2回目の非常事態宣言はある?ランナーとしてどう備えるべきか

東京の新規感染者数が、また100人以上になりました。数日前から言われていますように、確実に増加傾向にあります。以前までとはいろいろと事情が違うということもあって、東京アラートなるものも2回目の非常事態宣言も様子見となっています。

個人的にはもう少し早く100人を超えると思っていましたが、最初の非常事態宣言解除から約1ヶ月。この段階での判断がとても難しいのだろうなと思います。まだ経済を止めたくない。でもどこかで線引が必要。とても悩ましいところです。

目次

2回目の非常事態宣言が難しい理由

100人の新規感染者が出たことで、これからまた右肩上がりで東京の新規感染者数が増えていくのでしょう。これはもう避けられないことで、減らすには以前と同じように自粛要請が必要になります。そうすれば減っていくことはすでにわかっています。

でも、減ったところで解除してもまた増えるので、3回目の非常事態宣言をしなくてはいけなくなります。国の対応が悪いと叩かれるのは間違いありません。そうなると2回目の解除はかなり慎重にならざるを得ません。おそらく新規感染者数が0人になってから1ヶ月くらいは自粛しなくてはいけなくなります。

それでも完全に消えることはなく、どうやってもお手上げ状態になるのは、頭の足りないわたしでも容易に想像できます。

要するに2回目の非常事態宣言は終わりなき戦いの始まりを意味します。それも新規で大幅に増えているのが東京などの一部の地域だけ。そうなると全国的に宣言を出すのは賢くありません。おそらく首都圏と一部の地域だけなんらかの宣言が出るはずです。感染者が増えていないエリアは、これまで通りの生活を続けて経済を回す。

ではどうやって首都圏を封鎖するか。その方法について議論している最中なのでしょう。物理的に封鎖するのか、それともまた「要請する」のか。物理的というのは、高速道路の封鎖と電車の運休くらいしかできず、道を完全に塞ぐことはできません。

しかも高速道路も鉄道も物流を考えると現実的ではありません。

  • テレワークに戻してください
  • 首都圏からは出ないでください
  • 飲食店は営業時間を20時までにしてください

こんなところでしょうか。すべて要請になります。でも困ったことに東京は選挙があります。非常事態なのだから選挙なんてしている場合ではないと思うのですが、超法的な措置がとれないのが日本という国の難しいところ。

いずれにしても、簡単には2回目の非常事態宣言も首都圏封鎖も簡単ではなく、偉い人たちが頭を悩ませているのでしょう。2回目の非常事態宣言の解除するシナリオを決められない限り、宣言に踏み切ることはできません。

終わりなき戦いのなかでランナーはどう備えるべきか

非常事態宣言をどうするか、東京アラートをどうするかはわたしたちには関与できません。決められたとおりに動くしかありません。非常事態宣言や東京アラートが出ないのであれば、感染するリスクを負ってこの状態を続けるしかありません。

ただ、それ以外のところで人が集まるのは難しくなるのでしょう。グループランが徐々に再開されていますが、現状からすれば5人くらいまでにしておいたほうがいいような気がします。理想は非常事態宣言が出ていたときと同じように、単独走をすることです。

いずれにしても、首都圏では遅かれ早かれ非常事態宣言時と同じような状態になります。日本がノーガード戦法を選ばない限り、終わりなき戦いはどこかのタイミングで始まります。だから今のうちに仲間と走るというのもありですが、賢い選択ではありません。

今のうちにランナーが備えることがあるとすれば、それは通気性の良いマスクを手に入れるくらいかもしれません。おそらくランナーに対する目はこれまでよりも厳しくなります(理不尽にも)。別にランナーが悪いわけではないですが、良くないイメージがついているのでこれを払拭するのは簡単ではありません。

そうなると走っているときにマスクをしていないと、それだけで攻撃を受ける人も出てきます。特に都内は「ランナーはマスク着用」というプレッシャーが強くなるので、それに備えておくのは重要です。でも間違ってもユニクロのマスクを買ってはいけません。

通常使用ならユニクロのマスクでもかまいませんが、通気性が良いわけではないのでランニングには不向きです。通気性が良かったらマスクの意味がないと思うかもしれませんが、個人的にはただのエチケットでしかないと思っており、マスク「のようなもの」をしているだけで十分だと考えています。

特にこれからの季節は通気性の悪いマスクで走るのは自殺行為です。ランナーじゃない人は「走らなければいい」と言うのでしょうが、ほどよいジョギングは免疫力を高めます。運動不足は体脂肪を増やしますし、ストレスも溜まります。非常事態でも走ることは無意味ではありません。

ランニング用のマスクを入手すること。そして再度の自粛に備えて必要なものを買い揃えておくこと。何が必要なのかは人によって違うので、細かくは言いません。ただ今のうちに必要なものを揃えておきましょう。もちろん無駄遣いはNGです。基本はお金を使わないことです。次は長期戦になりますから。

2度目の非常事態宣言もしくは首都圏封鎖もなかったらどうするのか?別に損をするわけでもないのでいいではないですか。備えというのはそういうものです。何も起こらないのが1番です。でもその道筋が見えないから、早い段階で備えておく必要があります。

会いたい人がいるなら今のうちに会っておきましょう。

モチベーションは必要なくランニングを習慣化する

マラソン大会もありませんし、これから日中は気温が高くなりランニングには適しない季節になります。このためどこかで走るのを諦める人が出てくるかもしれません。それはそれでかまいませんが、できることなら習慣化してもらいたいところ。

朝起きてすぐに走りに行くか、夕方以降に決めた時間に走り出す。仮に長期戦になるなら健康な体を維持することがとても難しくなります。活動量はどうしても落ちてしまうことはこの数ヶ月のデータではっきりしています。

だからランニングを習慣化して、毎日短い時間短い距離でもいいのでコツコツ積み重ねる。半年後、1年後の自分のために。

そのために走りやすいマスクを買っておくといいと思います。わたしは……マスク嫌いですし、鶴巻温泉くらいまでくると東京ほどの「マスク着用プレッシャー」がないので、まぁほどほどに備えておきます。ウーバーイーツ配達用に買おうかなとは思っていますが。

先は見えないのでモチベーションは下がります。これはマラソン大会を走っていたほぼすべてのランナーがそうだと思います。でも、しばらくは自分の向上ではなく、自分の安定のために走る。そういう頭の切り替えが必要かもしれません。思考を変えるのは簡単ではありませんけどね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次