明治から戦後にかけての時代を学ぶ意味

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香港のデモに対していろいろ発言している人もいるようですが、きっと清王朝が崩壊する明治時代にもこんな雰囲気だったのかなと思いふけったり。

当時は実際に中国に行った活動家と呼ばれる人たちがいましたが、現在はどうなのでしょう?香港に渡ってデモをサポートしている日本人がいたりするのでしょうか?

このデモに至る過程や考え方については、わたしの意見はありません。他所の国の内政に関してあれこれ言うのは内政干渉ですし、民主主義が必ずしも正しいとは思いませんし。

それぞれの国にはそれぞれの歴史や文化があります。だから国連では内政干渉をしてはいけないことになっています。これに人権問題が加わるので、有名無実になっていますが。

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基本的には内戦ですら他所の国があれこれ言うことは認められていません。個人があれこれ言うのは自由だと思いますが、わたしは不干渉の立場でいようと思います。

だって、日本のあれこれを他の国に文句言われたりしたくないですから。いや、国ということよりも自分がすることに対して、他の人にあれこれ言われるのが好きではありません。

はっきり言えば、干渉されるのが嫌いです。

話を戻しましょう。わたしは明治から昭和初期にかけての時代が好きです。日本の歴史というよりは中国や台湾なども絡めての歴史について聞いたり読んだりするとワクワクします。

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学校ではなぜかその時代についてはほとんど学んでいません。満州事変という言葉を習っても、満州事変が何だったのかまでは教えてくれません。

もしかしたら先生が教えてくれたのかもしれませんが、少なくともわたしの記憶にはありません。なぜ、満州事変が起きたのか、なぜ日本が国連を脱退したのか。

そのときの中国や台湾とどういう関係にあったのか。そう遠くない過去なので、調べるといろいろな情報を得ることができます。そこから学ぶことはたくさんありますし、それを学んでいないと中国人と会話ができません。

中国に行って同年代と話をするときに、必ずといっていいほど戦争の話になります。非難されるのではなく、「お前はどう思っているのか」と聞かれます。

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自分なりの答えを持っていないと会話が続きません。その答えが正しいかどうかは関係ありません。どう思うかを示せるかどうかが大事です。そのためには歴史を学ばなくてはいけません。

あの時代について学び始めた理由は、そういう理由からですが、実際に学び始めるとどんどんと深みにハマっていきます。いい意味での泥沼状態です。

こうなってくると学校で学ばなかったのが良かったのかなと思うこともあります。偏見がありませんので、フラットに歴史を見ることができます。

いろいろな立場の人が自分軸で語るため、同じ出来事であっても様々な角度から見ることができます。誰が正しいとかそういう1か0かの世界ではなく、それぞれが懸命に生きてきたことが伝わってくる時代。

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いい時代だったなんてことは言いません。きっと1歳の誕生日を迎えることのできなかった子どももたくさんいたでしょうし、食べるものがなくて死んでいった人もいたはずです。エアコンもテレビもありません。

でも、そんな時代にも笑顔はあったはずですし、夢を持って生きていた人もいたはずです。夢の形が今と違っていただけで。

昔の町を写した写真を見るのも好きで、歴史博物館などではずっと眺めています。この景色の中を生きていた人がいたことを想像して、脳内で物語が始まります。そういうとき、わたしはなぜか幸せな気持ちになります。

懐古趣味なのかもしれません。もしくはただの夢想家か。ただ、はっきりしているのは、その時代があったからこそ、今の自分がいるということです。歴史は常に繋がっています。父や母がいて、その父や母がいて……

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決して時代の主人公ではなかったかもしれませんが、それぞれが自分の物語の中では主人公であり、泣いたり笑ったりしてきたわけです。そう思っと、やっぱり胸がいっぱいになります。

それは自分の祖先だけでなく、日本人だけでなく、中国や香港、台湾の人たちも同じです。この地球上で何十億という物語があり、歴史を遡ると想像もつかないほどの物語があります。

ひとつとしていらない物語はありません。
ひとつとして面白くない物語もありません。

そのひとつひとつをきちんと受け止められる自分でありたいところです。その前にまずは、物語を語ってもらえる人物にならなくてはいけませんが。


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