えられる足を作ることがこれから6月までのテーマです。

痛みは感情だからコントロールできる。これがわたしのスタンスですが、いまだコントロールしきれず。

ですので、この春のテーマは「痛みとの向き合い方」です。

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痛みに慣れるのか、痛みをコントロールするのか、それともまったく違う痛みとの向き合い方があるのかについて考えていきます。実は昨年も同じようなテーマでやっていました。

痛みを抑える方法のひとつは見つかりましたが、その結果として昨年の「息を吸えていない」事件につながりました。痛みを無理に消し去ったために、体が限界を超えて動いた結果、背面の筋肉がガチガチになり、肺を膨らませられない状態になるという。

そこでわかったのは、痛みは消してはいけないということ。痛みは感情ですが、SOS信号でもあります。その痛みを無視し続けると取り返しのつかない状態になることもあります。

反対に無視していい痛みというものもあります。

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例えば、わたしは昨シーズン中にちょっと無理したことがあって、膝を軽く痛めています。でもこの痛みはちゃんと走れば問題ないことを知っています。むしろ走れば痛みが引いていきます。

膝が痛いからといって、練習を休んでしまうと、体はあっという間に衰えていきます。もちろん無理は禁物ですし、他の人が同じ状態だったら休むべきとアドバイスするかもしれません。

こうやって徐々に痛みとも上手に向き合えるようになっていますが、さらにここからステップアップを狙います。

鹿児島マラソンのような荒れた路面でも、気持ちよく走れる方法を追求します。それはテクニックなのか、心理的なものなのか、それとも慣れなのかはわかりませんが。

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おそらくその答えが見つかれば、夢の島の24時間マラソンで、また100kmを超えて裸足で走ることができるはずです。反対にそれができなければ、またしても80kmくらいの走行距離になってしまいます。

24時間もあるのに80kmしか進まないのは、裸足だからという言い訳もできなくもないですが、そういう自分を認めたくありません。やるときはやる男でありたい。それが10回目の夢の島24時間というわけです。

夢の島の24時間マラソンは裸足の河童を広めてくれた大会でもあります。いまでも全国のマラソン大会で「夢の島の河童さんですよね」と声をかけてくれる人がいます。

覚えてくれているのは、わたしが一生懸命走っているから。適当に裸足で走っていたなら、きっと印象にも残らないでしょうし、声をかけようとも思わないはずです。その一生懸命の印として100km超えを目指すのです。

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本気で24時間マラソンを走っている人から見れば100kmなんて本当に笑っちゃうような距離です。100kmくらい12時間で終わらせろよと言いたくなるかもしれません。でもこれは競争ではなく、自分との向き合い方の問題です。

痛みを消すのではなく、痛みを感じながらもそれに負けない体づくり。これがうまくいけば、マラソン以外にも応用できるんじゃないかと企んでもいます。

とりあえずは来週から春が本格化しそうなので、4月から裸足シーズンインということで、楽しんで走ります。


痛覚のふしぎ 脳で感知する痛みのメカニズム
著者:伊藤 誠二
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老後をどうやって生きるのかについて考える

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あえて書くことを避けていましたが、昨日ランニング中に車に轢かれかけ、今日は目の前でお婆ちゃんと小学生の自転車が衝突するのを見て、やっぱり書かなきゃいけないかなと。

どちらのケースも高齢者がT字路の脇道からの侵入でした。わたしの場合は、自分も悪いのですが考えごとをしながら歩道を走っていたところでした。T字路で歩道が途切れたところを走っていたら、横からものすごい勢いで車が向かってきます。

T字路ですので、こっちは大丈夫と過信していましたが、運転者はわたしが見えていなかったらしく、そのまま侵入し、間一髪のところでわたしが止まって、避けたので事故にはならず。衝突まで1cmもなかったかと思います。

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今日目撃したのは、軽い下り坂を女の子が自転車で降っているところに、横から電動アシスト自転車でもう1つの坂を上がってきたお婆ちゃんが横から衝突。

倒れたのはお婆ちゃんでしたが、ぶつかったのもお婆ちゃん。電動アシスト自転車でしたので、上り坂でも勢いがついて止まれなかったのでしょう。幸いケガはなし。

どちらもお年寄りが全面的に悪いとは言いませんが、歳をとるというのはこういうことなんだなと、改めて感じました。

先日祖父の葬儀で向かった村は、ほとんどがお年寄りです。そこでは80歳になってもまだ車の運転をしている人ばかり。安全か危険かを言えば当然危険です。じゃあ免許を取り上げるべきかというとそう簡単な話でもありません。

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さて、何を避けていたかというと、やっぱり自分が歳をとっていくということ。

わたしはずっと孤独な老後を送るんだろうな思っていました。結婚もせずに、好きなように生きているんだから、そこはなんとかなると思っても、やっぱりなんともならないもの。

結婚すればいいじゃないと言う人がいますが、結婚は相手があってできるもの。家族に見守れながらお別れのときを迎えた祖父を羨ましいとは思いましたが、いかんせん、わたしの生き方には多々問題があり。

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東に病気の子供あれば行って看病してやり
西に疲れた母あれば行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があればつまらないからやめろといい
(宮沢賢治:雨にも負けず) 

わたしは万事この調子です。困っている人がいれば地球の裏側にだって行ってしまう。それでいて自分の器のサイズはきちんと知っているから、できることをするだけですが。

何ができるわけでもないけど、とにかく居ても立ってもいられなくなります。祖父がなくなれば、後先考えずに、すべてを止めてでもお見送りに行きたくなるわけです。

家族がいるとなかなかそうもいきません。

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わたしがいつも言っていることですが、あれもこれもは手に入れることはできません。何かを手にするということは、いつだって何かを手放したり、何かを諦めるということです。

わたしは家族に見送られるという未来ではなく、いま自由に動き回れるということを選んでいるわけです。いや、選んだというよりは、気がつけばそうなっていたという方が正確です。

人生なんて途中で何があるかわかりませんから。1年後には「子どもが生まれた」なんて言ってても……それはないか。

ただ、わたしも間違いなく老いるわけです。仙人にでもなれるなら話は別ですが、金太郎飴のようにどこをどう切り取ってもわたしは凡人です。普通に老いて、思うように自分をコントロールできなくなるわけです。

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たった1kmの道を、30分以上かけなければ移動できなくなるかもしれません。

そういうときになって、子どもがいないこと、家族がいないことを悔いるのかもしれない。ふとそんなことを思ったりしたわけです。未来のことなんてなってみなければわかりませんが。

行雲流水

考えても意味のないことを、考えてもしかたありません。きっとこれからも流れる川の水のように流されるがままに身を任せるだけです。

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縁があれば誰かと一緒に暮らすことになるでしょうし、縁がなければそれはきっと八百万の神々が「お前は一生あちこちを駆け回れ」と言っているのでしょう。

