嘘をつくことに後ろめたさを感じない人間になってはいけない

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政治の世界にはまったく興味がありません。いま何を争っているのか、なんで内閣支持率が下がっているのかもわからず、そんな状態でなんで民主党の代表が辞任するのか、もう訳が分かりません。

分かろうとする気もないのですが。

ただ、こういうことが起きたときにいつも思うのは、なんで嘘をつくのだろうということと、悪いと思ったらすぐに謝るのが筋だろうということです。そんなことは小学生でも知っていることです。

いや、もしかしたらいまどきの小学生はそういうことを学んでいない可能性がありますが。なんせ親になる世代やその上の世代が、正々堂々と嘘をつき、謝らず言い訳ばかりするわけです。

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誰が、嘘は良くないこと、謝ることの大切さを教えるというのでしょう?

別にわたしは嘘を絶対につくなとは言いません。わたしにだって、墓場まで持っていくべき秘密もありますし、それを守るためには嘘をつかなければいけないこともあるでしょう。

そういう嘘ならついてもいいという問題ではなく、どんな小さな嘘でも嘘の大きさではなく、それを口から出すことに後ろめたさを感じない人間になってはいけないということをわたしは伝えたい。

でも、わたしが小さいときでも、そんなことを教えてくれた大人なんてどこにもいません。あたり前のように「嘘をつくな」と怒られた記憶はいくらでもありますが。

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もし嘘をついたときの罪悪感を大切にするように育ったとしたら、人は簡単には嘘なんてつかなくなります。

もっと合理的な考え方もあります。嘘をついたときに得られるものと、それがバレたときに失うものの大きさを考えたときに、どう考えても嘘をつくことは合理的ではありません。

目先の小さな利益に飛びついて、未来の破滅の方向に向かっていく。これが嘘をつくということです。

そして、政治家だけでなく多くの人が「ごめんなさい」を口にしません。いや「ごめんなさい」をきちんと言える人をわたしは数えるほどしか知りません。

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「ごめんなさい」の一言は、相手の怒りを抑えるもっとも強い武器です。

言い訳も何もなく即座に自分に問題があったと認めれば、相手は怒りの矛先を失います。盾を構えるから相手は突いてきます。盾がなく両手を広げて謝れば、そこに争いは発生しません。

最初に否定しておいて、結局辞任するという政治家のいつものパターンは、本当にこの国がいい方向に向ことはないのだろうなと、少し寂しく思います。わたしたちを代表する人がそうなのですから、一般人の世界ではきっと言い逃れが満ちているのでしょう。

わたしの場合は、争いがきらいという思いが強いので、自分に問題があるかどうかではなく、相手が不快な思いをしたと感じたらすぐに謝ります。これは賛否あるかと思います。

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アメリカなら訴訟になって大損することになるとか言う人もいるのでしょう。

「すぐに謝ってはいけない」というアメリカ文化。本当にアホらしいし、それの影響を受ける人たちもどうかしています。正義はいつだって1つではありません。ならばいつだって相手の正義を立ててあげるべきです。

自分の正義なんて自分の中だけで守られていればいいんですから。

そんなキレイ事ばかりでは生きていけないよ。きっと親切な人はそう教えてくれます。正論ですし、本当にそうだと思います。でもキレイ事で生きていけないなら、そこが自分の限界で構いません。

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嘘で固めた人生を生きるよりも、真っ直ぐ前を向いて倒れたい。

それくらいの気持ちを持っていても、ときどき自分を守ろうとする自分がいて、ときどきズルいことをしてしまう自分がいます。これくらいいいなという気持ちが少しでも入り込むと、なし崩し的に自分がダメになります。

我が身が可愛いのは誰もが同じです。でも我が身が可愛いのと、我が身のことを考えて他の人のことをないがしろにするのは同じことではありません。

ただ、こういう考え方はもう古いんでしょうね。

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誰かに評価されたいわけではありませんので、わたしは周りにどう思われようが別にかまいません。でもきっと他の人が同じように生きようと思っても、それは簡単なことではないのかもしれません。

世渡り上手にキレイに生きていく。これが今のスタイルなのかもしれません。

それでもわたしは、嘘をつくことに罪悪感を感じる人間であり続けるつもりですし、即座に謝れる人間であり続けようとは思います。誰かのためではなく自分自身のために。


平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学
著者:M・スコット・ペック
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