多様性を拒絶するという多様性を私たちはどう考えるべきか【DaiGoさんの炎上について思うこと】

  • 2021.08.14
  • (更新日:2021.08.13)
  • LIFE
多様性を拒絶するという多様性を私たちはどう考えるべきか【DaiGoさんの炎上について思うこと】

メンタリストのDaiGoさんの発言が炎上しているようですが、ああいうのを見ると有名になんてなるもんじゃないと思います。有名になれない僻みみたいなものですが、もう自分が思っていることを素直に発言するだけで叩かれてしまうわけで、世の中が完全に狂っているようにして思えません。

個人的にはDaiGoさんなりの狙いがあっての発言だと思うので、安易にどうこう言う気もありませんし、何よりも個人が何を思おうと自由なんだから、別に気にもしていません。話題になっているからブログのテーマとして使わせてもらっていますが、別に自分が攻撃されたわけでもありませんので。

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日本国内で広がる多様性の矛盾

数年前から「ダイバーシティ:多様性」という言葉や考え方が重視されています。日本はその問題に対して遅れすぎていると言われていますが、この1年でその傾向が大きく変わり、日本でも多様性を声高に語る人が増えてきました。まぁそれはいいことだとは思います。

人は肌の色で差別されるべきではありませんし、どの国に生まれたのかも、どのようなルーツがあるのかも差別する根拠にはなりません。同性愛であってもそれは本人たちの自由だし、それを認めるべきだというのは当然の考え方だと思います。それが多様性を受け入れるということですから。

でもですよ、多様性を受け入れるべき、多様性を認めるべきというのであれば、それらのマイノリティを嫌うという人も認める必要があります。それは個人の考え方なのですから。海外ではどうなのか知りませんが、日本ではこれまで多様性の議論が深くされてこなかったので、多様性を受け入れられない人を認めないという矛盾が現在進行系で起こっています。

多様性を認める社会においては、ホームレスや生活保護受給者であるということを理由に存在を否定されたり、居場所を奪われたりするようなことはあってはならないことですが、それと同時にメンタリストのDaiGoさんのようにホームレスや生活保護受給者に対して好意的な感情を持っていないということも認められるべきなのです。

でも実際にはDaiGoさんが叩かれて炎上したわけです。それもホームレスや生活保護受給者といった当事者が怒っているというよりも、関係のない人たちが騒いでいる。もちろん騒ぐのだって自由です。ただ騒ぎ方、叩き方が間違っています。今のやり方では何も変わらないし、何も前に進みません。

自分は自分、他人は他人を徹底する

子どもの頃、何度も「他の人は関係ない」と叱られてきました。「だって◯◯君は……」と言い訳する私に対しての決り文句であり、呪文に近い効果がある言葉でした。これは今でも私の言動を支配しており、幸か不幸か私は他人に対して興味が薄く、意識の99%は自分にしか向いていません。

こうなってくると、他人が何を言っていても対して気にはなりません。自分自身が攻撃を受けたり、不快な思いをさせられたら、その人と距離をとればいいだけのことです。いちいちケンカしたり、揉めたりするのは時間の無駄だと私は考えています。10代の頃はまぁそれなりにいろいろありましたが、この歳にもなると他人の言葉に過剰に反応するなんてことはありません。

例えば世の中にはUberEatsの配達員に対して、親を殺されたのかと思うほど怒りを持っている人が一定数いますが、それに対して何かを思うこともなければ、考えを改めてもらおうと思うこともありません。それはその人の生き方や考え方であって、それを私がとやかく言う必要がありません。

こう考えられるのは私が内向性型の人間だからであって、他の人が同じように考えられるとも思いません。そして困ったことにこの内向性が強くなって他人に興味を持たなくなると、DaiGoさんのようにホームレスや生活保護受給者に対して「どうでもいい」と感じるようになります。

いや誤解を恐れずに言いましょう。自分に関わる身近な人以外、みんなどうでもいいんです。DaiGoさんがそうなのかどうかは知りませんが、少なくとも私はそうです。私の場合はもっと極端で、目の前に誰かがいるときには、他の人のことを考えることもありません。私が誰かと食事をしているとき、その瞬間だけは私にとってはその人以外はどうでもいい存在になります。

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思っていることを自由に言えない時代が嫌い

このような小さなブログで書いているから私が叩かれることはありませんが、もっと影響力のあるブログやYouTubeチャンネル、テレビなどで有名人がそれを言うとき、かなり言葉を選んで言わないと炎上します。徹底して叩かれて、ごめんなさいを言うまでそれは終わりません。いや、ごめんなさいを言っても終わりません。

「思っていても言っていいことと悪いことがある」と言う人もいますが、私はそんなものはないと思っています。この国には思想の自由があり、言論の自由があります。少なくとも今回のDaiGoさんの発言は、個人の思想や言論の範囲内で、特定の誰かを攻撃したわけではなく、「個人的にこう思っている」としただけ。

これを叩くほうが正直どうかしています。過剰になりすぎているというか、自分に酔っているというか。本当にそれでいいのかな?と最近よく考えます。個人に対する誹謗中傷と一般論として個人的に考えていることがゴチャゴチャになっていて、ただただ息苦しい時代になっています。

いつか「私は椎茸が苦手」と言ったら「椎茸好きの気持ちを考えたことがあるのか」なんて炎上する時代がくるかもしれません。バカバカしいですが、冗談ではなく本当にそうなる可能性があります。そうなるとみんな建前だけでしか会話をしなくなる。そうなるとどこかでストレスが溜まります。その先に待っているのは……

私なりに旗色をはっきりさせておきましょう。個人攻撃でもなく個人に対する誹謗中傷でもないのに、自分の思っていること感じていることを自由に発言できない今の状況は嫌い。別に特定の誰かや団体、グループを否定したいわけではなく、周りに気を使いすぎなくてはいけないというのが居心地悪い。

それでも叩かれるのは嫌ですし、炎上するとさらに心穏やかにいられないので、薬にも毒にもならないようなことを書いていくことになるとは思いますが、もう少しなんとかならないものかなと。気に入らないものは無視すればいいじゃないですか、「どうでもいい」「無関心」でもいいじゃないですか。

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