数日前に目にしたこれから自分が向かうであろう超高齢化社会の現実。

これがわたしの中で波紋となって広がっていることだけは間違いありません。老後をどうやって生きるのか。目をそらし続けてきたこととそろそろ本気で向き合うタイミングなのかもしれません。

41歳。もう若手ではありません。


弘兼流 60歳からの手ぶら人生
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「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリート」が目指すところ

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facebookやブログで、裸足系ランナーの間で話題になったナイキの2時間を切るためのシューズ「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリート」ですが、いくつかの誤解もあるかと思いますので、わたしの知っている範囲で説明します。

裸足王子こと吉野剛さんが、ドーピングシューズという面白い表現をし、このシューズで2時間を切ったところで、どうなのかという切り口でブログを書いていました。

【重要問題】ナイキのドーピングシューズ堂々発表!? 大手メーカーはやりたい放題…(NEW YORK TIMESより)

確かにこのナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリートは、ちょっとやり過ぎな感が否めないのは事実です。でもこのシューズに込められた思いというか、このシューズの開発された経緯を考えると、「このシューズずるいんじゃない」という流れにはならないような気がします。

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ナイキはいま、フルマラソンの距離を2時間以内で走るためのプロジェクト「Breaking2」を行っています。そのために3人のランナーが選ばれて、世界中のトップクラスの学者や技術者がプロジェクトの成功に向けて活動をしています。

それはこれまでの常識を一度リセットして、まっさらな状態からマラソンに関するノウハウを構築しています。

それらはすべてフルマラソンの距離を2時間以内で走るためです。ポイントになるのは「フルマラソンの距離」を2時間以内に走るということであって、フルマラソンレースを2時間で走るということではありません。

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かつて、人類には1マイル4分の壁というものがありました。マラソンに携わっている人なら有名な話なのですが、1923年にフィンランド人ランナーが4分10秒3という記録で1マイルを走り、それから31年間この記録が破られませんでした。

人間はどうやっても1マイルを4分以内に走るのは不可能。それが当時の常識でした。ところが31年後にイギリス人のロジャー・バニスター卿が3分59秒4という驚異的なタイムを叩き出しました。

するとどうでしょう。なんとその46日後にオーストラリア人のジョン・ランディが3分58秒0の記録で4分を切ったのを皮切りに、1年の間に20人以上のランナーが4分の壁を超えていきました。

結局のところ1マイル4分の壁というのは心理的な壁でしかなく、人間の体の限界ではなかったわけです。

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それがフルマラソンの2時間の壁にも言えるのではないか。もしBreaking2プロジェクトで2時間以内で走りきるランナーが出てきたら、フルマラソンもサブ2の世界に突入するかもしれない。

Breaking2はそんな思いで立ち上げられたプロジェクトです。

そして、シューズという面からそれをサポートしているのがナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリートです。

そんな思いがあるならドーピングシューズは許されるのか?そもそもこのシューズが問題視されているのは、ソールにカーボンの板を仕込んでいることにあります。

カーボンの反発力を利用して、推進力を生み出しているのですが、これは人工的な力を生み出しているじゃないかという考え方なのですが、この推進力を生み出すための構造の可否についてはとても難しいものがあります。

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カーボンでないにしても、現在販売されているほとんどのシューズにスタビライザーと呼ばれる樹脂の部品が組み込まれています。このスタビライザーによってまっすぐに走りやすく、推進力を生み出しています。

樹脂ならOKでカーボンならダメなのか、それを決めることは誰もできません。

わたしは昨年のクリールのシューズトライアルで、カーボンを搭載したシューズで走ったのですが、非常に扱いづらいシューズだったように記憶しています。自分の接地のタイミングから足が離れるまでの一連の動きが、カーボンによって阻害されます。

阻害されるのにスピードがでるので、気持ち悪い感覚だったのを覚えています。

それでもそのカーボンに推進力を与えているのは、自分自身の足であり体です。決してエンジンやモーターを積んでいる訳ではありません。裸足系ランナーにしてみれば、反発力をシューズに頼っている時点でNGなのでしょうが。

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でも、このシューズがしたいことは決して「2時間を切った素晴らしい」なんてことを言いたいわけではなく(ナイキはそう言ってしまうかもしれませんが)、本質は人間の体はフルマラソンの距離を2時間以内に走れる可能性を秘めているということを証明し、ランナーの心理的な壁を壊すことにあります。

もしこのシューズで2時間を切ることができるなら、もっと効率の良い走り方さえ見つけることができれば、普通のシューズでも2時間を切ることは可能だという仮説を立てることができます。

裸足やシューズにこだわらずに、純粋に人間がフルマラソンの距離を2時間以内に走れる瞬間を見たくないですか?そしてそこから過去の常識が崩れていく瞬間を見てみたい。

裸足に無限の可能性があるのと同じように、人間にはまだまだ可能性があるということを証明したい。裸足とナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリートではアプローチの方法がまったく違いますが、目指している先はそれほど変わらないようにわたしは感じています。

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人間の限界に挑戦していくという姿勢をわたしはとても共感しますし、自分も頑張ろうという気にさせられます。

いや、わたしの場合はスピードを追うことが目的ではありませんし、もう裸足で速く走ろうなんて1mmも思っていません。裸足でゆっくりと走るフルマラソンを走る楽しみを覚えたら、1分1秒を削って追い込んでいた過去の自分が小さなものに見えてきます。

それでもわたしなりに人間の限界に挑戦はしています。いや、わたしの場合はわたし個人の限界への挑戦ですね。

裸足で走り、マイロード靴総合設計のシューズに出会ったことで、わたしは走りながら自分を治癒できる力を身につけることができましたし、この1年で足の感覚が飛躍的に上がりました。

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これをもっともっと追求していきたいわけです。それはBreaking2に関わっている人たちが本気で2時間の壁という心理的な壁を壊そうとしているのと同じです。わたしも自分自身の壁を壊すために毎日走っています。

それが人生を面白くしてくれると信じている。ただそれだけのために。

もっともわたしがどんなに力説したところで、きっと裸足系のランナーにとってナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリートは受け入れがたいシューズであることには変わりないのでしょう。

裸足で走る人たちの多くはシューズでケガをして裸足に救われた人たちです。シューズが憎き敵になっても当然です。

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でもシューズを履いてケガをしたのは本当にシューズだけの責任?わたしは自分自身にそう問い続けてきました。現時点での結論は、シューズに問題があったとしてもケガをしたのは自分の問題であり、自分の責任だと思っています。

