わたしたちはもっと面白おかしく生きていいはずだ

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仕事ってなんだろうなぁとずっと考えている。「生きるってなんだろう」ぐらいあまり考えちゃいけないことのひとつなんだが、決して目を背けてはいけないことのひとつだろう。わたしは一般的にいわれる本職として機械設計を仕事にしている。そのほかにご存知のように万里の長城マラソンの運営にも関わっている。

万里の長城マラソンから収入があるかというとそうではないので、それは仕事ではないと言われればそのとおりなのだが、その先にあるのはわたしが人生を賭けてやりたいことが待っている。もちろん、それが収入につながるという保証はどこにもない。人間生きていくためには働いて収入を得ていかなければいけない。

ただ、生涯収入として2億円、3億円も稼ぐ必要があるのだろうかと疑問には思う。都会で暮らすにはひと月に20万円ぐらいないと快適には過ごせない。でも、本当にそこを目指すのが正しいのだろうか。スズメの涙のような収入でも生きていくことができるのではないだろうか。人間ひとり食べていくだけならもっとシンプルになれる。

家族がいて、子どもたちを大学まで通わせようと思うと、その過程に何千万円もかかるのだとか。マスコミがそんなふうに煽るから結婚しない人や、子どもをあまり産まない親が増えている。本当に何千万円もないと子どもを大学に通わせることができないのだろうか。いや、そもそも誰もが大学を目指すのが本当に正しいのだろうか。

わたしの経験からすると、みんなが正しいと思う方向は大体すでに行き詰まっている。みんなが無理だという先にだけ未来は開けている。出る杭は打たれるのがこの国の姿だが、出ない杭は根本から腐っていくのもこの国の姿である。そうなるぐらいなら痛い思いをしてでも出る杭になったほうがいい。

おそらくいまのわたしの働き方を批判的な目で見ている人たちが大勢いる。言葉にしなくても毎日ひとり定時で上がっていれば、「あいつは全然働かない」と思う人は少なくないだろう。わたし個人としては他人の目はまったく気にせず、好きなように働いているが、それこそ誰かの反感を買っている要因だろう。

でも、やっぱり男なら人生を賭けてやるべき何かを持つべきだろう。持っていなければ探し続けるべきだ。世界を変えるような大きな夢じゃなくてもいい。そばにいる大切な人を幸せにするという世界最大の難題に人生を賭けるのもいい。何のために働いて、何のために生きるのか、それが明確になっている人は強く美しい。

人生の豊かさはどれだけの収入であるかで決まるのではなく、どれだけ目を輝かせているかで決まる。

もっとワクワクしようじゃないか。夢にむかってまっすぐに突き進もうじゃないか。失敗を恐れて一歩を踏み出さない奴が大空を羽ばたくことは永遠にない。言い訳するのをやめて、一気に駆け抜けるのだ。わたしたちはもっと面白おかしく生きていいはずだ。

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