いまは力なき自分を嘆くことしかできないが

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誤解を恐れずに言えば独裁者が好き。

独裁者と書くとヒットラーやスターリンといった悪名高き人たちばかりが上がってきますが、戦国時代の君主に独裁者は多く、 徳川家康も独裁者の枠に入ることがあります。

三国志の曹操、キューバのカストロ、米沢の上杉鷹山・・・わたしの中のヒーローはいつも独裁者です。

何が言いたいか、言葉にしないほうがいいのかもしれないけど、スピード感を持って対応できない民主主義よりも圧倒的なスピードのある判断力で物事を決められる独裁者のほうが物事がスムーズに進むことがあるということ。

昨日起きた熊本の地震が気になってまったく寝付けず、朝も必要以上に早く目覚め、胸騒ぎはいまもおさまりません。なぜあの寒さの中、熊本の人たちが薄いタオル1枚で耐えなくてはいけなかったのか。

「日本中の毛布と寝袋をかき集めて熊本に2時間以内に送れ」

民主主義ではそんなことはできません。毛布をどうやって集めるのか、予算はどこから出るのか、それを正当化するための法律はあるのか。すぐに決めることはできません。

だから独裁者がいいというのはあまりにも短絡的ですし、民主主義を否定するつもりも独裁政治を推奨するつもりもありません。ただ独裁者だったら・・・と考えてしまうだけ。

独裁者という言葉がよくないかもしれない。「たった一人の天才がいればいい」という表現はどうだろう。田中角栄や石原慎太郎という、まず強引にでも直感で動く人たちがトップにいるだけで世界はずいぶん変わってきます。

もちろん弊害もあります。そんなことは知っています。

でもビジネスの世界で開拓者はいつだって独裁的経営者です。本田宗一郎、孫正義、見城徹・・・彼らとは反対に民主主義の会社は次々と市場から消え去ろうとしています。

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「みんなで決めましょう」小学校で先生からそう教えこまれます。

でもみんなで決めて正解が出ることなんてどれぐらいあるのでしょう。特に今の時代は1人ずつ価値観も違えば向いている方向も違います。1億3千万人分の正義がこの国にはあります。

それぞれの正義がぶつかり合うぐらいならまだいいのですが、時として足を引っ張り合う人たちもいます。昨夜の地震のさなかに与党批判を始める野党、「だから原発は危ない」を主張する人たち。

どっちも別に言っていることは批判も否定もしないけど、いまじゃないだろ?

こういうとき、先陣を切ってルールとかすべて無視してでもやるべきことをする。そういう独裁者が好き。

いまほどお金持ちになりたい気持ちになったのは初めてかも知れません。政治的独裁者になれないのだから、経済的独裁者になればいい。自家用ジェットでありったけの寝袋と毛布を送り届けばいい。

その力がないことに対して、わたしは胸が苦しくて苦しくてしかたない。

10年後その力をつけていたい。いやつけていよう。

東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ

西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ

南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ

北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ

そんなことを自由にできる、サウイフモノニ ワタシハナリタイ。

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