「天よ我に百難を与えよ」ピンチは多い方がいいに決まっている

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人生はいつだってチャンスが目の前を通過している。ただその存在に気づくかどうかの違いしかない。チャンスは時として悪魔の顔をして目の前に現れる。人生最大のピンチを人生最大のチャンスだと思えるかどうかだ。

「お前はポジティブすぎるからそんなこと言えるのだ」と反論されそうだが、その点は否定しない。ただ、わたしだって落ち込むこともあるし、消えない心の傷のひとつやふたつぐらい持っている。

でも、気持ちの落ち込みなんてものは必ず時間が解決してくれる。人生で最も悲しかった出来事も、かなり時間はかかったが乗り越えることができた。

いや、乗り越えるという表現は正しくない。悲しかった出来事が糧となり、いまの自分を作っている。あのときあれ程までに落ち込まなかったらいまの自分はない。

悔しさや悲しさは人生に大きな影響を与える。嬉しさや楽しさは刹那的であり、なかなか継続するものではない上に、いま感じた嬉しさや楽しさになんてすぐに慣れてしまう。それに対して悔しさや悲しさは年単位でココロと体に染みこんでくる。

大事なのはそこで感じたことを自分の人生にどう活かすかだろう。次に同じ思いをしないために方向を変えるのもひとつだし、同じ思いをしても耐えられるように自分を鍛えるのもひとつ。

いまのわたしはピンチが来るたびに「よしチャンスきた!」と言っている。ピンチから逃げず、しっかり向き合って解決すれば必ず自分の力に変えられる。もちろんピンチやつらいことはないほうがいい。でもそんな人生面白いだろうか?

わたしはピンチを避けるような生き方に何の魅力も感じない。

「ピンチになりたくないから他にやりたいことがあっても仕事をやめない」「ピンチになりたくないから好きな人に告白しない」そこにドラマはないよね。自分の人生なのに主人公にもヒロインにもなれやしない。

悔しさや悲しさは人を成長させてくれる特別なステージと考えて欲しい。

天よ我に百難を与えよ
奸雄たらずとも
必ず天下の一雄になってみせる

横山光輝さんの三国志での曹操のセリフだ。わたしの好きな言葉でもある。自らピンチを呼びこむかどうかは生き方しだいだが、そのひとつひとつが自分を成長させてくれるなら、ピンチは多い方がいいに決まっている。

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