そこに愛はあるのかい?本心で言葉のキャッチボールをしよう

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昨日はかなり冷えたかと思ったのですが、東京ではすでに桜の開花宣言がされました。暑さ寒さも彼岸までというように、見事に春がやってきました。そう思ったらこの週末は気温が低めの予報。

暑さ寒さを繰り返し、三寒四温とはよく言ったものです。

昔の人の言葉には納得させられることが多々あります。「石の上にも三年」本当にそうだなと思います。何事も3年くらい継続してみなければ、本質をつかむことができなければ、成功も失敗も一過性のものに過ぎません。

きっとそんなことが頭にあるから、わたしは会社を辞めて「3年はガマン」と決めていたのでしょう。

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ことわざだけでなく、禅語など、この国には素敵な言葉がいくつもあります。この国以外にも納得させられる格言などがあり、昔の人の感覚の素晴らしさに、ただただ驚くばかりです。

最近はちょっと無難な耳障りのいい言葉ばかりが、もてはやされている気がします。

格言とはまったく違いますが、コンビニなどで使われている「よろしかったでしょうか?」は、なぜそんな言葉を使うのかまったく理解できません。言葉遣いが正しい、正しくないの問題ではなく「そこに愛はあるのかい?」とあんちゃん(江口洋介)みたいなことを言いたくなるわけです。

リスク回避のためにお互いの間に壁を作る。だったらもうロボットでいいじゃないですか。無人レジにしてしまえばいいじゃないですか。愛のない「いらっしゃいませ」は本当に必要?

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人間はうまくいかない関係も含めて、失敗を重ねながら成長していくものです。大切な人を怒らせてしまったことから学び、つい口にしてしまった言葉を反省するからこそ成長できる。

失敗しないマニュアルというのはすごい技術ですが、失敗しない人に魅力はありません。少なくともわたしにとっては。

これもまたコンビニやスーパーなどの違う言葉ですが、「2番目にお待ちのお客様」は意味すらわかりません。わたしのとんでもなく硬い思考を思いっきりほぐして考えると、「2番目にお会計をお待ちのお客様」ということでしょうけど、わたしの感覚で言えば、レジまで進んだ人は、もうお待ちではありません。

何が言いたいのかというと、言葉は相手にきちんと伝わることが大事で、誤解を受け内容ん使い方をする必要があるということです。これは物書きなら当然の思考で、いつもこの書き方では読み手に伝わっていないかもしれない、誤解されるかもしれないという感覚を持って文章を作ります。

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こういう書き方をすると誤解されるかもしれないから表現を変えてみたりします。日常の会話などでも、どう伝わるのかをとても重視します。もっとも会話の中で言葉を選ぶということはあまりせず、自然体で行いますが。

自分で言葉にしながら、きちんと伝わってないかもしれないという部分を補いながら話すということはよくあります。

伝わらないことを避けるために、世の中ではマニュアル通りの対応をするわけですが、そうなると愛がなくなるわけです。心のこもっていない言葉、相手のことを考えていない言葉ほど、わたしを冷めさせるものはありません。

もちろんわたしだって山のように失言をしています。相手のことを思えていない言葉を発することもあります。それでも、「きちんと伝える」ことを諦めたことはありません。

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言葉をもう少し大事にすることができれば、この国はもう少しだけいい方向に向くのになと、ときどき思います。ちょっと言い方を変えるだけで、動かない人を動かすことができるのになとも。

北風では脱がすことができないコートも、太陽なら脱がすことができるわけです。

強い言葉や力で無理にコートを引き離すのではなく、コートを脱ぎたくなる言葉を重ねる。これはわたしたち人間だからできることです。

まあ分かっていても簡単でないことは知っています。わたしの愛の言葉はいつだって相手に伝わらず空回してきましたから。

せっかくSNSのようなものがあるのですから、もっとみんな言葉を使ったらいいのになと思うのですが、facebookはもはや一部の人だけが続けていますし、twitterは言葉のキャッチボールをしている人はあまりいません。

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自分の思いを上手に言葉に出来ないから、SNSは見るだけという人もいるかもしれません。でも言葉は使わないと上手に使えるようにはなりません。失敗して恥ずかしい思いや悲しい思いをして、自分の表現方法ができていきます。

誰もが発信者になる必要はありませんが、人間である以上、誰もが言葉と心を通わせながら生きていく必要があります。誤解をされないように繊細になりながら、そして誤解を恐れずに大胆に言葉を使う。

多少の失敗でも、そこに愛があれば大丈夫。

心のこもっていない言葉を口から出すことをやめて、本心で言葉のキャッチボールをしませんか。


日本の言葉の由来を愛おしむ
著者:高橋こうじ
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