なぜなら、いまはどんなシューズを履いても、そのシューズの特性を理解して、走り方を選ぶことができるから。

過去のわたしがケガをしたのは、そういうことができなかったから。シューズの特性を感じられないほどの未熟な感性で、そして足のSOS信号を無視して走り続けた結果です。

どんな物事でもどの角度で見るかによって、見え方が変わってきます。

ナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリートに対して、ひどいシューズという角度から見るのも自由。サブ2の夢を描きながら見るのも自由です。ただ、どうせ見るならワクワクしたいなと、わたしは思うわけです。


限界はあなたの頭の中にしかない
著者:ジェイ エイブラハム
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田舎に残る人のつながりを現代を生きるわたしなりに築きたい

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先週のはじめに祖父が倒れ、金曜日に亡くなったという知らせを受けました。96歳でしたので、いつ亡くなってもおかしくはない状態で覚悟はしていましたが、さすがに心穏やかにはいられず。

母方の祖父で、家は島根の山奥にあります。金曜日の夜に夜行バスで広島に向かい、土曜日の通夜、日曜日のお葬式を終えて、本日ようやく戻ってきました。

金曜日の段階では、動揺が大きかったのか何をするにしてもうまくできず、いざ家を出る段階になって「財布が見つからない」なんて慌てるほどでした。ところが島根で過ごした時間のおかげで今はだいぶ落ち着いています。

とりあえずは、3日間で溜まった仕事は終わらせなくてはいけません。ただ書き物をしているときは自分の世界に没頭できますので、とりあえず問題はありません。問題なのは納期のせまった山積みの仕事の量だけです。

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とてもたくさん笑った2日間でした。

亡くなったのに笑うというのは不謹慎と思う人がいるかもしれません。でも自分が見送られるなら、こんなに笑ってもらえるのが理想だなと、わたしは思います。

祖父の家は島根の山奥で、とても小さな村です。それでも甲子園にも出場したことのある高校があり、若い人たちが決して少なくない村でもあります。

そんな小さな村ですので、お通夜もお葬式も地元の人たちで協力して行います。食事などはすべて近所の人たちが作ります。これは都会に暮らす者として新鮮な驚きでした。

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実は祖父の家では65年間一度もお葬式がなかったため、わたしはその村でのお葬式は初めての経験でした。みんなが助け合いながら葬儀を行う。そういうご近所さんのお互い様の意識がいまだにあたり前に残っていました。

数十年前であれば、日本のあちこちにそのような風習が残っていたのかもしれません。最近は限界集落などが増え、支え合いたくても、そこで暮らす人のほとんどが高齢者で支え合えない状況が多々あります。

反対に都会では、お隣さんの名前も知らないということも珍しくなく、ご近所さんが亡くなったからということで葬儀の手伝いをするようなことはまずありえません。

祖父のお葬儀に大勢の親戚が集まったことも驚きでした。例えばわたしの場合、親戚はいるもののそれほど深いつながりの親戚はほとんどありません。祖父のように親戚が集まって昔を懐かしむというようなことは期待できません。

きっとそれはわたしだけでなく、都会で暮らす人たちのほとんどがそうかもしれません。

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昔は良かったみたいなことを言うつもりはありませんし、濃い親戚づきあいを嫌がる人もいるかもしれません。でも、そういう人のつながりというのは純粋に羨ましいと感じました。

そして、わたしたちの時代だからこそできる人のつながりとはどんなものなのかと、少し考えてみたりもしました。

深い親戚づきあいがなくても、何かあったときに親戚のように頼りあえる関係を作りたい。何かあったときに小さな集落のように支え合えるコミュニティを作りたい。そう思うわけです。

どんな形であれ、わたしたちは1人で生きていくことはできません。

大なり小なり人に助けられ、そしてときには誰かを支えながら生きています。これを血の繋がりに関係なく、血の繋がり以上の絆にしてけないだろうか。そんな夢みたいなことを考えています。

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祖父や、その集落で暮らしている人たちを羨ましく感じました。

村にはコンビニだってひとつしかありませんし、自動販売機すらほとんど見かけません。都会のように飲み歩く繁華街もなければ、道行く人はみんな知り合い。とても窮屈かもしれませんが、とても魅力的です。

葬儀の間の空いた時間に、5年ぶりに村を散策してみました。

大きな夢を持って上京した祖父。その後、戦争の荒波に飲み込まれて、自分の思っていた人生を歩むことができなかったものの、この村で一生を過ごせたことは決して不幸なことではなかったはず。小さな頃に祖父や祖母と一緒に歩いた道を重ねながらそんなことを思いました。

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田舎だから残っている人と人のつながり。支え合うことがあたり前の小さなコミュニティ。わたしなりに、そういうものを築いていきたい。そんなことを感じた島根での2日間でした。

96歳まで生きられる自信はありません。ただ、その日を迎えた日に「いい人生だった」と思えるように、これからも多くの人との出会いを大切にしていきます。いや、これまで以上に大切に。

心にぽっかり穴が空いたというほどではないのですが、ちょっとだけ沈んでいるかもしれません。でもすぐにいつもの自分に戻ります。たくさん笑って、たくさん走って、自分らしく。

とりあえず今週末には祖父を想いながら美味しいビールを飲むために、山のように積まれた仕事を一つひとつ終わらせるとします。


田舎暮らしに殺されない法
著者:丸山健二
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誰かへのプレゼントを選ぶ時間が人生を豊かにする

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姪っ子の卒業式があり留守番と子守を頼まれていました。ところが家族みんなで体調不良らしく、そのお仕事はなし。とりあえず卒業祝いのプレゼントを渡しに家まで訪問してきました。

いまどきの中学生の女の子が何をもらったら嬉しいのかがまったくわからず、悩むこと2時間・・・プレゼントは気に入ってもらえたかどうか。

実はプレゼントで悩むのは好き。

一日かけてプレゼントを考えるというようなことを、以前はよくやってました。最近はお酒か食べ物なのであまり悩まず。しかも鳩サブレが喜ばれることを知ってからは……あれ、みんななんで好きなんでしょう。

プレゼントは相手のことをよく考えて選ぶわけです。喜んでくれるかな、似合うかな。この相手のことを考えている時間こそが、ほんとうの意味でのプレゼントなんじゃないかと思うときがあります。

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以前ブログで書いたのですが、プレゼントをあげるときは「サプライズ」を意識します。受け取った人が「えっ?」てなるのが理想です。

例えば1個1000円のみかん。絶対に自分では買わない。しかも食べたらなくなるわけです。形は残らず記憶は残る。これがわたしにとってベストなプレゼントです。

形に残るものというのはなかなか厄介です。わたしなんかはプレゼントしたら忘れてしまうタイプなので、あげたものを煮られても焼かれても別に気にはしないのですが、人によっては「わたしがあげたもの」と覚えています。

