まさかの那覇で格闘技観戦!中川達彦という男の背中

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格闘技をテレビで観ることが好きだったけど、まさか自分の目の前に金網があるという状況を想像したことはなかった。まさかのマラソンで来た沖縄で金網と遭遇。これまではプロレスですら数回しか見たことがないのに。

プロレスラーの三州ツバ吉さんとのつながりで富士山を一緒の登った中川達彦さんが格闘技の試合でNAHAマラソンの当日に那覇で試合をするという情報。知ったからには行くしかありません。格闘技のイロハもわからないけど。

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マラソンの荷物置き場の都合でマラソンが終わるまで荷物を取り出せない状況になり、会場の出発が遅れます。しかもそのまま会場に迎えないほどの空腹状態。とりあえず何か食べねばとカフェで落ち着いてからの会場入りです。

会場の入り口は…普段なら絶対に近寄らなりたくない人たちがたむろしています。いや本気でビビりました。小心者なんです昔から。ヤンキーとかもう天敵でしたもん。なぜかヤンキーの被害にあったことは一度もないんですけどね。

むしろわたしをいじめたのは…いやその話は今回やめておこう。話せば長くなる。

とにかく格闘技の会場に1人で入るのだ。プロレスの会場にだって1人で行ったことがない。かなりのドキドキ体験を沖縄ですることになった。しかも沖縄らしく観客の半分は外国人。

LOCKED ON! CAGE IMPACT

会場入りの前にすでにインパクトありすぎです。入り口で名乗るとすぐに中川さんのいる場所に連れて行ってもらえます。どんなVIP待遇ですか、これ。

そこにいるのは試合を観戦している中川さん。「完全なアウェイ」という中川さんに気合がみなぎっています。どうやって会場を盛り上げるか、自分の戦いをするかを何度もイメージしていたのでしょう。

わたしが会場入りする前、選手入場をするための扉が閉まりきっておらずに選手がそこから押し出され救急車が呼ばれるというハプニングもあったようで、会場は異様な雰囲気があります。

わたしの知っているプロレスは選手同士で試合を作っていくのに対してこの金網の試合は、いかにして相手の良さを消して自分の流れに持っていくかを重視する争い。隙を見せないことが勝利につながるから当然大技はでません。

ただものすごい駆け引きを感じます。一方的に相手の攻撃に耐えながらも体の強さ持久力をいかして一瞬にかける選手がいます。詰将棋のように相手を追い込む選手もいます。

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そしていよいよ中川達彦さんの登場です。白熱した試合が続いたあとのメインイベントです。中川さんは準備に向かう前にわたしにこういいました。「どっちに転んでも1Rで終わる」。

相手選手は190cmはあるでしょうか。とても同じ階級とは思えないプレッシャーがあります。しかも20歳と若さがあります。対する中川さんは46歳のベテラン。

ゴングとともに相手が体の大きさをいかして圧力をかけてきます。駆け引きなどなく自分のすべてをぶつけてきます。一瞬仲が中川さんが下がったところを見逃さず一気に攻めててくる相手選手になす術もなく敗れてしまいました。

弱肉強食。強いものが勝ち上がる世界。格闘技の世界に身を置くということは常に勝ち続けることを求められます。それでも勝ち負け以上に大切なものがある。圧倒的なプレッシャーに向き合ったときに見えてくる自分。

その場に立ったものしかわからないものがそこにはあるのでしょう。

残念ながらわたしにそれを経験することができませんが、中川達彦という格闘家の背中を通じて男のあるべき姿を見せてもらいました。NAHAマラソンも大きな収穫がありましたが、LOCKED ON! CAGE IMPACTも意味のある時間でした。

どうもプロレス、格闘技の世界にゆっくりと引き込まれている気がします。

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