ADIDAS RUNNERSのイベントで感じた仲間と育つという可能性

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昨日はRUNNING STREET 365の取材で、ADIDAS RUNNERSという新しいサービスのローンチイベントに行ってきました。

会社を辞めて情報発信を初めてまだ1年にも関わらず、こういうイベントに呼んでもらえるようになっていることに正直かなり驚いています。少なくとも方向性は間違ってなかったのでしょう。

もっと焦ったのは、イベントの撮影中に後ろから福士加代子さんに話しかけられたこと。ちょっと変わったアングルから撮影してたら「面白い映像撮ってますね」って。

焦ったのなんのって、そりゃもう大変ですよ。オリンピック4大会連続出場の福士加代子さんですよ。仕事じゃなかったらツーショット写真お願いしたのに・・・

豪快なイメージのある福士加代子さんですが、会った印象はものすごく繊細な人なんだなという感じ。無理に自分を奮い立たせているような。でも、そういうところも素敵でした。またどこかでお会いしたい。

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それはともかくADIDAS RUNNERSのイベントですが、イベントの内容そのものはRUNNING STREET 365の記事「ADIDAS RUNNERSイベント「WORLD BATTLE RUN」レポート」を参考にしてください。

今日はそこで感じたことを、ちょっとお伝えしようかなと思います。

ADIDAS RUNNERSは仲間と一緒に厳しいトレーニングに挑み、自分を高めていくためのコミュニティです。1人だけで頑張るのではなく、周りの人たちと競い合い、支え合いながら能力向上を目指します。

その仲間というのは、普段のラン仲間であったり、練習プログラムで出会った仲間であったりします。

わたしは基本的に自分のスキルというものは1人で高めていくもので、ストイックな追求者を理想としています。それはランニングに限らず、仕事も同じです。

ランニングもずっとそうやってきましたし、基本的に厳しい練習は1人で行います。

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でも、それって誰にでもできることじゃないですし、仲間と一緒に走る楽しさというものも、いまのラン仲間に出会ってから知りました。走る上で仲間って本当に大切です。

ただ、わたしにとってのラン仲間というものはわりと緩い繋がりで、それぞれに無理な頑張りを要求することはありませんし、聞かれれば走り方のコツなどを伝えることがあっても、そこに厳しさはあまり求めません。

ところがアディダスは仲間が一緒であることを、最大限に活かしてそれぞれの走りの向上につなげること、ともに苦楽を共にすることの喜びを掲げて、ADIDAS RUNNERSのサービスを始めました。

そういう考え方もあるんだなと、ちょっと新鮮な驚きでした。

よく考えれば、学校の部活というのがそういうところなんですよね。仲間同士で切磋琢磨して自分を高め、その上で他校のライバルに挑んでいく。

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そういえばわたしは学生時代もわりと個人練習が好きだったのを思い出しました。そのころから仲間と育つっていうのが得意じゃなかったのかもしれません。

たぶん、わたしはADIDAS RUNNERSのような「みんなで頑張る」というノリは合いません。でも多くのランナーはそういう環境に身を置いてみるほうがいいような気がします。

笑いながら「きつい!」って言える仲間。「こいつには絶対に負けたくない」と思えるライバル。そういう環境に身をおくことで、自分の殻を破りやすくすることが出来るような気がします。

もし、自分が大勢に練習を教えるような立場になったときは、このADIDAS RUNNERSの方向性というのは取り入れていきたいとすら思っています。

劇的にランニングが速くなるには、質の高い練習を一定の量こなさなくてはいけません。ちょっとした甘えも排除して自分を追い込むことで、ランナーは速くなれます。

それをするかしないかはまた別問題ですが、自分を高めるのに自分以外の人と協力していく。これってすごく面白い取り組みじゃないでしょうか。

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実はこれ、わたしにとってはマラソンだけの問題ではありません。ライターとして仕事をしていますが、1人で仕事をしていると自分の立ち位置が見えなくなります。

クライアントは喜んでくれますし、身近な人たちは褒めてくれます。でも本当に喜んでもらえるものを書けたのか、その文章のクオリティーは本当に高いものなのか、自分ひとりでは判断することができません。

ライターという仕事で競い合うことは難しいのですが、それでも他の優れたライターさんの文章に触れることで、自分を高められる可能性があります。いや、高めていかなくてはいけません。

この1年は量にこだわって仕事をしてきましたが、これからは量は維持しつつ質を高めていく必要があります。そのためにはもっと他のライターさんとつながる必要があります。

もちろん、自分が繋がりたいと思われる存在になる必要もあり、まだまだその域には達していないので、これも1年近く時間をかけていくことになるとは思いますが。

ハイレベルなところで競い合う仲間がいること、ライバルがいること。喜びだけではなく苦しみも共有できる仲間がいること。そういう環境も悪くない。そう思えたADIDAS RUNNERSのイベントとなりました。


ともに戦える「仲間」のつくり方
著者:南 壮一郎
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