それを粗末に扱おうもんならタイヘンです。いや、粗末に扱ったほうが悪いんですが。

でもどんなものでも命があって、その命は永遠ではありません。形あるものはいつかその役割を果たして、命が尽きてしまいます。

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衣類などはその典型です。もっともしっかりした作りの服は、形を変えて新しい命を吹き込むことができます。ところが最近のファストファッションで使われる布地は台ふきんくらいにしかなりません。

それはいいとして、生命が尽きたものは、いつまでも手元に置いておくべきではないというのがわたしの考え方です。だから手放したいけど、プレゼントしてくれた人の想いがこもっているとそう簡単には手放せません。

きっとそういう人が多いと思います。

だからわたしはプレゼントは形に残らないものを選びます。形に残るものを欲しがる人もいるかもしれませんが。でもやっぱり、大事なのはその人のことを思って選んでいる時間なんです。何をプレゼントしたかは実は大きな問題ではありません。

でもさすがに今回は形に残るものにしました。文房具以外の実用的なもの。

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中学生になる女子がもらって嬉しくて、そのうえ実用的なもので刹那的でもないもの。最初はシャーペンにするつもりだったんですよ。無難ですが、小学生が持ってなくて中学生に必要なものといえばシャーペンです。

有隣堂まで行きましたよ。でも違うなと。

卒業&入学祝いですよ。1000円のシャーペンをあげても仕方ありません。じゃあ5000円のシャーペン?いやいや、なんだその意味の分からないお金の使い方。1000円のみかんとはちょっと意味が違う。

万年筆ならまだ分からなくもないのですが、中学生に万年筆というのはやっぱりちょっと違います。

次に考えたのがデジカメです。でも最近スマホを買ってもらったらしいので、中途半端なものはダメです。最低限スマホとつなぐことができるデジカメ。

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……高いやん。

少なくとも自分なら欲しいと思えるデザインのものは、みんなうちの家賃よりも高いわけです。喜んでもらえるかどうかわからないものにそれはちょっと。

カメラ好きとか、写真付きとかなら一眼レフだってあげたいところです。それで悩みに悩んだわけです。藤沢滞在時間2時間半。買うものの種類を決めてからはさらにどれにするか悩む。

悩みすぎて、途中で立ち食いそばブレイクを入れるほど。

何をあげたかは秘密ですが、われながら頑張ったと思います。姪っ子へのプレゼントでここまで悩むんですから、恋人なんかできたら大事です。典型的な取らぬ狸のなんとかですが。

でもやっぱり、そうやって悩む時間はすごく好きです。

答えのわからない複雑な数式を問いているような感覚。理系の人ならなんとなくわかってもらえると思います。その解が見つかったときの嬉しさは、どちらもよく似ています。「これで間違いない」となったときの、すっとはまるような感覚。

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いつかは自分が本当にいいと思ったものを、プレゼントできるようになると思うんですけどね。和紙布シューズとか。わたしが愛用しているものは、こういうときのプレゼント向きでないものか高すぎるものばかり。

わさびの用心棒
O.R.S経口補水タブレット
メダルスタンド

どれもランナーにはおすすめですが、中学生になる女子にはね。 

今回はいろいろ勉強にもなりました。久しぶりに真剣に悩んだような気もしますし。自分以外の人のことを考える時間を大切にしたいものです。


京都手みやげと贈り物カタログ
著者:朝日新聞出版
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そこに愛はあるのかい?本心で言葉のキャッチボールをしよう

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昨日はかなり冷えたかと思ったのですが、東京ではすでに桜の開花宣言がされました。暑さ寒さも彼岸までというように、見事に春がやってきました。そう思ったらこの週末は気温が低めの予報。

暑さ寒さを繰り返し、三寒四温とはよく言ったものです。

昔の人の言葉には納得させられることが多々あります。「石の上にも三年」本当にそうだなと思います。何事も3年くらい継続してみなければ、本質をつかむことができなければ、成功も失敗も一過性のものに過ぎません。

きっとそんなことが頭にあるから、わたしは会社を辞めて「3年はガマン」と決めていたのでしょう。

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ことわざだけでなく、禅語など、この国には素敵な言葉がいくつもあります。この国以外にも納得させられる格言などがあり、昔の人の感覚の素晴らしさに、ただただ驚くばかりです。

最近はちょっと無難な耳障りのいい言葉ばかりが、もてはやされている気がします。

格言とはまったく違いますが、コンビニなどで使われている「よろしかったでしょうか?」は、なぜそんな言葉を使うのかまったく理解できません。言葉遣いが正しい、正しくないの問題ではなく「そこに愛はあるのかい?」とあんちゃん(江口洋介)みたいなことを言いたくなるわけです。

リスク回避のためにお互いの間に壁を作る。だったらもうロボットでいいじゃないですか。無人レジにしてしまえばいいじゃないですか。愛のない「いらっしゃいませ」は本当に必要?

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人間はうまくいかない関係も含めて、失敗を重ねながら成長していくものです。大切な人を怒らせてしまったことから学び、つい口にしてしまった言葉を反省するからこそ成長できる。

失敗しないマニュアルというのはすごい技術ですが、失敗しない人に魅力はありません。少なくともわたしにとっては。

これもまたコンビニやスーパーなどの違う言葉ですが、「2番目にお待ちのお客様」は意味すらわかりません。わたしのとんでもなく硬い思考を思いっきりほぐして考えると、「2番目にお会計をお待ちのお客様」ということでしょうけど、わたしの感覚で言えば、レジまで進んだ人は、もうお待ちではありません。

何が言いたいのかというと、言葉は相手にきちんと伝わることが大事で、誤解を受け内容ん使い方をする必要があるということです。これは物書きなら当然の思考で、いつもこの書き方では読み手に伝わっていないかもしれない、誤解されるかもしれないという感覚を持って文章を作ります。

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こういう書き方をすると誤解されるかもしれないから表現を変えてみたりします。日常の会話などでも、どう伝わるのかをとても重視します。もっとも会話の中で言葉を選ぶということはあまりせず、自然体で行いますが。

自分で言葉にしながら、きちんと伝わってないかもしれないという部分を補いながら話すということはよくあります。

伝わらないことを避けるために、世の中ではマニュアル通りの対応をするわけですが、そうなると愛がなくなるわけです。心のこもっていない言葉、相手のことを考えていない言葉ほど、わたしを冷めさせるものはありません。

もちろんわたしだって山のように失言をしています。相手のことを思えていない言葉を発することもあります。それでも、「きちんと伝える」ことを諦めたことはありません。

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言葉をもう少し大事にすることができれば、この国はもう少しだけいい方向に向くのになと、ときどき思います。ちょっと言い方を変えるだけで、動かない人を動かすことができるのになとも。

