万里の長城マラソンを終えても北京にとどまっている理由

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万里の長城マラソンが終わったあと、そのまま日本に帰るのではなく別の都市に移動するのが定番ですが、今年はそのまま北京滞在です。

別にどの都市に行ってもいいんです。必要なのはとことん反省できる環境。

どこに行っても「もっと良くできたはず」「あのときこうしていればトラブルにはならなかった」ずっとそんなことばかり考えている時間が万里の長城マラソンの後には必要で、それを引きずって帰らないための時間が必要です。

そのまま帰国すると日常生活の中に反省が入ってきてあまりよろしくありません。

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今回は反省だけではなく、「どうすれば来年100人の日本人を連れていけるか」「わたしが事務局を始めた初年度の12人のランナーたちと同じ密度の時間を過ごしてもらうにはどうすればいいか」ずっと考えています。

万里の長城マラソンは完全にボランティアだから、100人の参加者でも1人の参加者でもわたしの生活が変わるわけではないのですが、でも1人でも多くの人に万里の長城マラソンを体験してもらいたい。

それだけがわたしのモチベーションであり、万里の長城マラソンに熱狂する唯一の理由です。

万里の長城マラソンに参加してもらって、北京の街を観てもらったり、ボランティアの学生さんたちとちょっとした会話を楽しんで、参加者同士のつながりが生まれる。

全部わたしが万里の長城マラソンから与えてもらったものばかりです。

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わたしは万里の長城マラソンに様々なものを与えてもらいました。いまもまだ与えられ続けています。どこかで返さなければバランスがおかしくなります。

ただ返すのは万里の長城マラソンに対してではなく、万里の長城マラソンを走るランナーに対してです。

わたしと同じような経験をして、そしてまた万里の長城マラソンに帰ってきたくなるような環境を整えること。そのために何をすべきかを、とにかく終わった直後に考えます。

それがわたしが人生を賭けてやり抜きたいことにつながる道だと信じているから。

世界中からランナーが北京に集まり、民族や宗教や肌の色に関係なく繋がっていく。日本人と中国人があたり前のように友だちになれる未来がその先にはあります。

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国家同士はいろいろあると思います。でも民間人の一人ひとりが繋がっていくことによる力をわたしは信じています。

そのためには「北京に行きたい」「万里の長城マラソンを走りたい」そう思ってもらうことが最初のステップになります。そして一度訪れた人が「もう一度」となってくれる環境が必要です。

今回はそこまで含めて考えると「できていないこと」が多すぎました。その反省です。

滞在はあと1日ですが、あと1日しっかりと反省して気持も新たに帰国して2017年に向けて活動開始します。

でかいことを言いますが、100人が集まるための方向性は反省しながら見つけました。あとはどうやって100人に喜んでもらえるかのヒントだけでもつかんで帰国します。

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