六本木と乃木希典【華やかさとその対極にある生き方にふれる】

撮影の手伝いで六本木に行ってきました。あの芸能人が夜な夜な集うという六本木です。UberEatsの配達では時々やってくるのですが、基本的に昼間にしか来ないから、夕方以降の六本木はほとんど知りません。だから、芸能人がお酒を飲んでるとか言われてもピンと来ず。

撮影はプロレスとショーのコラボみたいなイベントだったのですが、最初は静かな始まりでしたが、徐々にヒートアップ。そして最後は出演者もお客さんも立ち上がって踊ったり、シャンパンの注文合戦になったり。噂には聞いていたのですが、これが六本木なのかと少しカルチャーショック。

学生時代から、そういう華やかなところとは縁なく、これからもないんだろうなと思っていたので、六本木の盛り上がりに少しだけ触れられたのはいい経験。ただ、私は撮影なのでシラフなわけです。飲みたかったという話ではなく、盛り上がりの渦の中には入っていないということ。

外から眺めている感覚。しかもリアルにカメラのディスプレイ越しに見ているという。これも不思議な体験でした。ただ雰囲気にはしっかりと飲まれており、そのあと行った飲み放題のお店で飲みすぎてしまい、帰りの電車で2駅乗り過ごすというミス。6kmジョグして帰りましたがカメラ機材が重たかったこと……

世の中には色々な楽しみ方があるものです。その撮影の前に、初めて乃木神社に行ってきました。名前くらいしか知らなかったんです、乃木希典さんについて。読んだ本の中で何回か登場してるので、厳格な人というイメージくらいでしょうか。あの時代の日本について詳しくないというのもあります。

乃木神社には宝物殿があり、そこで乃木希典さんについて簡単に学べるようになっています。知識ゼロに近い状態だったので、知らないことばかり。日清戦争も日露戦争も学校で文字として習うものの、そこで何が起きていたのかなんてイメージすることもなかったのですが、次はこれを学びたいという意欲が沸々と。

それはともかく乃木希典さんの話ですが、かなり質素な暮らしをしていたとのこと。確かに厳格さがありますし、実直な人だったのでしょうから、お金があることや地位に溺れないということを考えれば、納得できるのですが、その乃木希典さんの神社が六本木の目と鼻の先にあることが面白いなと。

六本木の町の移り変わりを学ぶのも面白そうです。大名屋敷がいくつもあった場所が、大使館が立ち並ぶ場所になり、さらには芸能人が集う街になる。でもその町の北側に華やかさとは対極にある乃木希典さんの神社があるというバランス。東京というのは本当に興味深い街です。

六本木のノリというのを一歩引いたところから見ていると、楽しそうだなと思うのですが、私は乃木希典さんのような質素さやまっすぐさを好むタイプ。どちらが良いという話ではなく、求める楽しさに違いがあります。ただ私は不器用なので、どちらもは選べないわけです。どちらを選ぶかと言われると後者。

理想は前者を楽しむ人たちを裏で支えるという形で関わりながら、自分は自分の道を進むということ。無理というかワガママが過ぎるのはわかっているのですが、ノリのいい人たちから学ぶことも多く、内にばかり気持ちが行きやすい私にしてみると、刺激にもなりますから。

六本木のノリと言っても、お店が違えばまた違う雰囲気があり、西麻布の方まで行けば落ち着いたお店などもあります。きっと六本木はどんなタイプの欲も満たしてくれる街なのかもしれません。そういう懐の深さが、時代を超えて人を呼び込む。風水はよくわかりませんが、きっと流れがいい場所でもあるのでしょう。

乃木神社にはまた行くことになると思いますが、その前に明治後期の歴史も学ばなくてはいけませんね。今回はそのいいきっかけになりました。あの時代に何が起きたのか、そして人々がどんな思想を持ち、どんな暮らしをしていたのかを学ぶことで、私の生き方にいい影響が出るような気がします。

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