ノマド環境は整っているがノマドで働くことは続けられない

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裸足の河童西日本ツアー第一弾大阪場所を終えて、実家へ向かう途中、空港の待合室でこれを書いている。たぶん書き終えるのは実家についてからだが、こうやってどこでも文章を書けるというのはすごい時代だ。

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街中のいたるところでWi-Fiを使うことができるし、電源を用意しているカフェも無数にある。コーヒー一杯分のお金を出せばそれらを利用できるし、インターネットカフェにはシャワーまで用意されていたりもする。

こういう環境を実際に体験することになったのだが、正直なところコストパフォーマンスが非常に悪い。家で作業をしていれば無駄な出費は完全に抑えることができるし、コーヒーも1杯数十円だ。

一時期ノマドという働き方が持ち上げられていたが、最近ではほとんど聞かない。いないわけではないだろうがノマド的な働き方ができる人は相当な稼ぎがある人で、それぐらい稼げる人はやはり事務所を持つか自宅で作業を行う。

きちんとした事務所があるということは信用に繋がる。大きな仕事をしようと思うならレンタルオフィスであっても作業場は必要なのだ。ノマドでは請けられない仕事が多すぎるのだ。

情報の管理という点でもノマド的な働き方は最悪だ。どこで情報が漏れるのかわかったものではない。少なくともわたしならノマドで働いている人に重要な情報を与えないし、それに関わる仕事は依頼しない。

ただ、やはりどこでも仕事になるというのは大きい。気分転換でカフェで仕事をするというのはアホじゃないかと正直思うのだが、移動の多い仕事をする人にとって、電源とWi-Fiのあるカフェは非常に有効だ。

そしてこれからはそういうお店が人気になっていく。Wi-Fiが使えるかどうかだけでお客さんの入りが大きく変わってくる時代がやってきている。すでにWi-Fiを使えないホテルはほとんどない。

いやいやそんな旅先ぐらい落ち着いてのんびりすればいいじゃないかと思うかもしれないが、少なくともわたしのような働き方をしている人間は仕事をしていることが楽しいし、自分を一番いい状態に保つことができる。

好きなことしかやっていないのだから、どこにいようが仕事はしたいのだ。

環境は以前のノマドブームの時よりもノマド向きになっているのだが、常時ノマドとして働くことは難しい時代になっている。そういう意味では「ときどきノマド」ぐらいがちょうどいいかもしれない。

まず決まった働く場所があり、それでも世界中で仕事をするというのを目指すことにしよう。そしていつかは旅するように暮らす本物のノマドになるとしよう。

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