2度目の緊急事態宣言に思うこと【何も変わらず活動を続けていく宣言】

  • 2021.01.09
  • (更新日:2021.01.08)
  • LIFE
2度目の緊急事態宣言に思うこと【何も変わらず活動を続けていく宣言】

私が想定していたよりも、遥かに時間がかかりましたが、1都3県に2度目の緊急事態宣言がありました。いきなり横道にそれますが、「緊急事態宣言が発令された」と表現しているメディアが多数なのですが、「宣言」が「発令」されるというのはどういうことなのでしょう。

手元にある岩波国語辞典【第八版】によると、宣言は「意志・方針を他にもわかるように表明すること」となっており、発令は「命令・辞令などを出すこと」とあります。宣言は命令でも辞令でもないので「緊急事態宣言が発令された」という表現は適切ではありません。

どのような言葉が適切なのかはわかりませんが、今回のような強制力ものない宣言に対して「発令」とするのは、物書きとしてどうなのだろうかと思うわけです。まぁどうでもいい話です。今回の緊急事態宣言で何が変わるかというと、体力のある飲食店は20時で閉まり、余裕のない飲食店は深夜まで営業するだけ。

1日あたり6万円の補助が出るということなので、それで家賃などの経費をまかなえるお店も休むはずです。UberEatsの配達もそれなりに影響を受けるのでしょうが、わたしは安全のために19時以降の配達をしないようにしているので、基本的には関係ありません。

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これで何が変わるのか、感染拡大を防げるのかはデータが何もないのでわかりません。政府はあらゆる角度から検討を行い、最適と考えられる一手を打ったのだとすれば、おそらく1ヶ月後にはいい結果が出ているはずですが、何かに忖度をしていたとすれば結果は出ず、途中でさらなる方針を示すことになるかと思います。

こういうときに政府を批判しても1円にもなりませんので、わたしは自分のおかれた環境で、何をするのがベストなのかを考えます。今回でいえば、20時以降の外出を控えればいいというのが、正しいかどうかは別として政府からのメッセージになります。

ですので、UberEatsの配達は19時で切り上げればいいだけですし、毎週土曜日に開催している練習会は問題なく継続開催できます。練習会は緊急事態宣言が出れば中止にするつもりでしたが、そこまでの緊迫感は伝わってきませんでしたし、何よりも宣言からはそこまでは求められていないことわかります。

イベントも5000人を上限に1万人以下の場合は、収容率50%を上限とするとしていますので、数人が参加する程度の練習会に問題はないということです。実際にプロ野球でもJリーグでも観客としてのクラスターは発生していません。結局のところ、身体的接触もしくは会話による飛沫感染がほとんどなのでしょう。

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マスクがいるいらないがまた議論になりつつあり、マスクなんて意味がないなんて言っている人もいますが、少なくとも飛沫感染を防ぐことは可能です。わたしもマスクは好きではないものの、論理的に考えて効果があると思っているから着用しています(おしゃれを楽しみつつですが)。

結局のところ、宴会だけを避ければほとんど問題ないということなのでしょう。あとは家庭内の感染ですが、ここはそもそもどうやって家庭内に持ち込んだかというところが問題なのであって、家の外での感染を防止すれば家庭内での感染はそもそも発生しません。

では、みんなが宴会をやめるかというとそんなわけもなく、いまさら緩んだ糸が何もせずに張るなんてことはありません。Go Toキャンペーンで緩みまくった糸はもう元には戻りません。街に出て配達をしていれば、それが強く伝わってきます。

春にみんなが自粛したのは、恐怖心があったからです。よくわからない相手に対する恐怖心、志村けんさんなどの著名人が亡くなったことでの恐怖心などがあり、みんなが臆病になったから外に出ることを躊躇いましたが、今は新型コロナウイルスについてある程度の知識があり、怖がる人が減っています。

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その知識が正しいかどうかはわかりませんが、少なくともGo Toキャンペーンを行ったことで「その程度の問題なのだ」と思ったことは間違いありません。今回も前回と同じように自粛してもらうなら、前回以上の恐怖を与えることが必要ですが、きっとそこまではできないでしょう。

とてもシンプルな話です。20時以降にお酒を飲めないなら、早い時間から飲み始めればいいだけのこと。きっと平日の宴会は減りますが、土日の夕方から飲み会が始まるだけのこと。多少は新規の感染者が減るかもしれませんが、以前の状態には戻らない気がします。

そんななかでわたしはどうするのか。基本的には何も変わりません。ライティングの仕事があれば自宅で働きますし、なければUberEatsを使ってトレーニングをするだけです。旅に出ることはありませんが(16日の東西対抗東海道53次ウルトラマラソンの再挑戦を除いて)、それ以外に何かを抑えることもありません。

もっと切実さのある緊急事態宣言なら変わったかもしれませんが、どうも「出さなくてはいけない雰囲気だから出した」感があり、素直に従う気にはなれません。だから都内で配達もしますし、練習会も行います。もちろんすべてが自由というわけではありませんが。

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