菜食ランナー必読!白米でなく玄米を選ぼう

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スコット・ジュレクの『EAT & RUN』出版以降、ランナーの食生活が見直され始めている。ちょうど先月発売されたランニングマガジン・クリールの特集も『ヴィーガン的食生活のすすめ』となっている。菜食のほうが体力の回復も早く、トレーニングの量も質も増やせる。何よりも体調が整う。わたしも『EAT & RUN』を読んでからは1人での食事はほとんど肉を摂らなくなっている。たまに仲間との食事で肉を食べることがあるが、最近ではほぼ100%翌日にお腹の調子が悪くなる。もう体が肉を必要としていないのだろう。

同じうようなことを感じているランナーも少ないくないと思う。そしてベジタリアンとまではいかなくても、菜食中心の食生活に移行している人もいるのではないだろうか。その事自体は素晴らしいことだと思う。肉食が悪いとか菜食がよいとかそういうレベルの話ではなく、自分の食べるものに対して意識しているという状態が素晴らしい。食べたいものをなんでも食べるのも悪くないけど、何を食べれば体がどうなるのか、そこに無意識なランナーは強くなれない。

ただ、最近出ている菜食に関する情報をそのまま鵜呑みにすると大変危険な事態になる。たとえば日本人の昔からある食生活として「白いご飯と味噌汁とお漬物」これを理想とする人が少なくない。それだけでは足りないからと野菜のおかずがあと1品といったところだろうか。現代の食生活をこれに変えるとほぼ間違いなくかなり多くのランナーが半年後には走れなくなってしまう。

ここで問題なのは白いご飯、白米だ。結論から言おう。菜食ランナーは白米を食べないようにしてほしい。それもいますぐにだ。白米ではなく理想は玄米で、玄米が苦手という人は分づき米を選んでほしい。

わたしたちの親の親世代なら常識なのだろうが、白米中心の食事は脚気の原因になる。白米食だとビタミンがどうしても不足してしまうのだ。お米に含まれるビタミンのほとんどが精米することで失われてしまう。日露戦争における日本人死者のほとんどが脚気によるものだというデータがある。これは軍の食事が白米だったことが理由だったそうだ。その後、太平洋戦争までは日本の流通米は分づき米と決まっていた。このことにより日本での脚気は激減した。

ところが、戦後の日本はアメリカで大量に余った小麦粉を消費するためにパン食が導入することになった。そしてビタミンはパンとおかずから摂る方針になっていった。その代表が豚肉や鶏肉ということになる。パンと肉のおかず、その代表が学校給食だ。そうなると、ご飯はもはや分づき米である必要はなくなってしまったのだ。美味しくて分づき米よりは保存しやすい白米で流通させることになったわけだ。

この状況で、ご飯を白米のまま菜食に移ったらどうなるかは言うまでもない。ほとんどの白米での菜食ランナーが脚気になるのは必然だろう。最大の問題は脚気に気づかないことにある。足の調子が悪いけどそれが脚気だと気づく人はまずいない。なぜなら、もはや誰も脚気などという病気を知らない人のほうが多いのだから。

自分の体のことを思って菜食になるのはいいことだ。でも、そこで止まってはいけない。菜食にすることでどの栄養素が不足するのかしっかり考えてほしい。そして、できることならすみやかに玄米もしくは分付き米に移行しよう。せっかく菜食にしたのに、ビタミンが不足するからとサプリメントに頼っていたのでは何のことやらだ。

基本玄米で、外食時は白米。それぐらいがちょうどいい。どう考えても白米のほうが美味しいのだから。

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