東京オリンピックのマラソンは世界陸上ドーハほどひどいコンディションにはならない

自分のことで精一杯で、世界陸上もラグビーも見れていません。何のために個人事業主をしているんだと思いながらも、貧乏暇なしとはまさにこのことで、とにかく忙しくて、プラモデルもシューズの改造も中途半端。

直接お金になる仕事は薄っすらとある程度で、無事2020年を迎えられるのかどうかも怪しくなってきました。

気になるのはやはりカタール・ドーハで開催されている世界陸上です。暑さのため、長距離レースでかなりひどい状態になっているとか。そして、これが来年の東京オリンピックでも同じ問題になるのではないかと。

わたしは、これに関してはそれほど心配はしていません。暑くなるのは間違いないかと思いますが、日本の夏の朝は思った以上に涼しいものです。夏の5時30分から毎日走っていたのですから、夏の朝の涼しさはよく知っています。

夏の最低気温が25℃前後ですから、マラソンに適した環境ではありません。でも走れない環境でもありません。例年の北海道マラソンと同じくらいでしょうか。いま騒いでいるマスコミや識者は夜型の人が多いから、午前6時に外に出ていたことがないのでしょう。

カタールの結果から、東京オリンピックも危険というのは浅はかです。もちろん安心していいわけではなく、最大の対策は必要です。でも、そんなにおかしな気温にはならないような気がします。むしろ台風のほうが心配です。

そもそも世界陸上ドーハは、なぜ深夜にマラソンをスタートさせたのでしょう?日中の最低気温というのは日が昇る直前は1番低いはずなのに、まだ気温が高い深夜を選んだのは、日本とはまた気温の上がり方が違うのでしょうか?

以前グアムマラソンを走ったときに、スタート時間が深夜の3時か4時だったのですが、涼しいのかなと思いきや湿度が高く、気温もそれなりにあったので、息するのも苦しいほどのコンディションでした。

それが走っているうちに徐々に風が出てきて、日の出前にはそこそこ走りやすくなっていました。物理的に考えて、マラソンは朝方に走るのが1番です。ドーハで深夜に開催したのは、放映権などの問題もあったのでしょう。

あの時間にスタートしたことを批判する人もいます。「選手に対する敬意がない」と言っていた選手もいます。でも、なぜ選手が走れるのかもきちんと考えて発言をしたほうがいい。

お金を出してくれる人がいて、オリンピックも世界陸上も成立しています。選手だけを大事にしたいなら、自分たちでクラウドファンディングでもして、理想の大会を立ち上げればいいんです。

オリンピックも世界陸上も、選手は誰かが作り上げたイベントに乗っかっているだけです。それは会社員が自分の所属する会社の悪口を言うようなものでみっともない。気温が高くなるのは想定できたのだから、嫌なら出なければいい。

誰かが言わなければいけないという考え方があるのも分かります。でも、選手に対するリスペクトが欲しいなら、主催者に対するリスペクトも必要です。オリンピックや世界陸上だけでなく、市民マラソンでも同じです。

良くないところに対して声を上げることで、改善されることもあります。でも、声の上げ方があまりにもみっともない人が多い。電車が遅延したときに、窓口で「どうしてくれるんだ」と怒鳴っている人がいますが、あれと同じです。

文句を言うときこそ、相手に敬意を払う必要があります。

そういえば「ラグビーは審判に文句を言わない」というのが話題になっていますが、それと同じことだと思います。実際に試合を見れてないので何とも言えませんが、何でもすぐにクレームを付けるのは、人として美しくない。

20代の頃に尖ってたわたしが言うのですから、間違いありません。自分のことしか考えず、自分のやり方だけが正しいと思っていたあの頃。そういえば世界陸上やオリンピックに出る選手も20代が中心ですね。

だったら、何も考えずに思ったことを口に出してしまうのは仕方ない。それが若さというものです。いずれ知ることになると思います。リスペクトなく吐き出した言葉は、自分自身に返ってくるということを。

とにかく東京オリンピックの暑さを心配している選手は、それに耐えられるだけのトレーニングを積めばいいだけです。運営側はできることを予算の範囲内でやり尽くすだけです。

そして観る側はそれを温かく見守るしかありません。少なくともドーハで起きたことをそのまま東京に当てはめて騒ぐのはやめたほうがいい。自分が8月の早朝に起きて走ったことのない人間だと、自ら宣伝してまわっているだけですから。

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