ファーストウォーキングと裸足は相性ががいい!【抜きの技術を身に着けよう】

昨日のブログ記事でファーストウォーキングについて少し紹介しましたが、実際にどんなものか試そうと思って夕方のトレーニングをランニングではなくウォーキングしてみました。家から公園までシューズを履いて、公園のランニングコースでファーストウォーキング。

最初は前脛骨筋が張ってきたので、これじゃダメだろうと思ったのですが徐々に歩き方に慣れてきて、前脛骨筋を使わずに歩けるようになりました。こういう順応性の高さだけは自信あります。それでも最初はキロ7分くらいがいいところ。そこからいろいろ試行錯誤をして、最終的にはキロ5分20秒くらいまで。

もしかしたら、裸足のファーストウォーキングは24時間裸足チャレンジに活かせるかもしれません。ファーストウォーキングだと太ももの筋肉に負担がかかりません。24時間マラソンで最終的に問題を抱えるのが太ももなので、上手に活用すれば太ももの負担を減らせるので、後半の失速をカバーできます。

ファーストウォーキングのポイントは、太もも使わないことにあるのかもしれません。太ももを使わずにふくらはぎで進む感じなのですが、グイグイ力を入れる感じではなく、むしろいかに力を抜くかが重要な感じがあります。地面からリリースするときには力を入れますが、それ以外は力を抜くことで休ませる。

これは普通のランニングでも活きてくるテクニックかもしれません。ただ、走っているときにはペースが速くてなかなか抜くタイミングが掴めません。でもファーストウォーキングなら、足にかかっている負担も小さく軸も安定しているので、抜くタイミングが分かりやすい。

ただそれができるのも裸足だから。公園を歩いた後にシューズを履き直して、家まで歩いてみたらシューズで力が逃げているのがわかります。自分の足の力がきちんと地面に伝わらず、シューズがロスになっています。これだとウォーキングの効果がきちんと得られません。

アシックスがファーストウォーキングに適したシューズを発売していますが、きっとランニングシューズではダメだという判断なのでしょう。それはなんとなく理解できます。もちろん私は専用のシューズを買うのではなく、裸足でファーストウォーキングを続けますが。

裸足だと力が100%伝わります。これは裸足で走るよりも明らかにロスが減っています。もちろんスピードを出せるのはランニングです。裸足でもやる気を出せば1kmを3分30秒くらいで走れます。ファーストウォーキングはどれだけ頑張っても、現時点ではキロ5分を切るのは難しそうです。

でも自分の力がきちんと伝わる感覚が身に付きますし、何よりも抜きの技術を覚えるのには裸足のファーストウォーキングはかなり有効です。実際にどれくらいの時間歩き続けられるかは、これから試してみないとわかりませんが、理屈の上では走るよりは長い時間歩けそうな気がします。そうなると旅ランの仕方も変わってきます。

旅ランの場合はシューズを履くことになりますが、ソールの薄いシューズを選べばロスは少なくなるはずです。それこそアシックスのシューズがいいのかもしれませんが、それはまた考えるとしましょう。いま分かっているのは、自分の選択肢が増えたということです。東西対抗東海道53次ウルトラマラソンだって2日での完走が見えてきます。

これまでは頭が「走る」だけになっていましたが、よく考えてみれば「走る」も「歩く」も人が勝手に分類しただけのことで、走ったほうが速いというのは自分の思い込みに過ぎません。短い距離ならもちろん走ったほうが速いのですが、旅ランや24時間マラソンの距離になると「歩く」は武器になる可能性があります。

まだ始めたばかりですので、これから気づくこともあるでしょうし、反対に思ったよりも使えないと言い出すかもしれません。大事なのは常識というバイアスを取り除き、新しい気づきを得たということ。これこそがスポーツの面白さです。しばらくは色々試してみようと思います。24時間裸足チャレンジのトレーニングが優先ですけどね。

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