選挙に行こうよ!投票率90%台というのを一度見てみたい

いよいよ参議院選挙の投票日が近づいてきた。テレビも新聞もない我が家ではまったく選挙の盛り上がりを感じることはできない。選挙カーがときどき迷惑としか思えない名前の連呼をしているけぐらい。あの名前の連呼は品がない。駅前の演説といい、当人にしてみれば当たり前のことなのかもしれないけど、どう考えてもマイナスにしかならないように思えるのはおいらだけか。もっと品よく選挙活動をするにはどうすればいいか。いや、もっと大事なのは選挙のタイミングではなく日頃からどれだけ地域に根付いているかということじゃないだろうか。

正直なところ、今回の選挙は自民党がどれだけ票を確保するか以外に焦点はないんじゃないかと思う。民主党は言うまでもなく、期待されていた維新の会もグダグダ。ほうっておけば自民党の圧勝だったのに、自民党がワタミの渡邉美樹さんを公認したところが雲行きがあやしくなったけど。渡邉美樹さんは絶対的な知名度もあるし、お年寄りに人気がある。介護や宅食といった、お年寄りにやさしいシステムを導入している。厳しい物言いも高度経済成長を知る人たちには厳しくもなんともないんだと思う。

逆に今の若者にしてみれば渡邉美樹さんはブラック会社の象徴のようになっている。その賛否についてはここで話をすることではないので言わないけど、多くの若者にとって渡邉美樹さんの発言は心地よくないのは確かでしょう。渡邉美樹さんだけではありません。きっと高度経済成長を支えてきた人たちの言葉は今の若者には理解不能なんだと思う。「死ぬ気で働く」って、そりゃ無理だよ。頑張らなくても最初からこんな快適な国で育ったんだもん。

話を戻そう。今回の選挙はやる前からほとんど結果が見えている。渡邉美樹さんの件はあるけど、増える票と減る票が同等で結果は同じといったところか。そういう選挙はだいたい投票率が下がってしまう。夏だし暑いし50%以下になってもおかしくないとおいらは感じている。選挙に行くよりは海や山に行くよね。投票なんてむしろ平日のほうがよっぽどいいんじゃないかと思う。大きな駅に投票所を作ってさ。

行っても行かなくても同じかもしれない。たった1票で何かが変わるわけでもない。でもさ、たった50%の投票率で決まった国会ってどうよ。結果は同じでもなんか気持ち悪いやん。半数もの人が投票権を放棄したことについて、国は本気で考えて取り組まなきゃいけない問題だと思う。

ふと思った。もしかしてまったく盛り上がらない選挙に対する危機感として、自民党は渡邉美樹さんを公認したんじゃないだろうか。賛否両論あるけど話題にはなる。渡邉美樹さんも見世物的な立場になることを分かって出馬した。まぁそんな志高き政治家なんていないよね。投票率が低かろうが自分が当選し、自分の党が与党になれればそれでいい。選挙の時だけ頭を下げて、当選したら偉そうにする。政治家なんてそんなもんだ。

でもさ、おいらは単純に投票率90%というのを見てみたいんだ。政治家がどうこうじゃなくて、この国の国民がきちんと権利を行使する姿を見てみたい。全国民があたり前のことをあたり前にできる国は強い。おいらはそういう姿を見てみたい。アベノミクスなんかに浮かれることなく、日々自分の足元をしっかりと見つめて、自分のやるべきことをきちんとやる。

だから投票にいこうよ!
誰かのためじゃなくて、自分のために。

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