この夏は早さではなく丁寧さを大切に暮らしてみる【2022年夏限定】

ちょっと思うことあり、生活を丁寧にしていこうかなと。十分に丁寧だと思う人もいるかもしれませんが、こういうのは自分基準で判断するのが大事。私は46年間ずっと「早さ>丁寧さ」のスタンスでやってきており、実はそこまで丁寧な人間ではありません。

身近な人なら今更言わなくてもわかってもらえそうですが、私の場合は「考える→答えが浮かぶ→実行する」をワンセットにしており、このセットをいかにして短くするか、いかに効率的に行うかを人生最大の目標としているところがあります。

そこまで大げさではないかもしれませんが、そのスタンスが完全に染み付いていて、自分でそうしようと思わなくてもオートマチックに動作する体になっています。機械設計時代のCADの操作みたいなもんですね、書くべき図面やモデルが頭に浮かんだら手が勝手に動いているような。

別に特別なことではなく、機械設計者なら誰でもできることだと思うので、他の業界でもプログラマーとかなら通じるものがあるのかもしれません。ただし、動作がオートマチックになるのは効率面ではいいのですが、イレギュラーな対応が苦手になります。

20代や30代の頃は、オートマチックに動ける自分を目指したというか、それを求められていたので自然とそうなったわけですが、きっと40代に求められる働き方やライフスタイルはそうじゃないんだろうなと。46歳になっていまさら気付いたわけです。

ただ体に染み付いているものだから、今更これを解きほぐすのは簡単ではありません。まずは「急がない」ことを基本としなくてはいけません。ちなみに、先に言っておきますが、作業や動作のスピードを落とすのが目的ではありません。最終的にはオートマチックと同じ速度になるのを目指します。

具体的にどうすればいいのかを説明するのが困難なのですが、まず大事なのは所作を大切にすること、動作の間にひと呼吸置くことでしょうか。動作の連続性はなくなりますが、ひとつずつ動作の精度は上がります。ズレをできるだけ無くしながら積み上げていくイメージ。

先日、日本代表と中国代表がサッカーの試合をしていましたが、日本代表の選手はパスの精度が悪く、30〜50cmくらいパスがズレます。パスがズレるから受けての選手も体勢がが悪くなり、そこにプレッシャーをかけられるから、さらにパスがズレて攻められないというシーンを何度も見ました。

日本代表といっても本来のメンバーよりも格が下がる選手だったという声もありますが、彼らだって狭き門をくぐり抜けてきたサッカーエリートで、全員が針の穴を通すくらいの精度でボールを扱えるのに試合になるとそれができなくなる。

これは動作がオートマチック化しているというのも、ひとつの理由だと考えています。オートマチックになっているからいつもと違う結果が出たときに対処できなくなる。個人としてもズレを修正できず、チームとしてもズレを修正できず圧倒的な実力差なのに引き分けになったわけです。

これに対して、海外で活躍する日本人選手は適応力や修正力が高いように感じます。それも欧州のリーグで戦い続けるうちに、自然に身についたものなのかもしれません。海外はイレギュラーな選手が多いので、オートマチックでは対応できないと本能的に判断した可能性があります。

それはサッカーだけでなく、日々の暮らしや仕事でも同じで、私もこの夏は積み重ねてきたものを1度崩して、丁寧さを基本に適応力や修正力を高めることを課題にしてみようかと。まずは夏だけのトライアルで、いい結果が見えそうなら秋以降に本採用。上手く合わなければ元に戻るだけですから。

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