甥や姪に何かをしてあげたいという感情【次の世代に対してできること】

4年ぶりに妹の家に行ってきました。仲が悪いわけではないですが、なかなか足が向かず。東京で自転車を漕いでいるとはいえ、江戸川区は遥か先の土地。まぁ言い訳です。本当なら昨年、姪っ子が中学卒業するタイミングで行く予定でしたが、コロナの影響でうやむやにしたところがあり。

今年は次女の小学校卒業で、なおかつ我が家で余っていたiMacを長女に譲ることになったので、緊急事態宣言が解除されそうな雰囲気なのをいいことに昨日行ってきました。4年ぶりにの再会となるとみんな大きく育ってて、4年も会ってないという罪悪感も。お年玉も玉でしかあげたことがなく、叔父らしいことは何もしてないわけです。

そう思うとiMacを譲るにしても、キーボードとタッチパッドくらいは新調してあげなくてはと。そういう感情が自分に残っていたことが不思議なのですが、どちらもAppleの純正品で揃えました。自分のタッチパッドは「まだ使えるから」と旧タイプを使っているのに……

こういう感情ってなんて呼ぶんでしょう。ちょっと不思議で面白い。妹は家族ですが、姪っ子や甥っ子は家族ではないわけです。でも他人ではありません。頻繁に思い出すわけではないけど、気になるし、困っているならなんとかしてあげたくなる。他の人がどうなのかはわかりませんが、なんだったら新品のMacBookをあげたいくらい(懐事情により無理ですが)。

本能なのでしょうか。同じ血が流れているという。もしくは、自分に何かあったときに、お世話になる可能性があることへの配慮を無意識にしてる。好む好まないに関係なく、私の最期には関わることにはなるのでしょうから、部屋の片付けくらいはしてくれる関係を築いておこうという打算的な気持ちもどこかで働いているのかもしれません。

立派な叔父でないのは確かです。人生で役に立つようなことをひとつも言えませんし、むしろ反面教師にしかならない生き方をしているわけです。ギグワークという働き方を卑下するわけではありませんが、真っ当な生き方ではありません。ただ人生を楽しんでいる自信はあるので、そういう生き方もあるのだと知ってもらえればいいのかなと。

いや知ってもらう必要もないのかな。知ったところで役にたつことではないし、それよりも若い人たちは学ばなくてはいけないことが沢山あります。その時代にしかできないことがあります。大人はその邪魔をせずに、ほんの少しだけ背中を押してあげれたら、きっとそれでいい。自分がそうしてもらったように。

私も叔父や叔母のお世話になり、今でもそれは変わりません。何かと気にかけてくれる人たちがいて、いま自分の信じた道を進めています。「そんなことはやめておきなさい」と言う人もいませんでした。本当は説教でもしたい部分が多々あるのだと思いますが、生き方を尊重してくれる。自分も同じように、存在を肯定してあげれたらそれでいいのでしょう。

私がもっと立派な生き方をしていれば、また違った道を示せるのかもしれません。ただ現実として立派ではなく、むしろそういう価値観とは無縁の生き方をしています。困ったことに、そういう自分を好きなので、まあこれからも変わることはないでしょう。きっと甥っ子、姪っ子に残せるものもありません(宝くじでも当たれば話は違いますが)。

だからこそ、節目節目を大切に。大きく残すことはできなくても、小さく祝うことくらいはできるので。そう言いながら、結局またしばらく会わない未来しか見えませんが。長女は2年後に高校卒業でその後の進路までは知りませんが、そのときに使い古したiMacよりは良いものを贈れるよう、しっかりと働くとしましょう。

その次は次女の卒業……実は1番大変なのは妹なんでしょう。そこは自分で決めた道だからと冷たく突き放してしまうのは、やっぱり甥っ子や姪っ子は家族とは違う感情になるのだなと変なところで納得。まあ妹も(姉も母も)健康であればいいとしましょう。大事なのはきっと繋いでいくということ。次の世代へのバトンタッチ。

私が働けるのも国会議員にでもならない限りあと20年。次の世代はあと40年以上も働くわけです。あと60年以上も生きるわけです。彼ら彼女らが私と同じ年齢になったときに、まだこの国に希望がほんの少しでもあるように、自分ができることをひとつずつ。とりあえず、コンビニのスプーンをもらわないようにすることから始めようかな。

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