ハルカススカイランに向けてのトレーニング経過報告

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反省ばかり続いても面白くないかと思いますので、ここらでハルカススカイラン向けの体づくりの成果についても少し語っておきましょう。

今シーズン、わたしが本気で挑むのはハルカススカイラン1本です。目標は10分以内でのゴールですが、一般の部で10分を切れば優勝です。エリートの部でもトップ10に入ります。

無謀なのは重々承知ですが、そもそも階段だけのためにトレーニングをしている人はかなりの少数派。そこに広がるのはブルーオーシャンなわけです。だったら、そこに合わせてトレーニングすれば思わぬ結果が出るかもしれません。

ちなみにわたしのベストタイムは13分32秒です。そこから3分30秒以上縮めようというのですから、ちょっとやそっとの頑張りではまず不可能です。でも不可能だから挑まないのでは、奇跡に出会うことはありません。

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挑んで失敗しても失うものもないわけです。だったら、自分の限界を探すためにハルカススカイランに全力を注ぐというチャレンジも悪くはありません。

というわけで、この1〜2ヶ月は徹底した階段向けの体づくりをしています。とはいえ、若くはありませんので、ポイント練習ができるのは週に2回がいいところ。その週に2回にスペシャルメニューを組んでいます。

トレーニング内容はシンプルです。基本的にはジャンプばかり。片足で30cmくらいの高さまでジャンプを片足20回ずつ。そして、同じくらいの高さの段で両足を交互に置き換えながらのステップジャンプを10分。

ステップジャンプというのはわたしが勝手に名前を付けているので、正式な名前は知りません。右足を段の上に置いて左足は段の下。これがスタートポジションで、左足でジャンプして、左足が上になり右足を下にします。

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初めてやったときには10分で650回しかできませんでしたが、今では900回できるようになっています。目標は休憩なしで1100回です。

ハルカススカイラン1610回で、基本は1段飛ばしですがそれができない区間もあるので、あべのハルカスの階段の2/3をイメージした回数です。おそらく休憩なしで1100回動ければ、ハルカススカイランでも同じ動きができます。

ただ、完全に独自開発の練習ですので、本当に成果があるのか不安でした。万里の長城マラソンのコースはそれを試すのに最適です。2km以上の上り坂が続きますので、そこがいいテストコースになります。

万里の長城マラソンではスタッフの仕事がメインですが、のこり3時間でコースをクリアする仕事がありました。このときに階段を上ってみたわけです。

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最初は思ったよりも上れませんでしたが、徐々に体が慣れていき、かつてないスピードで階段や急坂を駆け上がることができました。走り方がこれまでとは違うもので、不慣れでしたが「これはいける」と確信したものも手にしました。

確実に練習の成果が出ています。このままトレーニングを続けていけば、もしかしたら秋の万里の長城マラソンでもかなりいいタイムを出せるのではないかと思います。そちらはおまけですが。コースも変わる可能性がありますし。

ステップジャンプで鍛えているのは体の後ろ側の筋肉です。これまでも体の後ろ側の筋肉を重視していましたが、徹底して鍛えているのは初めてです。実はその結果がロードにも活かされているように感じています。

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昨日は、RUNNING STREET 365の記事作成のためにあるシューズを履いて走ったのですが、思った以上にスピードに乗れました。さらに走っている最中に背中の筋肉が悲鳴を上げそうになる感覚。

これまで使ってなかった筋肉を使って走れている証拠です。

1kmですが追い込みすぎない状態で3分48秒。そこそこいいタイムを出すことができました。背中の筋肉を鍛えることで、もしかしたらフルマラソンのタイム向上も期待できるのかもしれません。

もう少し詳しく説明したいのですが、言葉で説明するのは限界があります。興味がある人は、今後開催する練習会などで直接質問しに来てもらえればと思います。惜しむことなくきちんと全てをお伝えします。

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わたしは、このトレーニング方法が画期的でランナーを大きく変えると思っていますが、残念なことに被験体がわたし1人です。才能のかけらもないランナーですので、いくら練習方法が良くても結果にはつながりません。

ただ、マラソンでそうであっても、本気で取り組んでいる人の少ない階段垂直マラソンなら話は別です。ちょっと驚くようなタイムを出せるのではないかと期待しています。

確信しているのは、やはりランニングでも他の運動でも重要になるのは背中側の筋肉だということです。ここを上手に使えるようになれば、あべのハルカスでも万里の長城でも気持ちよく駆け上がれるはずです。

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まだまだ体づくりをし始めて2ヶ月弱です。これからも伸びる可能性があると思うと、今シーズンのレースがかなり楽しみになってきました。速さよりも上手に体を使えるという部分だけが楽しみなのですが。

万里の長城マラソンの後処理が終われば、ようやくフットサルも始められそうです。そこでもなんらかのヒントは得られるはずですので、定期的にフィードバックしていければと思います。

次回報告時にはジャンプトレーニングの動画撮影もして準備しておきますので、楽しみに待っていてください。いや、楽しみにはしなくてもいいです……頭の片隅にでも置いておいてもらえれば。


良いトレーニング、無駄なトレーニング 科学が教える新常識
著者:アレックス・ハッチンソン
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