台湾で美味しいものを食べる方法:「わたしのすきな台湾案内」とグーグルマップがあればいい

何度も台湾に行っていると、台湾には小籠包以外にも美味しいものがあることに気づきます。ただ飲食店の数があまりにも多すぎて、どのお店に行けばいいのか判断が難しく、適当に入ったお店が自分の口に合わなかったりすることがよくあります。そうなるとかなり悲しくなりますよね。

しかも台湾に通っていると、同行した友人から美味しいお店を期待されるのがプレッシャーになります。そこでおすすめしたいのがエッセイストの柳沢小実さんが出している「わたしのすきな台湾案内」です。この本とグーグルマップがあれば、まず間違いなく美味しいお店にたどり着けることができます。

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「わたしのすきな台湾案内」をおすすめする理由

「わたしのすきな台湾案内」は2017年の台南旅行前に購入した1冊でしたが、台湾のお店もたくさん紹介されていましたので、今回はこのガイド本に記載されているお店をベースにめぐりました。この本を活用した理由はシンプルです。柳沢小実さんが美味しいと感じるものは、わたしも美味しいと感じるからです。

味覚というのは個性があり、それぞれに料理に対する感じ方は違います。ですので、有名人や食通と呼ばれる人のガイド本であっても、必ずしも自分の好みに合うとは限りません。例えば小籠包といえば鼎泰豐(ディンタイフォン)が有名ですが、わたしは特別に美味しいとは感じず「普通に美味しい」くらい。

でも、人によっては「鼎泰豐が1番」なわけです。それは誰の味覚が優れているかという問題ではなく、個性のようなものであり、幼少期にどのような食べ物を食べてきたかによっても変わります。だから、ガイド本を使うときは、同じ「美味しい」を共有できる人のものを選ぶ必要があります。

ですので、人によっては「わたしのすきな台湾案内」だと満足できない可能性があります。ただ、台湾は小籠包だけではないということはわかってもらえるかと思います。小籠包一択の状態から抜け出せるという理由だけでも、持っておいて間違いのない1冊です。

お店が移転していることがあるので注意が必要

「わたしのすきな台湾案内」に掲載されているお店の中でも気になって、実際に足を運んだお店が次の7店舗です。

  • 忠南飯館
  • 田園
  • 陸光小館
  • 無名鹹粥
  • 祥記純糖麻糬
  • 傳統之最豆花堂
  • 一心水餃

台北で行けたのはこの7店ですが、いずれも驚くような美味しさでした。台北はどこに行っても美味しいので、もう「美味しい」くらいでは驚きません。でもこの7店はいずれも星を5つ付けてもいいくらいのクオリティで、ヘビーローテションしたいくらいです。

きっと原材料の質が日本とは違うんだと思います。肉も野菜も素材の味がしっかりしています。日本の食材は、生産性や日持ちを重視するからか、味が淡白なものが多いように感じます。 でも台湾の食材は卵ひとつでも主張してきます。だから、何を食べても美味しいのかもしれません。

このように、ハズレないというのが「わたしのすきな台湾案内」をおすすめする最大の理由なのですが、ガイドブックとして参考にするときに気をつけなくてはいけない点があります。それが「お店が移転していることがある」ということです。

台湾もコロナ禍でダイナミックに店舗がおかれている状況が変わり、移転したりリニューアルしていたりするので、本だけを頼りにしているとお店が見つからなくて困ることになるかもしれません。実際に台湾の友人に聞いたところ、陸光小館が別の場所に移転しているそうです。

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グーグルマップの評価もかなり参考になる

お店が移転していたり、「わたしのすきな台湾案内」の範囲外の地域に行ったときに便利なのがグーグルマップです。日本でも飲食店を探すときに参考にしている人もいるかと思いますが、台湾の評価は日本の評価よりも信憑性が高くて、高評価のお店に行って失敗することはまずありません。

使い方はとても簡単で、グーグルマップ上で食べたい料理の名前を入れて検索するだけ。例えば「豆花」と入れて検索したのが上の画像で、現在地近くにある豆花のお店が地図上に表示されます。それぞれのお店に点数がついているので、それを参考にしてお店を選ぶだけです。

台湾であれば4.5以上ならまず間違いなく、4以上でもハズレを引くことはまずありません。実際に豆花を食べたくなったときや近くにパイナップルケーキのお店があるか調べるときに重宝しています。グーグルマップの素晴らしいのは、まったくノーマークの名店に出会えるということ。

最終的には直感も大切

グーグルマップでお店を探すと「こんなところに、こんな素敵なお店が!」ということが多々あります。たとえばこのカフェは花蓮太平洋縦谷マラソン前夜にケーキを食べようということでグーグルマップでカフェを検索して見つけました。ただ、このクオリティになってくるとグーグルマップの評価がなくても直感で「いいお店」とわかります。

このお店のある交差点にはそれぞれの角に飲食店があったのですが、どのお店も気になる雰囲気がただよっていて、それこそ直感で「ここは行くべき」と判断。2軒はこのカフェのあとにはしごして、もう1軒は翌日に来店。全部美味しいお店でした。

豆花は台湾のどの街にもありますが、お店ごとにクオリティがまったく違います。限られた回数しか食べられませんので、こういう口コミ情報はかなり重宝しました。

直感だけで美味しいお店を探せたときはやっぱり嬉しいです。上記の祥記純糖麻糬も最初は予定に入ってなかったのですが、「ここには何かある」と思って最終日の夜に行ってみました。するとそこには超ローカルな夜市「延三夜市」がありました。

延三夜市は台湾に住んでいる人でもない限り、存在すら知らないような夜市ですが、地元の人たちにとっては生活になくてはならない日常使いの夜市でした。ちょっと信じられないくらいのお店の数。食いしん坊のアンテナがきちんと反応して、そこに美味しいものが集まっているともうテンションが最高潮。

もはや士林夜市に行く理由がひとつも見当たりません。こんなふうに、これはと思えるガイド本1冊(わたしの場合は「わたしのすきな台湾案内」)とグーグルマップ、そして直感を駆使すれば台湾ではローカルな美味しいものに出会うことができます。

ちょっと荷物になるかもしれませんが、ガイド本はデジタルではなく紙媒体がおすすめです。ぜひ本屋さんやAmazonで自分好みのガイド本を見つけて、旅のおともにしてください。

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