裸足ランニングとピラティスの融合〜学びと気付き〜

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ピラティスをしていると、体へのアプローチの仕方が複数あるのだと気付かされます。同じ足を持ち上げるにしてもどの筋肉を意識するか、他の筋肉や体の姿勢をどう保つかで、使われる筋肉がまったく変わってくることに気付かされるのです。それらの気付きをランニングに反映させる作業がわたしは好き。もちろん、まったく見当違いな場合もあります。それでも、新しい走り方を見つけたときはこのうえなく嬉しい気持ちになるのです。

前回のピラティスでは講師の先生が代行で、いつもと違う先生でした。そういうとき新たな発見が多いのですが、決していつもの先生がよくないとかそういうことではなく、いつもの先生のベースがあるからこそ新しい気づきがあります。同じ先生に習い続けることで、ブレない軸のようなものができ、その視点から別の先生のアプローチの仕方を学ぶことで気づきがあるのです。何事も同じですが、基礎が出来ていないとその先には進めないものです。

今回の気付きは体の周りを外旋させるというものでした。

言葉ではうまく説明できないのですが、まずまっすぐに立ちます。そこで肩を動かさず手のひらを外側に回します。同じく足裏の位置はそのままで太ももも外側に回します。すると背中を中心に後ろから押される感覚になると思います。肩甲骨で背骨を押し出し、おしりの筋肉を外側から内側に絞って恥骨を押し出す感じです。その感覚を維持して歩いてみてください。推進力を感じられると思います。しかも上下のブレが少ない。

これを裸足ランニングに取り入れてみるつもりです。面白いほど前に進みます。上り坂でまったく足が疲れません。まだスピードを出すことができませんが、体に無駄な力を入れずに前に進めるので24時間マラソンやウルトラマラソンに活かせるかもしれません。もっとも、意識はできてもこれまで使っていなかった筋肉に刺激が入るので、この走り方でそれなりの距離を積む必要があります。

これが正しい走り方なのかどうかは実践で試すしかありません。幸い、次の日曜日は裸足の全日本選手権で翌週は黒部のフルマラソンを裸足で走る予定です。長い距離にも対応できるのか、色々と試してみたいと思います。

自分が感じたままに体を動かす。これが裸足ランニングの醍醐味だと思います。常に体と対話しながら走るのです。体のどこかに異変を感じたら、それとは別の筋肉に話しかけ、フォローできるのか相談しフォームを変えながら走る。こういうことはシューズを履いていたころにはできなかったことで、ピラティスを学ぶ前にもできなかったことです。

裸足ランニングを始めたころに学び始めたピラティス。5年近く経過してようやくひとつに融合されてきました。きっとこれからも新しい気づきがあるのでしょう。そしてわたしの走りも変わっていくのでしょう。その先にある景色が楽しみでしかたありません。

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