北風では脱がすことができないコートも、太陽なら脱がすことができるわけです。

強い言葉や力で無理にコートを引き離すのではなく、コートを脱ぎたくなる言葉を重ねる。これはわたしたち人間だからできることです。

まあ分かっていても簡単でないことは知っています。わたしの愛の言葉はいつだって相手に伝わらず空回してきましたから。

せっかくSNSのようなものがあるのですから、もっとみんな言葉を使ったらいいのになと思うのですが、facebookはもはや一部の人だけが続けていますし、twitterは言葉のキャッチボールをしている人はあまりいません。

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自分の思いを上手に言葉に出来ないから、SNSは見るだけという人もいるかもしれません。でも言葉は使わないと上手に使えるようにはなりません。失敗して恥ずかしい思いや悲しい思いをして、自分の表現方法ができていきます。

誰もが発信者になる必要はありませんが、人間である以上、誰もが言葉と心を通わせながら生きていく必要があります。誤解をされないように繊細になりながら、そして誤解を恐れずに大胆に言葉を使う。

多少の失敗でも、そこに愛があれば大丈夫。

心のこもっていない言葉を口から出すことをやめて、本心で言葉のキャッチボールをしませんか。


日本の言葉の由来を愛おしむ
著者:高橋こうじ
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フルマラソンを完走できるランナーは痩せる必要があるのか

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体重は軽いほうがマラソンは速く走れます。言うまでもないことです。

でも今日言いたいのは、特に自己ベスト更新のように追い込んでいないようなランナー。むしろダイエット目的で走り始めたランナーがフルマラソンを完走できるようになって、その上でまだ痩せる必要があるのかということです。

この国では痩せていることを良しとして、モデルさんのようなスリムな体型を素敵だと賞賛する流れがありますが、それって本当に大事なことなのかと、ふと思ったわけです。

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もちろん、自分のお腹についた贅肉がみっともないと思うのであれば、ダイエットするのもいいかもしれませんが、フルマラソンを完走できる人は、それで十分に健康体ですよね。

どんな形であれ、少なくとも6〜7時間以内に42kmという距離を走れるわけです。人間の運動能力としてはなんら問題ないはずです。別に多少脇腹がたぷたぷしてももいいじゃないですか。

お前は体を絞っているくせに、何を言っているのだと思われるかもしれませんが、わたしは痩せている状態をベストと思っているわけではなく、納得のいく走りをするために体重を落としているだけです。

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そして、よく絞られていると言われますが、実際は161cmで54kgです。BMI値でいえば20.83ですので普通体重です。適正体重は57kgとなっていますが、それよりも3kg軽いだけです。

体はそれなりに絞られていますが、決して痩せているわけでないことは、BMI値からも分かってもらえたかと思います。

そもそもわたしは「走っても痩せない」とこれまでいろいろな場所で言ってきました。BMI値が高い人であれば、たしかに運動すれば多少は体重が落ちるかもしれませんが、基本的に運動をすればお腹が空きますから、食費とお酒代がかさむだけで、体重は減りません。

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徹底した食事管理をすれば話は別ですが、走ってお腹が空くのは健康な証拠です。以前ある人に「走れば走るほど太るんだけど」と相談されましたが、少なくともわたしはそれを悪いことだとは思いません。

わたしたちはなぜか「痩せなくてはいけない」という思い込みを持っていますが、人間にはほどほどという考え方があります。ストイックになれる人はそのまま続ければいいと思います。

ただストイックに追い込めない自分を責める必要は1mmもありません。

走るのが楽しくて、タイムを追うのが楽しくて、練習をたくさんやった結果として痩せていたというのであれば、それはそれでいいことかもしれません。

そうではなくフルマラソンを完走できるだけの体を持っているなら、それがその人にとって健康な状態のひとつの目安です。

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痩せたいだけなら、ランニングよりもヨガやピラティスを真面目に取り組んだほうが、よっぽど簡単に美しい体を手に入れることができます。

自分の横っ腹をみっともないなと思って痩せる。美しい体を手に入れるために痩せる。それを否定するつもりはありませんが、その理想の先にある体型は本当に健康な状態なのかということはよく考える必要があります。

増田明美さんが、10代女性アスリートの「無月経・疲労骨折」が常態化していることを大きな問題として、あちこちで話をしていますが、きっとこれは男性アスリートでも同じことがおきています。男性は見える形で出てこないだけで。

NHKクローズアップ現代:無月経、疲労骨折・・・10代女子選手の危機

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質素倹約で贅沢をしない食事をする。これくらいであればまだ良いかと思います。

ただ、痩せすぎな状態はやっぱり危険ですし、わたし自身も体脂肪を落としすぎたときは本当に気を使います。正直言って、市民ランナーレベルで痩せようとすることは「百害あって一利あり」。その一利はタイムを縮められることだけです。

自分自身のベストな体重を把握して、そこを超えたから間食をやめようというのはありです。でも3食の食事(人によっては2食もしくは1食ですが)はしっかり摂って、体のケアをすることは大切です。

しかもベストな体重は常に変化します。1年前のベストな体重が今のベストな体重とは限りません。わたしの場合、5年前くらいまでは、体重を50kg以下にすることは難しくなかったのですが、今は52kg以下に持っていくことすらできません。

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以前よりも圧倒的に筋肉がついてしまったためです。来シーズンから筋トレも取り組むので、ベスト体重はこれからも増えていく可能性があります。自分の理想体重は、そうした体の変化も考えた上で判断する必要があります。

女性は特に痩せたい願望が強いかと思います。自分が自分の体に納得しないのであれば、痩せようとするのもいいのですが、できれば一歩立ち止まって、本当に痩せる必要があるのか自分の体に聞いてください。

もちろん男性ランナーもです。

命を削ってまで自分を追い込む人は、それはそれでかっこいいなと憧れます。でも知らず知らずのうちに命を削っている人に対しては、「危険だよ」と言わないといけないかなと、そんなことを考えています。


「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる
著者:秋山 龍三、草野かおる
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いまのわたしにできることは今日という日を全力で生きること

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この2日間は完全に引きこもりで仕事をしています。走っているときと走っていないときの差が激しすぎるかもしれませんが、さすがに疲労が溜まっているのを感じていますので、今週は休足週間としてランを抑え気味にする予定です。

世の中は今日までが3連休のようですが、ブラック個人事業主のわたしは関係なくお仕事をします。ところが、今週は明日と明々後日は仕事を入れていません。明日はお寺でピラティス、明々後日は姪っ子が卒業式なので甥っ子の子守です。

こんなふうに平日を自由に使えることが会社員ではない強みです。

もちろんしっかりと仕事をすることが大前提ですが、幸運なことに仕事はさばき切れないほどの量あります。断っている案件もあるほどです。世の中はライター不足でてんやわんやしているようです。

