フルマラソンの疲労抜きはどれくらいの期間必要なのか

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今日の夕方のランニングは軽く流しめに走っていたのですが、その途中からすっと疲労が抜けきった感がありました。フルマラソンの後10日程度しか経過していないので、そんなわけはないと思いながら、久しぶりのスピードのある走りを楽しみました。

一般的に、回復には1マイル1日と言われています。これは古い知識なので、現在はどうなっているかは分かりませんが、フルマラソンは26.2マイルですので、26日は回復にかかる計算になります。

10日ですので、まだ体の芯には疲労が残っているのでしょうが、軽く走るくらいならそれなりのスピードで走れるように戻っただけなのかもしれません。

ただ、この1週間で行った裸足ランニングと、愛媛マラソン前から摂っているアスタキサンチンサプリメントの影響もあるのかもしれません。サプリメントについてはいずれ詳しく話しますが、抗酸化作用のあるものを使っています。

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抗酸化物質については、すぐに記事を書こうと思ったのですが、調べれば調べるほど難解になっていき、効果もどこまであるのか、なぜそうなっているのかを理解しきれていません。

ただ、シンプルに考えれば疲労物質となっている活性酸素を取り除く効果がありますので、抗酸化物質を体内に蓄えておくと疲労しにくくなります。さらに老化防止にも効果があるといいます。

でも抗酸化物質であるポリフェノールが多く含まれているワインを飲んでいるフランス人やイタリア人がいつまでも若々しいかというとそんなこともなく、それを調べたレポートにも、顕著な効果は見られないとなっています。

まぁワインは美味しいから飲むのであって、若さを維持できるから飲むものではありませんので、ワインを好きな人が自分がお酒を飲むための正当な理由を作りたかっただけかもしれません。

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でもポリフェノールに抗酸化作用があるのは事実です。でも効果がないという結果。これだけでも混乱しますよね。ですので、まだ記事に出来ていない状態です。

では実際にフルマラソンの疲労抜きはどれくらいの期間行うのが理想なのでしょう?以前の知識のように1マイル1日計算でいいのでしょうか?だとすると、なぜわたしの足は10日程度で回復したのでしょう。

ネットで調べても、本人調べの情報ばかり出てきます。それどころか「フルマラソン 疲労回復 日数」で検索したら、RUNNING STREET 365のわたしの記事が出てきました。

自分の書くことの正当性を自分の記事で示しても意味がありません。

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もし疲労の仕組みがきちんと分かれば、科学的に積極的回復ができるはずですが、現在じゃ酸素カプセルのようなものくらいしかありません。

疲労とひと言でいっても、実はかなり複雑です。

・筋持久力
・最大筋力
・全身持久力
・柔軟性
・集中力

疲労によってパフォーマンスが低下するのは、簡単に思いつくものだけでもこれだけあります。 フルマラソンを走ると、すべてが同じように低下して、すべてが同じ期間で回復するわけではありません。

意外と厄介なのは集中力やメンタルの部分でしょう。フルマラソンを走りきってからすぐに、またモチベーションを高めるのは容易ではありません。川内優輝さんくらいになるとまた違うのでしょうが、市民ランナーがレースでオールアウトした後、また走るモチベーションを高めるには時間がかかります。

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マラソンはメンタルのスポーツですので、いくら筋持久力や最大筋力が回復しても、気持ちが乗ってこなければ速く走ることはできません。

本来なら超回復理論を活かして、回復してきたところで練習を入れるのが理想ですが、筋肉だけでも回復のタイミングが全く違います。

様々な要素が時間差で回復していき、先に回復したものから刺激不足によるパフォーマンスの低下が始まります。一番遅い要素が回復したときには、全体でのパフォーマンスレベルは下がっていて、そこからまた体づくりを始めることになります。

それを嫌って、早めに練習を開始するから、多くの市民ランナーはケガをします。

本当はパフォーマンス低下を受け入れた上で、しっかり休むことが重要です。どれくらい休むかは、現段階では「体の声を聞いて」としか言えませんが、ほとんどの人はそこで体の声ではなく心の声を聞いて走り出してしまうのですが。

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だったら、もう26日疲労抜きのためにしっかり休むのが理想です。長いランニング人生の中で26日休むことは決して遠回りではありません。

ただし26日間休むのと、26日間走らないのとは違います。この休むというのはインターバルなどのポイント練習をしないというだけです。走ることは毎日してもかまいません。むしろ毎日走るべきです。

筋肉は使わないでいると固まってしまいます。パフォーマンスの低下が一気に進みますので、それを減らすためにも、強度の低い練習は続けるべきだとわたしは思います。

働き盛りの30代から50代は、自分の健康管理のためにも、走り続けることが求められます。健康でパワフルに働き続けるには、習慣化された毎日のランニングが最適です。

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忙しくて走る時間がないと言っている人もいますが、忙しいからこそ無理に時間を作ってでも、体を壊さないために走らなくてはいけません。ただ、フルマラソン前のように追い込む必要はなく1日30分でいいので、軽く走り続けること。

フルマラソン後はむしろ速く走らないための自制が求められます。回復期のスピードランは百害あって一利なしです。フルマラソンから26日だけはとにかく慌てず焦らずのんびり走る。まずは自分にそう言い聞かせようと思います。


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著者:仲野広倫
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