日本人と中国人の友人関係が当たり前の時代をめざして

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せっかく中国にいるのだから中国について書いておくべきだろう。もちろん、明日のブログ記事も中国についてだ。中国嫌いな人には申し訳ないが、そういう人はそっとページを閉じてもらってかまわない。

中国人がここ数年で表情が豊かになってきたという話を、一緒に万里の長城マラソンのプロモーションビデオをとっている白白(バイバイ)にしてみたところ面白い答えが帰ってきた。

「それはわたしたちニュージェネレーションが増えてきたからだ」

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ニュージェネレーションとはおそらく「90后(ジーリンホウ)」と呼ばれる世代の若者たちのことを言うのだろう。一人っ子政策の影響で自己中心的な存在の1980年代生まれを「80后(バーリンホウ)」と呼び、その次の世代を1990年代生まれを「90后」と呼ぶ。

「80后」の評判は非常に悪く、掃除や選択、料理などがまったく出来ない甘やかされた「自分がナンバーワン」世代なのに対して、「90后」は「自分はオンリーワン」世代と言えば伝わるだろうか。

「90后」以降の若者は、これまでの中国人とはまったく違った価値観を持っている。物心ついたころからインターネットがあり、パソコンの進化とともに成長してきた世代は、挑戦的であり人生をいかに楽しむかを求めている。

これまでは社会に出たら上司の言うことが絶対だったはずなのに、「80后」は上司と自分たちは平等であり、「90后」は自分が正しいと思うことをするので、職場で笑顔でいることが良いと思えばそうするのだ。

上司が力で押さえつけるようなことは出来ない。彼らは打たれ弱く、デリケートな性格をしているからだ。

どこかで聞いたような話のようにも思える。ゆとり世代という言葉は使いたくないのだが、日本のゆとり世代の中で同じような傾向を持っている若者が目につくらしい。

もちろん、彼らにも弱い部分がある。国を変えるだけの力がありながら、それを活かしきれないでいる。それでもわたしは彼らに期待している。いや、彼らとともに何かを変えていきたい。

むずかしいことは出来ないので、まずは1人の日本人として、中国人とつながっていく。日本人と中国人の友人関係が当たり前の時代が来るために、わたしにできることをやっていくつもりだ。

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