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仕事がきちんとあり、休みも自由に取ることができる。お金はないけど生きている実感はあります。

好きなことしかしないため、ストレスもほとんどありません。仕事がやや遅れ気味なので焦りは多少ありますが、ストレスと言うほどではありません。

いい時代に生まれたなと心からそう思います。わたしは歴史好きなので、戦国時代や幕末に生まれたらどう生きていたかとときどき妄想ごっこをするのですが、名もない農家の倅として一生を過ごしていた姿しか思い浮かびません。

特別な才能があるわけでもなく、世界を変えたいという熱い想いを抱えているわけではありません。日本と中国の架け橋になりたいという想いはありますが、わたし以外にもそういう人はたくさんいて、わたしは小さな橋のひとつでもかまわないという気持ちもあります。

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一生をかけて行う仕事は万里の長城マラソンで、1人でも多くの人を中国に行ってもらうことです。

そういう情熱を持つことができたのも、この時代だからこそ。戦国時代や幕末であれば、黒船すら見たことがないまま田畑を耕して人生を終えていたでしょう。それが不幸だとは思いません。ただそうだったのだろうなと思うだけです。

人生というのは基本的に思い通りにはなりません。1年後に自分がどうなっているかなんて、正確に予測できる人はいません。ある程度目標設定をしてそこを目指している人もいますが、わたしには真似はできません。

会社を辞めたときも、3年後にもう一度考えよう。それまではがむしゃらに働こう。それくらいのことしか考えていませんでした。あれから1年半経過しましたが、いまだ先は見えず、1年半後にどうなるのかなんて予想もつきません。

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先が見えない事への不安を持つ人が世の中にはいるようですが、決まったレールに乗っていても、目的地にたどり着けるとは限らないのが今という時代です。

どうせ思い通りにならないのだから、最初から未来なんて見ずに今この瞬間の判断を大切にする。そういう生き方をしたい。それがわたしのスタンスです。

見えないからこそ慎重に石橋を叩くスタイルの人もいますが、それはそれでひとつの生き方です。自分の生き方があり、その方向性を見失わないこと。他の人の生き方を尊重はしても羨ましがらないこと。

小さな頃に「自分は自分、他人は他人」と親に諭されたことのある人も多いかと思います。他人がどうであれ、大事なのは自分がどうしたいかです。「みんな持っているから」という理由で、ものをねだることはいま思えば恥ずかしいことでした。

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最近になってよく思うのは、他人は他人だけど、他人がいるから人生は満たされるのだなということです。

家の仕事はまったくの単独行動ですが、家の外に出るときは、決まって誰かに会うときです。やっぱり誰かに会う時間は大切だし楽しいものです。1人で黙々とする練習もいいのですが、楽しさという意味では仲間がいたほうがいい。

ただし、そんな仲間に対してももたれかかるのではなく、それぞれ自立している関係が大事です。誰かが倒れそうなら、それを全力で支えることは必要ですが、最初からもたれあうのは好きではありません。

人という字は誰かが誰かを支えているのか、それとも誰かが誰かにもたれかかっているのか。

その問に対する答えはありませんが、少なくともいまの自分は誰かにもたれることなくしっかりと立っていたい。立っていなくてはいけないとは思います。

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いずれは誰かにもたれるくらいの、気持ちの余裕ができるといいなとも思いますけどね。一生懸命自立しているつもりでも、あっちこっちで支えてもらっていることは知っています。支えてくれる人がいていまの自分がいます。

だからこそ意識だけでも自立を目指します。

そしていつかは陰ながら支えてくれる人たちに恩返しできるように、また今日という日を全力で生きます。それがいまのわたしにできること。


身心が美しくなる 禅の作法
著者:星覚
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第3回ウルトラマラソン練習会「たった45kmしか走らなかった」

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人間の心理というのは面白いもので、フルマラソンの距離を果てしなく遠いと思えていたはずなのに、いつしか「フルマラソンくらいの距離なら」と言い始め、ついには「たった43kmしか走らなかった」と言います。

昨日のウルトラマラソン練習会は、前回の「いざかまくらん」の続きで、神奈川県の大和市から鎌倉まで走ります。グーグル先生いわく「最短距離で21.2kmね」。ウルトラマラソンの練習会になりません。

そこであれこれ寄り道も含めて、なんとか35kmくらいまでの距離を設定して、あとは成り行きで決めようかと。

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この企画で大事なことは、朝から日没まで走るということです。そりゃあ長い距離を走ることも大事ですが、長い距離を無理に走ってもケガをします。それよりも9〜10時間動き続けることが大切とわたしは考えています。

あとは食事です。

こういう練習会をするときは、食事はコンビニなどでおにぎりやパスタを食べておしまいということが多いのですが、わたしの基本的な考え方は「食はすべての源」です。昼ごはんはゆっくり落ち着いて食べること。

そうすることで、食べても走れる内蔵を作ります。1日のレースなら無理してもいいのですが、長期間長い距離を走るという人間本来の能力を引き出すには、しっかり食べてしっかり走ることです。

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最初は適量がわからずに食べすぎてしまうこともありますが、慣れてくれば「これくらいまでなら大丈夫」ということが感覚的にわかってきます。そういう感覚を身につけることも、このウルトラマラソン練習会の目的のひとつです。

さて「いざかまくらん」の続き。最初は鎌倉街道を走っていたのですが、交通量が多く走りにくいのもあって、一本路地に入ったら、どうやらそこが旧鎌倉街道らしく、新田義貞進軍の道との案内あり。

昔の鎌倉街道は馬がなんとかすれ違えるくらいの道幅しかなかったそうで、その道も車がなんとかすれ違えるくらいの細い路地。それでもちゃんと整備されていてちょっと驚きです。

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その近くの道を何度も走っていたのに、そういう歴史街道の存在すら知らなかったという不覚。

日本にはこういう道がいくつも隠されているんでしょうね。松尾芭蕉が歩いた奥の細道や、参勤交代に使った江戸時代の五街道。それだけでなく、もっと小さな歴史ある道がいくつもあります。この国は思った以上に歴史があります。

世界的に見ても、有史以来歴史がきちんとつながっている国はそれほど多くありません。それを誇りに思う必要はありませんが、そういう歴史を持った国だということを意識することでちょっとしたことを深く楽しむことができます。

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ちなみに、前回の「いざかまくらん」前に読み始めた吉川英治さんの私本太平記。長すぎてまだ鎌倉攻めどころか、後醍醐天皇が隠岐の島から脱出して、足利高氏が京都に進軍したところ。

