1日で結願できる?「1日で巡るお遍路さん in 丸の内」が開催されます

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四国八十八ヶ所 第一番霊場 霊山寺から一枚の葉書がやってきた。東京でお砂踏み出開帳を行うとのことでその案内。ひさしく触れてなかったけど、おいらはこう見えてお遍路さんだった時期があった。GW、夏休みやお正月休みを利用して2年かかったのかな四国八十八ヶ所を自分の足で回りました。いま思い出すといいことばかり浮かんでくるけど、冷静に考えるとどんなマラソン大会よりもお遍路のほうがよっぽどきつかったように思える。

お寺はそこにあるだけでほっとする

お寺はそこにあるだけでほっとする

1日の歩行距離は30キロ程度なんやけど、炎天下ひたすら歩き続ける日もあったし、足摺岬の手前では吹雪にあったこともある。基本的には宿に泊まることもなくテントでの野宿。キャンプ場のようなところで泊まれる時はまだいい。道の駅もかなり快適に眠ることができる。でもいつも快適な睡眠が確保されているわけではない。山の中、氷点下でのテント泊だってある。寝返りをうつと地面の冷たさで起きてしまうレベル。荷物もテントやら寝袋でかなり重い状態。そういえば「荷物の重さが業の深さ」だと先輩お遍路さんが言っていた。

慣れてくるとどこにテントを張れそうか瞬時に判断できるようになる(笑)

慣れてくるとどこにテントを張れそうか瞬時に判断できるようになる(笑)

もちろん苦しいことばかりじゃない。お遍路さんというだけでその土地その土地の人たちが声をかけてくれるし、お接待してくれる。食べ物や飲み物をいただくこともあれば、現金をいただくこともある。そのときいただいたお金はいまでも使うことができずに持っている。おいらが三途の川を渡るときの六文銭代わりいなればいいんやけど。お接待そのものよりもそこで出逢う人たちとの会話こそがお遍路じゃないかと思うこともたびたび。ある小学校の先生が、夏休みの夕方に学校にわざわざ出て来て花に水やりをしてた。「やらずに後悔するぐらいなら、やれることはきちんとしないとね」というようなことを言われたとき、おいらはその言葉の中に仏様を見た。

お遍路中はどこにいても弘法大師さんに見守られている気がする

お遍路中はどこにいても弘法大師に見守られている気がする

お遍路はお遍路さんの数だけ路がある。苦しみながら癒されながら、大切なことに気づきながら一歩一歩前に進む。歩いたことでおいら自身にどういう変化があったのかはわからない。でも、あの時間がなかったらいまの自分はなかったんじゃないかと思うことがある。もう二度とお遍路なんてしたくないという思いもあるし、またお遍路したいという思いもある。ただ、お遍路は行きたくて行くのではなく、呼ばれるから行くもの。だから、行くべきときがまた来ればまた八十八ヶ所を巡ることになるんだろうね。

まさか南国高知で雪のため遭難しそうになるとは思わなかった

まさか南国高知で雪のため遭難しそうになるとは思わなかった

そんなお遍路を1日で巡れるという謳い文句の「1日で巡るお遍路さん in 丸の内」は4月18日〜4月25日まで丸の内のJPタワーホールで開催されます。入場料は前売券で2000円、当日券で2300円、中学生以下は無料です。88体のご本尊が77年ぶりに、そして東京では初めて集うとのこと。興味がある人はぜひ行ってみてください。お遍路文化の紹介だったり、お遍路グッズの販売もあるみたいです。おいらもいろいろ思い出すために行ってみようかと思います。

HP : 四国霊場開創1200年記念催事1日で巡るお遍路さん in 丸の内

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