秋の万里の長城マラソン(できれば裸足で)完走宣言

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秋の万里の長城マラソンまであと3日。久しぶりの42.195kmの万里の長城。胸が高鳴ると言いたいところですが、今のところ不安しかありません。

twitterではつぶやきましたが、左足首痛を再発しました。

シューズでだいぶ走れるようになってたから、裸足で気持ちよく走ろうと思って、ちょっとスピードを上げたら、足首に痛み。すぐに治ると思ったら、徐々に痛みが増して前回と全く同じ。

東北・みやぎ復興マラソンは片足で走りましたが、万里の長城はそういうわけにはいきません。両足で足りなくて手を使うぐらいですから。

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とりあえず、原因はわからないけど症状を推測して、それに対して今おかしい場所をほぐすということをお風呂で1時間した結果、痛みは消えました。これだけでも前回よりも成長。ただ、わたしの推測が正しければ、ちょっと厄介です。

おそらく左足首の捻挫。それも足をくじくようなタイプではなく、足の骨がまっすぐにズレて、それで骨と骨をくっつけている筋が捻挫。これなら痛みの発生した流れも痛いところも説明できます。

で、わたしはほぐしながら、足を元の位置に戻したわけです。すると痛みがなくなったので、推定はほぼ正しいかと思います。本当はお医者さんに診てもらうべきですが、お医者さんだっていつも正しいことを言うわけではないので。

厄介というのは、根本的に治す方法がわからないということです。今回再発したことで、癖になっているのは間違いありません、ちょっとした脱臼のような感じと思ってもらえれば分かりやすいかもしれません。

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これが起こるのには何らかの理由がありますが、それを解決しなくてはいけません。それがフォームの問題なのか、オーバーワークなのか、どこかの部位の損傷なのかはわかりません。ただ、根本的に治さないと何回も起こるんだろうなと。

ただ、シューズを履いていれば大丈夫なので、おそらく走り方とオーバーワークなのでしょう。

とりあえず、万里の長城はこの状態で走りますが、念のためシューズも持っていきます。わたしにとって裸足じゃない完走に意味はありませんが、リタイヤするというのが一番悲しいこと。

人生で唯一のフルマラソンリタイアが、万里の長城マラソンのラスト裸足チャレンジでしたから、今回はあのときの借りを返さなくてはいけません。それもたくさんの利子を付けて。

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なので、まずは完走を目指します。

不安要素は日曜日の北京の最高気温が12℃ということ。最低気温は9℃まで持ち直しましたが、天気予報によっては11℃/7℃になっています。そんな基本だと裸足はそもそもNGです。

本来は土曜日が雨マークだったのですが、それが消えただけでもよしとします。

あと帰国の日が思いっきり台風が直撃している時間帯です。帰国できるのか?今回はJALなので対応がしっかりしていることだけを期待します。軽く仕事ができるなら1日くらい帰国が遅れても構いませんし。

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それはともかく万里の長城マラソンです。

わたしが知る限り、世界で一番過酷なフルマラソンです。きっともっと過酷なレースがあると思いますが、わたしの経験の中ではありません。絶望しか感じられなくなるマラソン。限界の向こう側に行かないと完走できない厳しさ。

ただ、わたしはそれを知っているからまだいいのですが、初めての挑戦の人たちにとっては未体験ゾーンです。自分のことも大事ですが、その人たちをサポートするのもわたしの仕事です。

ただ、今回は全体で20人にも満たないので、ほとんどの部分を中国本部とボランティアさんに委ねます。

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コース上でできることはしますが、基本的にはわたしも1人のランナー。間違っても優勝を狙いに行くなんてことは言えませんが、フルマラソンは8人ということなので、おそらく完走者は4〜5人くらいでしょう。

なんとかしてそこに食い込むこと。できればフルマラソンを走る5人の日本人全員がゴールにたどり着く。チーム日本として頑張ってこようと思います。

昨年に続き、今年も共産党の党大会と重なって、予定通りの開催ができなかった秋の万里の長城マラソンですが、これで完走者が少なかったら泣くに泣けません。

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わたしが完走するだけで、完走率が12.5%も上がります。上げなくてはいけません。

大体春と同じコースなんで、完走できなかったら万里の長城仲間にどんな顔されるかわかったものではありません。日本事務局のあいつは実はそこそこすごいんだという威厳を取り戻さなくてはいけません。

いや、そんな威厳最初からなかったんですが…

きっと明日はブログを更新する時間がないので、とりあえず今回の意気込みということで、這いつくばってでも完走してこようと思います。完走できなかったら?そんなことはないので考える必要もありません。

裸足の河童はやれば出来る子ですから。


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著者:河本三紀夫、阪本マキ
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