「待つ」ということ

  • 2019.04.04
  • (更新日:2019.11.13)
  • LIFE
「待つ」ということ

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朝ランを再開しました。もっとグダグダすると思ったんですが、やると決めたら意外とすんなり復帰できました。きちんと習慣化できていたからでしょうか。

再開してすぐに気づいたのは、やっぱり朝走ったほうが仕事の効率がいいということです。物書きという仕事のせいもあるのでしょうが、変に淀むこともなくスラスラと書けます。

なんとなく効率も集中力も下がっているなとは思っていたのですが、ここまで違うとは驚きです。

寝起きに30分走るだけでこんなにも変わるというのは、人体とはなんとも不思議なものです。きっと、あたり前にしている生活習慣を何か変えれば、また大きな変化があるのかもしれません。

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例えば、1日2食にしたり4食にしたり。あえて食事の時間をとらないという考え方もあります。食べたいときにつまむという感じで生活すると、これまで考えもしなかったような変化があってもおかしくありません。

自然界の動物はそうやって食事をしているわけですから。お昼の12時になったから「いただきます」をするわけではなく、食べたいときに食べるというのが動物のスタイル。

それは、ひとつの例ですが、当たり前と思っていることを変えていく。その先には意外な結果が待っている。いい結果もあれば悪い結果もあります。

でも因果応報です。理由のない変化はひとつもなく、原因と結果は常に結びついています。

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フルマラソンを2時間ちょっとで走れる人にも理由がきちんとあり、わたしのように3時間をどうしても切れない人にも理由があります。その理由をパズルのように読み解き、日々のトレーニングにフィードバックする。

わたしは「よく分からない」ものが苦手です。

苦手というよりも「惹かれない」と言ったほうが適切かもしれません。トレーニングでも、物書きでも「よく分からないけど真似ておく」ということができません。

何でもとりあえずやってみるというのがわたしのスタンスですが、例えばランニング用の手作りサンダルにワラーチと呼ばれるものがありますが、なぜそれで走るのかがよく分からないので、これまで1度も履いたことがありません。

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裸足じゃないならシューズでいいやんって思うわけです。

シューズはとても分かりやすいので好きです。設計者の意図があり、その意図に沿った走り方をすれば、シューズのポテンシャルを引き出すことができます。

例えば韓国という国も「よく分からない」ので行きたいとは思いません(1度行ったことがありますが)。韓国が嫌いというのではなく、ごく単純に韓国人の友だちがほとんどいないので、よく分からないままで惹かれないわけです。

中国や台湾には友だちがいるので、どんどん興味が膨らんでいきます。

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もちろん、よく分からないの先に想像していない未来が待っていることもあります。何をするにしたって初めての壁を超える必要があるわけですし。

でも、そういう初めて壁というのは引き寄せられるものであって、意図的に超えていくようなものだとは思いません。残りの人生の中で、韓国人の友だちができるタイミングがあり、そして韓国に通い詰めるようになるかもしれません。

それを否定するつもりはありませんが、きっかけもないのに自ら前に進むというのはわたしのスタンスではありません。

基本的にわたしは「待ち」タイプの人間です。自らアクションを起こすことはほとんどなく、誰かが起こしたアクションや、偶然であった何かに対してリアクションをしながら前に進みます。

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だからわたしは大成しないんですが、成功者になりたいわけではないので、これはこれでいいと思っています。少なくともそのやり方で43年もやってきたわけですから。

わたしは変化することを好みますが、自ら変化していけるほど器用な人間ではありません。だから、そのときをじっと待ち続ける。上昇気流がやってくるのを見逃さないように待っている鳥のように。

グルテンフリーも腸内細菌も、待ちだったところに転がり込んできたキーワード。

この2つはわたしの食生活に大きな変化をもたらしました。まだ結果には繋がっていませんが、きっとやる意味があることだと革新しています。それが正しいかどうかは来シーズンのレースで分かるはず。

待ちの人間なので、そこそこ気は長い方。どんな結果が出るのか期待しつつ、この変化を楽しもうと思います。


「待つ」ということ
著者:鷲田 清一
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