マラソン大会への依存をやめて自由に走り出す

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今年は台風などの影響で各地でマラソン大会が中止になっています。「走れたんじゃないか」という声も聞こえてきますが、走ることだけがマラソン大会ではありません。

本部にはテントも建てますし、レースが終わっても後片付けをするスタッフがいます。それらが終わるまで安全だと言えないのであれば、レース時間内は問題なく走れても開催はできません。

そして「そんなに降らなかったじゃないか」は結果論でしかありません。ですので夏や秋のマラソン大会は台風のリスクは常に考えておかなくてはいけませんし、冬の場合は雪のリスクがあります。

日本ですと地震だって発生しますので、開催できない可能性というのは思ったよりも高いのが現実です。

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1年に1〜2回くらいしかレースに出ない人からすると、参加費を払ったのに走れないというのは理不尽に感じるかもしれませんが、それがマラソン大会という遊びです。

走れないリスクも考えてエントリーする。掛け捨て保険のように、無駄金になるかもしれませんがそれを理解した上でエントリーするというのがあるべき姿で、その考え方はこの数年で徐々に定着してきたようにも感じます。

もっとも大会事務局の対応がよくないというケースもあります。どの大会とは言いませんが、中止は早い段階で決まっていたのに、多くの人が前日受付にやってきてから中止を伝えるなんてことをする大会もあります。

でも、儲けたいから中止にするなんて大会はどこにもありません。どの大会事務局も開催はしたいわけです。その中でいろいろ模索して中止を決めていますので、大会にエントリーするというのであれば、それは尊重すべきです。

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ただし、やっぱりランナーの楽しみ方としてマラソン大会がその最終目的地になるのは、もったいないなと思います。わたしもたくさんのマラソン大会に出ていますので、その魅力は知っています。

でも、走れるからできる楽しさというのはいくらでもあります。

先日開催のあったクリールのシューズトライアルは1500円の参加費で4時間半(雨で4時間になりましたが)12のメーカーのシューズを好きなだけ履いて走ることができます。しかも1500円以上のお土産付きで。

わたしが毎月やっている東京坂道ランは10時間かけて都内を走って、1日で使うのはもぐもぐタイムの2500円くらいです。1人反省会の夕食を入れても5000円使いません。

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フルマラソンを普通に走れいる人なら、そういう楽しみ方もできるわけです。七福神巡りラン、八丈島1周、河口から源流までのラン、東海道ラン、鉄道沿線ラン、などなどお金をかけずに楽しむ方法はいくらでもあります。

何よりも、自分で考えて自由に走るのであれば、雨天中止であれば1円も失いません。

走る目的の先にあるのがマラソン大会だけだというのは、ちょっともったいないことです。だって、すべてのランナーにはもっと可能性があるわけです。その可能性を閉じ込めたままにしておくのはもったいないじゃないですか。

北米大陸の横断だってできますし、ユーラシア大陸を走って、ヨーロッパまで行くことだって不可能ではありません。大きな山を越えることもできますし、様々な聖地を走って巡ることもできます。

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わたしたちランナーは、マラソン大会を完走するためだけに走っているわけではないはずです。自分の可能性をもっと広げることができるのが、ランニングの魅力です。

走り続けることで新しい出会いもあるかもしれません。わたしにも、ランナーになったからこそ繋がっている仲間がいます。人生を大きく帰ることになるような出会いもありました。

それは決してわたしが特別なわけではありません。可能性はすべてのランナーに平等に与えられています。あとはそれをやるかどうかというだけのこと。

マラソン大会に依存するから、中止になったときに文句を言いたくなるわけです。他に楽しみを持っていれば「仕方ないな」くらいの感覚でいられます。

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本当にこればっかりは運が悪かったと言うしかありません。怒ったところで何も変わりません。残念な気持ちがあるのなら、マラソン大会に依存しない走り方を始めてみるチャンスです。

まずは、グーグルマップでもいいので地図を眺めてみてください。すると「ここ走れるかな?」なんて思えるコースが見つかるはずです。運が悪かったけど、これは自由なランニングを始めるいいきっかけになるはずです。

たくさんあるランニングの楽しみ方のひとつがマラソン大会。それくらいでいいんじゃないかと思います。


哲学者が走る: 人生の意味についてランニングが教えてくれたこと
著者:マーク ローランズ

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