ウーバーイーツの配達レポート【土曜日の半日配達】

意外と人気のあるウーバーイーツの配達関連の記事。そういえば実際に運んでいるときの話ってそれほどしてなかったなと思って、何を考えながら動いているのか、先週の土曜日の配達を例にしてお話しようと思います。

これから配達を始めるという人の参考になればいいのですが……まぁ読み物としても面白くなるようにがんばって書いてみます。なにせ記事化するつもりがなかったので写真も撮っておらず、文章で魅せられるかどうか。

目次

スタートは日比谷から

この日はRUNWAYの練習会。品川のランキューブが再開しないので、現在は日比谷公園周辺で練習会をしています。練習会を終えてすぐに乗りたいところですが、基本的に注文が入るのは11時以降。そして終了する15時まで休憩なしで運ぶのもあって、ドトールでちょっと早い昼ごはん。

日比谷にはレンタサイクルの拠点があるので、食後すぐ10時30分にスタートします。すぐに注文を受けたいなら新橋から月島方向に行くのがベストですが、帰りが面倒になるので、この日は赤坂方面を目指すことに。

注文がどれくらい入るかわからないから、赤坂→六本木→目黒→恵比寿→新宿というような流れで新宿で終われたらいいなと。2週間前に赤坂のスターバックスから注文が入ったので二匹目のドジョウ狙いでもあります。

ランチタイムやディナータイムであれば、赤坂や六本木はかなり注文があるエリア。ただこの日はやや早すぎたのか、六本木まで行っても注文が入らず。しかもかなりの数のウーバーイーツ配達員がいます。「今日は無理かな」と思いつつ、麻布十番方面に移動。ここも待機者が多くスルーして広尾に向かうことに。

その途中で1回目の注文が(ここまで40分経過)。

最初の注文は麻布十番

注文が入ったのは麻布十番のファミレス。さっき通過したじゃないかと思っても口に出さないのが配達員。でも待機者がかなりいたから、きっとこれは現金案件。現金案件は面倒で受けていない人もいるけど、わたしは気にせず受けています。

配達員が増えて、現金案件を受けないとやってられない状況なので。

ただ今回は1本目からトラブル。アプリの地図に従って行ってみたら、そこは港区役所。アプリのバグかなんかで住所をきちんと入力しても、位置情報が区役所になることがあり、そこまで行ったのに2kmほど麻布十番方面に戻るという……

それだけならいいのですが、区役所に近づいたところで次の注文を受けており、面倒な状況。とりあえず1人目のマンションを自力で探し出して、配達完了。2本目に受けたのが麺類だったので、ここから戻ると10分以上かかるのでキャンセル。

せっかく注文が続いたのに……と思ったら、すぐにまた麻布十番のファストフードから注文。ファストフードは配達距離が短いからありがたいし、さらにすでにピークに入っており175円のプラス。かなり楽な配達。本来なら1本目も楽だったのですが。

2本目の配達先が南麻布だったので、そのまま目黒方面に流れようと思ったら、天現寺橋の交差点で恵比寿のお店から注文。恵比寿なんて配達員が多そうなのですが、注文が溢れていたのかもしれません。まぁ遠くもなく近くもなくの距離なので受けます。

本拠地の目黒をベースに配達

恵比寿で受けた注文の配達先が中目黒。このエリアは勝手知ったるエリアなのでスムーズに運びます。ただそこからどこに向かうかが悩ましいところ。渋谷方面で面倒な案件を受けるかどうか。

ちなみにここまで現金案件が1件と、玄関前に置いておく案件が2件。玄関前に置いておく案件は好きじゃないです。食べ物を床に置くのも嫌だし、人と人とのコミュニケーションもないし。人に会わないんだったら自宅仕事と面白さはほとんどないですし。

3本目の配達を終えて、向かったのは渋谷方面ではなく本拠地としている目黒。わたしの中で困ったときの目黒というか、ここを拠点にかなり稼がせてもらっています。お店の数もそれなりにあるけど配達員があまり多くないので、ピーク時はそれなりに仕事が回ってきます。

こういうことを書くと目黒に人が集まるのですが、それはそれで構いません。もう東京に穴場の拠点なんてどこにもありませんから。

居酒屋のお弁当を740m先まで運んだ次は、ファーストフードを1.1km先まで。ここで注文が一旦切れて、10分ほど休憩。目黒は注文が入りやすい休憩スペースを知っているのでこういうときに便利。本拠地があるというのはそんなメリットもあります。

