裸足ランナーしげが2014年を振り返ってみた

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今年もまだ10日近く残っているが、この週末から東海道RUNに行くのでそろそろ今年1年の総括というものをやっておこうと思う。正直なところ1年の区切りというものにそれほど意味を感じていない。わたしたちは周期で繰り返しの中で生きているわけではないのだから。それでもどこかで自分を振り返るという意味で年末というのはありだろう。

ここ数年、ずっと書いている気がするがとにかく激動の1年になっている。昨年末の自分と今の自分を比べることに意味を感じないレベルで、立っている場所も目指している場所も違っている。それは自分自身で望んでそうなった部分もあるし、周りの流れに乗っていたらそうなった部分もある。

そのなかでも最も重要になるのは万里の長城マラソンで間違いない。万里の長城マラソンの事務局をしていなければ、わたしはきっとどこにでもいるランナーの1人に過ぎなかった。いまでもどこにでもいるランナーの1人には違いないのだが、それでも万里の長城マラソンをやっているからあった出会いもある。

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特に今年万里の長城に集まったメンバーへの想いは強い。10人ちょっとの参加者になってしまったのはわたしの力不足ではあったが、そこに集まったメンバーから学んだことは大きい。そして、来年への大きなモチベーションとなっている。万里の長城マラソンはいつもわたしを成長させてくれる。

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他にもたくさんの出会いがある。高校時代、英語で赤点を取り続けたわたしが、いまでは海外にまで仲間がいたりする。SNSというのは本当にすごい。普通に生活していると接点のないような若者や年上の先輩たちと行動をともにすることも少なくない1年になった。どちらも同世代にはない刺激を持っている。

100kmのウルトラマラソンに挑戦したのは今年が初めてだ。24時間を毎年やっているので距離に関しては不安はなかったが、初の100kmが難コースと言われる飛騨高山というのもあって、その準備期間は緊張感のある時間を過ごせた。レースそのものに言うことはない。すべてが想定通りで退屈ですらあった。

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ウルトラマラソンがこれからのわたしのフィールドになるかと聞かれるとそうではない気がする。来年は飛騨高山ともうひとつ100kmに出るつもりだが、その2つの中に楽しさを見いだせなかった場合、100kmを続ける理由はない。同じ100km走るならもっと楽しい走り方があるような気がする。

万里の長城マラソンの事務局に力を入れた結果、本職のエンジニアの仕事に集中する時間は短くなった。ほとんど残業をしていない。そのせいなのかどうかはわからない。以前のようにキレのある設計ができない。図面を描くのも時間がかかりすぎている気がする。まだ大きなミスはないが、大きなミスがあればエンジニアは引退だろう。

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大きなミスでなくとも自分で納得出来ないミスがあれば、エンジニアを続けていくことは出来ない。これはプライドの問題だ。社会的な定年なんて関係ない。スピードもキレも年齢とともに落ちていくのは仕方ない。それを経験で補えるかどうか。そのバランスが崩れたときが引退時だとわたしは考えている。

今年最大の出来事というか挑戦は今も続いている「モノを手放す生活」だろう。まだ100日を少し過ぎた程度だが、残り200日以上も何かを手放せるのか本当に不安になってくる。ただ、これも想いを持ってやっていること。中途半端には終われない。想いに関してはいま話すことはできない。365日モノを手放せて初めて言葉にしていい。

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ただしはっきりしていることがある。充実した時間はモノの多さで決まるわけではないということ。あるモノを持っていなから豊かになれなかったり、不幸になったりすることはない。欲しいモノを手にするための過程、そして手に入れたものを本当に自分のモノにするための努力が大切だ。手に入れただけではそれはただのモノでしかない。

とにかく時間に追われる1年だったような気がする。そして、それは来年以降はさらにひどくなるだろう。来年の抱負は年が明けてからここに書くが、将来的にやりたい大きなことのための土台作りに入る。それが必要だと感じたのもこの1年があったからこそだ。人生はやはり1年のぶつ切りなのではなく、過去と未来がずっと繋がっている。

今年1年繋がった人に感謝し、そしてまだ見ぬ新しい出会いに期待して日々全力で駆け抜けていこう。
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