小田急線沿線で家賃が安い鶴巻温泉駅周辺の生活環境

わたしは家賃2万円のアパートの住民です。正確には家賃が1.7万円で、共益費が3千円と保証料が200円で20,200円。そういえば家賃や共益費って消費税がかからないんですね。それはともかく鶴巻温泉にはこういうアパートがいくつもあります。

Yahoo!不動産で「鶴巻温泉 家賃2万円以下」という条件で検索したら、なんと98件も物件が出てきました。うちのアパートの1階も2年以上も空き家ですが、リフォームをしたので家賃は2万円の共益費2,000円。

こんな物件がゴロゴロあるのに、なぜみんな都内で高い家賃を払っているのだろうと疑問に思うわけです。というわけで今日は久しぶりに鶴巻温泉をご紹介します。

目次

新宿から約1時間の立地

東京まで遠いか近いかでいえば遠い。新宿まで快速急行なら最速で1時間4分。通勤圏といえば通勤圏ですが、職場の場所にもよりますがドアツードアで往復3時間を移動に使うと思うと良い場所ではありません。ただし、新宿まで座っていけるというメリットはあります。

終電は早めで、わたしが都内で飲むときには23時で引き上げるようにしています。ラン仲間と飲むときには1番最初に帰ることになります。なのに、家に着くのは一番最後だったりして……まあアクセスはよくありません。絶望的とは言いませんが。

駅から徒歩5分程度の物件も多いのは数少ないメリットです。隣駅の東海大学前まで歩けますし。ギリギリ関東平野なんです。鶴巻温泉や東海大学前までは。秦野駅まで行くと盆地なので夏は暑くて、冬は寒いんですが、鶴巻温泉は平地なので穏やかです。

その気になれば海までも走れます。すぐそこが平塚市ですから。ただ平塚まで電車で行こうとすると大旅行。平塚に仕事で通っていたときは、伊勢原駅からバスに乗っていました。縦のラインが弱いんですよね神奈川は。

鶴巻温泉はそんなところにあります。

鶴巻温泉は娯楽のない町

鶴巻温泉駅にあるものを思いつく限りリストアップしていきます。

  • 横浜銀行ATM(2ヵ所)
  • 中栄信用金庫
  • 郵便局
  • ファミリーマート(2店舗)
  • パチンコ
  • 薬局
  • や台ずし
  • 美容室
  • スーパー
  • 鶴巻温泉病院
  • 唐揚げ屋
  • 居酒屋
  • 温泉施設

以上です。いや、もう少しありますが大体こんな感じです。居酒屋は数件あります。気に入っているお店にばかり行っているので、他のお店はよくわかりませんが「安くてうまい」が基本です。

はっきり言って何もありません。「ちょっとコーヒーを飲みに行こう」なんてこともありません。外食するにもランチ営業のお店も限られています。本屋もないですし金融機関も乏しい。要するに楽しみが何もない街です。

もちろんメリットがあります。遊ぶことがないからお金を使わないということ。基本的に自宅仕事の期間は食費以外にお金がかかりません。貧しいフリーランスにしてみれば素晴らしい環境です。

国内トップクラスのランニング環境

わたしが鶴巻温泉を気に入っている最大の理由が、ランニング環境が最高だという点です。まずアパートから山の入口まで1kmくらいしかありません。駅からですと500mくらいでしょうか。あまり行きませんが、そこから大山まで登山道がつながっています。

そして600mくらいのところには大根公園があります。この公園は約1kmのランニングコースがあり、陸上トラックのように舗装されているので裸足で走っても足裏が痛くなりません。昨年24時間裸足チャレンジをした公園です。ちなみに大根公園にはプールもジムあります。

公園は人が多いので、ポイント練習は別の場所で行っています。東に500mくらい行くと田んぼだけしかない場所があり、そこでインターバルトレーニングをしています。舗装されていますし、直線400mが余裕で取れます。

坂道練習をする場所もあります。国道246号線の善波峠のコースが片道2kmで100m上がりますので傾斜は5%。細い歩道を走りますが、人や自転車とすれ違うことはほとんどありません。しっかり追い込みたいときに使います。

負荷が大きいのであまり行きませんが、東名高速道路沿いの道はアップダウンがあり、東海大学駅伝部の選手と思われるランナーがトレーニングしていることがあります。

これほどランニング環境が整っている場所は、きっと国内を見渡したってそう多くはないと思います。ランナーでない人には1ミリも魅力に感じないかと思いますが。

厚木まで行けば仕事はある

鶴巻温泉にはおそらく仕事はあまりありませんが、厚木に行けば仕事はかなりあります。こういうタイミングですので募集を止めている会社が多いかもしれませんが、落ち着けば求人が再開されるはずです。仕事がなくて生活ができないということはないはずです。

もちろん希望の仕事に就けるとは限りませんが、少なくとも食いつなぐことはできます。東京で高い家賃を払って仕事がないというよりは、よっぽど豊かな暮らしができるはずです。もちろん自宅でフリーランスの仕事をしてもいいわけです。

わたしはライティングがメインですが、ライティングの仕事が薄いときにはウーバーイーツの配達をしに都内まで行ってきます。さすがにそれは非効率ですが、鶴巻温泉が心地いいので余程のことがない限りしばらく動きはしないはずです。

非課税所得帯なので、そもそもアパートを新規に借りられないというのもありますが。

穏やかに生きたいなら鶴巻温泉もありだと思う

人生に何を求めるかは人によって違うと思います。東京で旗を掲げたい人もいるでしょう。有名になったりいわゆる成功者になりたいなら東京を主戦場とすべきです。でもそんな野望もなく、自分の好きなことをして面白おかしく生きたいなら鶴巻温泉はありだと思います。

刺激的なものがなくても、自分の楽しめること、やらなくてはいけないことで時間が埋まっていくなら何にも問題ありません。むしろ、自分のやりたいことだけに時間を使えるわけです。こんな充実した生き方があるでしょうか?

それでいて1時間ほど電車に乗れば大都会です。日帰り温泉もあって、平日なら500円で入浴できます(休日しか行ったことがありませんが)。自然豊かでストレスも少ない。人も穏やかで都内みたいにイライラしていません。

誰にでもおすすめというわけではありませんが、なかなかの楽園だと思います。穏やかに暮らしたいランナーなら間違いなく気に入ってくれるかと。反対に暇を持て余すタイプの人は向いていません。

新型コロナウイルスの影響で都内での生活が苦しくなるのがわかっているであれば鶴巻温泉や東海大学前に引っ越してくるのもありですよ。会社に所属している間は賃貸の審査も通りやすいので、退職になる前に引っ越すのがポイントです。

もし気になるというのであれば、街の案内くらいはしますので連絡ください。わたしの部屋の1階も空いてますよ。だからどうということはありませんが。

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