「ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ」

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ˇモノを手放す暮らしをして、モノが少ない状態があまりにもあたりまえになっているがために、気付かなかったことがひとつある。引っ越しをするときに建物の広さを気にもしなかったことがそれだ。

いまのアパートに引っ越してを決めたとき、2DKから1Kになることを相当悩んだ記憶がある。そして泣く泣く5つ以上の本棚と本を捨ててきた。他にもかなり厳選した記憶がある。

いまは厳選なんてする必要がない。引っ越してきたときはそれでもかなりモノが多かったのだが、使わないものはすっぱり手放した。いまなら明日にだって引っ越すことができる自信がある。

モノが多いために住む部屋のサイズに制約があるのは、生活をモノに支配されていると言っていい。生活を快適にするために購入したものが、いつしか生活を支配し始める。

テレビを買うとDVDデッキが欲しくなり、DVDデッキを買うと音にもこだわりたくなってスピーカーを買う。そしてその環境で鑑賞したいDVDソフトを購入する。そしてそれが一周してもっと高画質なテレビが欲しくなる。

テレビを例に出したが、ありとあらゆるモノが他のモノを呼び寄せる特性を持っている。カメラを手にするとレンズが欲しくなる。シーン別のカメラも欲しくなる。こういうのは本当に際限なくやってくる。

ただ、ものが増えていく流れを断ち切った人たちもいる。さらに進んでモノをほとんど持たない人も増え始めている。ミニマリストと呼ばれる人たちだ。

最近発売されたミニマリスト本「ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ –」は非常に興味深い。モノが減っていくとどういう変化があるのか、実体験に基づいて書かれている。

同意できるところとそうでないところがあるのだが、基本的に「モノは少ないほうがいい」という考え方は同じと言っていいだろう。豊かさや幸福感はモノの量で決まるわけではない。

スッキリした部屋で、ゆったりと暮らす。そこには勝ち組も負け組もない。誰かと自分を比べることもないからストレスも少ない。余裕があるから新しいことにも挑戦できる。

たくさんのモノに囲まれている暮らしからの脱出。その先にあるものを覗き見したければ、「ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ –」を手にしてみるといい。

そして、自分の生活をコントロールしきれていないような人は一度身の回りのモノを見なおしてみてはどうだろう。

 

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