選択肢を減らし、覚悟を決めてひとつのことに賭けることが大切

選択肢を減らし、覚悟を決めてひとつのことに賭けることが大切

私が言うと陳腐に聞こえてしまいますが、人生は選択の連続です。24時間という限られた時間しかないわけですから、メジャーリーガーをやりながら、オリンピックのマラソン選手になることはできません。そんなことは誰でも知っていると思いますが、意外と日常生活で忘れがちなこと。

たとえば階段レースとフルマラソンの両方で結果を出すのは困難です。この場合はどちらも体を鍛えるという面が共通なので、100%無理かと言われると、そうでもありません。ただ、かなりの覚悟が必要になります。人生のほぼすべてを走ることに賭ける。それくらいのことをしないと、両立は無理です。

メジャーリーガーの大谷翔平選手が、二刀流を成功させているじゃないかと思うかもしれませんが、彼はすべてを野球に注ぎ込んでいますし、何よりも真似できている人がいないわけです。要するに「特例」なわけで、特例を挙げて「こんなケースもある」というのは健全ではありません。

マラソンである程度走れるようになった人が、そこからワンステップ上がりたいとき「でも仕事も頑張りたい」というのは無理です。頑張ることは可能かもしれませんが、結果的にどっち付かずという結果になるのが関の山。それは実業団の選手を見ても明らかです。

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なぜか異なる2つのことを成功させられると感じるのか。その理由は人それぞれですが、よくあるのは、その2つのことをパラレルで考えられていないということ。マラソンの練習をしているときにはマラソンのことしか考えず、仕事をしているときには仕事のことしか考えないからという理由が考えられます。

仕事をしているときにはマラソンのことが頭から抜け落ちるので、たとえば徹夜で仕事を終わらせるなんてことをしてしまいます。これではコンディションが崩れるので、マラソンで結果を出すのは難しくなります。マラソンという軸だけ持っていれば、「仕事は遅れるけど、寝てしまおう」となります。

それができない環境の人もいるこもしれませんが、そこはもう覚悟の問題です。ランニングにすべてを賭けるなら、ランニングに適した環境を手に入れる努力をすること。場合によっては、転職だって必要になるかもしれません。でも、多くの人は「そこまではランニングに注ぎ込めない」のが現実。

だからどこかで妥協することになる。それが悪いという話ではなく、そのことをきちんと理解しているかどうかが大切です。「覚悟がないから結果が出なくて当たり前」という考え方ができるかどうか。でも、これを口にすると白けてしまいます。努力に意味がないみたいな感じになるので。

どうせやるなら本気で取り組む。これは私の基本スタンス。他の人に真似してもらいたいということはなく、あくまでも私ならそうするという話。以前、私には趣味がないという話をしましたが、全力で取り組んでいることしかないので、「ちょっとやってみよう」にはなりません。

大切なことをひとつに絞る。これはとてもシンプルでわかりやすく、迷うこともなくなります。選択肢が多い方がいいと思っている人もいるかもしれませんが、選択肢があるというのはそこに「選択」という行為が生まれて、場合によってはストレスになることもあります。

「家で食べるものはこれ」と決めておけば、迷うことなく食事の準備ができて、買い物も決まったものを買い増していくだけで済みます。衣類だってそうですね。「この仕事にはこれ」と決めておけば、考えたり決断したりする行為がなくなります。それだけやりたいことに注力できるわけです。

自分が何をしたいのかを明確にする。自分が何をファーストチョイスにするかを最初から決めておく。私はそうやってストレスを減らしています。ある意味退屈な人生になるので、人にはあまりお勧めできませんけどね。いつも目標を達成できないでいるという人は、試してみるといいかもしれません。

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