習慣としてランニングなどの運動をしないリスクを考える

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人生にランニングなんてなくてもいいと思うのですが、現代において習慣として運動をしないということは、とてもつもなくリスクの高いことだと、わたしは考えています。

いきなり何を言い出すのかと思ったかもしれませんが、2日前にわたしのランニングメニューを掲載したのですが、我ながら「なんでこんなに走るんだろう、プロでもないのに」と疑問に感じました。

でも、その答えは簡単でした。走らなければ弱っていくということ。体が弱っていくと病気やケガのリスクが高まります。個人事業主として働いている以上、生きていくためには健康でなくてはいけません。

インフルエンザにかかると、いくつものクライアントに迷惑をかけますし、大事な取材にも行けなくなります。大ケガをして走れなくなったら、マラソン大会やのレポートやシューズのレビューができなくなります。

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「生き抜くだけの体力が必要だから」これがわたしが走る最大のモチベーションです。

成功している実業家の人たちの多くは、どれだけ忙しくなっても、毎日運動する時間は絶対に確保しているそうです。彼らは健康はお金で買えず、自分で作り出すしかないことを知っているのでしょう。

1日1時間の運動を怠ったことで、その後に何億円も失う可能性があることを知っています。そのリスクを最小限に抑えるために習慣として運動をします。彼らにしてみれば、好き嫌い関係なく運動は最優先すべき仕事のひとつです。

これが一般の会社員になると、運動はプライオリティが最も低い分類に入ります。結婚して子どもがいれば、子育てのほうが優先されて、運動がまったくできなくなったという話はよく聞きます。

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まぁそうだろうなという気持ちと、それによって健康な体が失われていくということへの自覚のなさというのは、少し問題かなとは思います。走りに行くと奥さんに嫌な顔をされるというのもよく聞きますが、将来も健康で稼ぎ続けるには、今のうちから運動をする(させる)ことが重要です。

むしろ「家族のために走ってこい」と無理やり送り出すのがあるべき姿だと思います。でもランナーもその家族も、ランニングはただの娯楽のひとつとしか思っていないのでしょう。

ランニング以外のスポーツでも、わたしは全然かまわないと思います。ランニングはとても手軽で、相手も必要なくお金もそれほどかからないので、おすすめしているだけです。体を鍛えられる運動なら、テニスでも水泳でもかまいません。

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ただ、ランニングのメリットをもうひとつ挙げるなら「どこにいても、走って家まで帰ることができる」ということです。これは東日本大震災のときに、多くのランナーが実感したことではないでしょうか。

職場にいても、家までの距離が分かれば「走れば◯時間か」という思考になります。家族を守るために、走って帰るという選択肢ができます。走っていなければ、そこに留まることしかできません。

わたしは、会社はすべての社員に、年1回のフルマラソン出場(できれば完走)を義務付けてもいいんじゃないかと思っています。それが無理なのも分かっていますが、それだけで医療費が大幅に削減されます。大切な社員が病気で倒れるというリスクも回避できます。

ただ、ランニングなどの運動は体を作ってくれますが、過度な運動は体を壊します。フルマラソンのような強度の高い運動を行うと、体の老化が早く進みます。強度の高いランニングは活性酸素を体内でどんどん作り出しますので、そういう面ではランニングは有害です。

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インターバルをしたり、タイム走をしたり、マラソン大会に出たりするのは、命を削っているような作業です。

だから、運動はしないほうがいいという学者さんもいます。それでも少なくともわたしにとっては、それは「生きている」とはいえません。体に悪いからお酒を飲むなと言っているレベルで、バカバカしい話だと思います。

「人はパンのみにて生くるものに非ず」と言ったのはイエス・キリストだったでしょうか。

「喜びを捨てれば長生きできる」と言われて喜びを手放したら、わたしの両手には何が残るのでしょう。頑張りすぎるランニングは明らかに体には毒です。ただ、わたしの心には良薬です。

人生に喜びを与えてくれるのがスポーツです。そして、習慣化された運動が未来の自分を支えてくれます。だったら、運動をしない理由が見つかりません。

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もちろん世の中には運動が嫌いだという人もいます。運動をしたくてもできない人もいます。でも「忙しいからできない」という言葉に対しては順序が間違っていると言いたくなります。

忙しいから運動しなきゃいけません。「忙しいから命を削るのは仕方がない」そう言っているように、わたしには聞こえます。生きるために働いているのに、働くことで命を縮めてどうするのでしょう?

健康な状態でいつまでも働き続けたいなら忙しさを回避するか、忙しくても耐えられる心と体を作らなくてはいけません。

わたしなら迷わず前者を選びますが、会社員や会社経営者ですとそうも言ってられないかと思います。ではどうすればいいのか、その答えは言うまでもありません。


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