どこに目線を置くかでたどり着ける場所や見える景色が違う

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浅田真央さんがフルマラソンに挑戦するということが記事になっていました。目標は4時間30分。それって挑戦になるんだろうかと多くのランナーの頭に「?」が浮かんだかもしれません。

真央ちゃんくらいの体つきと運動能力なら、3時間台どころかサブ3くらいで初めて挑戦となるような気がするのですが、いったい誰がアドバイザーについているのでしょう?

でもここでマラソンを始めることで、かなり焦っている人たちがいるはずです。

それはゲストランナーとして呼ばれているランナーたちです。高橋尚子さん、千葉真子さん、猫ひろしさんくらいはまだ安泰かもしれませんが、そのクラスでも真央ちゃんにその座を奪われる可能性があります。

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真央ちゃんと一緒に走りたい。そういう人がマラソンを始めることも期待できます。そういう意味ではやっぱりスターなんだなと思います。

当たり前ですが、わたしにはそういうスター性はありません。実力もないので、いまの立場にいることで十分なのですが、世の中はなにかと不公平にできています。

ちなみに真央ちゃんのフルマラソンチャレンジに合わせたわけじゃないと思いますが、こんなイベントも開催されます。

浅田真央さん、浅田舞さんと走ろう!「プレミアム“カラダ”フライデー RUN」

この記事を書いたときにはなんで真央ちゃんなんだろうと思いましたが、きっともうかなり前から走り込みはしていたんでしょうね。でも4時間半って…ね。

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イベントはまだ募集中なので、仲間を誘ってエントリーしてみてください。プレミアムフライデーイベントですので、金曜日の午後の開催です。きっと参加者の半数以上は有給を取っての参加なんでしょうね。

本末転倒ですが、それくらいプレミアムフライデーが実体のないものなので仕方ありません。

一般の人からすると、フルマラソンを走るというのはいまだにとても難しいことというイメージがあるのかもしれません。わたしが走るのを始めた10年前であれば、まだマラソンブームが始まったばかりで、フルマラソンは挑戦すべき対象でした。

でも東京マラソンのような都市マラソンのおかげで、きちんと練習すれば誰でも完走できるというのが定着してきたと思っていたのですが、それはわたしの幻想に過ぎなかったようです。

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でもいまは普通のOLさんが、フルマラソンどころかウルトラマラソンを走ってしまう時代です。マラソンはもはや挑戦するものから脱却してもおかしくないのですが、走らない人とのギャップは埋まりそうでなかなか埋まりません。

話は少し変わりますが、選挙のせいで出水マラソンが中止になりました。全国的に有名な大会ですし、陸連の公認コースですのでこれを目標に頑張ってきた人もいると思います。

この話についてはまた記事にしようと思いますが、ランナーにとっては「マラソン>選挙」なんだと思います。いや、誰にとっても選挙ってプライオリティが低いですよね。でも、一般の人からすれば「マラソン<選挙」です。

ランナーだけでなく、わたしたちはどうしたって自分の視点だけで物事を考えてしまいます。

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だから「選挙ごときのためにマラソン大会を中止にするとは何事だ」となるわけですが、冷静に考えれば言っていることが無茶苦茶だということが分かるかと思います。もちろん怒れるランナーの気持ちもわかりますが。

何を言いたいかというと、わたしたちはみんな自分という立ち位置でしか物事を見ることができないということです。当然だと思うかもしれませんが、これは思ったよりもかなり深い話です。

物事は見る方向が違うと、全く違ったものに見えてきます。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という言葉がありますが、嫌いという立ち位置から見ると、どんな素晴らしものでも悪いものにしか見えなくなります。

その反対に「あばたもえくぼ」という言葉があります。好きになってしまえば、良くないところまでよく見えます。

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マラソンというスポーツに対して、ランナーという立ち位置から見るのと、走ったことのない人の立場から見るのとでは、まったく違ったものが見えてきます。

ランナーでも陸上競技系の人と、ファンランの人ではやはり見えてくるものは違います。

自分が見えているものは氷山の一角でしかないということを自覚できるかどうか。これはとても重要なことです。わたしはできるだけ視野を広く、目に見えているものだけが真実ではないと考えるようにはしていますが、それでもやはり限界があります。

フェイスラインがたるんでいる人を見ると「走ればいいのに」と思ったりもします。走るのも走らないのも個人の勝手なのに、ことあるごとに「走ればいいのに」と思うわけです。

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なのに真央ちゃんが走ると言い出したら「目標が低いんじゃないか」なんて言ったりするわけです。

本当に目標が低いとは思いますが、真央ちゃんは自分でフルマラソンを走ったことがないわけですから、アドバイスをくれる人の意見に左右されるわけです。信頼しているトレーナーが「4時間半くらいが目標じゃないかな」なんていえば、そうかと思うわけです。

これ、マラソンに限った話ではありません。何かを始めるときにいつも関係ある話です。最初の目線をどこに置くのか。右も左も分からないときにどこに目線を置くのかで、その後の人生は大きく変わります。

わたしは、ドヘタにも関わらずサッカー選手になることに目線を置き、そしてマラソンをするときには「1kmを3分で走れば2時間6分で走れる」というところに目線を置きました。

Climbing to the top 2125148 640その結果、サブ3にちょっと届かないという結果でしたが、いまでもその目線はずらしていません。できるかどうかは別として、練習をするときの目線は1km3分という数字です。

だから、こんなにも走ることにのめり込み、そして体の使い方などを探求していくわけです。これが「フルマラソンを完走できればいい」という目線だったら、おそらく今ごろ普通の会社員として、何者でもない自分でいたはずです。

もちろんそれはそれで楽し人生だったかもしれません。どっちがいいという話ではなく、目線の置き方で人生は変わるという話です。こういうことはなぜか学校では教えてくれません。

今の自分で満足できていないという人がいれば、ちょっと目線の置く場所を変えてみてください。周りに馬鹿にされるくらい滑稽な場所に目線を置くくらいでちょうどいいと思います。あとはそれを実現するためにどうするかを考えて行動をする。

それだけで、毎日見える景色が変わります。わたしはもっと足元も見ろと叱られそうですが。


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著者:アーチャン・ブラーム
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