天才以上の努力をした凡人だけが天才の背中に手が届く

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iPadでしかテレビを見れない上に、iPadが古くて動きが悪いのでよっぽど見たい番組があるか、なんとなくテレビをつけたほうがいいんじゃないかと思うとき以外テレビを付けません。

そして機能が、なんとなく気になる日でテレビをつけたらカンブリア宮殿を放送していました。

最後にカンブリア宮殿を見たのはいつでしょう。実家で見たような気もしますが、カンブリア宮殿だったのかガイアの夜明けだったのか忘れました。

社会人になったばかりの頃はよく見ていました。村上龍さんが好きだったのもあるのですが、自分もビジネスの世界で一旗揚げようという野望もあったわけです。

そもそも最初に入った会社は独立することをよしとしていた会社でした。独立した人と会社がネットワークでつながっていくそういうシステムを目指していたので、わたしは入社した当時から30までに独立を考えていました。

だからやっぱりビジネスの最前線にいる人たちは気になるわけです。

当時の仲間からカンブリア宮殿の視聴に誘われて、実際にスタジオに行ったこともあります。3本収録の3本目だったので、村上龍さんが疲れてて、適当に流している感じが伝わってきたのを覚えています。

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そして昨日、本当に久しぶりに村上龍さんの姿も目にしました。ものすごく変わっていましたね。見た目だけではなく考え方とか、言葉の選び方とか。

昨日のゲストは佐藤可士和さんと高田明さんで、日本の伝統をどうやってビジネスに取り込むかというようなテーマだたっと思います。思いますというのは10分も見ていられなかったから。

村上龍さんも佐藤可士和さんも高田明さんも、そして小池栄子さんまでも、ずいぶんと自分からは遠いところ、高いところにいて、いまの自分の立ち位置を考えたときに絶望的な気持ちにさせられました。

こういう人たちが日本を、世界に影響を与えていくのだなということがはっきりとわかります。頭の回転の速さ、そして柔軟さ。すべてがいまの自分と比べて圧倒的な差があります。

自分の無力感や、人間としての小ささばかりが強調されます。

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ただでさえ低い自己評価が、評価するに値しなくなるほど薄っぺらくなる気持ちです。叩きのめされるというのはこういうことを言うのでしょうか。いやわたしは叩きのめされることからも逃げて、テレビを消しました。

会社をやめて、ライターとランニングのことだけにどっぷり浸かってしまった結果、とてつもなく視野が狭くなっていました。

いや、どっぷり浸かっているから見えるようになったこともあります。この環境だからの発見が無数にありました。

だからこの道を進んでいることには1mmも後悔はありません。

でも道の歩み方には大いに改善の余地ありです。自分が1年間で成長していたと思う幅では、一生かかっても昨日のカンブリア宮殿の出演者の位置までは届きません。

彼らは選ばれた人たちであると言えばそれまでですが、じゃあ凡人が頑張らなくていいのか?

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わたしはかつてサッカーで食べていこうと考えていたときに、凡人だからプロ以上の厳しさを意識して日々を過ごしていました。他の人はプロじゃないんだからそこまでする必要ないと言います。

いやプロじゃないからプロ以上の努力をしないと追いつけない。

その気持ちをどこかに置き忘れていたようです。選ばれた人でないなら、選ばれた人よりも努力を積み重ねる。他の人はともかくそれが重松貴志という生き方だったはずです。

凡人が天才に向かってくための唯一の武器をもう一度手にしたい。

そんな思いが昨夜からフツフツと湧き上がっています。

それにしても悔しい。同じ人間なのになぜにここまで差がでるものなのでしょう。違うのは1日1日の過ごし方以外に考えられません。

わたしが1日に1進む間に彼らは2つ3つ進み、その積み重ねが多くな違いとなっています。そして彼らは人が休んでいる間も進み続けているのでしょう。

ならばわたしもそうするだけのこと。これ以上の絶望感を感じないために。もうこんな悔しい思いはしたくないから。

日本の伝統行事 Japanese Traditional Events
出版社:講談社
発売日:2016年7月5日
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