紙の本はもう必要ない【いまさら電子書籍の魅力について語ってみた】

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昨日のブログで「福士加代子」を読んだとお伝えしましたが、そこでも少しお話しましたが、紙の本しかないということに不便さを感じた1冊となりました。電子書籍に移行した頃は「やっぱり紙も捨てがたい」と思っていましたが、もう紙の本は必要ないですね。

もっと歳を重ねてから仕事も辞めて、何もすることがなくなったら図書館で紙の本を借りるという未来も考えられますが、今の私にとって紙の本は邪魔でしかありません。読み終えたらどうすればいいのでしょう?私は同じ本を読み返すタイプではないので、本棚に飾られるだけ。

20代の頃は、本棚に並んだ数百冊の本を見て悦に浸っていましたが、それはただのコレクションであり、自分がこれだけの本を読んだのだという自己満足でしかありませんでした。手放したのはそれに気付いたから……ではなく引っ越しで、新居に物理的に本が入らなくなったから。

数冊を残してすべて捨てましたが、そのことで困ったことは1度もありません。百歩譲って紙の本が必要だとしても、自分で所有している必要なんてありません。何度も読み返すタイプの人なら別なのですが、すでにお伝えしましたように私はそうではない。

今回感じたのは、紙の本はとにかくポータビリティが低いということ。物理的に場所をとりますし、重さもあるのでなかなか持ち出す気になれません。昔はあたり前のように数冊の本を持ち出していたのですが、電子書籍に切り替えてから専用端末ひとつだけ。

その中に何十冊も本が入っているわけです。クラウド上にはもっとたくさんの本が保管されています。これがすべて専用端末に入っているわけですが、何冊入れようと端末が重たくなることはありません。かばんの中で場所を取ることもありません。

もちろん紙には紙の魅力があります。ページ戻りが簡単で、引っ掛かっていたところに簡単に戻れるということ。電子書籍でも栞を付けておけばすぐに戻れるので、きちんと使いこなせば、電子書籍のほうが効率よくページ戻りできるケースもあります。

別に紙の本がなくなればいいと思っているわけではありません。それが好きだという人は多いですし、それについて私があれこれ言う立場にもありません。紙の本がなくなると本屋がなくなり、私の憩いの場が減ってしまいますので、むしろ紙の本にはがんばってもらいたい。ただ自分が買わないというだけ。

人間は持てる荷物の量が限られています。なのに、自分を万能だと思い込んであれこれ持ってしまう。何かに固執してコレクションしてしまう。もう何かを持っていることだけで評価される時代でもないのに、周りに評価されたくて買ってしまう。

それはそれで経済を回すことになりますので、私よりもよっぽど世の中の役に立っています。そういう人がいるから私のような物理的には増やさないようにしているタイプでも暮らしていけるわけです。これはただのバランスの問題。

とんでもない量の本を持っていたことがあるから、余計に思うわけです。手持ちの紙の本など少なければ少ないほうがいい。ゼロにする必要はなく、数冊の愛読書があるくらいは持っていてもいいかなとは思います。でもその本が私たちから自由を奪います。

形あるものというのはなかなか不便であり、維持するだけでも労力が発生します。データで持てるものはすべてデータ化すればいい。そしたら処分する側も簡単。私がいなくなったとき周りに迷惑をかけないためにも、これからもずっと電子書籍で揃えたいところです。

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