ブラックマヨネーズの小杉竜一さんが大阪マラソンに挑戦したけど

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お笑い芸人「ブラックマヨネーズ」の小杉竜一さんが大阪マラソンに挑戦したそうで、30.6kmの関門に引っかかりリタイアとのこと。100kgを超える体重かつ声援に応えながらで30kmというのは、なかなかすごいことです。

もちろん、完走できるに越したことはないのですが、マラソンはそんなに甘いものではありません。

わたしは周りにいる人の多くがランナーで、自分も旅ランなどをすることから「フルマラソンくらいなら」なんて口にすることがよくありますが、一般人からしてみれば42kmというのは気が遠くなる距離です。

いや、実際にはランナーでもないのに、42kmをきちんとイメージできる人はほとんどいないかもしれません。よく分からないことに対する不安もあるのでしょうが、そうはいっても42kmは長い距離です。

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ただ、今回はトレーニング期間がかなり短かったようで、さらに休みもほとんどない芸人さんですから、まともな練習はできていないのではないかと思います。

わたしはブラマヨの2人が好きですが、正直なところこういう無茶な挑戦はしないでもらいたいなという気持ちがあります。きちんと練習して挑むなら分かります。安易な挑戦がどれほど危険なのか、もう少し考える必要があります。

フルマラソンでは人が死ぬこともあります。東京マラソンで芸人の松村邦洋さんが心停止になったのを覚えているランナーさんもいますよね。マラソンは心臓にかなり負荷のかかるスポーツです。

しかも体重が100kgもある場合、かなり筋肉がないと膝や足首を傷めます。

そういう人に対して安易に走って欲しいと要望した自治体のトップがいるそうです。きっと冗談で言ったのでしょうが、冗談で言っていいことと悪いことがあります。

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練習すれば誰でも走れるのがフルマラソンですが、どう考えても練習する時間が取れず、カラダづくりもできない人に対して「フルマラソンを走れ」というのは、間接的に人を死に追いやっているということを認識すべきです。

わたしは、人にマラソンを勧めたことはほとんどありません。こんな苦しいものは自分からやり始めないと続きませんし、誘った人が体を壊しても責任を取れませんので。

どんな人でも、フルマラソンを「走れる」ようになるには3年かかります。完走するだけなら3ヶ月の練習期間があればできなくはないですが、自分の意志で走りをコントロールしながら走れるようになるには、3年は必要です。

別に、3年トレーニングしてないから、フルマラソンを走ってはいけないなんてことは言いません。出場するのは個人の権利ですし好き好きで選べばいいと思います。

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若い人なら勢いだけで完走できるかもしれません。

でも体重が100kgを超えているなら、やっぱり話は別です。まずは体重を落としてから練習を開始しないと、後遺症の残るケガにつながる可能性もあります。幸か不幸か練習が不十分だったので、大きなケガにはならなかったようですが。

フルマラソンはきちんと手順を踏んで練習を積み重ねれば、体に大きなトラブルを抱えていない限り、基本的に誰だって走ることができます。

でも、十分な練習を積まずに走るのは自殺行為です。最近わたしは、そればっかり言っているようですが、最低限の準備をして楽しむのが大人の嗜みというものです。

でも、テレビ番組的にはそういうのはどうでもいいんでしょうね。完走できてもケガをしても、命に別状がなければネタになります。いや、下手すればそれすらネタになると考えられているかもしれません。

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そういう意味では芸人さんって大変だなとは思います。何歳になっても体をはらなくてはいけない。これも仕事なのだから仕方ないのでしょう。命がけの仕事ですから、きっとリターンも大きいのでしょう。

大げさな言い方かもしれませんが、九死に一生を得たといったところです。きちんと練習ができなかったことで生き延びたわけですから、ここからどこに向かうかが大事です。

そもそも体脂肪率が46.7%というのは、マラソンとは別の理由で危険な状態です。最近はどんどん太っていく芸人さんが増えていますが、貫禄が大事なのは分かりますが度を越しています。

今回のリタイアから学び、まずは減量して健康を取り戻すことができるのか。

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もっともわたしにとっては、小杉さんがどの道を選ぼうがどうでもいいことです。完走できるようにわたしがサポートしているわけでもありませんから。

ただ、マラソンで安易な挑戦はすべきではないという題材としては、これ以上わかりやすいものはありません。

これは小杉さんの問題ではなく、わたしたちランナー1人1人の問題です。「今日は調子がおかしいな」と思ったらDNFも頭に入れて走り出す必要がありますし、勇気を持って走るのをやめられる自分であるべきです。

そして、マラソン当日になって頑張るのではなく、きちんとトレーニングを積み重ねてスタートラインに立つ。そういうあたり前のことをきちんとするランナーでいたいものです。


薄毛の品格 著者:ブラックマヨネーズ 小杉 竜一
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