夢の島24時間リレーマラソンから一晩明けて感じたこと

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今朝もちゃんと起きてブログを書くつもりが、5時の目覚ましをすっ飛ばして目が覚めたのが8時前。小学校に登校する子どもたちの声を目覚まし代わりに起きました。

24時間マラソンを走ったあとはいつも、その日の夜はなかなか寝付けません。昨夜も結局0時過ぎまで起きていた気がします。

体がどことなく興奮しているのかもしれません。

昨日は走った距離も少ないうえに、熱中症対策はばっちりなので疲労感も少ないところに、夢の島での楽しい時間を思い出すと脳が活性化してしまうのです。

もっとも今朝起きたら体はバキバキです。

足裏の腫れは仕方ないのですが、もっともひどい状態なのは背筋です。おそらくレース途中で走れなくなったことと関係しているのかもしれません。

もしかしたら布団から起きられないのではないかと思うほどの筋肉痛が発生しています。

そういえばわたしの走り方は「体の背面を使って走る」を基本としているため、12時間経過した地点で、背筋がオールアウトしてしまったのかもしれません。

一気に走れなくなった瞬間も、いま思えば背中側の筋肉がずんと落ちたような感じでした。背筋が緩んでしまったから、軸を保てなくなって走り方がわからなくなった。

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実はわたしにとっての懸念事項が、体の背面を使って走ったときに「どこまで走ることができるのか」ということでした。

ハムストリングやふくらはぎはそれなりに消耗しないように走れるようになっていましたが、この走りの鍵となるのが筋肉の反発です。

使い過ぎると筋肉が限界を感じて一歩も動けなくなる走りでもあります。

その使いすぎが背筋から来たとしたら、想定外ではありますが納得はできます。そして走れなくなった原因が背筋にあるなら、これからは背筋を重点的に鍛えるだけのこと。

ただし、鍛えるのは外側の筋肉ではなく背筋の内側の筋肉です。

パルクールの動きをもう少し練習でも取り組んでいけば、おそらくその点は解決するのではないかと考えています。

あくまでも目指すべきゴールは「永遠に走り続けるための体づくりと走り方」そこへは確実に近づいています。少なくとも現段階で、長時間走ることも長距離を走ることもなんの不安もありません。

真夏のどんな大会でも熱中症を起こさない自信があります。熱中症対策の虎と呼んでください。いえ決して張子の虎ではありません。

この熱中症対策に関しては、危険性をずっと言い続けてきたので、なんとなくみんな理解しているかもしれませんが、あえてもう一度言います。できればマラソンに関係ない人も覚えておいて欲しい。

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すべての元凶は「こまめな給水」という便利な言葉にあります。この「こまめな給水」は便利な言葉なので、多くの人が安易に使ってしまいます。

一般の人はまだいいのですが、大会運営者が「こまめな給水」と言葉にするのがそれは完全に思考停止です。

大事なのは「こまめな給水」ではなく「何分毎に何mlのどのようなドリンクを飲むべきか」という詳細な情報なのに、「こまめな給水」の一言で済ませてしまい、熱中症で人が倒れたら「こまめに給水しないから」と言うわけです。

自分たちは「こまめな給水」って促しましたよと言い訳もできます。

もちろん個人差があるものなので、完全な正解はありませんが、マラソンランナーが「こまめな給水」と聞くとすべてのエイドで給水ぐらいのことしか考えません。

でも熱中症対策の虎ははっきり言います。「25℃以上の気温がある場合は5分に一口のアイソトニック飲料を飲む」もちろん個人差はあります。でもほとんどの人が「こまめ」の感覚とは程遠いのではないでしょうか。

ちなみに30℃以上の気温なら3分に一口です。あと走っているスピードというか心拍数によっても変わってくるあたりは、それぞれが調整してください。

ほとんどの人がこまめな給水を10分とか15分ぐらいで考えていると思います。それでは圧倒的に不足します。足りないから一気に大量に飲むけど、吸収しきれない。吸収しきれないのにこまめに飲むからお腹がタプタプになる。

そうならないために吸収の早い水を選んで飲んで、こんどは体内のナトリウム濃度を下げて細胞を壊す。

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繰り返しますが、マラソンに限ったことではありません。夏場に外で活動する人すべてに当てはまります。ウォーキング程度なら10分に一口でも大丈夫かもしれませんが、おそらく8分ぐらいでやっぱり一口でしょうか。

わたしたちはもっと体のことを知らないといけません。どういう理屈で体がどう動くのか、どう反応するのかを考えようとしないから「体には◯◯がいい」なんて情報にすぐ飛びついてしまいます。

そういう意味では、わたしの熱中症対策に関しても鵜呑みにはしないで、自分でしっかり調べて理解した上で、自分の体を使って実験してもらえるのが一番です。

言うまでもなく、そのスタンスは世の中のありとあらゆるものに対して、そうであるのが理想です。

めんどくさいでしょ。書きながらなんでわたしがモテないのかがよくわかります。言動がとにかくめんどくさい。でもわたしがつかみたいのはそのめんどくさい言動を繰り返すことでしか手に入れられないもの。

もっともっと本質的なものを掴みたい。

もてたい衝動よりも、掴みたい気持ちのほうが圧倒的に大きいのでこればっかりは仕方ないですね。何かを選ぶということは何かを選ばないということですから。

さて、明日はちゃんと5時に起きられるかな・・・

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