でろ祭2013で世界5位になった河童のでろ祭レポート

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でろ祭2013、壮絶に情熱的で熱い闘いが2013年7月28日に伊豆で行われた。江間いちご狩りセンターに特設されたどろんこコースを駆け抜けるいい歳した大人気ない大人たち。過去の2回はヘッドスライディングによる距離を競う大会だったが、あまりに危険過ぎるということで今年からでろRUNタイムアタックに変更された。いちおう世界大会だ。他に同じ大会が世界にない以上、名乗ったもの勝ちだろ…なんて無粋なことを言う大人はここには集まらない。すべての参加者が世界一を目指して泥まみれになった1日だった。

泥なのになぜ「でろ」なのか。それは伊豆弁で「どろ」を「でろ」と呼ぶからだとか。主催者は一生懸命「でろ」を定着させようとしていたが、アナウンスの半分以上が「でろ」ではなく「どろ」になっている。今年から「でろ祭」と名乗りはじめたので、そこらへんは歴史の浅さというか、これから時間をかけて定着させていくのだろう。10年後には本当に世界の「でろ祭」になっている可能性は否定出来ない。

過去の大会、ヘッドスライディング距離で順位を競っていたとき、おいらの成績はあまりにもひどいものだった。河童の衣装ばかりが目立ち、結果が伴わない。根っからのビビリなおいらにはヘッドスライディングという行為がそもそも向いていなかったんじゃないかと今になって思う。

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ところが、今年からは障害物競走のようなもの。走ることに関してはそう簡単に負ける気がしない。いや、ひそかに優勝できるんじゃないかと思っていた。おいらは今でこそ長距離走者ではあるけど、実は瞬発系だったりする。それも超短距離の数mぐらいで力を発揮するタイプだ。ピラティスで鍛えた体幹と、ランニングで鍛えた持久力がそれに加わっている。自分で言うのはなんだけど、一般人でここまで鍛えている人なんてそうはいないだろう。

コースは距離にして30mぐらいで、前半は泥の中を走りすぐにドロの登り坂、障害物のイチゴの風船をくぐり抜けて、今度は下り坂。竹でできた障害物を潜水で潜ってゴールする。その間、イチゴの風船をずっと手に持っていなくてはいけない。ゴールでその風船をダンクシュートする。簡単そうに見えて、これが意外と難しい。泥に足は取られるし、坂ではツルツル滑るから。風船を持って潜水するのも大変で、けっこう多くの参加者が潜水時に風船が手を離れていた。

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さて、おいらはというと根拠のない自信のせいか、かなり良い感じのスタートダッシュ…と思いきや、数歩でシューズが泥に取られるハプニング発生。一瞬取りに戻ろうかと思ったけど、そのまま続行して、一気に坂を上り、下り坂を利用して泥に飛び込む。あっという間にゴール…と思いきや、想定よりもゴールが高くて1回空振り。完璧な走りではなかったけど、16秒2でその時点でトップに立った。

上位4人が準決勝を行う。なので、おいらは残りの走者の結果を待つのみ。一人、またひとりおいらの記録を塗り替えていく…最終走者が終えた時点で、おいらは4位で準決勝進出!と思ったら急遽参加した人に抜かれて脱落。しかもおいらの上の人は16秒1という記録なので、本当にちょっとした差。というか、わずかな気の緩みで逃したベスト4だ。悔やんでも悔やみきれない世界第5位です。

この大会は個人参加だけでなくチームの部もある。おいらは個人でしか参加してないけど、仲間の後輩が出ているので気持ちを込めて応援してました。その後輩の2チームが準決勝に残りボルテージは最高潮。準決勝からはちょっと感動すら覚えるレベルの闘い。相手もすごいし仲間の後輩もすごい。勝負は時の運というけど、本当にそんな感じで勝利の女神が微笑んだ相手チームが優勝したけど、どこが勝ってもおかしくないレベルだった。

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会場はタイムアタックだけではなく食べ物も売っているし、子どもたちが遊べるどろんこ広場もある。広場の写真を撮ろうと思ってどろんこ広場に行ったら、カッパのせいで子どもたちから泥の総攻撃を食らって写真どころではなかった…正直タイムアタックよりもこの子どもとの闘いのほうがタイヘンでした。他のコスプレメンバーも子どもにイジられて散々な目にあってたけど、それも含めて笑いの絶えないイベントだ。

童心に帰るというのとは少し違うけど、泥は大人になっても楽しい。いや大人だから楽しいのかもしれない。普段、むやみに清潔を保ち、汚れを嫌う生活とは正反対の世界。こんなに汚れてもいいんだという開放感がたまらなく心地いい。

きっと来年も開催されるだろう。興味のある人はぜひ参加してほしい。こんなにも面白いイベントはめったにないと断言しよう。おいらも来年は世界一を目指して出場するつもりだ。いや、順位なんてどうでもいい。最高のパフォーマンスで大会を盛り上げることができればそれでいい。結果よりも参加することに意義がある。ベスト4に入れなかったのは悔しいけどさ…

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