快適な空間と暑さ寒さに対する耐性の両方を得ることはできない

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エアコンなしで育ったからか、エアコンの冷気があまり得意ではない。いまのアパートは米軍基地からそれほど遠くないせいもあって、最初からエアコンがついている。おそらく周辺のアパートやマンションでは助成金のようなものでエアコンが付いているのだと思う(2DKでエアコン4つという物件もあった)。ちなみにNHKの受信料も一部助成金が出ているらしい(うちはテレビがないので知らないけど)。とにかく部屋の窓を閉めきって生活するのが基本な地域ではあるんだけど、やっぱりエアコンは嫌なので、窓全開+扇風機で対応している。騒音は…気にしない事にした。

いまも飛行機の騒音が聞こえてくる。これが夜中の12時をまわることも年に何回かある。それでも、エアコンを付けるよりはよっぽどましだ。ただ、藤沢に住んでたころは窓全開で仕事に行ってたけど、治安があまりよくないとされる大和でそれをするのはちょっと無理。なので、すべての窓を閉めて会社に行くのだけれども(それが普通か)、西日の影響もあって、帰宅したときの室温が35℃近くになってしまう。外気のほうが圧倒的に涼しいレベルだ。

この時期はまだいいけど、もう少し暑くなってきたら建物そのものが温まってて、帰宅後すぐに窓を開けても室温が下がらないことがある。そういうときは渋々エアコンを付けて、とりあえず部屋の温度を下げている。

職場では朝からしっかりとエアコンが入っていて、通勤後の汗をかいた体には気持ちいいんだけど、数分もすれば不快感のほうが強くなる。ただ、こればっかりは自分の都合では調整できないので、人のこない別室で仕事をするか、上着を着るなんかして調整している。

震災直後の夏は節電が騒がれたので、職場にかぎらずあらゆる施設や家庭で弱冷房を心がけていた。ところが去年の猛暑を乗り切ったことで、日本の電力に余力があることに多くの人が薄々気づき始め、結局昨年の11月辺りから以前と変わらない節電意識に戻ったように感じる。ショッピングモールなんかに行くと寒くて仕方ないレベルにまで冷やされていることが珍しくなくなった。

汗をかかない子どもが増えているって友だちから聞いた。

これはおいらの推測でしかないけど、小さい頃からエアコンのある生活をしてたら、体が汗のかきかたを学んでないんじゃないかと思う。汗腺が発達し切らないまま成長した結果、汗をかけなくなるのではないだろうか。同じく、手洗いうがいが習慣づいて清潔さがあたり前になった子どもたちの免疫力が低下しているようにも思える。最近のウイルスが強くなったのか、それとも子どもが弱くなったのかはわからないけど「学級閉鎖」があたり前な時代というのはちょっとおかしい。

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21世紀にもなってるんだからむやみに暑さを耐える必要はないけど、人間として失っていけないものもあるんじゃないかだろうか。エアコンを使わずに熱中症で命を落とすみたいなことはないほうがいい。でもエアコン慣れしているから熱中症になるという考え方もある。何かを得るということは何かを失うということだけは覚えておいたほうがいい。快適な空間を得るかわりに暑さに対する耐性を失うか、暑さに対する耐性を得るかわりに快適空間を失うか。どちらが正しいということはない。ただ、両方は手に入らないという認識は絶対に必要だ。そのうえでどちらを選ぶかは個人の判断にまかせればいい。

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