電子書籍端末「Kobo Aura 6」は日本で発売されるのだろうか?

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楽天の子会社のカナダKobo inc.が電子書籍端末「Kobo Aura 6」を発表した。発売は9月16日ということだけど、当然のごとく日本市場への投入は未定ということになっている。発売されるとされていた「Kobo Aura HD」もまだ日本で発売されていない。どういう理由があるのかしらないけど、楽天が親会社であるにもかかわらず、日本でのKobo端末がなかなか販売されない。KoboのAndroid端末「Kobo Arc」は日本で発売されることなく、なんと今回の「Kobo Aura 6」と同時に新端末の発表があった。以前の端末はなかったことにされた感が強い。

なぜ日本で発売したりしなかったりするのかはわからないけど、毎回発売を楽しみにしている側からすると徐々にオオカミ少年の心理になってくる。いや、オオカミ少年にだまされる村人の心理になってくる。どうせまた発売されないんだろと。心のどこかで発売されることを願いながら、「どうせ」と思うのは阪神タイガースが弱かったころのタイガースファンの心理ともいえる。「どうせ今日も勝てないんだろ」と言葉にしつつ応援してしまう。だから今回の「Kobo Aura 6」も期待はしているけど、どうせ楽天のやることだから信用しないほうがいいと思うわけです。だいたい発売が決まってるなら、同時発表するだろうに。

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おいらはKobo touchを使っている。いまの日本発売の最新端末はKobo gloとKobo miniだ。Kobo miniは手軽に小説を読みたい人の端末でとにかく小さくて軽い。これは派生製品のひとつと考えていい。なのでKobo touchの後継機種がKobo gloということになる。そして少し前に北米で発売されたKobo Aura HDも限定生産ということなので、派生製品のひとつ。そう考えると、Kobo Aura 6がKobo gloの後継機種とも考えられる。

ではKobo Aura 6はどこが進化したのだろうか。まず文字がきれいになっているらしい。これはそんなに重要ではないように思えるのだけれども、例えばiPadとiPad miniと比べると、どうしても文字のきれいなiPadを使うことになるし、Macを使ったあとにWindowsのPCを使うと文字の汚さに愕然とする。どうでもよいように思えて、人間の心理の深いところではどうでもよいわけではなさそうな気がする。212dpiと解像度Kobo gloと変わらないので、文字そのものはかわらないのだろう。

なにが違うかというと、残像が残りにくくなっているとのこと。電子書籍端末はE Inkという技術を使っているのだけど、この技術を使うとどうしても画面に残像が残る。なので数ページに1度、ページめくり時に画面を真っ白にする必要がある。これが結構うっとおしい。低フラッシュスクリーンという技術でほぼ残像が残らないということならば、読書環境にとってかなりのプラスになる。

データ容量もアップする。Kobo gloの倍だそうだ。3000冊も端末の中に格納できる。1日1冊読んでも8年以上読み終えるのにかかる計算だ。はっきりいって、普通の人にはそんな容量はいらない。自炊と言って漫画や小説なんかの電子書籍化をしている人にとっては嬉しい話だ。これまで多くの人が分解して中のメモリを交換していた。まぁ交換する作業が楽しいだけなので、Kobo Aura 6でも改造する人は相変わらず改造するんだろう。きっとおいらも改造する。

電池の持ちもよくなるらしい。1回の充電で2ヶ月以上利用できる。話半分としても1ヶ月は充電しないで使えるわけだからじゅうぶんだろう。タブレットやスマホの影響でバッテリーがかなり進化しているんじゃないかと思う。

ここまで書くとかなり欲しくなってくる。比較はKobo gloだったけど、おいらが持っているのはそれよりもかなり劣るKobo touchだ。買い換えない理由がない。最近はKobo touchで読むのがめんどうでiPod touchで読んでたりする。でも、本を無駄に増やさないという意味で電子書籍端末というのはかなり役立っている。Kobo touchが発売されて1年でかなり電子書籍が充実してきている。そして、紙の本よりも安く買える。クーポンがあるときは半額で買えたりすることもあるのだ。本をすぐに買ってしまう人が電子書籍端末を使わない理由があるなら教えて欲しい。

ここまでくれば電子書籍は日常に定着していくと思う。スタートでずっこけたKoboもかなり安定している。まだ電子書籍端末を持っていない人は、もし日本でKobo Aura 6が発売されたらぜひ購入の検討をしてみてください。思ったよりもかなり使えます。

もうおいらの頭のなかでは発売されることになってるなぁ。発売されなかったら…いや、そんなことは考えないでおこう。今回こそは発売されると信じて楽天からの発表を待とう。

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