Appleに革新がないからこそ立ち止まって考えよう

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あえて言うまでもないが、Appleの新製品発表会が開催された。今回はかなり期待していたが、その発表会は必要なのかと聞きたくなるほど意外性のないものだった。Appleに意外性を求めるのはもう無理なのはわかっているが、それでもどこかでこれまでとは違うAppleを感じられるのではないかと期待してしまう。今回発表されたのはiMacとMac mini、iPad AirとiPad mini3、そしてMacの新OSのYosemiteだ。

新しいiMacはすごい。5KのRetinaディスプレイだ。もはや意味がわからないが、とにかく美しく見えるのだろう。画面が美しく見えると作業が速くなるのだろうか?それとも芸術的な作品が作りやすくなるのだろうか。もちろん汚いよりはきれいな方がいいに決まっている。最高画質のMacを25万8800円で買えるのだ。必要な人にはすばらしい製品だろう。ただわたしは昔からiMacに興味がわかない。

わたしが期待していたのはMac mini。いまこのブログを書いているのはMac mini 2011だ。CPUがデュアルコアなので動画編集などをするとちょっと重たい。なのでクアッドコアのMac miniが出たら買うつもりだったのだ。ところが、今回発表されたのはすべてデュアルコアなのだ。そりゃ3年も経過すれば性能もアップしているだろうけど、微々たる性能アップで買い替えてしまうような物欲をいまのわたしは持ち合わせていない。

ここで真剣に悩んだ。クアッドコアのMac mini 2012を中古で買うかどうかを。すぐに買い換えるつもりはないが、11月にWindowsを手放してMacに一本化をするつもりで、その過程で今回は発表されたMac miniに変えようと思っていたのだ。今回発表されたMac miniの詳細な実スペックは少ししたらわかるだろう。ただ、基本的には買い換えないだろう。うっかり秋葉原で中古のMac miniでも見つけたら話は別だが、当面はこのMac miniで問題はない。

iPad Air2はiPad3から買い替えてもいいかなとは思う。iPad mini3はiPad mini2から買い換える必要性がまったくない。指紋認証なんて冬に指先が荒れるわたしには無用の長物でしかない。ただ、iPadを本当に買い換える必要があるかと考えると実に悩ましい。家にiPadとiPad miniがあるというのはシンプルではない。使い分けはしているが、本当に使い分けが必要なのかはもう一度よく考えなくてはいけない。一度iPadを手放してみるというのもひとつの手だろう。必要なら買えばいいのだから。

自分にとって理想のデジタル環境をもう少し明確にする必要があるのかもしれない。とにかくモノを減らすという視点にたち、本当に必要な環境は何なのかという問いを決して無視してはいけない。「欲しいから買う」では以前の自分と何も変わっていない。いまの環境でできないこと、困ったことがあるなら買うことをためらう必要はない。そして結論を急がないという姿勢も大切だ。とりあえず10月いっぱい検討することにしよう。

結論が出たらまた書くとしよう。革新的なデバイスは当分現れないし、コンピュータの性能も正直頭打ちなところがある。いまこの状況だからこそ、しっかり立ち止まって自分に必要な環境をよく考え整備していくとしよう。

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