こういうランをしなければ見向きもしなかった歴史を、こうやって楽しめている。これがわたしにとっての街道ランや旅ランをするモチベーションのひとつです。

途中から道を境川沿いのサイクルロードに移し、途中の飯田牧場で美味しジェラートを。このイベントに参加する人はみんな食いしん坊です。美味しものに目がない人ばかりですので、美味しいジェラートと聞いてスルーできる強い心は持ち合わせていません。

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こういう買い食いをエイド代わりに活用するのが、この練習会の特徴でもあります。食いしん坊の嗅覚が集まっていますので、誰か1人が見逃しても、他のメンバーが気づいてエイドにチェックインします。

今回は飯田牧場以外にも江ノ島のアイスクリーム、鎌倉では力餅とたい焼き、そして参加メンバーがもってきてくれた塩をつけたアンパンを食べました。アンパンに岩塩を降るというのは前回のランで学んだ知識だとか。

大和駅から20km走って藤沢本町。ここで途中参加のメンバーをピックアップします。

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ウルトラマラソンの練習会ですが、途中参加も途中離脱も当然ありです。1回目はフルマラソンの練習として30kmで離脱したメンバーもいました。それぞれの予定合わせて参加してもらえればそれでかまいません。

ただジェラートを食べることができなくて悔しがっていましたが。

合流をして藤沢本町にある白旗神社へ。白旗は源氏の証です。足利高氏が京都に進軍するときに、北条高時から白旗を渡されたのは何の因果か。歴史の教科書で学んだように、そのあと足利高氏は鎌倉幕府を裏切り、再び幕府を源氏のものとします。

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白旗神社は、源義経が祀られている神社で、その近くには義経の首を洗ったと言われている源義経首洗井戸があります。藤沢本町には長く住んでいましたが、首洗井戸に行ったのは実はこれが始めてです。

白旗神社から江ノ島まで走って、そこでランチです。江ノ島ですからもちろんしらす丼です。最近は何もなくても江ノ島には人が溢れかえっていますので、有名店での食事は叶わず、小さなお店でしらす丼をいただきます。

小さなお店だからと侮ることなかれ。手を抜かずにきちんと作られたしらす丼とお味噌汁。美味しくいただくことができました。

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そのあと腹ごなしに江ノ島を散策したのが今回の失敗。片道約3kmで往復で6km。1時間30分のロスです。

もう少しスムーズに進めると思ったのですが、観光地としての江ノ島を見誤っていました。ここでの時間がなければ、50km近くまで走れたような気がします。これも経験。次回からは食後の散策は30分くらいにしておきます。

江ノ島を出たのが15時前でしたので、そこから前回のゴール予定地だった稲村ヶ崎まで走り、そこからは、極楽寺、長谷へと向かって、銭洗弁財天から源氏山、化粧坂の切通しを通って鶴岡八幡宮へ。

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途中に先に書いたように力餅とたい焼きを買い食いしながら、途中で気になる地下足袋屋さん「Shop TABI-JI」があり入店。わたしはsousouというメーカーの地下足袋を愛用していますが、このお店は奈良に本店があるのだとか。

かなり興味深い地下足袋が揃っていて、わたしが愛用しているFLOPEEZEのサンダルも置いてます。テンションが上りすぎて地下足袋を買いかけましたが、なんとか思いとどまりました。でも次に行ったら間違いなく買ってしまいます。

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sousouにはない走れる地下足袋。いい出会いがありました。これも旅ランの魅力です。

最終目的地の清水湯にはちょうど日没時刻の18時くらいに到着しました。距離はそれぞれのGPS時計によって違いますが、おそらく45kmでなんとかフルマラソンの距離は超えて、ウルトラマラソン練習会の面目躍如?

そのときの言葉が冒頭の「たった45kmしか走らなかった」につながります。

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距離はやっぱりもう少しは踏みたいところですが、今回はコース設定から難しかったので、42kmを超えただけでもよしとします。しかも銭湯で終われるという最高の終わり方。

終わりよければすべてよし……となりかけたのですが、ここからひと騒動。打ち上げをするために鎌倉のお店を回ると、どこに行っても満席。完全に打ち上げ難民です。もうチェーン店でいいやとなったときに、食いしん坊のひとりが鼻を聞かせて向かったのは湘南の名店アマルフィ。

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いやいや、絶対開いてるわけないやんと思いきや、なぜか席が空いているというミラクル。

わたしたち、美味しいものに導かれています。というわけで、第3回の締めはアマルフィ。結果的にはやはり「終わりよければ……」でした。

次回も美味しいものを食べる旅ラン……じゃなくて、ウルトラマラソン練習会を楽しみます。次回開催は4月22日です。そろそろウルトラマラソンの練習をしたいなという人は、ぜひ参加してください。


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昨日の自分より今日の自分が劣っているわけがない

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練習する時間が取れないため、昨夜は短時間で効果があると言われているGYM&RUNのスクワットのトレーニングをしました。どんなスクワットなのかは、下記動画を見てください。

結論からいえば、ものすごい効いてます。笑ってしまうくらいの筋肉痛です。本来は20分で600回のスクワットをするのですが、10分で200回しかできませんでした。なんて軟弱な体……

20分で600回のスクワットをすれば、ハーフマラソンを走ったのと同じくらいの負荷になります。200回でそれに近い負荷を感じています。特にお尻の下の部分の筋肉がバキバキです。

ちょうどそこだけ、みっともない状態になっているなと思っていた箇所だけに、弱いところに負荷がかかるように出来ているのかもしれません。心肺機能を追い込む効果がどれくらいあるのかはわかりませんが、忙しくて練習できないのであれば、この練習方法が悪くなさそうです。

今日は少し走れそうだったので、外に出てジョグをしたのですが、ここで左足のアキレス腱がピキッとなったので、今日は結局2kmしか走れず。わたしは自分に甘い人間ですので、こういう危険信号にはかなり敏感です。

本当は何でもないのかもしれませんが、瞬間的な判断でこれはNGだと決めて帰宅しました。

この痛みがスクワットによるものなのか、大山登山マラソンの影響か、それとも疲労が溜まっているのかはわかりません。ただ、痛みの信号を感知したら走らない。これがわたしがケガをせずに走れている要因のひとつでもあります。

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日本人は無理をして頑張ることに美徳を感じる傾向にあります。スポ根マンガの影響かと思います。もちろん無理して頑張るから超えられる壁もあります。故障を怖がる人はきっとトップアスリートにはなれません。

ケガのリスクも承知で前に進む人が、アスリートとして成功します。いや、無理を承知で前に進んで、運よくケガをしなかった人が成功します。体のケアをすることは当然ですが、無理をしてケガをするかしないかは、ほとんど運がいいか悪いかのどちらかです。

