本を読むことは自分の世界を広げること【読書のすすめ】

これまで何度か書いていますが、最近は「街道をゆく」を読んでいます。私が生まれたくらいに書かれた本なのに、いやその頃の本だからこそ、そこに書かれていることを新鮮に感じ、国内で行きたい場所がどんどんと増えています。

今は3巻の「陸奥のみち」を読み進めているところです。歴史の時間にずっと不思議に思ってたことがひとつありました。なぜ東北に「南部藩」があるのかということ。どこから見て「南部」なのか、どう考えても筋が通らず、喉の奥に小骨が引っ掛かっている状態のまま46歳に。

「街道をゆく」にはその理由が書かれていました。南部氏は甲斐国南部郷が出身なのだとか。確かに山梨県(甲斐国)の最南端にあります。その最南端出身の南部さんがいろいろ大冒険の末に陸奥にたどり着いたという話。だから南部藩は山梨県の地名が名字になっている人が多いとか。

「へぇ」ボタンがあったら100連打くらいしています。こういうことは学校では学ばないわけです。じゃあどこで学ぶかというと本なわけです。本をたくさん読むことで、自分の世界がどんどん広がります。もっとも「そんなのみんな知っているよ」という話かもしれませんが。

私は基本的に覚えない人であり、自分の興味外への関心の薄さときたら、煮干しでとった出汁のようでして。ちょうど読んでいる最中ですが、南部藩と津軽藩が仲が悪いというのも「街道をゆく」で知りました。これはどこかで聞いたことがあったようななかったような。

こういうことを学ぶと現地に行きたくなるわけです。私が旅好きなのはもしかしたら、ずっと本を読んできたからなのかもしれません。本も旅も知らないことに触れることができ、自分の世界が広がっていく。もっとも私の場合はところてん方式で忘れてしまいますが。

忘れても必要なことは血肉となるわけです。私がいまこうやって文章を書いているのだって、これまで46年の経験が積み重なっているわけで、忘れているからムダだということはありません(何とかして自己肯定してみました)。

本は人生を豊かにしてくれるものですが、ビジネス書というやつはいけません。あれは中身が空っぽですから。すべてがそうだとは言いません。ちゃんと理論的に説明してあるものもありますので、役に立つビジネス書があることは否定しません。

「◯◯を上手くできるようにする」これ系はまだいいです。ちゃんと筋立てて説明してあり、実際にその通りやればできなかったことができるようになりますから。成功者の頭の中を覗けるものもいいです。文章の9割くらいどうでもいいことですが、1割に宝物が眠っています。

じゃあビジネス書もいいじゃないかと思うかもしれませんが、本そのものが悪いというよりは、それを手にしようという心理状態がよろしくない。成功者のノウハウを1,000円ちょっとで学ぼうなんて、楽してダイエットをしたい人と同じ。

そんな人が成功するわけがないんです。大抵は読んだだけで満足します。なんでそんなことを言えるのか?私が20代にの頃にどれだけビジネス書を読んできたと思ってるんですか。給料のほとんどを本につぎ込んでいた男ですよ。それなのに、この程度にしかなれないんです。

本はもっと楽しみながら読むものです。何かを得たいとか、何かを学ぼうとか、そういう煩悩を全部捨てて、ただ気になった本を読みすすめる。知らないうちにそこから学び、自分の世界が広がったり血肉になったりして、自分が作られていく。

ただ私は影響を受けやすいタイプなので、どっぷりとハマると人格まで変わってしまうのが困りますが。いまは福士加代子さんの本を読んでいるのですが(4冊くらい同時並行で読んでます)、2〜3日後くらいから、笑いながら走っているかもしれません。それを見かけても生ぬるく見守っていただければ。

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