浅田次郎「一路」が中山道を駆け抜けるための先達となる

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いままだ読み途中ですが、早く次のページをめくりたくて仕方がない本が浅田次郎さんの「一路」です。発売当時から気になっていたのですが、ハードカバー価格は手が出ないのと今じゃない気がしてスルーしてたのですが、なぜかちょっと前に気になって、電子書籍koboで購入です。

いつも言っていることで、あまり誰も信じてくれませんが、本はいつも必要なタイミングで現れます。いえ、本だけでなく、ありとあらゆるものがそのとき必要だから出会うことになるとわたしは信じています。

あ、スピリチュアルとか神様とか仏様とかそういうのは全然興味はないですよ。ただ、いま読むべき本は必ず自分のもとに引き寄せられますし、例えばものすごく苦手なタイプの人と出会っても、それは必要があって出会ったのだから、なぜ引き合ったのかを考えます。

反対に縁がなくなる人というのもあります。いつも遊んでいた人でもパタッと会わなくなることがあります。それはそのタイミングでは反発し合う何かがあるのだと考えます。

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行雲流水

流れに逆らわずいいことも悪いことも意味があってそうなっている。執着しないこと、流されるままたどり着いたいまを大切にすること。これがわたしがいつも大切にしていることです。

少し話がずれました。「一路」です。この本の中身はまったく知らず、あらすじも知りません。浅田次郎さんが書いた本だから面白くないわけがない。浅田次郎さんと北方謙三さんの本は無条件で読みます。村上龍さんの小説も好きですが、電子書籍端末で読めないため、最近は縁遠くなっています。

きっといまは村上龍さんの本はわたしには必要ない時期なのでしょう。

「一路」を手にして驚きです。まったく内容も知らずにこのタイミングで開いたページの舞台はなんと中山道。もしこれを先月読んでいたら、小説の中に描かれた情景はまったく違ったものになっていたでしょう。

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五街道制覇をすると決めたのが昨年末。そしてそれをしっかりとイメージしたのが今年の奥州街道ランです。

いつかやるというのではなく、甲州街道はこの夏に行い、中山道は少なくとも来年の夏には走り終えているはずです。早ければ今年中に走っているかもしれません。

そんな決意を心に抱いているときに手にした本の舞台が中山道。これを偶然というのか必然と感じるのかは人それぞれですが、意味あって引き寄せていると信じているわたしには、五街道制覇の道が完全に開けたように感じました。

もはや江戸時代の中山道とは似ても似つかぬ道になっているかとは思いますが、その一つひとつの難所を思い浮かべながら読み進めていくと、ストーリーの巧みさもあってどんどん小説の世界に引き込まれていきます。

これまでまったく分かっていなかった中山道の宿場町も頭に入り、その道の全容が乾いたスポンジが水を吸うようにどんどんと頭のなかに入ってくるのです。まさにこの本は中山道を駆け抜けるための先達です。

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何の因果かわかりませんが、きっとわたしが五街道すべてを走りきるのは必然。その後にどんな世界がまっているのかはわかりませんが、「そうなるようにできている」ことだけは確信しています。

五街道の中でも中山道は距離も長いこともあって、陽の当たる東海道と比べてどことなく影が薄いのですが、中山道がなぜできたのか。なぜ東海道ではなく中山道を参勤交代するのか。そんな知識もどんどん頭に入ってきます。

そもそも参勤交代とは何だったのか、浅田次郎さんなりの解釈があるため、これまで当たり前だと思っていた世界観がぐっと広がっていくのがわかります。

まだ読み終えていませんが、きっと数日のうちに読み終えそうなので、その前に感想をと。

わたしはなぜか読み終えてしまうと、その本のことはどうでもよくなり、こうしてブログに感想を述べたりはほとんどしません。ランニング系や衝撃を受けたような小説であれば別ですが、読み終えたらもうそこでその本は役割を終えていると考えています。

最後のページを閉じたとき、その本は本ではなくただの紙を重ねただけの物になります。電子書籍ですとそれはもうただの0と1のデジタル信号以上の意味はありません。

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一度読んでしまえば、その本の中にあることは何らかの形でわたしの中で化学変化を起こして、血となり肉となっているはずです。もちろんすぐに変化が出るわけではありません。ちょっとした何かの判断をするときに、その本を読んだことによって、読まなかったときとは違った判断をする可能性がある。本を読むということはそういうことです。

人によってはそうではないかもしれません。ある本を手にしてとても感銘を受けて人生を大きく方向転換する。14,5歳ならありえる話ですが、41歳にもなって1冊の本に人生を変えられるなんて、そんな甘い生き方はしていないつもりです。

ただ、ちょっとしたことの判断が変わるということはあたり前にあります。いつもならイラッとして態度に出ているところが、その本に出会ったことで「まぁいいか」と笑って流せる。そういうことはよくあります。

繰り返しになりますが、それは人でも同じことで、ある人に出会ったことで生き方が大きく変わるということはありませんが、出会った全ての人がわたしのあらゆる考え方に影響を与えてくれています。

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いまこうして書いている文章も、わたしが書いているようで、実際はそうやって出会った人たちの影響を受けてこのようなひとつの文章として形になっています。

だから苦手な人でも避けないようにしますし、やたらと縁があると感じた人はその縁がもっと深くなるようにと、自分のできる最大限の努力はします。それで縁がなければそういうもの。

逃した魚のことをあれこれ悩んで、目の前にいる魚を逃してしまうようなことは避けたいところ。

さて中山道はまだ先ですが、この夏の8月11日から14日までは甲州街道ランです。4日間もいらない気がしますが、旅は道連れ世は情け。今度も一緒に走ってくれる人がいることを願って、余裕のあるスケジュールに。

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夕方まで走って河原でビールを呑んで野宿する(女性ランナーの方のこと考えていない案でもうしわけない)。そんな旅ランにしようかと思いますので、お盆休みの予定が空いている人はぜひ旅しましょう。

いきなり長い距離はこわいという人は、毎月ウルトラマラソン練習会と題してロング走の練習会を行いますので、ぜひ参加してください。今月は1月28日、そう今週の土曜日です。7時に日本橋から小田原方面に向かって旧東海道を走ります。

すでに数名の参加希望者から声をかけてもらいました。興味があればぜひ。冬なので日没までしか走らないのと、スピードはかなりゆっくりめです。

今回走れなくても、毎月基本的に第4土曜日に開催しますので、2月は25日に開催予定。都合のいいタイミングでぜひ一緒に走りましょう。参加費?もちろんそんなものはいりません。ゴール後の乾杯に付き合ってもらえればそれで十分です。


一路(上)
著者:浅田次郎
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