例えばプロ野球選手やプロサッカー選手は、いつもどこかに故障を抱えているか、そのリスクを抱えています。そのレベルまで自分を追い込むからトップレベルで戦えます。危険信号を感じて立ち止まった人は凡人のレベルを超えられません。

何も凡人のレベルを超えていけなんてことを言っているわけではありません。凡人と壁を超えた人たちの違いがそこにあるということを言っているだけです。

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わたしは我が身が可愛いのでケガはしたくありません。できれば毎日山に行って走りたいので、ケガなんてしている場合ではありません。もしケガをして数ヶ月走れないと言われたら、わたしは絶望の淵に立つことになります。

トップアスリートにとって最高レベルのパフォーマンスを継続できないことが死活問題になるように、わたしも毎日走れるかどうかは死活問題なのです。トップアスリートとは次元が違うようですが、自分の目的に向かって最善を尽くすという意味では変わりはありません。

というわけで異変を感じたから走れないわけですが、これは少し経過を見つつとなるのでしょう。明日はラン仲間と都内を走る予定ですが、走ってみて無理そうなら早期離脱して美味しいビールをお先にと……

ただ、明後日はウルトラマラソン練習会です。これにはなんとかして調整したいところ。スピードは出さないのでおそらく大丈夫かと思いますが。

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結果的に今日は走れなかったので、お風呂に入る前にピラティスをして体幹強化です。こうやって、練習の幅が広くなっているのも年の功というやつでしょうか。11年前、がむしゃらに走っていた自分とはえらい違いです。

わたしは男というのもあるのですが、歳を重ねることを嫌なことだとは考えていません。間違ってもいま20歳に戻りたいとは思いませんし、いま20歳に戻って人生をやり直せても、今の場所以上に行ける気がしません。

1日1日を積み重ねてきて今があるわけです。今の自分はいつだって自分史上最高の状態にあるわけです。昨日の自分より今日の自分が劣っているわけがありません。筋力などはもちろん年齢とともに弱っていくかもしれませんが、総合的に考えて、過去の自分が今の自分を上回るなんてことはありえません。

イチローも確か同じようなことを言っていたような気がします。

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わたしの中では若いということで発生するアドバンテージは、可能性が広いということだけで、それ以上でもそれ以下でもありません。可能性があるだけで、実があるわけではありません。

ですので若い人を「これから大変だな」と思うことはあっても、年齢だけで羨ましいと感じることはありません。「これから大変」な思いができることは少しだけ羨ましく思えますが。

とはいえ大変な思いは年齢に関係なくいつでも可能です。わたしの周りのえげつなくすごい人たちにとって、年齢というのはただの数字でしかないように見えます。そういう人たちはもれなく苦しくて大変な方を向いて進んでいます。

楽しようと思えばいくらでもできる年齢なのに、まるで修行僧のように険しい道を進んでいます。

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そういう人たちに接していれば、自然とわたしも影響を受けます。わたしがやっていることを見て、すごいと言ってくれる人がいますが、だいたいそう言ってくれる人のほうがよっぽどすごくて、わたしにいい影響を与えてくれています。

アキレス腱はやや心配ですが、しっかりケアをしつつ次のステップに向けて体づくり。走れる体を整えるようにします。その過程で新しい気付きがあればお伝えしていきますので、しばしお待ち下さい。


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時間が足りないこと感じるからこそ少しだけ立ち止まってみる

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1日は24時間。わかってはいるけど、2時間くらいおまけしてもらえないものかと思うわけです。特に仕事が詰まっているときには。自分のやりたいことの半分もできていない気分ですが、よく考えたら1年半前は自分のやりたいことの1/10も出来ていなかったわけで。

そういう意味では今の自分の状況は明らかに恵まれています。やりたいことをして、仕事として受けていることも、仕事量の調整ができていないことを除けば、不満はまったくありません。

そのうえ、人にも恵まれているわけですから、これ以上何を望むのかというような状態にあります。

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言うまでもなくこの環境を得られたのは会社を辞めた結果です。ただ人生の転機ではあったものの、自分の中では必然であったようにも思えます。神様が「あいつはもっと働かせておけ」と部下に指示したに違いありません。

これだけ手がいっぱいなのに、どこかでランニングをきちんと教える場を作りたいと考えている自分がいます。ようやく自分流の走りが出来てきましたが、自分の身につくにつれて、理論的なものや理屈が頭から抜けてしまっています。

自分だけで楽しむならそれでいいのですが、例えば脊柱起立筋の動きですが、無意識でできるようになったため、言葉で説明できなくなって戸惑ったことが続きました。

そして、いろいろ記憶を辿りながらその動きを確認していたら、大事なことを忘れていたことに気づいたり、以前感じられなかった気づきがあったりしました。

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人に教えていれば、もっとたくさんの発見があり、しかも大事なことを忘れずにいられます。

ただ「そんな時間がどこにあるのだ」ということになるわけです。そこで1日が26時間くらいならいいのになという、冒頭につながるわけです。

もちろんそんなことは起きるわけがありませんし、ライターという仕事はきちんと眠らないと仕事になりません。ベンチャー企業のトップがほとんど眠らずに仕事をしたということをよく耳にしますが、わたしはおそらくそういうタイプではありません。

質の高い仕事をするには質の高い睡眠が必要です。

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ラン仲間でもあるクレイジーランナーの三州ツバ吉さんは、いつ寝ているのだろうと思うくらい、寝ている姿をほとんど見たことがありません。そういう人はすごいなとは思うものの、わたしはわたし。

結局わたしは欲張りなんでしょうね。

ラン仲間と一緒にワイワイ走りたい自分もいれば、1人で黙々と孤独に走りたい自分もいます。裸足で楽しく走りたい自分もいれば、シューズで速く走りたい自分もいます。相反するものをどちらも欲しがるという。

若い頃のわたしからは考えられないいまの姿。何にでも明確な答えを求めて、白黒はっきりさせることが好きだったわたし。気がつけば柔軟というか優柔不断というか、「答えなんてどうでもいいんだよ」なんて、ひどいことを言っています。

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それでもやっぱり、自分のやりたいことつ実現していくことだけは諦めないようにします。まだあてもなく会社を辞めて1年半ですから、生きているだけで大成功という段階。

それなのにあまりにもすごい人たちと出会っていくため、自分ももっと高いところにいかなくてはと焦ってしまいそうになりますが、時間が足りないと感じるのは、ある意味そこが今の自分の限界です。

時間が足りないことを嘆くのではなく、与えられた24時間を利用してどう生きていくのかを考える。きっとわたしがしなくてはいけないことはそこにあります。

マラソンシーズンも終わったことですし、少しだけ立ち止まって周りを見てみようと思います。もちろんいただいた仕事はしっかり行ったうえで、ですが。


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