休憩していたら6本目にラーメン屋さんから注文。この配達先が五反田のタワーマンション。タワーマンションは面倒ですが、この日は気温も高かったのである意味天国……ただし、五反田まで飛ぶと目黒には戻ってくるのは至難の業。

さよなら目黒。

五反田は遠くへ飛ばされる危険地帯

タワーマンションに入る前に次の注文が五反田の居酒屋から。タワーマンションはロスが多いので普段なら配達前に次の案件を受けないようにしているけど、この日はどうも調子がいいので受けておきました。運良くタワーマンション滞在も6分とスムーズ(長いときは20分以上かかる)。

7本目の人気の居酒屋チェーン店でしたが、こういうお店もデリバリーやテイクアウトもしなきゃいけない状況に、新型コロナ前後で世の中が大きく変わったなと思う点。でもそういうのが増えたから配達員もやっていけるわけで……

ただ五反田はあまり好きじゃない。遠くに飛ばされる可能性があるから。案の定、居酒屋からは南品川へのデリバリー。このあたりは線路と川が多くて地図を見ないと行けないのが面倒。2kmちょっとの距離なのに15分もかかりちょっとバテ気味。

この時点で14時前。まだ1回しか給水しておらずちょっとよろしくない。ただ、自転車の制限時間である4時間が近いので、まずは自転車の交換。都内の赤チャリレンタルはウーバーイーツからの申込みで月4,000円。4時間までは交換なしで乗り続けられるけど、それ以降は追加料金が発生する。

だからいいところで乗り換えなきゃいけない。乗り換えて品川方面には行きたくなかったのでまた五反田に戻り。その途中で五反田のアジア料理から注文。これが高輪方面。配達前に2回目の給水をして8本の配達完了。14時30分になっていたので、終了してもいいかなという感じで恵比寿方面へ移動。

ウーバーイーツ配達は終わり時が肝心

恵比寿にはレンタサイクルのポートがあるので、注文が入らなかったらそのまま終了にして夕ごはんにするつもりが、駅手前で韓国料理店から注文が入って、それを目黒近くまで。これがかなり悩ましいところ。目黒に移動してもう1回注文を受けたくなる。

15時以降でも目黒なら粘れば1時間に1〜2件受けられる。ただ、わたしは1日の食事を16時までという制限をかけているので(強制力はない)、食事を優先して9本目の韓国料理のデリバリーで終了。ここまで4時間30分で45kmの乗車。5,378円の収益でした。

最後の配達でようやく手渡しで、満面の笑みで渡したらちょっと変な目で見られました。笑顔がウリなんですが……まぁこのご時世、手渡しを避けたいのはわからなくはないです。

それはともかく、やはりウーバーイーツは終わり時が肝心です。働けば働くほど稼げますが、それだけ体力を奪われます。判断もミスってしまうので事故の確率が高くなります。事故は確率論で起こるもの、疲労時は確率が高くなるので自分を追い込むようなデリバリーはよろしくない。

あとはエビスビールを飲みたかったというのも本音。恵比寿ガーデンプレイス近くのポートにレンタサイクルを返却して、そのままビアホールと思ったのですが、生ビール半額だとかで人が並んでいたので回避。

伊予うどんの恵比寿 山半で生ビールと松山鍋焼きうどん。この仕事の後の1杯のために働いているわけです。

そして世界一の酒を見つけました
それは必死で働いた後の酒です
by Mr.Children

ライティングの仕事をしていると、この歌詞の意味がわからないのですが、ウーバーイーツの配達をすればわかります。必死で配達した後の酒は最高です。この世界一のお酒を飲むためにも、ちゃんと切り上げるタイミングで終わらせること。これが長続きのコツです。

とまぁこんな感じで半日の配達を終えました。通常であればランチでお酒を飲まずに、このあと17時から配達をしますが、この日は帰ってやるべきことがあったので昼の部だけで終了。こういう働き方ができるのもウーバーイーツのいいところです。正直半日働くくらいがちょうどです。

翌日に疲労を残しすぎないという意味でも。

いずれにしても頑張りすぎないことです。昨日まで放送されていた乃木坂46時間テレビで乃木坂46の松村沙友理さんが、配達の疑似体験をしていましたが、かなり疲れていたようです。まぁアイドルだから仕方ないですよね。ただ、いつもは注文するばかりで、配達者の苦労がわかってよかったとのこと。

正直この季節の配達は楽ではないです。それでも喜んでくれる人がいる。誰かの役に立っているという感覚は嬉しいものです。その感覚を手にしてみたいという人がいれば、ぜひウーバーイーツ配達をしてみるといいです。少なくともいい人生経験にはなりますし、乃木坂46のメンバーに配達することもあるかもです。

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