2日に1回の割合で里山に入って裸足ランニングをしています。裸足の24時間マラソン以降、コンディションを崩してしまい、まともな練習ができていなかったので、裸足力も走力も大幅に低下していたので、せっかく体がリセットされた状態だから、新しい試みをしてみました。
いつもなら、足が痛くても決めたところまで行って、戻ってくるようにしていましたが、今回は家から30分走ったら折り返すことにしました。家から山の入口までは約1kmあり、5〜7分くらいかかります。なので23〜25分で行けるところまで行って、そこで折り返してきます。
何をしたかったかというと、足がどれくらいで痛みに慣れてくるかということを計測したかっただけです。いつもつかっているこのコースは引越してきたばかりの頃、毎日裸足で走っていて、最終的には痛みなんてほとんど感じないレベルに到達していましたが、そのレベルにどれくらいで到達できるかを計測します。
毎日走ると疲労感などもあるので、基本的には2日に1回のペースにして回復をはかってから走っています。これまで3回行った結果を書き出しておきます。
1回目：2.6km（山の入口まで7分22秒）
2回目：2.7km（山の入口まで7分53秒）
3回目：3.2km（山の入口まで6分37秒）
1回目から2回目はそれほど距離は変わっていませんが、2回目は寝起き直後だったのもあって、山の入口までかなり時間がかかっています。また1回目は折り返してからほぼ歩きだったのに大して、2回目以降はしっかりと走って戻っています。ですので感覚的には1回目から2回目は大きな変化がありました。
そして3回目には走りが完全に変わって、1回目よりも600mも進めています。まだ足裏に痛みがあるので、ここからまだ伸びそうですが、たった3回でも足裏の感覚がこれほどまでに変わるというのは、正直かなり驚きです。もう出場することはないかと思いますが、例えば飯能ベアフットマラソンに出るなら、1週間前から2日に1回のペースで山に入るだけで、結果が大きく変わることになります。
まぁ身近なところに山がある人のほうが少ないと思うので、誰でも練習できる環境ではありませんが、足は思った以上に適応していくものだというのが今回の感想。これも感覚で申し訳ありませんが、おそらく3.5kmくらいまでは行けるようになるはずです。いずれどこかで収束するとは思いますが。
もちろんロードでも同じことが言えます。ロードでも最初は痛みを感じても、何度か走っていれば慣れてしまいます。悩ましいのは正確に何が理由で走れるようになるのか分からないということ。痛みに対する慣れなのか、それとも足の柔軟性や機能性が向上したのか、はたまた走れる体ができてきたのか。
いずれにしても、回数を重ねると痛みを感じにくくなります。痛みは感情であり、信号なので同じことを繰り返したら刺激が小さくなるのは間違いありません。お腹をかかえて笑った漫才も100回も見れば笑えなくなります。痛みの感情や神経も繰り返していれば「これは大丈夫」と判断し、過剰反応しなくなるのでしょう。
走るのが上手くなっているというのもあるかもしれません。特に今回は走るときの筋肉の動きというのを意識して走りました。文章にするのが難しい話なのですが、シンプルに書けば「力を入れていないときに筋肉が脱力状態になる」ことを意識して走ってみました。要は無駄な力を使わない走りということになります。
裸足で走るときはどうしても筋力に頼ってしまうのですが、今回はこれを使わないという考え方で山を走ったところ、走り終えてからのふくらはぎの張りがほとんどありません。こういうことができるようになると、山でもスイスイ走れるようになるのでしょう。今回はその可能性を少しだけ掴みました。
裸足で走ると感覚が鋭くなるので、このようなテストができるというメリットもあるのですが、他の裸足ランナーに同じことができるのかどうかは知りません（興味もありませんが）。この走り方を無意識にできるようになれば、トレイルでもロードでもタイムが大きく変わってきます。もちろん階段でも。
こんな風に走りを楽しめるくらいまでコンディションも戻ってきました。今朝は久しぶりに鼻詰まりもなく、喉の腫れもなしでした。こちらは原因が分からず。空気清浄機の導入とお酒をストップを同時にしたから……あと枕も変えました。まぁ快適になるならそれでOK。このままベストコンディション復活を目指します。
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